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巨人

巨人の歴代外国人選手一覧まとめ!最強助っ人選手や最高年俸ランキングも合わせてチェック!

優良助っ人外国人からお騒がせ外国人まで多くの選手が海を渡って巨人のユニフォームに袖を通してきました。

今回はこれまで巨人に所属した歴代外国人選手の成績や最高年俸などを調べ、巨人最強の助っ人選手についてまとめてみました。

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巨人軍の歴代外国人(助っ人)選手一覧まとめ!

まずは1950年以降、在籍した外国人選手を表にしてみました。70年代から増えていることがわかります。

それでは野手から順にご紹介します。

巨人軍の歴代外国人(助っ人)選手(野手編)一覧まとめ!

選手名 背番号 試合数 打率 本塁打 打点 国籍 タイトル
1950 宮本二郎 35 0 0.000 0 0 USA
1951 宮本二郎 35 0 0.000 0 0 USA
与那嶺要 25 54 0.354 1 26 USA
1952 広田 順 6 91 0.277 4 23 USA ベストナイン
与那嶺要 7 116 0.344 10 53 USA 最多安打、ベストナイン
1953 広田 順 6 115 0.242 5 39 USA ベストナイン
柏枝文治 23 89 0.341 9 57 USA
与那嶺要 7 104 0.307 6 54 USA ベストナイン
1954 広田 順 6 106 0.262 9 37 USA ベストナイン
柏枝文治 23 88 0.243 7 34 USA
与那嶺要 7 125 0.361 10 69 USA 首位打者、最多安打、ベストナイン
1955 広田 順 6 97 0.222 6 30 USA ベストナイン
柏枝文治 23 85 0.336 0 31 USA
与那嶺要 7 107 0.311 13 65 USA ベストナイン
宮本敏雄 40 51 0.262 6 22 USA
1956 広田 順 6 30 0.290 2 15 USA
柏枝文治 23 22 0.091 14 3 USA
与那嶺要 7 123 0.338 13 47 USA 首位打者、ベストナイン
宮本敏雄 40 113 0.263 19 69 USA 打点王
1957 与那嶺要 7 126 0.343 12 48 USA 首位打者、最多安打、MVP、ベストナイン
宮本敏雄 40 129 0.259 21 78 USA 打点王
1958 与那嶺要 7 128 0.293 8 58 USA ベストナイン
宮本敏雄 40 107 0.219 6 23 USA
1959 与那嶺要 7 117 0.287 3 26 USA
宮本敏雄 40 79 0.284 8 24 USA
1960 与那嶺要 7 126 0.228 5 26 USA
宮本敏雄 40 112 0.228 8 25 USA
1961 宮本敏雄 40 112 0.238 7 41 USA
1962 宮本敏雄 40 115 0.237 4 24 USA
1975 ジョンソン 5 91 0.197 13 38 USA
1976 ジョンソン 5 108 0.275 26 74 USA ベストナイン、ゴールデングラブ賞
1977 リンド 5 65 0.237 9 23 USA
1978 シピン 11 116 0.315 16 63 USA
1979 シピン 11 117 0.313 27 74 USA
D.バーフィールド 68 0 0.000 0 0 USA
1980 シピン 11 75 0.224 9 21 USA
ホワイト 10 128 0.284 29 75 USA
1981 ホワイト 10 127 0.273 13 55 USA
トマソン 12 120 0.261 20 50 USA
1982 ホワイト 10 107 0.296 12 42 USA
トマソン 12 47 0.187 0 5 USA
1983 スミス 7 102 0.285 28 72 USA
H.クルーズ 10 58 0.240 4 17 PUR
1984 スミス 7 84 0.255 17 50 USA
クロマティ 10 122 0.280 35 93 USA
1985 クロマティ 10 119 0.309 32 112 USA
1986 クロマティ 10 124 0.363 37 98 USA ベストナイン
1987 クロマティ 10 124 0.300 28 92 USA ベストナイン
1988 呂 明賜 97 79 0.255 16 40 TPE
クロマティ 10 49 0.333 10 36 USA
1989 呂 明賜 12 18 0.282 2 6 TPE
クロマティ 10 124 0.378 15 72 USA 首位打者、最多安打、MVP、ベストナイン
1990 呂 明賜 12 7 0.308 0 0 TPE
クロマティ 10 117 0.293 14 55 USA
