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糸原健斗の凄さが分かる名言・語録集!天才スラッガーの伝説エピソードから努力論まで

2020年の阪神タイガースは、福留孝介や糸井嘉男らベテラン勢が中心となるチームから、大山悠輔や近本光司、梅野隆太郎ら若手選手への世代交代が起こっています。これまでなかなか若手の育成が下手と言われ、1シーズンは良くても後が続かない選手が多いタイガースですが、大山らと共に期待されている若手のひとりが糸原健斗です。

ルーキーイヤーにはセリーグの新人記録となる10打席連続出塁というしぶとさをみせ、プロ入り以来、打率よりも1割ほど高い出塁率を誇っている糸原。二塁手を中心に三塁手や遊撃手としても出場し、内野のユーティリティープレーヤーとして、泥臭いプレーでファンからも首脳陣からも評価されています。

2020年シーズンは右手を骨折し、更には9月末、新型コロナウイルスに感染して、出場試合数を大きく減らしましたが、タイガースの今後を担う人材のひとりであることは間違いないでしょう。

今回はタイガースの明日を担うひとり糸原健斗の凄さが分かる名言や語録を紐解き、天才スラッガーの伝説エピソードから努力論にまで迫ります。

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糸原健斗について

まずは糸原健斗の経歴を追ってみます。

1992年11月11日生まれ、島根県雲南市出身。海星高校では1年からベンチ入りし、春の選抜大会2回、夏の選手権大会1回、計3度の甲子園出場を果たしました。卒業後は明治大学に進学し、東京6大学リーグで首位打者やベストナインを獲得。明治神宮大会では準優勝も果たします。大学卒業後、JX-ENEOSに入社。都市対抗などで活躍します。2016年のドラフトで阪神タイガースから5位指名を受けて入団しました。

ルーキーイヤーには10打席連続出塁のセリーグ新人記録を作るなど、しぶとさを見せましたが、右膝の靭帯を痛め、レギュラー奪取とはなりませんでした。2018年は開幕スタメンを勝ち取り、6月から2塁手に定着。オールスターゲームにも選出され、シーズンも全試合出場するなどチームの若手台頭の旗頭として注目されます。2019年にはチーム史上最速となる入団3年目にしてキャプテンに就任。シーズンも2年連続で全試合に出場しました。

2019年シーズン終了時点で、プロ通算3年間、325安打、4本塁打、13盗塁、打率.274。

2020年は右手の骨折に新型コロナウイルス感染と不運なシーズンをおくっていますが、今後は若手の立場から中心選手としてチーム牽引する選手として期待されます。

 

私が選ぶ、糸原健斗の凄さがわかる名言・語録集

【名言語録その1】

「高校を出てすぐにプロへ行っていたら、こんなに出続けられなかっただろうと思います」

糸原と言えば、しぶとく喰らいつくバッティングというイメージですが、高校時代は通算29本塁打を記録するスラッガーでした。しかし高校生が使う金属バットには反発係数の規定がなく、バットメーカーでもあるMIZUNOの調べでは木製バットの1.5倍から2倍の反発係数になっているそうです。プロの世界で高校生野手の多くがぶつかる壁は、この木製バットへのアジャストです。

高校時代の糸原もグリップエンドが隠れるくらいにバットを長く持って振り回していたので、明治大学野球部監督の善波達也監督は少し余らせて握るよう指導したそうですが、高校ですでにプロから誘われていた自信から、糸原はそれを受け入れず、なかなか結果が出せませんでした。そこで糸原は素直に監督の言葉を受け入れ、コンパクトなスイングを心がけるようになったのです。

「明治での4年間が生きる道を教えてくれました」と語る糸原。プロに注目される有力高校生が大学進学や社会人を選ぶのは遠回りだという意見もありますが、そこには高校とは違うレベルの野球があり、そこでしか学べないことや出会いもあり、日本の野球界を支える大事な舞台なのだと改めて思います。

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【名言語録その2】

「相手が嫌がることをするのが僕の仕事なので」

打順では1番や2番を打つことが多く、守備では内野のユーティリティープレーヤーである糸原。チームのキャプテンも任され、課せられる役割もまた多様です。

 

「たとえ地味なプレーでも、僕は一部のファンの人に評価してもらえればそれでいいです」

大学の監督である善波は「入ってきたときから執着心、勝負根性があるタイプで、チームのために何かをやってくれるんじゃないかなという雰囲気の子でした」と語っています。

2019年には「根拠のある盗塁を増やす」「得点圏打率アップ」「甲子園でのお立ち台増加」の目標を立てていた糸原。チーム事情もあるのでしょうが、俊足のわりに盗塁数が少ない気がしますし、打順や役割の問題もあるとはいえ、その執着心を生かした適時打も少ないように思います。

まだまだ成長過程だと言える選手だけに、2020年シーズンは楽しみでしたが、コロナ禍もあり、自らも感染するなど、さまざまな課題が残された1年になりました。しかしそれもまたひとつの糧として、今後の更なる成長に期待しましょう。

 

【名言語録その3】

「本当に野球で返すしかないと思うんで、しっかりと結果を出せるように、一日でも早く貢献できるように頑張りたい」

2020年、コロナ禍の中、チームの内規違反となる8人での会食を行い、新型コロナウイルスに感染した糸原。目に見えないものだけに感染防止には限界があり、感染は不可抗力ではありますが、問題はキャプテンが内規を破ったことです。

タイガースは伝統的に後援者やOBとの関係が深い人気球団であるという事情はあっても、コロナ禍で延期になった東京オリンピックも控え、そのテストケースという側面もある2020年のプロ野球開催なだけに、野球界だけでなくスポーツ界全体に影響を及ぼす大きな問題です。タイガースとしては2度の感染者を出したルーズさは非難されるべきでしょうし、球団社長の引責辞任もやむを得ないと思います。

糸原が言う「野球で返すしかない」というのは、野球選手として正論ですが、迷惑をかけたのがタイガースファンだけではないということは肝に銘じるべきでしょう。

糸原は大学時代から毎日トイレ掃除をし、「ヒット1本、ありがとう」と念じながら甲子園のゴミを拾うという真面目な性格です。きっとこれから多くの人が頷いてくれる何かを残してくれることを期待したいです。

 

名言からの学び

・すそ野が広くなければ、高い山は存在しない。

・課題の先に成長がある。

・社会には様々な責任がある。

 

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