歴代生涯打率の記録ランキング一覧まとめ！ちなみにメジャーは？【プロ野球】

2019/07/07

シーズン打率3割を超える選手は一流と言われ、多くの選手が目指す数字となっています。

その打率3割が生涯通算の数字であれば尚のこと。
日本のプロ野球の歴史で生涯通算打率3割を超える選手はたった26名しかいないのです。

その26名のうちの1人は「世界の王」と呼ばれる王貞治氏です。
王さんは現役時代、「これ以上現役を続けると通算3割を切ってしまう」との理由で引退を決意したとも言われています。

生涯打率とは打者にとってそれほど大事な記録なのです。

今回はその生涯打率についてまとめてみました！日本の歴代生涯打率ランキングや生涯打率最高記録を持っている選手のことについても触れています。

メジャーの生涯打率についても日本と同様に書き記していますので同時に確認してみましょう！

歴代生涯打率の記録ランキング一覧まとめ！

それでは、まず日本の歴代生涯打率のランキングトップ5までを見てみましょう。

1位は現役で活躍しているヤクルトスワローズの青木宣親選手です！

上位3名がいずれも主にスワローズで活躍した選手ですね。

このランキングを見たときに、なぜあの一流選手がいないのかと不思議に思う方も多いかもしれません。

日本球界時代、初の200本安打、パ・リーグ最高打率、7年連続首位打者など数々の記録を残したイチロー選手です。
イチロー選手の生涯打率は.353。1位の青木宣親選手の.328を大きく上回る圧倒的な記録です。

しかしイチロー選手の名前はNPBの生涯打率ランキングにありません。
イチロー選手の日本球界時代の打数は3619。生涯打率ランキングは4000打数以上を条件としているので、イチロー選手は381打数足りないのです。

あと1年日本で活躍すればランキング1位になれたのにと惜しむ声も多く聞かれます。

また、2位のリー選手は1985年から4年間通算打率1位に君臨していましたが、1989年からは落合博満選手に1位の座を譲ります。
しかし、1993年に再び1位に返り咲き、その後25年もの間1位を保持しました。

そして、その牙城を崩したのが現役で活躍中の青木宣親選手なのです。

歴代生涯打率ランキングのトップに輝いたのはヤクルトスワローズなどで活躍している現役の青木宣親選手の.328が最高打率となりました！

青木選手は日本プロ野球史上2人目のシーズン200安打達成者、そして唯一の2005年、2010年2度のシーズン200安打達成者です。さらに首位打者を3度獲得と、数々の記録を達成。安打を量産することから「安打製造機」と呼ばれています。

2011年までの日本での通算打率は.329。
しかし、通算打率ランキングは4000打数以上を条件としているのでランクインしていなかったのです。

2012年からはメジャーへ移籍した為、その後もランクインをすることは無かったのですが、2018年に日本球界へ復帰し、その年に4000打数を達成し1位となりました。

しかし、現役ということは今後自身の活躍次第で1位陥落の可能性もあります。

前述の王貞治氏も晩年の体力低下には抗えず、通算打率が3割を切る前に現役を引退しています。

青木選手には長く現役として活躍して欲しいですが、引退のその時までヒットを打ち続けてぜひ1位を守って現役を終えて欲しいですね。

それでは続いて、メジャーリーグの歴代生涯打率についてトップ5までを見てみましょう。果たして日本を上回る記録だったのでしょうか？