ブラウン 9 70 0.282 7 29 USA
1991 D.ゴンザレス 49 40 0.244 9 27 DOM
デラクルーズ 49 5 0.250 0 0 DOM
呂 明賜 12 9 0.250 0 3 TPE
ブラッドリー 2 121 0.282 21 70 USA
1992 D.ゴンザレス 49 1 0.500 0 0 DOM
モスビー 49 96 0.306 25 71 USA
1993 モスビー 49 37 0.246 4 13 USA
J.バーフィールド 29 104 0.215 26 53 USA
ブラントリー 93 13 0.182 0 4 USA
1994 グラッデン 32 98 0.267 15 37 USA
コトー 53 107 0.251 18 52 USA
1995 ハウエル 40 66 0.279 14 41 USA
マック 12 120 0.275 20 52 USA
1996 マント 49 10 0.111 0 1 USA
マック 12 127 0.293 22 75 USA
1997 ルイス 49 0 0.000 0 0 DOM
カステヤーノ 24 64 0.197 4 23 VEN
1998 ダンカン 26 63 0.232 10 34 DOM
1999 D.マルティネス 48 83 0.324 16 56 DOM
2000 D.マルティネス 48 111 0.288 17 64 DOM
2001 D.マルティネス 48 81 0.237 10 27 DOM
2002 クレスポ 48 24 0.122 2 7 PUR
2003 ペタジーニ 13 100 0.323 34 81 VEN
レイサム 31 60 0.221 7 17 USA
2004 ペタジーニ 13 117 0.290 29 84 VEN
レイサム 31 0 0.000 0 0 USA
ローズ 20 134 0.287 45 99 USA 本塁打王、ベストナイン
2005 ローズ 20 101 0.240 27 70 USA
キャプラー 22 38 0.153 3 6 USA
2006 ディロン 5 31 0.195 2 7 USA
李 承燁 33 143 0.323 41 108 KOR
アリアス 91 17 0.167 2 5 USA
2007 李 承燁 25 137 0.247 30 74 KOR
L.ゴンザレス 5 25 0.247 3 12 VEN
ホリンズ 49 124 0.257 12 45 USA
2008 李 承燁 25 45 0.248 8 27 KOR
L.ゴンザレス 49 32 0.307 2 17 VEN
ラミレス 5 144 0.319 45 125 VEN MVP、ベストナイン
2009 李 承燁 25 77 0.229 16 36 KOR
アルフォンゾ 13 21 0.146 2 4 VEN
ラミレス 5 144 0.322 31 103 VEN 首位打者、最多安打、MVP、ベストナイン
2010 李 承燁 25 56 0.163 5 11 KOR
E.ゴンザレス 38 100 0.263 12 44 MEX
ラミレス 5 144 0.304 49 129 VEN 本塁打王、打点王
2011 フィールズ 25 40 0.202 2 9 USA
ライアル 33 33 0.198 0 4 USA
ラミレス 5 137 0.279 23 73 VEN
2012 E.ゴンザレス 42 57 0.236 4 19 MEX
ボウカー 36 69 0.196 3 10 USA
2013 ロペス 5 121 0.303 18 55 VEN ゴールデングラブ賞
ボウカー 42 105 0.262 14 46 USA
2014 ロペス 5 134 0.243 22 57 VEN
アンダーソン 42 87 0.319 15 50 CUB
セペダ 23 52 0.194 6 18 CUB
2015 フランシスコ 21 5 0.167 0 1 DOM
アンダーソン 42 83 0.252 7 31 CUB
セペダ 5 20 0.000 0 1 CUB
カステヤーノス 93 6 0.100 0 1 USA
2016 L.クルーズ 11 81 0.252 11 37 MEX
アンダーソン 42 3 0.250 0 1 CUB
ギャレット 5 123 0.258 24 68 USA
アブレイユ 33 0 0.000 0 0 DOM
ガルシア 79 4 0.000 0 0 CUB
2017 L.クルーズ 11 9 0.156 0 3 MEX
マギー 33 139 0.315 18 77 USA
ギャレット 5 0 0.000 0 0 USA
2018 マギー 33 19 0.285 21 84 USA
J.マルティネス 96 28 0.180 2 5 DOM
ゲレーロ 5 82 0.244 15 40 CUB
2019 J.マルティネス 96 3 0.125 0 1 DOM
ビヤヌエバ 33 73 0.223 8 24 MEX
ゲレーロ 44 101 0.237 21 54 CUB

