巨人の歴代キャプテン＆選手会長一覧まとめ！最強選手や最高年俸ランキングも合わせてチェック！

2020/05/23

12球団で最も長い歴史を持つ巨人を牽引してきた歴代のキャプテンと選手会長。

数々の名選手が務めてきましたが、今回はそんな巨人の歴代キャプテンと選手会長の成績や最高年俸などを調べ、巨人最強のキャプテンと選手会長についてまとめてみました。

1 巨人軍の歴代キャプテン＆選手会長一覧まとめ！
- 1.1 巨人軍のキャプテン一覧まとめ！
- 1.2 巨人軍の歴代選手会長一覧まとめ！
2 【巨人軍】歴代キャプテン＆選手会長の年俸ランキング！歴代最高年俸は菅野智之選手の６億5000万円！
- 2.1 【巨人軍】歴代キャプテンの年俸ランキング！歴代最高年俸は阿部慎之助選手の６億！
- 2.2 【巨人軍】歴代選手会長の年俸ランキング！歴代最高年俸は菅野智之投手の６億5000万円！
3 私が思う最強の巨人軍のキャプテンは阿部慎之助選手
4 私が思う最強の巨人軍の選手会長は菅野智之投手！
5 巨人軍の歴代キャプテン＆選手会長に関する豆知識
6 まとめ

巨人軍の歴代キャプテン＆選手会長一覧まとめ！

歴代キャプテンと選手会長を一覧にまとめてみました。キャプテンと選手会長を兼任した選手も中にはいました。

それではキャプテンから順にご紹介します。

巨人軍のキャプテン一覧まとめ！

年	選手名	背番号	試合/登板	打率/防御率	本塁打/勝利	打点/奪三振	タイトル
1935	二出川延明	1	0	0	0	0
1936	田部武雄	1	0	0.000	0	0
1936	津田四郎	2	16	0.124	0	3
1937	水原茂	19	104	0.271	4	49
1942	中島治康	3	105	0.261	7	60	打点王、最多安打
1943	沢村栄治	14	4	10.64	0	2
1944	藤本英雄	35	21	1.59	10	113	最多奪三振
1946	千葉茂	3	93	0.288	5	60
1947	千葉茂	3	103	0.299	4	34	ベストナイン
1948	千葉茂	3	135	0.284	14	57	ベストナイン
1949	千葉茂	3	134	0.307	15	59	ベストナイン
1950	千葉茂	3	121	0.29	8	45	ベストナイン
1951	中尾碩志	18	29	3.02	9	60
1952	中尾碩志	18	14	3.97	1	23
1953	中尾碩志	18	34	2.72	14	68
1954	中尾碩志	18	37	2.590	15	76
1955	中尾碩志	18	31	2.11	16	81
1956	中尾碩志	18	29	2.01	5	41
1957	中尾碩志	18	3	2.57	0	5
1958	川上哲治	16	124	0.294	12	46	ベストナイン
1959	広岡達朗	2	120	0.237	14	47
1960	広岡達朗	2	98	0.223	12	26
1961	藤尾茂	9	89	0.186	3	19
1971	長嶋茂雄	3	130	0.32	34	86	首位打者、最多安打、MVP、ベストナイン
1972	王貞治	1	130	0.296	48	120	本塁打王、打点王、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞
1973	王貞治	1	130	0.355	51	114	首位打者、本塁打王、打点王、最多安打、MVP、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞
1974	王貞治	1	130	0.332	49	107	首位打者、本塁打王、打点王、MVP、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞
1975	王貞治	1	128	0.285	33	96	打点王、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞
1976	柴田勲	12	121	0.284	10	36	ダイヤモンドグラブ賞
1998	吉村禎章	7	71	0.262	1	10
2006	小久保裕紀	6	88	0.256	19	55
2007	阿部慎之助	10	140	0.275	33	101	ベストナイン
2008	阿部慎之助	10	125	0.271	24	67	ベストナイン、ゴールデングラブ賞
2009	阿部慎之助	10	123	0.293	32	76	ベストナイン、日本シリーズMVP
2010	阿部慎之助	10	140	0.281	44	92	ベストナイン
2011	阿部慎之助	10	114	0.292	20	61	ベストナイン
2012	阿部慎之助	10	138	0.34	27	104	首位打者、打点王、最高出塁率、MVP、ベストナイン
2013	阿部慎之助	10	135	0.296	32	91	ベストナイン、ゴールデングラブ賞
2014	阿部慎之助	10	131	0.248	19	57	ベストナイン、ゴールデングラブ賞
2015	坂本勇人	6	130	0.269	12	68
2016	坂本勇人	6	137	0.344	23	75	首位打者、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
2017	坂本勇人	6	142	0.291	15	61	ゴールデングラブ賞
2018	坂本勇人	6	109	0.345	18	67	ベストナイン
2019	坂本勇人	6	143	0.312	40	94	MVP、ベストナイン、ゴールデングラブ賞

