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門脇誠の凄さが分かる名言・語録集!侍ジャパンMVPの伝説エピソードから努力論まで

大谷翔平の活躍で盛り上がったWBCを筆頭に、野球の魅力を伝えようとプロ野球の国際大会が増えています。その中でもアジアプロ野球チャンピオンシップは日本、韓国、台湾、オーストラリアの4ヶ国で24歳以下の選手が競う、次世代を担うプロたちが経験を積む場でもあります。2023年大会で見事優勝を果たした日本。そして大会MVPに輝いたのが門脇誠です。

この大会で国際大会におけるアジアのライバルといえる韓国チームとの激戦を制した日本ですが、対戦した2試合とも1点差ゲームであり、厳しい試合でした。決勝ではタイブレークとなった10回裏に、見事なサヨナラ打を放ち、日本に勝利をもたらしたのが門脇でした。

この大会のみならず、シーズンでもルーキーイヤーとは思えないいぶし銀のような活躍を見せた門脇。足も速く、小技も使え、遊撃だけでなく二塁や三塁も守れるユーティリティー選手として、ジャイアンツの次世代を担う若手として期待されています。

今回はアジアプロ野球チャンピオンシップでMVPに輝いた門脇誠の凄さが分かる名言や語録を紐解き、ジャイアンツの次世代ホープの伝説エピソードから努力論にまで迫ります。

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門脇誠について

まずは門脇誠の経歴を追ってみます。

2001年1月24日生まれ、奈良県奈良市出身。小学2年生で野球を始め、創価高校では2年の秋から主将をつとめました。卒業後は創価大学に進学。すぐにレギュラーの座につくと、3年と4年の秋に首位打者に輝き、ベストナインにも5度選ばれます。2022年のドラフト会議で読売ジャイアンツから4巡目で指名されて入団します。

2023年、ルーキーながら開幕1軍入りを果たし、プロ初スタメンの試合でプロ初安打を放ちます。8月には怪我で離脱していた坂本勇人の代役として、月間打率.339を記録。シーズン後半には復帰した坂本が三塁に入り、遊撃のレギュラーとなりました。

この活躍からチームは彼の背番号を5に変更し、今後の期待度の高さを示しました。2023年11月にはアジアプロ野球チャンピオンシップの侍ジャパンメンバーに選ばれ、日本の優勝に大きく貢献し、大会MVPに選出されました。

プロ通算1年間で、83安打、3本塁打、11盗塁、打率.263。

近年、ジャイアンツの背番号5といえば清原和博や中島宏之のような強打者を思い出しますが、かつては岡崎郁や河埜和正、黒江透修といった内野のいぶし銀がつけていた背番号でもあり、門脇の今後の活躍も期待されます。

 

私が選ぶ、門脇誠の凄さがわかる名言・語録集

【名言語録その1】

「初心に返ることができました」

選手登録数が少なめの傾向がある国際大会では、選手交代や怪我のリスクなども考えると複数ポジションを守れるユーティリティプレーヤーが必要とされます。それはチーム内でも常にポジション争いを強いられるプロ選手にとっても、大きな武器になります。

門脇はルーキーシーズン、遊撃手として65試合、二塁手として12試合、三塁手として48試合に出場しています。出場試合数が規定に満たず、ゴールデングラブ賞の候補にはなりませんでしたが、その守備力は各指標を見てもとても優秀であり、アジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表に選出されたのも頷けます。

侍ジャパンの監督に就任したばかりの井端弘和監督は、現役時代、ゴールデングラブ賞7回という名遊撃手であり、一時期二塁を守ったこともあります。その井端に選ばれたというのは門脇にとっても嬉しい出来事だったでしょう。

アジアプロ野球チャンピオンシップの決勝戦は、常に韓国がリードする展開となりました。延長10回にサヨナラのチャンスで門脇の打席を迎えます。井端監督に「いつも通りで、思い切って行ってこい」と声をかけられ、冷静になった門脇は「前の打席で強引になっていた」ことから「初心に返る」ボールに逆らわない打撃で、決勝の一打を叩き出したのです。

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【名言語録その2】

「今までやってきたことのないものを、日の丸を背負ってやっているので、その中でプレーできているのは今後につながると思います」

アジアプロ野球チャンピオンシップでは二塁手として起用された門脇。レギュラーシーズンでも守ったことがあるとはいえ、もっとも経験の少ないポジションだけにエラーも記録してしまいます。

「セカンドとショートではどうしても走者の見え方とかも違う。ランナー(打者走者)の位置が見えないけど、足の速さは分かっていたので、よくない体勢でボールに入ってしまいました」

二塁と遊撃を守ったことがあれば、その視界の違いが意外に大きいことに驚いた経験があると思います。90度の角度差と打球の質の違いは、その守備感覚がまったく別物だと痛感させられます。そんな中、エラーはあったものの、経験から得たものも大きかった筈です。

「日の丸を背負って緊張の連続だったんですけど、その中で自分の持ち味をしっかり出せて、そこが良かった。これまで感じることのない重みだった。これを生かして成長していけたらと思います」

大会MVPを受賞して、そう答えた門脇。早速、遊撃手として守備力に定評のある今宮健太と、好守の二塁手として名をはせた吉川尚輝のグラブを参考に、新しい2024年用のグラブを用意しているそうです。

 

【名言語録その3】

「キャプテンをやりたい思いはある」

高校、大学と主将を務めた門脇。レギュラー定着を期待されての背番号5への変更と共に、いずれはジャイアンツのキャプテンとして、チームを牽引したいという思いもあるようです。

門脇は高校時代から、手帳に毎日の振り返りと翌日は何をするのかを書き綴っています。字の乱れは心の乱れと思い、常に丁寧に書くことに務めているそうです。プロ1年目のテーマは「深」。プレーを深めるという意図がありました。

その意図は十分に果たされたようにも見えますが、グラブを変えただけでなく、「粘り強い打撃が生かせるようにファールが打てるバットが理想」だと考え、様々な選手に頼み、バットを借りて、自分にあったものを探したそうです。行きついたのは広島東洋カープの田中広輔のバットでした。

貪欲に「深」さを求める門脇ですが、高校時代から大学まで公式戦116試合999イニング、全試合出場したという体力と気力も合わせて、いずれジャイアンツのキャプテンとなった姿を見てみたいです。


 

 

名言からの学び

・難しい場面こそ初心に返るのが大事

・経験による学びが人を作る

・思いが形を作っていく

 

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