2017年シーズン開幕前は、ディフェンディング・チャンピオンの広島東洋カープと共に優勝候補に挙げる解説者が多かった読売ジャイアンツ。

本拠地でのオープニング・シリーズで３連勝し、至極順調な滑り出しを見せました。しかしその後は勢いが続かず、交流戦前から大失速。負けが混み、交流戦明けの現在でも復調の兆しが見えません。

苦悩の渦中にいる高橋由伸監督。このままの状態が続くのであれば、指揮官の座も今後安泰とは言えないかもしれませんね。今回は少し気が早いかもしれませんが、万が一、高橋監督が退任となった場合の次期監督について考えてみたいと思います。

スポンサーリンク

 

歴代ワースト連敗記録を更新

低迷する今季の読売ジャイアンツを象徴する出来事として、球団歴代ワースト記録を更新する13連敗がありました。交流戦前の甲子園から始まった負のスパイラル。投打が全く噛み合わず、屈辱的な敗戦の日々が重なりました。

投手が踏ん張っても打線が機能せず、逆に時折、効果的に得点を重ねると投手を中心としたディフェンスが綻びを見せる。高橋監督をはじめとする首脳陣も様々な手を打ったようですが、まさに笛吹けども踊らずの状態が続き、ついにはリーグでの順位を５位まで落としてしまいました。

今思えば、年間の対戦数が圧倒的に少ないパ・リーグ相手の交流戦でチームを立て直していくのは困難な作業だったのかもしれません。手の内を知る同一リーグの試合であれば、蓄積した多くのデータも駆使して、現状打開を図ることも比較的容易だったような気がします。

 

ポスト高橋由伸監督は誰が有力？

それでは、高橋監督の後任について考えてみます。メディアやファンの間でも多種多様な意見があると思いますが、現実的には誰が有力なのでしょうか？ここでは３人に絞って順に紹介していきましょう。

予想①　人気・実績抜群の松井秀喜氏！

現役時代の人気・実績ともに抜群の大物OB・松井秀喜氏

長嶋茂雄監督、王貞治監督、そして原辰徳監督と、読売ジャイアンツの監督は現役時代の人気・実績ともに抜群の、いわゆるスーパースターが務めることが多かったと思います。しかも、それぞれが長期政権で、監督としても確かなキャリアを重ねてきました。

その点で言うと、松井秀喜氏は最適な人材。知名度、存在感ともに突出し、ファンが抱くワクワク感も相当なものになると想像できます。

強いて問題があるとすれば、現場での指導歴がないことでしょうか。ですが、これまでも中日ドラゴンズの落合博満監督や阪神タイガースの金本知憲監督のように、いきなりチームを率いるポジションに就いて結果を残した人もいますし、松井秀喜氏を招聘する可能性もあるのではないかと…。華のあるキャラクターも、人気稼業のプロの世界では必要不可欠なファクターですからね。

予想②　指導経験も豊富な川相昌弘氏！

勝つ野球を熟知し、指導経験も豊富な川相昌弘氏

読売ジャイアンツ出身の野手で言えば、川相昌弘氏の名前も挙げられます。犠打の世界記録をマークしたバントの名手ですが、好守と勝負強い打撃も持ち味で、まさに玄人好みの名選手でした。

読売ジャイアンツを退団後は、ライバル球団・中日ドラゴンズへ移り、名将・落合監督の下でリーグ優勝に貢献。さらには、ドラゴンズの一軍コーチ、そして二軍監督も務めました。

勝つ野球を熟知する落合監督が見込んで獲得し、その帝王学を学ぶとともに、選手を育成する立場まで上り詰めた経験は、読売ジャイアンツ復帰後の二軍監督、一軍ヘッドコーチ、そして現在の三軍監督という立場に繋がっているはず。内部昇格という形で、高橋監督の後を受けることも有り得そうです。

予想③　投手出身なら斎藤雅樹氏！超大穴はあの大物OB？

投手出身なら斎藤雅樹氏。そして超大穴では…あの大物OBも!?

昨シーズン、二軍監督に就任し、すぐにイースタンリーグ優勝に導いた斎藤雅樹氏も後任候補として外せません。育成と勝利を両立させるのは至難の業。指導者として卓越した才覚があることを実証したと言っても過言ではありません。

前述の各氏と比べても知名度という面では遜色ありませんし、明るく若々しいキャラクターも魅力大。読売ジャイアンツに新たな風を吹かせてくれる期待感も大きいですね。
以上、３名に絞って後任候補を考えてみましたが、超大穴という意味では…大物OBで江川卓氏というのはどうでしょうか。現役引退後、一度も現場復帰を果たしていませんが、解説を拝聴していても野球感がしっかりしているのが分かりますし、実際に監督を務めたら、どのようなチーム作りをしてくれるのか非常に興味があります。

また、講演会などで「声が掛かれば復帰の可能性もなくはない」と意味深なコメントをしてきた落合博満氏の“電撃監督就任”も夢物語ではないかも…。

中日ドラゴンズの監督を退任後、体調問題も取り沙汰されていましたが、先頃、神奈川県で行われた講演会では元気そのものだった様子。現場にカムバックする意欲も、まだまだ薄れていないのではないでしょうか。

スポンサーリンク

 

クビ・解任となってしまう可能性は？

高橋監督の今後は、今シーズン後半の巻き返ししだいと思われます。結果が全てのシビアなプロの世界。低迷が続いたまま今シーズンが閉幕すれば去就が騒がれますし、大逆襲からの下克上となれば来シーズン以降、監督の座もしばらくは安泰と思われます。

何よりも、昨シーズン就任したばかりの青年監督。仮に２シーズンで退くことになれば、これほど寂しいことはありません。多くのジャイアンツファンも、まだまだ高橋監督が指揮を執る姿を見たいと思っているはずですからね。

 

まとめ

・まさかの低迷で去就問題も取りざたされる高橋監督。解任の可能性は、今後の成績によるところが大きい。

・後任候補の筆頭は、現役時代の実績・人気・知名度すべてで抜群の松井秀喜氏。

・川相昌弘氏、斎藤雅樹氏も有力候補。そして、大穴では江川卓氏や落合博満氏も!?
 

関連記事

■巨人についてもっと知りたい！

【巨人2017】年俸ランキング結果一覧！最高額は坂本勇人の3.5億円！

【巨人】歴代監督を成績と一緒に徹底解説！優勝回数最多は川上哲治監督！

高橋由伸監督の成績や年俸は？采配評価や妻・子供の情報も調査！

東京ドームの満員時の収容人数は何人？球場の歴史はいつから？

東京ドームへの交通アクセスや最寄り駅は？食事処やホテル一覧まとめ！

■注目選手をチェック！

坂本勇人の年俸や成績は？身長・体重や出身校などプロフィールも確認

菅野智之の年俸や成績！身長・体重や出身校などプロフィールもチェック

小林誠司の年俸や成績は？身長・体重や出身校などプロフィールも確認！

リャオレンレイの年俸や成績は？身長・体重や出身校などプロフィールもチェック

■他球団の年俸も確認しよう！

【広島2017】年俸ランキング結果一覧！最高額はジョンソンの3.1億円！

【横浜DeNA 2017】年俸ランキング結果一覧！最高額は筒香嘉智の3億円！

【阪神2017】年棒ランキング結果一覧！最高額は鳥谷敬の4億円！

【ヤクルト2017】年俸ランキング結果一覧！最高額は山田哲人選手の3.5億円！

【中日2017】年棒ランキング結果一覧！最高額は大島洋平の1.5億円！

-巨人