初代の二出川延明選手と２代目の田部武雄選手は1936年のプロ野球のリーグ戦が始まる前に所属していたため、公式戦の出場記録はありません。３代目の津田四郎選手は主に内野を務め、４代目の水原茂選手は三塁手として出場し、後に第７代監督に就任しています。38年に日本プロ野球初の三冠王に輝いた５代目の中島治康選手は、キャプテンを務めた42年は打点王を獲得しています。戦争の激化により戦地に行く選手も多くおり、５代目の沢村栄治投手もその一人です。圧倒的な成績を残していた沢村投手は日中戦争で右肩を痛め、上から投げることができずアンダースローで投球することになり、キャプテンを務めた43年は現役最後の年でした。

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翌44年は７代目の藤本英雄投手が監督を兼任し、10勝を挙げました。戦後の46年からは千葉茂選手が８代目として就任し、５年務めました。主に１、２番を打ち守備範囲の広さを武器にセカンドでベストナインを７回（キャプテン時は４回）受賞しています。51年からは中尾碩志投手が引退した57年まで務め、55年には通算200勝を達成しました。58年は「打撃の神様」川上哲治選手が現役ラストシーズンに就任し、その後を広岡達朗選手が２年務め、61年に藤尾茂選手が12代目に就任しました。

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藤尾選手が１年務めてから巨人はキャプテン不在でしたが、71年に長嶋茂雄選手が13代目に就任しました。１年だけ務め、５回目のMVPと6回目の首位打者に輝く活躍でチームを牽引しました。72年からの４年は王貞治選手が務め、キャプテン在任期間中も首位打者３回、本塁打王３回、打点王４回とタイトルを獲得し続けました。76年に柴田勲選手が１年務めた後、再びキャプテンが不在となりました。

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98年に長嶋監督に指名されて吉村禎章選手が就任して１年だけキャプテン制度が復活し、８年を経て06年に小久保裕紀選手が第17代として就任しました。それまで生え抜き選手が務めており、小久保選手が移籍してきた選手としては初めて、そして現時点でも唯一のキャプテンです。キャプテンを務めた06年オフにFAで古巣のホークスに復帰すると後継者に指名されたのは阿部慎之助選手でした。

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キャプテンを務めた８年で２度の３連覇を達成し、４番・キャッチャーとして結果を残し続け、12年にはMVP、首位打者、打点王を獲得しました。阿部選手がキャッチャーからファーストに回った15年からは坂本勇人選手が第19代キャプテンに就任し、26歳の若さで大役を任され16年には首位打者を獲得するなど個人として結果を残しましたが、チームは優勝できないシーズンが続きました。しかし、就任５年目となった19年は自身としては球団生え抜き右打者初の40本塁打を放つ活躍を見せ、チームもキャプテン就任後初めて優勝する最高のシーズンになりました。

