球団創設85周年を迎え、球界を代表する名選手が多くプレーした阪神タイガース。

今回は西の伝統球団である阪神タイガースの歴代ベストナインおよびベストオーダーを考察し、時代を超えた夢の最強スタメンを組んでみました。

錚々たる顔ぶれが並ぶ夢のオーダーを是非ご覧ください。

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私が選ぶ阪神タイガースの歴代ベストナイン！

ﾎﾟｼﾞｼｮﾝ	選手名	背番号	試合/登板	打率/防御率	本塁打/勝利	打点/奪三振	タイトル
ﾌｧｰｽﾄ	R.バース	44	614	0.337	202	486	首位打者②、本塁打王②、打点王②、最多安打②、MVP①、ベストナイン③、日本シリーズMVP①
ｾｶﾝﾄﾞ	岡田 彰布	16	1554	0.267	245	822	新人王、ベストナイン①、ダイヤモンドグラブ賞①
ｻｰﾄﾞ	掛布 雅之	31	1625	0.292	349	1019	本塁打王③、打点王①、ベストナイン⑦、ダイヤモンドグラブ賞⑥
ｼｮｰﾄ	鳥谷 敬	1	2169	0.280	138	822	最高出塁率①、ベストナイン⑥、ゴールデングラブ賞⑤
ﾗｲﾄ	真弓 明信	7	1697	0.287	277	824	首位打者①、ベストナイン②
ｾﾝﾀｰ	M.マートン	9	832	0.310	77	417	首位打者①、最多安打③、ベストナイン④
ﾚﾌﾄ	金本 知憲	6	1394	0.278	232	813	打点王①、MVP①、ベストナイン④
ｷｬｯﾁｬｰ	田淵 幸一	22	1141	0.261	320	735	新人王、本塁打王①、ベストナイン⑤、ダイヤモンドグラブ賞②
ﾋﾟｯﾁｬｰ	江夏 豊	28	424	2.45	159	2224	最多勝利②、最優秀防御率①、最多奪三振⑥、MVP①、沢村賞①、ベストナイン①

※成績は阪神タイガースでの通算成績。

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阪神タイガースの歴代最強のファーストはランディ・バース選手！

多くの外国人選手が守りについてきたファーストですが、歴代最強は「史上最強助っ人」のランディ・バース選手一択です。

日本では阪神のみでプレーし、６年で614試合に出場して打率.337、202本塁打、486打点を記録しています。来日２年目の85年は当時のプロ野球記録２位となるシーズン54本塁打を放ちリーグ優勝と日本一に貢献、86年には現在でも歴代１位の打率.389を記録し、２年連続で三冠王に輝きました。

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阪神タイガースの歴代最強のセカンドは岡田彰布選手！

小技や守備力を武器にした選手が多く起用されたセカンドのポジションですが、歴代最強の選手はクリーンアップを務めた岡田彰布選手だと考えます。

プロ１年目からレギュラーとして起用され、阪神でプレーした14年間で1,554試合に出場して打率.267、245本塁打、822打点を記録しています。１年目に新人王を獲得し、日本一になった85年には打率.342、35本塁打、101打点の好成績を残して打撃タイトルの獲得はできなかったもののベストナインとダイヤモンドグラブ賞を受賞しました。

90年代にセカンドのレギュラーを務め、ベストナインを２度受賞している和田豊選手も阪神タイガースのセカンドを代表する選手の一人です。

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阪神タイガースの歴代最強のサードは掛布雅之選手！

阪神タイガースの「ホットコーナー」と呼ばれるサードで歴代最強の選手は左のスラッガーだった掛布雅之選手です。

阪神一筋の現役生活15年で1,625試合に出場して打率.292、349本塁打、1,019打点を記録し、349本塁打は現在でも球団最多本塁打記録です。

79年には日本人選手としての球団最多本塁打である48本塁打を放ち本塁打王に輝くと82年に35本塁打、84年には37本塁打で本塁打王のタイトルを獲得しました。本塁打王３回、打点王１回、ベストナイン７回など数々のタイトルを獲得した「四代目ミスタータイガース」が歴代最強のサードです。

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阪神タイガースの歴代最強のショートは鳥谷敬選手！

内野の花形ポジションであるショートの歴代最強選手は、試合に出場し続ける「鉄人」の鳥谷敬選手です。

阪神タイガースに在籍した16年間で2,169試合に出場して打率.280、138本塁打、822打点を記録し、在籍期間中にプロ野球史上２位となる1,939試合連続出場、４位となる667試合連続フルイニング出場を達成しました。広角に打ち分ける打撃技術と安定感のある守備力で、ショートとしてベストナインを５回、ゴールデングラブ賞を４回受賞しています。

50年代と60年代に活躍した華麗な守備が魅力の吉田義男選手など多くの名選手が守ってきましたが、平成後期の阪神タイガースを支えた鳥谷選手が最強のショートだと考えます。