※USA=アメリカ、PUR=プエルトリコ、TPE=台湾、DOM=ドミニカ共和国、VEN=ベネズエラ、KOR=韓国、MEX=メキシコ、CUB=キューバ

 

50年代は日系アメリカ人選手が所属しました。与那嶺要選手は主に外野手として出場し、在籍10年でMVP1回、首位打者3回、ベストナイン7回を獲得する活躍を見せました。同時期に在籍した宮本敏雄選手打点王を獲得しています。

75年にはデービー・ジョンソン選手がメジャーリーグ経験のある選手として初めて入団しました。来日2年目には26本塁打を放ちベストナインとゴールデングラブ賞を受賞し、メジャーリーガーの意地を見せました。78年から在籍したジョン・シピン選手は大洋からの移籍選手で、2年連続で打率3割以上を残しました。

 

80年代は最強助っ人がやってきます。84年から90年まで在籍したウォーレン・クロマティ選手は通算7年間で打率.321、171本塁打、558打点を記録し、89年には歴代6位の打率となる.378で首位打者に輝き、MVPも獲得しています。
同時期に所属した台湾出身の呂明賜選手も東京ドーム元年の88年に16本塁打を放ちインパクトを残しました。

 

クロマティ選手がチームを去った後、メジャーリーグ経験者を中心に獲得するも1年で退団する選手や50試合未満の出場に留まる選手が多くなります。その中でも95年にやってきたシェーン・マック選手はスピード感溢れるダイナミックなプレーをセンターで見せ、打撃でも2年連続20本塁打を記録しました。

マック選手以降、チームは自前で獲得した外国人選手が活躍しないケースが続いたことから方針転換を図り、NPB経験者の獲得を進めていきます。西武から移籍してきたドミンゴ・マルティネス選手は、3年間在籍し最後の1年は成績を落としたもののはじめの2年は安定した成績を残し、清原和博選手が離脱した穴を埋めました。

 

2000年代は他球団の主力を次々と獲得しました。03年はヤクルトで本塁打王の経験があるロベルト・ペタジーニ選手、04年は近鉄時代に55本塁打を放ったことがあるタフィー・ローズ選手、08年はヤクルトの4番を務めていたアレックス・ラミレス選手が入団しました。ペタジーニ選手は全盛期の活躍とまではいかないものの移籍初年度は34本塁打を放ち、ローズ選手は移籍初年度に本塁打王を獲得しましたが、怪我やチーム内トラブルもあり2年で退団しています。ラミレス選手は在籍4年でMVPを2回、首位打者、本塁打王、打点王をそれぞれ1回ずつ獲得し、3番の小笠原道大選手との「オガラミ砲」は相手チームの脅威でした。

李承燁選手は「アジアの大砲」の異名でロッテに入団しましたが、思ったような成績が残せず巨人に入団しました。移籍初年度の06年は開幕から4番で起用され、打撃3部門すべてで来日最高成績を残し下位に終わったチームで奮闘しました。

 