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巨人軍の歴代選手会長一覧まとめ！

年	選手名	背番号	試合/登板	打率/防御率	本塁打/勝利	打点/奪三振	タイトル
1971	長嶋茂雄	3	130	0.320	34	86	首位打者、最多安打、MVP、ベストナイン
1972	長嶋茂雄	3	125	0.266	27	92	ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞
1973	王貞治	1	130	0.355	51	114	首位打者、本塁打王、打点王、最多安打、MVP、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞
1974	王貞治	1	130	0.332	49	107	首位打者、本塁打王、打点王、MVP、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞
1975	柴田勲	12	126	0.262	10	45
1976	柴田勲	12	121	0.284	10	36	ダイヤモンドグラブ賞
1977	堀内恒夫	18	34	4.58	10	86
1978	堀内恒夫	18	35	3.540	12	113	ダイヤモンドグラブ賞
1979	高田繁	8	96	0.275	8	21
1980	高田繁	8	81	0.189	3	6
1981	吉田孝司	9	40	0.161	1	6
1982	吉田孝司	9	14	0.000	0	0
1983	中畑清	24	114	0.300	15	68	ゴールデングラブ賞
1984	中畑清	24	130	0.294	31	83	ゴールデングラブ賞
1985	中畑清	24	125	0.294	18	62	ゴールデングラブ賞
1986	中畑清	24	127	0.273	14	69	ゴールデングラブ賞
1987	原辰徳	8	123	0.307	34	95	ベストナイン、ゴールデングラブ賞
1988	原辰徳	8	126	0.300	31	81	ベストナイン
1989	原辰徳	8	114	0.261	25	74
1990	岡崎郁	5	102	0.289	6	49	ゴールデングラブ賞
1991	岡崎郁	5	113	0.258	5	44
1992	岡崎郁	5	124	0.252	12	53
1993	岡崎郁	5	70	0.212	3	19
1994	吉村禎章	7	81	0.175	3	23
1995	吉村禎章	7	53	0.288	4	13
1996	川相昌弘	0	126	0.232	2	22	ゴールデングラブ賞
1997	川相昌弘	0	124	0.288	6	25
1998	川相昌弘	0	93	0.256	1	16
1999	桑田真澄	18	32	4.07	8	100
2000	桑田真澄	18	30	4..50	5	49
2001	松井秀喜	55	140	0.333	36	104	首位打者、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
2002	松井秀喜	55	140	0.334	50	107	本塁打王、打点王、MVP、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
2003	高橋由伸	24	118	0.323	26	68	ゴールデングラブ賞
2004	高橋由伸	24	109	0.317	30	79
2005	高橋由伸	24	88	0.298	17	41
2006	高橋由伸	24	97	0.260	15	51
2007	高橋由伸	24	133	0.308	35	88	ベストナイン、ゴールデングラブ賞
2008	二岡智宏	7	31	0.279	1	7
2009	阿部慎之助	10	123	0.293	32	76	ベストナイン、日本シリーズMVP
2010	内海哲也	26	27	4.38	11	121
2011	内海哲也	26	28	1.7	18	144	最多勝利
2012	内海哲也	26	28	1.98	15	121	最多勝利、ベストナイン、日本シリーズMVP
2013	内海哲也	26	25	3.31	13	107
2014	村田修一	25	143	0.256	21	68	ゴールデングラブ賞
2015	村田修一	25	103	0.236	12	39
2016	長野久義	7	143	0.283	11	42
2017	長野久義	7	134	0.261	16	46
2018	菅野智之	19	27	2.14	15	200	最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
2019	菅野智之	18	22	3.89	11	120

巨人の選手会長はこれまで20人が務めています。初代は71年に就任した長嶋茂雄選手で２年、その後は王貞治選手と柴田勲選手が２年ずつ務め、長嶋選手を含めそれぞれキャプテンと兼任していたシーズンがあります。77年には投手として初めて堀内恒夫投手が務め、79年からは高田繁選手が務めました。高田選手が80年オフに現役引退とともに退くと吉田孝司選手が就任し、山倉和博選手の控えキャッチャーだったこともあり選手会長時の試合出場は２年間で54試合でした。