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阪神タイガースの歴代最強のライトは真弓明信選手！

日本球界を代表する左の強打者である福留孝介選手や糸井嘉男選手らが守ったライトで歴代最強の選手は右打ちの好打者・真弓明信選手だと考えます。

78年オフにトレードで阪神に入団し、移籍１年目からショートのレギュラーを務め、85年からはライトで起用されました。阪神での通算成績は1,697試合に出場して打率.287、277本塁打、824打点を記録し、主に１番打者を務めて85年には34本塁打を放ちました。以降も２桁本塁打を記録し続け、一発のある１番打者として阪神タイガースを牽引しました。

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阪神タイガースの歴代最強のセンターはマット・マートン選手！

外野の中心であるセンターの歴代最強選手はヒットメーカーのマット・マートン選手です。

センターを務めたのは来日１年目の10年だけでしたが、広角に打ち分ける打撃技術を存分に発揮して、この年は当時のプロ野球記録となるシーズン214安打を記録しました。全144試合に出場して打率.349、17本塁打、91打点の好成績を残し、ベストナインに選出されました。通算でも832試合に出場して、打率.310、77本塁打、417打点を記録しています。

センターを務めた選手には走攻守三拍子揃った新庄剛志選手や５年連続盗塁王に輝いた「レッドスター」赤星憲広選手もおり、阪神タイガースのセンターを代表する選手です。

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阪神タイガースの歴代最強のレフトは金本知憲選手！

シーズン三塁打最多記録保持者の金田正泰選手や勝負強い打撃でチームに貢献した佐野仙好選手など多くの選手が守ったレフトは02年オフにFAで広島から入団して阪神でプレー10年間プレーした「アニキ」こと金本知憲選手です。

在籍10年で1,394試合に出場し、打率.278、232本塁打、813打点を記録し、MVPと打点王を１回ずつ獲得しています。また、06年には連続フルイニング出場の世界新記録を達成し、休まずプレーする姿はファンを虜にしました。

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阪神タイガースの歴代最強のキャッチャーは田淵幸一選手！

阪神タイガース歴代最強のキャッチャーは田淵幸一選手で間違いありません。

西武に移籍するまでの10年で1,141試合に出場して打率.261、320本塁打、735打点を記録し、４番として放った247本塁打は阪神タイガース歴代１位の記録です。１年目から22本塁打を記録してキャッチャーの選手として初めて新人王を獲得し、75年には巨人の王貞治選手の14年連続本塁打王を阻み、本塁打王のタイトルを獲得しました。

守備の名手が選ばれるダイヤモンドグラブ賞も２度受賞しており、強肩強打のキャッチャーとして長く阪神タイガースを支えました。

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阪神タイガースの歴代最強のピッチャーは江夏豊投手！

多くの名投手が素晴らしい記録を残してきた阪神タイガースのピッチャーで、歴代最強の投手は豪腕サウスポーの江夏豊投手です。

阪神に在籍した９年で424試合に登板し、先発としては276試合マウンドに上がり、防御率2.45、159勝、14セーブを記録しています。左腕から放たれる弾丸のようなストレートと鋭く小さく曲がるカーブの二種類の球種で打者を打ち取り、在籍９年で最多勝２回、最優秀防御率１回を獲得し、73年には現在でも唯一の記録である延長戦ノーヒットノーランを達成しています。

他にも50～60年代の阪神を支えた小山正明投手や村山実投手、03年に20勝を挙げて最多勝を獲得した井川慶投手、外国人選手として最も長く在籍して毎年のように２桁勝利を達成したランディ・メッセンジャー投手など多くの名投手がおり、今年限りで引退を表明した守護神・藤川球児投手もその１人です。

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阪神タイガースの歴代最強の監督は星野仙一監督！

野村克也監督の後を受けて阪神タイガースの監督に就任し、１年目は４位に終わりましたが４年連続最下位に沈んでいたチームは一時首位に立つなど、「闘将」に導かれて力をつけていきました。翌03年は首位を独走し、18年ぶりのリーグ優勝にチームを導きました。85年以来となる日本一には届かなかったものの多くのファンに喜びと感動を与えました。

体調を理由に２年で阪神タイガースの監督を退任しますが、負けが続いていたチームの意識を改革し、引き継いだ岡田彰布監督が２年目で優勝を果たすなど星野監督の功績は多大であり、阪神タイガース歴代最強の監督です。

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まとめ

・ファーストのランディ・バース選手は２年連続三冠王、レフトの金本知憲選手は連続フルイニング出場の世界記録保持者である。

・サードの掛布雅之選手は球団最多本塁打記録、キャッチャーの田淵幸一選手は４番打者としての球団最多本塁打記録保持者である。

・センターのマット・マートン選手はシーズン最多安打のプロ野球記録を樹立した。

・ピッチャーの江夏豊投手はプロ野球史上唯一となる延長戦ノーヒットノーランを達成している。

・最強のベストオーダーのクリーンアップの３人は伝説の甲子園バックスクリーン３連発の当事者である。

 

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