10年代に入ると自前の外国人選手が活躍を見せます。代表格はファーストで出場したホセ・ロペス選手で、13年に巨人自前の外国人選手としては95年のマック選手以来の規定打席に到達し、打率3割をマークした初の選手でした。ゴールデングラブ賞も受賞し、攻守両面で安定したプレーを見せました。ジョン・ボウカー選手はシーズンでは低打率だったものの12年の日本シリーズでは2本塁打を放ち優秀選手に輝きギャレット・ジョーンズ選手も打率は高くないものの16年に24本塁打を放ちました。

 

活躍した選手がいる一方で期待された成績が残せなかった選手や珍プレーを見せた選手もいます。04年のレッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献したゲーブ・キャプラー選手はセンターのレギュラーとして期待されましたが、攻守両面で精彩を欠きシーズン途中で退団しました。その前年はヤンキースから移籍してきたクリス・レイサム選手がアウトカウントを間違え、レフトフライを捕球後にボールをスタンドに投げ入れ走者が生還する失態を犯しました。

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巨人軍の歴代外国人(助っ人)選手(投手編)一覧まとめ!

選手名 背番号 登板 防御率 勝利 セーブ 投球回 国籍 タイトル
1952 西田 亨 25 21 3.20 3 0 75.1 USA
1953 西田 亨 25 0 0.00 0 0 0 USA
1954 松岡 光雄 19 7 4.30 0 0 23 USA
1955 西田 亨 31 10 2.08 1 0 38.2 USA
松岡 光雄 19 0 0.00 0 0 0 USA
1976 ライト 30 21 3.32 8 0 130 USA
1977 ライト 30 31 4.24 11 0 172 USA
1978 ライト 30 7 4.97 3 0 38 USA
1979 クルーガー 19 18 4.66 2 0 29 USA
1985 カムストック 17 21 4.19 8 0 124.2 USA
1986 カムストック 17 2 7.84 0 0 10.1 USA
サンチェ 20 37 2.32 4 19 50.1 VEN
1987 パセラ 5 0 0.00 0 0 0 USA
サンチェ 20 39 2.82 0 9 38.1 VEN
1988 ガリクソン 20 26 3.10 14 0 203.1 USA
1989 ガリクソン 20 15 3.65 7 0 111 USA
1992 ケアリー 55 19 3.61 3 1 52.1 USA
ペレス 12 3 7.11 1 0 6.1 USA
1994 ジョーンズ 49 14 4.11 7 0 61.1 USA
1995 ジョーンズ 49 6 3.06 2 0 32.1 USA
1996 趙 成珉 51 0 0.00 0 0 0 KOR
ガルベス 59 27 3.05 16 0 203.2 DOM 最多勝利
マリオ 49 39 3.33 3 19 48.2 DOM
1997 趙 成珉 51 22 2.89 1 11 28 KOR
ガルベス 59 27 3.32 12 0 192.2 DOM
ヒルマン 42 2 3.00 0 0 6 USA
デビット 67 7 6.00 0 4 6 USA
1998 趙 成珉 21 15 2.75 7 0 104.2 KOR
ガルベス 59 18 3.21 9 0 137.1 DOM
ヒルマン 42 0 0.00 0 0 0 USA
1999 趙 成珉 21 0 0.00 0 0 0 KOR
ガルベス 59 27 3.66 9 0 187 DOM
ホセ 42 12 5.32 2 0 47.1 DOM
デセンス 67 8 3.86 0 0 16.1 MEX
2000 趙 成珉 21 10 3.86 1 0 14 KOR
ガルベス 59 6 3.26 0 0 30.1 DOM
メイ 42 24 2.95 12 0 155.1 USA
鄭 珉哲 30 4 4.82 2 0 18.2 KOR
2001 趙 成珉 21 0 0.00 0 0 0 KOR
鄭 珉台 51 10 6.16 2 0 19 KOR
メイ 42 26 4.13 10 0 159 USA
鄭 珉哲 30 8 4.65 1 0 40.2 KOR
アルモンテ 61 4 7.36 0 0 3.2 DOM
2002 趙 成珉 21 6 2.31 2 0 11.2 KOR
鄭 珉台 51 17 6.41 0 0 19.2 KOR
ワズディン 25 10 4.54 1 0 37.2 USA
アルモンテ 61 27 1.50 0 1 24 DOM
2003 ラス 30 12 4.14 3 0 63 USA
ベイリー 25 30 4.79 1 0 35.2 USA
ランデル 93 3 7.71 1 0 9.1 USA
サンタナ 22 25 4.94 2 5 27.1 DOM
ペドラザ 42 7 12.00 1 0 6 USA
2004 シコースキー 42 62 2.67 5 5 77.2 USA
ランデル 93 24 5.45 3 1 39.2 USA