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83年からは中畑清選手が４年務め、中畑選手は85年に労働組合として認定された「労働組合日本プロ野球選手会」の初代会長も務めました。中畑選手以降、巨人の選手会長はレギュラーとしてコンスタントに試合に出場していた選手が就任する傾向が見られます。87年に中畑選手から原辰徳選手へバトンタッチされ、プロ野球選手会長も89年に原選手に引き継がれました。原選手の後を受け、90年に岡崎郁選手が就任し、４年間務めた岡崎選手は就任１年目にゴールデングラブ賞を受賞、巨人選手会長退任後の94年に「一般社団法人日本プロ野球選手会」の５代目の理事長に就任して活動しました。94年からの２年を吉村禎章選手、96年からの３年を川相昌弘選手が務め、川相選手は岡崎選手と同じく退任後にプロ野球選手会理事長を務めました。

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99年からは桑田真澄投手が就任、選手会長時代の２年間は先発としては思ったような成績が残せず、リリーフ登板が多くなったシーズンを送りました。01年からは松井秀喜選手がメジャーリーグに挑戦する翌年オフまで務め、会長１年目は首位打者、２年目は初の50本塁打を放ちMVP、本塁打王、打点王を獲得、チームも原監督就任１年目で日本一に輝きました。

桑田真澄の凄さが分かる名言・語録集！球界レジェンドの努力論から人生哲学まで

松井秀喜の凄さが分かる名言集！誰もが尊敬するレジェンドの人柄や努力論に迫る！

松井選手の移籍後は高橋由伸選手が５年務めましたが、在任期間として最も長い年数です。怪我により離脱するシーズンが続きましたが、会長最終年となった07年は攻撃的１番打者として35本塁打を放ち、優勝に貢献しました。高橋選手に打診され、08年に二岡智宏選手が15代目選手会長に就任しましたが、怪我による離脱とスキャンダルにより二軍暮らし続き、オフには選手会長ながら異例のトレードで日本ハムに移籍しました。

高橋由伸の凄さがわかる名言・語録集！天才バッターの伝説エピソードから人生哲学まで

急遽空席となった会長職は阿部慎之助選手が柴田選手以来となるキャプテンとの兼任で務め、チームを引っ張り日本一に導きました。阿部選手の兼任は１年で終わり、10年からは左のエースとして練習や生活態度も模範的だった内海哲也投手が指名されました。内海投手は４年の在任期間中に57勝を挙げ、11年と12年には２年連続で最多勝を獲得する活躍を見せました。14年には村田修一選手が生え抜き選手以外では初めて選手会長に就任しました。前所属の横浜時代にも選手会長を務めた経験があり、後輩選手に慕われていたことから原監督が指名しました。

村田修一の凄さが分かる名言・語録全集！天才ホームラン王の伝説エピソードから人生哲学とは？

16年に村田選手の後を日大の後輩でもある長野久義選手が就任しますが、会長在任の２年は、好不調の波が激しく本来の実力を発揮できないシーズンが続きました。18年に長野選手から菅野智之投手へ会長職は引き継がれ、菅野投手は１年の18年に沢村賞の選考基準の７項目をすべてクリアして２回目の沢村賞を受賞、２回目の最多勝と４回目の最優秀防御率のタイトルも獲得しました。19年は腰痛もあり成績を落としましたが、プロ７年で６度目の２桁勝利を達成しました。

菅野智之の凄さがわかる名言・語録集！天才投手の伝説エピソードから人生哲学まで

【巨人軍】歴代キャプテン＆選手会長の年俸ランキング！歴代最高年俸は菅野智之選手の６億5000万円！

ここでは巨人軍歴代キャプテンと選手会長を年俸で順位付けしてみました。在任期間中最も高かった年俸を記載しています。まずはキャプテンから見てみましょう。

【巨人軍】歴代キャプテンの年俸ランキング！歴代最高年俸は阿部慎之助選手の６億！

順位	年度	選手名	年俸	打率	試合数
1	2014	阿部慎之助	６億0000万円	0.248	131
2	2019	坂本勇人	５億0000万円	0.312	143
3	2006	小久保裕紀	３億0000万円	0.256	88
4	1975	王貞治	5260万円	0.285	128
5	1971	長嶋茂雄	4560万円	0.320	120

１位は阿部慎之助選手で、2014年の6億円が歴代最高年俸となりました。頼れるキャプテン、不動のキャッチャーとして成績を残し続け、MVPと首位打者、打点王を獲得した12年オフに５億7000万円となった年俸は翌年オフに６億円に到達しました。14年は首痛を発症し、成績を落とす悔しいシーズンでした。

