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松井秀喜の凄さが分かる名言集!誰もが尊敬するレジェンドの人柄や努力論に迫る!

2017/12/04

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野茂英雄氏をパイオニアとして、これまでに数多くの日本人選手が海を渡り、米国メジャーリーグで活躍してきました。

その中で最も華々しいキャリアを積み、誰もが認めるスーパースターの仲間入りを果たした選手といえば、投手ではやはり野茂氏、そして野手では、いまだ現役プレーヤーとして息の長い活躍を続けているイチロー選手と、日米の多くのファンに惜しまれつつ現役を引退した松井秀喜氏ではないでしょうか。

打者としてのタイプは異なるものの、それぞれに卓越した技量を持ち、日本のファンのみならず、目の肥えた米国のファンをも唸らせてきた両選手。キャラクターの違いも魅力的ですね。クールで孤高のイメージが強いイチロー選手に対して、常に穏やかで紳士な印象のある松井氏

日本プロ野球界から誕生した、突出した才能の持ち主が積み重ねてきた数多くの輝かしい実績は、まさに上質な伝説として、末永く語り継がれていくことでしょう。

今回は、そんな3人の選手のうち、松井秀喜氏をクローズアップ。現役時代に発信してきた松井氏の凄さが分かる名言の中から3つを厳選して紹介し、誰もが尊敬するレジェンドの人柄や努力論にアプローチしてみたいと思います。

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松井秀喜氏について

それでは、まず、松井氏の経歴についておさらいします。

1974年(昭和49年)6月12日生まれ、石川県能美郡根上町(現・能美市)出身。星稜高校時代に通算打率.450、60本塁打という素晴らしい実績を残し、1992年ドラフト1巡目指名の4球団強豪の末、交渉権を獲得した読売ジャイアンツに入団。

翌年の春季キャンプでは推定距離150m級の場外弾を連発するなど、早くも超高校級の実力の片鱗を見せつけ、話題を独占しました。

ルーキーイヤーの開幕はファームで迎えたものの、5月1日のヤクルト戦にスタメンで一軍デビューを果たすと、タイムリー二塁打で初打点を記録。そして翌日にはライトスタンド中段まで運ぶ豪快な本塁打を放ち、多くのファンを熱狂させました。

その後、ジャイアンツ在籍時は、チームはもとより日本プロ野球界を代表する長距離砲として毎シーズン、レベルの高い数字を残し、10年間で332本塁打を記録。1998年、2000年、2002年には本塁打王と打点王、最高出塁率のタイトルを手にしました。

また、長距離砲でありながら、コンスタントに高打率をキープ。2001年には史上3人目のフルイニング出場で首位打者に輝き、10年間で通算打率.304をマークしました。

その他の表彰は、МVP3回、ベストナイン8回、ゴールデングラブ賞3回など。また、“丈夫で長持ち”も松井氏の代名詞の1つで、1250試合連続出場を果たしています。長いようで短かった日本プロ野球界での10年間で、これだけの成績を記せたのは、やはりタフなフィジカルがあったからこそ…といえるでしょう。

その後、2002年12月にニューヨーク・ヤンキースとの契約に合意。当地の新聞各紙には「ゴジラ(松井氏の愛称)がブロンクスにやってくる」という大見出しが踊り、歓迎ムード一色となりました。

そして翌年の開幕戦から松井氏は、期待に違わぬ活躍ぶり。初打席・初安打・初打点という華々しいデビューを果たし、翌週の本拠地開幕戦ではメジャー初となる本塁打をグランドスラムで飾って全米のファンの度肝を抜きました。

こうしてメジャーでも一気にスターダムにのし上がった松井氏。2010年はロサンゼルス・エンゼルス、2011年はオークランド・アスレチックス、2012年はタンパベイ・レイズと、現役時代終盤はパフォーマンス発揮の場が次々と変わったものの、それぞれの地の熱心なファンの視線を釘付けにしてきたのは紛れもない事実です。

メジャー通算1236試合出場、1253安打。175本塁打、760打点、打率.282という数字、さらにはワールドシリーズМVP(2009年)というタイトルは超一流の域に入るキャリアといって間違いなく、まさに日米両方の野球界に深く名を刻んだレジェンドと称すべきと思います。

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特選!私が選ぶ「松井秀喜氏の三大名言」

「どうしても夢を捨てきれません。メジャーリーグに行かせてください」

松井氏の数多くある名言の中で、これが最もインパクトのあるセリフだと思います。当時の読売ジャイアンツの原辰徳監督にメジャー移籍の決意を伝えた言葉ですが、気負いも衒いもなく、ストレートに思いを伝えたことに、松井氏の真っ直ぐな人柄から滲み出る強い信念が感じられます。

まさに初志貫徹という言葉が相応しい名言ですが、これを口にするまでには、もしかしたら様々な葛藤もあったかもしれません。

しかし最後には、自分が決めていた考えを前面に押し出す。周囲の意見や雑音に惑わされることなく、本当に進みたい道へ舵を切り、本当にやりたいことを推し進めていくことは、それ相応の実力や実績がないと難しいですし、一般人にはなかなか容易ではないことと思いますが、松井氏のように気持ちのブレをなくし、自分を信じて何かに取り組んでいく姿勢は、ぜひ見習いたいものですね。

 

「自分の力でどうにもならないことについては、あれこれ考えません」

この名言の前振りとして、「なんとかなるものであれば、解決しようと知恵を絞る」という言葉があり、締めとして「そうしたことをくよくよ考えるのは時間と労力の無駄だし、精神的にもあまり良くないことだと思う」という言葉が付きます。

最終的には、いい意味での割り切り方ができたことも、松井氏が競争の激しい世界で長きに渡ってサバイバルし、超一流の成績を残し続けられた理由だと思いますし、松井氏の努力論の根幹を形成する考え方だと感じられます。何に対して真の努力をすべきか…ということですね。

自分の力でどうにもならないことは、一般の社会生活においても決して少なくありません。そこで、無駄なエネルギーを消耗して疲弊するよりは、泰然自若として、自分の力でできることだけに没頭する。そのほうが効率的であり、結果的に物事が良い方向へ進む可能性も高くなります。

この名言から汲み取れる、大らかさや心のゆとりを、何かと世知辛い現代社会において私たちも持つように心掛けたいですね。

 

「生きる力とは、成功し続ける力ではなく、失敗や困難を乗り超える力だと考えます」

この名言を拝見し、肩の力がスッと抜けたように感じる人も多いと思います。

もちろん、努力を継続することや、強い気持ちを持って物事に取り組むという、いわゆる“やるべきことをしっかりやる”姿勢がないと、この名言のような境地に達するのは難しいと思いますが、成功することのみを人生において評価して満足するのではなく、失敗や困難を乗り越えるほうに価値を見出すというのは、非常に奥深い思考法と感じられますね。

もちろん、何事においても障害がなく、順風満帆で進んでいけるに越したことはありませんが、人生においては、うまくいかない、思い通りにいかないことのほうが多いもの。

そんなときに、この名言を思い起こすと、気持ちも視界もクリアーになりそうです。

 

名言からの学び

・松井氏のように気持ちのブレをなくし、自分を信じて何かに取り組んでいく強い姿勢は、ぜひ見習いたい。

・無駄なエネルギーを消耗して疲弊するよりは、泰然自若として、自分の力でできることだけに没頭するほうが効率的である。

・失敗や困難を乗り越えるほうに価値を見出す奥深い思考法を、うまくいかない、思い通りにいかないと感じたときに思い起こしたい。

 

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