サンタナ 22 0 0.00 0 0 0 DOM
コーリー 97 21 5.48 1 0 23 USA
2005 シコースキー 42 70 3.29 7 0 87.2 USA
マレン 69 22 6.22 6 0 94 USA
ミアディッチ 63 15 7.17 0 0 21.1 USA
姜 建銘 97 0 0.00 0 0 0 TPE
ミセリ 35 4 23.63 0 0 2.2 USA
2006 グローバー 46 20 4.97 5 0 96 USA
パウエル 42 28 3.31 10 0 187.1 USA
姜 建銘 97 10 1.81 3 0 59.2 TPE
2007 パウエル 42 7 5.80 0 0 40.1 USA
姜 建銘 17 17 5.18 2 0 41.2 TPE
GG 94 5 6.52 1 0 19.1 VEN
オビスポ 91 2 0.00 0 0 1 DOM
2008 姜 建銘 17 0 0.00 0 0 0 TPE
クルーン 42 61 2.21 1 41 61 USA 最多セーブ
グライシンガー 29 31 3.06 17 0 206 USA 最多勝利、ベストナイン
バーンサイド 31 15 3.48 5 0 75 AUS
オビスポ 91 0 0.00 0 0 1 DOM
2009 クルーン 42 46 1.26 1 27 50 USA
グライシンガー 29 25 3.47 13 0 161 USA
バーンサイド 31 0 0.00 0 0 0 AUS
オビスポ 91 14 2.45 6 0 58.2 DOM
ゴンザレス 49 23 2.11 15 0 162 PUR 最高勝率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
ロメロ 38 0 0.00 0 0 0 VEN
2010 クルーン 42 52 4.26 4 25 50.2 USA
グライシンガー 29 6 5.48 0 0 21.1 USA
オビスポ 91 14 5.21 2 0 48.4 DOM
ゴンザレス 49 25 5.29 5 0 132.2 PUR
ロメロ 41 6 0.00 1 0 7.2 VEN
黄 志龍 97 3 10.57 0 0 7.2 TPE
林 羿豪 96 2 12.60 0 0 5 TPE
2011 グライシンガー 29 9 4.15 1 0 47.2 USA
ゴンザレス 49 13 1.80 3 0 75 PUR
ロメロ 39 41 3.29 1 11 41 VEN
黄 志龍 97 0 0.00 0 0 0 TPE
林 羿豪 96 0 0.00 0 0 0 TPE
トーレス 42 6 6.26 1 0 27.1 USA
アルバラデホ 41 46 2.45 2 2 51.1 PUR
バニスター 20 0 0.00 0 0 0 USA
2012 ゴンザレス 49 11 3.20 4 0 45 PUR
林 羿豪 96 0 0.00 0 0 0 TPE
マシソン 20 40 1.71 2 10 42 CAN
ホールトン 54 25 2.45 12 0 158 USA
ロメロ 39 1 0.00 0 0 1 VEN
2013 マシソン 20 63 1.03 2 0 61 CAN 最優秀中継ぎ賞
ホールトン 54 18 3.73 9 0 103.2 USA
アコスタ 49 14 5.54 1 0 13 PAN
林 羿豪 96 0 0.00 0 0 0 TPE
2014 マシソン 20 64 3.58 6 30 65.1 CAN
セドン 49 10 4.67 4 0 52 USA
メンドーサ 94 0 0.00 0 0 0 CUB
2015 マシソン 20 63 2.62 3 2 58.1 CAN
ポレダ 49 24 2.94 8 0 147 USA
マイコラス 39 21 1.92 13 0 145 USA 最高勝率
メンドーサ 94 2 3.00 0 0 3 CUB
2016 マシソン 20 70 2.36 8 1 80 CAN 最優秀中継ぎ賞
ポレダ 49 5 4.00 1 0 27 USA
マイコラス 39 14 2.45 4 0 91.2 USA
メンドーサ 94 3 11.25 0 0 4 CUB
ガブリエル 28 0 0.00 0 0 0 VEN
2017 マシソン 20 59 2.24 4 2 68.1 CAN
マイコラス 39 27 2.25 14 0 188 USA 最多奪三振
カミネロ 44 57 2.42 3 29 63.1 DOM
2018 マシソン 20 34 2.97 0 8 33.1 CAN
カミネロ 44 20 5.79 1 11 18.2 DOM
ヤングマン 39 4 2.77 3 0 26 USA
アダメス 92 28 3.94 0 4 32 DOM
メルセデス 95 13 2.05 5 0 92 DOM
2019 マシソン 20 28 4.37 2 1 22.2 CAN
ヤングマン 39 10 6.09 3 0 44.1 USA
アダメス 92 11 6.75 0 0 9.1 DOM
メルセデス 42 22 3.52 8 0 120.1 DOM
デラロサ 97 26 2.25 1 8 24 DOM