２位は19年の坂本勇人選手の５億円で、キャプテン５年目で初めて優勝したこの年はこれまでの１番や３番ではなく、超攻撃的な２番打者として出場し、生え抜きの右打者として初の40本塁打を記録しました。MVPを初めて獲得し、個人としてもチームとしても最高の１年になりました。

３位にランクインしたのは06年の小久保裕紀選手でした。03年オフにダイエーから無償トレードで加入し、移籍１年目から41本塁打を記録、翌年チームは５位でしたが、奮闘しシーズンオフに３億円に到達しました。生え抜き以外の選手として初めてキャプテンに就任した06年は故障もあり88試合の出場に終わりました。

４位は75年の王貞治選手。昭和の時代は選手の年俸が低かったこともあり、圧倒的な成績を残していた王選手でも年俸は5260万円でした。前年の74年は三冠王に加えてMVPを獲得しましたが、75年は打点王のみに終わり、62年から13年獲り続けた本塁打王を逃す悔しいシーズンでした。

５位にランクインしたのは長嶋茂雄選手でした。王選手と同じく成績を残していた長嶋選手も年俸は低く、キャプテンを務めた71年の年俸は4560万円でした。前年は打率が２割半ばと落ち込みましたが、この年は.320を記録し6回目の首位打者を獲得しました。

【巨人軍】歴代選手会長の年俸ランキング！歴代最高年俸は菅野智之投手の６億5000万円！

順位	年度	選手名	年俸	打率/防御率	試合/登板
1	2019	菅野智之	６億5000万円	3.89	22
2	2002	松井秀喜	６億1000万円	0.334	140
3	2013	内海哲也	４億0000万円	3.31	25
4	2005	高橋由伸	３億5000万円	0.260	97
5	2014	村田修一	３億0000万円	0.316	143

１位は菅野智之投手で、19年の6億5000万円が歴代最高年俸となりました。横浜で活躍した佐々木主浩投手に並び歴代日本人選手トップの年俸にアップすることとなった18年は他を寄せ付けない圧倒的な成績を残し、２年連続の沢村賞に輝きました。迎えた19年は腰痛の影響もあり満足いくシーズンではありませんでしたが、二桁勝利を達成しています。

２位は02年の松井秀喜選手でした。６億1000万円で迎えた選手会長２年目、そして巨人で過ごした最後のシーズンとなったこの年は、50本塁打と打率.334の成績を残しどちらも自己最高成績でした。

３位にランクインしたのは13年の内海哲也投手でした。10年に阿部選手から会長を引き継ぎ、11年と12年に２年連続で最多勝に輝き年俸は４億円になりました。13年はそれまでの２年と違い、痛打されるケースが目立つ苦しいシーズンになりましたが、勝ち星はきっちり二桁に乗せ、13勝をマークしました。

４位は05年の高橋由伸選手。前年に打率.317、30本塁打、79打点の好成績を残し年俸は自己最高の３億5000万円に到達しました。05年は打率.298と３割に近い成績を残したものの怪我により２度離脱し、プロ入り以来はじめて規定打席に到達しませんでした。

５位にランクインしたのは14年の村田修一選手で、年俸は３億円でした。71年に長嶋茂雄選手が就任して以降生え抜き選手が会長を務めてきましたが、移籍してきた選手で初めて会長に就任しました。移籍２年目だった13年に打率.316を記録し、ベストナインを受賞しました。14年は併殺打を22も記録するなど、チャンスの場面で凡退するシーンが目立ちました。

私が思う最強の巨人軍のキャプテンは阿部慎之助選手

歴代の名選手が務めた巨人のキャプテンですが、歴代最強のキャプテンは８年務めた阿部慎之助選手だと考えます。

ここで、阿部慎之助選手のプロフィールを確認していきましょう。

職業：元プロ野球選手・読売ジャイアンツ２軍監督
生年月日：1979年3月20日
身長：180cm
出身：千葉県
最終学歴：中央大学
血液型：A型

1979年（昭和54年）3月20日生まれ、千葉県能東葛飾郡浦安町（現・浦安市）出身。安田学園高校、中央大学を経て、2000年のドラフト会議で逆指名によりドラフト１位で読売ジャイアンツに入団、プロ７年目の07年から８シーズンキャプテンを務めました。