※USA=アメリカ、VEN=ベネズエラ、KOR=韓国、DOM=ドミニカ共和国、TPE=台湾、AUS=オーストラリア、PUR=プエルトリコ、CAN=カナダ、CUB=キューバ

 

野手と同じく50年代は日系アメリカ人選手が所属しましたが目立った成績は残せず、球団史上初のメジャーリーグ経験者投手として入団したクライド・ライト投手が77年に11勝をマークしました。86年にはリリーフとしてルイス・サンチェス(登録名:サンチェ)投手が19セーブを挙げ、88年からはビル・ガリクソン投手が2年在籍し通算21勝を記録しました。

ここまで成績を残せた投手は少なかったですが、96年にバルビーノ・ガルベス投手球団外国人としては初の最多勝に輝きます。エースの斎藤雅樹投手と16勝でタイトルを分け合い、チームの優勝に貢献、99年までローテーションの一角を担いました。打っても通算10本塁打を放ち、NPB史上唯一の満塁本塁打を2本記録している投手です。同時期に在籍した趙成珉投手は先発に転向した98年に前半戦だけで7勝を挙げましたが、オールスターゲームで肘を故障して離脱しました。

 

2000年代は他球団からの移籍投手が活躍します。阪神から加入したダレル・メイ投手は00年にチームトップの12勝を挙げ、ロッテから移籍してきたブライアン・シコースキー投手は中継ぎとして04年に62試合、05年には70試合に登板し崩壊気味だったリリーフ陣を支えました。

08年は前年にヤクルトで最多勝を獲得していたセス・グライシンガー投手、横浜で守護神を務めていたマーク・クルーン投手が加入し、グライシンガー投手は2年連続の最多勝、クルーン投手は初めての最多セーブに輝きました。09年はヤクルトを自由契約になり加入したディッキー・ゴンザレス投手が来日後最高成績を残し、最高勝率とベストナイン、ゴールデングラブ賞のタイトルを獲得する活躍を見せました。一方でウィルフィン・オビスポ投手が育成枠から支配下登録に昇格し、09年には6勝を挙げ、育成出身投手として初めてクライマックスシリーズと日本シリーズでの勝利投手となりました。

 

12年に加入したスコット・マシソン投手は19年まで所属し、来日当初の制球難を克服して8年間で421試合に登板、54セーブと174ホールドを記録しました。13年と16年には最優秀中継ぎ賞に輝き、山口鉄也投手と西村健太朗投手とのリリーフユニット「スコット鉄太朗」は原巨人の黄金期を支えました。先発ではマイルズ・マイコラス投手が3年間で63試合に先発し、防御率2.18で31勝を挙げ15年に最高勝率、17年に最多奪三振のタイトルを獲得しました。

 

野手と同じく投手でも活躍できなかった選手は多く、ロッテで左のエースとして活躍していたエリック・ヒルマン投手は2試合に登板し未勝利、左肩の違和感を「肩に小錦が乗っているようだ」と表現して在籍2年目のシーズン途中に退団しました。ダイエーで守護神を務めていたロドニー・ペドラザ投手は03年にわずか7試合の登板に終わりシーズン途中で退団、同じく守護神として期待され05年に加入したダン・ミセリ投手は4試合の登板で2敗を喫し、二軍落ちを拒否するなどした後に球団史上最速で解雇されました。また、ローテーションの一角を期待されていたブライアン・バニスター投手は東日本大震災後にチームに無断で帰国し、そのまま戻ってくることはありませんでした。

少し変わった投手では、01年に在籍したヘクター・アルモンテ投手は登板の際にリラックスできるという理由で葉っぱを口に加えて登板し話題となりました。

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【巨人軍】歴代外国人(助っ人)選手の年俸ランキング!歴代最高年俸はロベルト・ペタジーニ選手の7億2000万円!

ここでは巨人軍歴代外国人選手を年俸で順位付けしてみました。プロ野球界では投手よりも野手の年俸が高くなる傾向があり、今回のランキングもトップ5は野手が占めました。

順位 年度 選手名 年俸 打率 試合数
1 2003 R.ペタジーニ 7億2000万円 0.323 100
2 2007 李 承燁 6億0000万円 0.274 137
3 2004 T.ローズ 5億5000万円 0.287 134
4 2008 A.ラミレス 5億0000万円 0.319 144
5 2018 A.ゲレーロ 4億0000万円 0.244 82

1位はロベルト・ペタジーニ選手で、2003年の7億2000万円が歴代最高年俸となりました。ヤクルト時代に本塁打王を2回獲得した実績を期待され破格の年俸で入団しました。本職のファーストには清原和博選手がいたため、移籍1年目は本職ではない外野で出場することが多くあり、慣れない守備の影響か膝を痛めてシーズン途中に離脱したものの100試合の出場で34本塁打を放ち、本塁打王経験者の実力を見せました。

2位は07年の李承燁選手6億円で、前所属のロッテでは「アジアの大砲」と呼ばれていた韓国球界時代の実力を発揮できずに苦しみましたが、巨人移籍1年目の06年はフル出場を果たしました。開幕から4番に座り、チームはBクラスに沈んだものの気を吐き、来日後最高成績を残して年俸6億円の4年契約を結びました。迎えた07年は前年より成績は落ちましたが、30本塁打をきっちりマークしました。

3位にランクインしたのは04年のタフィー・ローズ選手でした。前所属の近鉄時代には当時日本タイ記録のシーズン55本塁打を放ったこともあり、5億5000万円での契約となりました。守備面の不安もなくセンターを守り、移籍初年度となった04年は45本塁打を放ち本塁打王を獲得、両リーグでの本塁打王経験者となりました。チーム本塁打数259本の日本記録を樹立した超重量打線の中心として活躍しました。

4位は08年のアレックス・ラミレス選手。大型補強を敢行した07年オフにヤクルトから移籍し、自己最高年俸の5億円で契約しました。移籍初年度から活躍し、打率.323、本塁打45本、打点125の好成績を残し自身初のMVPと打点王に輝きました。巨人からDeNAに移籍するまで主に4番打者として出場し、成績を残し続けました。