キャプテン在任８年は球団史上最も長く、キャプテンの他に４番・キャッチャーといった重責を担いました。在任期間中はすべての年でベストナインを受賞、10年には捕手として史上３人目、左打者のキャッチャーとしては史上初の40本塁打を放ち、12年には打率.340、104打点で首位打者と打点王の二冠に輝き、チームも優勝しMVPを獲得しました。若手選手を率いて自主トレを毎年行い、２年目から阿部選手の自主トレに参加していた第19代キャプテンの坂本勇人選手は門下生と言える存在です。

巨人の第18代キャプテンとして２度のリーグ３連覇にチームを導いた、原巨人の象徴とも言える歴代最強のキャプテンではないでしょうか。

阿部慎之助の凄さが分かる名言・語録集！天才キャッチャーの伝説エピソードから努力論まで

私が思う最強の巨人軍の選手会長は菅野智之投手！

71年の長嶋茂雄選手の就任から20人が務めた巨人の選手会長。歴代最強の選手会長は菅野智之投手だと考えます。

まずは、菅野智之投手のプロフィールを確認していきましょう。

職業：プロ野球選手
生年月日：1989年10月11日
身長：186cm
出身：神奈川県
最終学歴：東海大学
血液型：A型

1989年（平成元年）10月11日生まれ、神奈川県相模原市出身。東海大相模高校、東海大学を経て、2012年のドラフト会議で１位指名され読売ジャイアンツに入団しました。11年にも巨人と日本ハムの２球団に１位指名され、日本ハムが交渉権を獲得しましたが入団せずに１年留年していました。

プロ６年目の18年に長野久義選手の後を受け、第20代選手会長に就任するとこの年は15勝を挙げ、防御率2.14、奪三振200、投球回は202イニングを記録しました。また、投手の分業制が確立されている中、10完投８完封をマークし、選考基準７項目をすべてクリアして２年連続２回目の沢村賞を受賞しました。最多勝も２年連続、最優秀防御率は３年連続で獲得するなどエース、選手会長としてチームを引っ張りました。19年は腰痛の影響で離脱、二軍降格を経験するなどプロ入り後最も苦しいシーズンになりましたが、11勝を挙げプロ７年で６度目の二桁勝利を達成しました。

プレー以外でも精力的に活動しています。自ら基金を設立して介助犬協会に寄付を行い、毎年オフは後輩選手を連れて病院を訪問して入院中の子どもたちと触れ合う活動を続けています。また、新型コロナウイルスの影響を受けている今年は、医療機関と従事者の方のための支援や学校が休校になり自宅待機が続く中学生以下の子どもたちが選手のものまね動画を投稿するコンテストの発案など、プロ野球・巨人と社会を結びつける活動を自身の練習と並行して行っています。

成績を残すだけでなく、一人のプロ野球選手として社会貢献活動を行い、チーム内外で存在感を発揮している菅野投手は歴代最強の選手会長ではないでしょうか。

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巨人軍の歴代キャプテン＆選手会長に関する豆知識

巨人の選手会長は会長を務めている選手が後継者を指名する形で引き継がれています。

会長を務めていた松井秀喜選手がメジャーリーグのヤンキースに移籍する際も高橋由伸選手に打診し、高橋選手が快諾してバトンタッチしています。電話にて松井選手が高橋選手に伝えていますが、メジャーリーグへの挑戦を表明する時期と重なったこともあり、高橋選手は電話の内容がメジャーリーグ挑戦の意気込みだと思い電話に出たところ会長職の話だったと笑って話していました。

また、内海哲也投手から村田修一選手へ、村田選手から長野久義選手へと引き継がれましたが、当初は内海投手から長野選手へ引き継ぎを打診しており、長野選手が時期尚早と話し固辞したことから生え抜き以外で初めて村田選手が就任した経緯がありました。