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5位にランクインしたのはアレックス・ゲレーロ選手でした。前所属の中日では来日1年目で本塁打王に輝き、長打力のある選手を求めていた巨人に移籍し、中日時代の1億5000万円から大幅アップの4億円で契約しました。怪我や首脳陣とのトラブルなどに加え、15本塁打を放ったものの好不調の波が激しくなかなか実力は発揮できないシーズンでした。

 

私が思う最強の巨人軍の歴代外国人(助っ人)選手はウォーレン・クロマティ選手!

チームの主力として活躍した選手も残念ながら実力を発揮できなかった選手もいましたが、巨人のユニフォームを着た多くの外国人選手の中で、歴代最強の選手は「クロウ」ことウォーレン・クロマティ選手だと考えます。

ここで、ウォーレン・クロマティ選手のプロフィールを確認していきましょう。

職業:元プロ野球選手・読売ジャイアンツアドバイザー
生年月日:1953年9月29日
身長:183cm
出身:アメリカ
最終学歴:マイアミデードコミュニティー大学
血液型:A型

1953年(昭和28年)9月29日生まれ、アメリカ・フロリダ州出身。マイアミデードコミュニティー大学からメジャーリーグのモントリオール・エクスポズを経て、1983年のオフに読売ジャイアンツに入団しました。

日本での通算7年で779試合に出場して打率.321、171本塁打、558打点を記録しています。89年には歴代6位となる打率.378に好成績を残してMVPと首位打者に輝くなど長く主軸打者として活躍しました。

守備では緩慢な動きを指摘されることもありましたが確実性と長打力を兼ね備えた打撃で補い、本塁打や打点を記録した次のイニングで守備についた際に観客と万歳三唱を行うなどファンの心をがっちり掴んだ選手でもありました。

通算10年で首位打者を3回獲得した与那嶺要選手や巨人の外国人投手として最多の登板数を誇るスコット・マシソン投手など多くの名選手がいますが、ファンに愛され「お前が打たなきゃ明日は雨」と応援歌を歌われたクロマティ選手が歴代最強の外国人選手ではないでしょうか。

ウォーレン・クロマティの凄さが分かる名言・語録集!巨人史上最強助っ人の伝説エピソードから人生哲学まで

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巨人軍の歴代外国人(助っ人)選手に関する豆知識

1934年に創設され、長い歴史を持つ巨人で投手キャプテンを務めた投手がいます。その投手はスコット・マシソン投手です。外国人投手がキャプテンを務めることは異例で、18年シーズンに当時の高橋由伸監督が任命しました。

異国の地に溶け込む努力を重ね、新しい外国人選手のチームへの加入が決まるとコンタクトをとり、日本野球への対応や日常生活のアドバイスを送り長年指導員のような役割も自発的にこなした人格者でした。

日本人若手投手の面倒見もよく、シーズンオフにはアメリカの自宅に戸根千明投手を招いて合同自主トレを行い、趣味の狩猟にも同行させました。19年シーズン終盤にマシソン投手がプロ選手としての現役生活を終えることを発表すると戸根選手は自身のSNSでマシソン投手についての尊敬と感謝のメッセージを投稿していました。

通算421試合、174ホールド以上にチームに貢献したマシソン投手。巨人でプロ選手としての現役生活を終え、次の目標は東京オリンピックで母国・カナダ代表の一員となり日本に戻って来ることと語っています。

まとめ

・巨人は70年代から助っ人外国人を獲得することが多くなった。

・野手ではクロマティ選手やラミレス選手、投手ではガルベス投手やマシソン投手が長く活躍した。

・歴代で一番年俸が高かったのは、2003年シーズンのペタジーニ選手の7億2000万円。

・クロマティ選手はハイアベレージを残し、首位打者のタイトルを獲得、ファンの心も掴んだ巨人歴代最強の外国人選手である。

 

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