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阪神タイガースの歴代投手(エース)一覧まとめ!最強選手や最高年俸ランキングも合わせてチェック!

西の伝統球団として長い歴史を持つ阪神タイガースではこれまで多くの投手が登板してきました。

今回は伝統ある阪神タイガースの歴代投手の成績や最高年俸などを調べ、阪神タイガース歴代最強の投手についてリサーチしました。

好きな選手にきっと出会えると思いますよ♪一緒に確認していきましょう。

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阪神タイガースの歴代投手(エース)一覧まとめ!

1950年以降、そのシーズンの主な先発・中継ぎ・抑えの選手を一覧表にしてみました。

まずは先発から見てみましょう。

阪神タイガースの歴代投手(先発)一覧まとめ!

選手名 背番号 先発登板 防御率 勝利数 投球回 完投数 タイトル
1950 内山 清 5 22 4.46 12 220.0 8
梶岡 忠義 1 19 3.57 12 184.0 13
1951 藤村 隆男 2 26 2.63 16 253.0 18
1952 藤村 隆男 2 26 2.63 25 260.0 16 最高勝率
1953 藤村 隆男 2 27 2.74 21 249.1 12
1954 藤村 隆男 2 19 2.06 11 187.2 8
小山 正明 6 23 3.04 11 166.0 5
1955 西村 一孔 20 20 2.01 22 295.1 12 新人王
1956 大崎 三男 8 37 1.65 25 342.1 12
1957 大崎 三男 8 35 2.09 20 279.2 14
1958 小山 正明 47 34 1.69 24 313.1 24
1959 小山 正明 47 37 1.86 20 344.0 22
1960 小山 正明 47 42 2.36 25 362.0 23
1961 村山 実 11 31 2.27 24 293.0 18
1962 小山 正明 47 40 1.66 27 352.2 26 最多奪三振、最高勝率、沢村賞
1963 小山 正明 47 33 3.59 14 233.0 12
1964 バッキー 4 38 1.89 29 280.0 24 最多勝利、最優秀防御率、沢村賞、ベストナイン
1965 村山 実 11 37 1.96 25 307.2 26 最多勝利、最多奪三振、沢村賞、ベストナイン
1966 村山 実 11 32 1.55 24 290.1 24 最多勝利、最多奪三振、沢村賞、ベストナイン
1967 バッキー 4 31 2.30 18 258.1 18
1968 江夏 豊 28 37 2.13 25 329.0 26 最多勝利、最多奪三振、沢村賞、ベストナイン
1969 江夏 豊 28 23 1.81 15 258.1 17 最優秀防御率、最多奪三振
1970 江夏 豊 28 37 2.13 21 337.2 25 最多奪三振
1971 江夏 豊 28 30 2.39 15 263.2 16 最多奪三振
1972 江夏 豊 28 31 2.53 23 269.2 16 最多奪三振
1973 江夏 豊 28 39 2.58 24 307.0 18 最多勝利
1974 古沢 憲司 51 28 3.23 15 220.1 12
1975 江夏 豊 28 27 3.07 12 208.1 9
1976 江本 孟紀 29 36 3.76 15 239.2 8
1977 江本 孟紀 29 33 3.70 11 223.2 10
古沢 憲司 51 33 4.00 11 213.2 9
1978 江本 孟紀 29 10 3.11 11 150.2 2
1979 小林 繁 19 36 2.89 22 273.2 17 最多勝利、沢村賞、ベストナイン
1980 小林 繁 19 34 3.02 15 280.1 21
山本 和行 25 31 3.26 15 221.1 13
1981 小林 繁 19 30 3.01 16 230.0 17
1982 山本 和行 25 6 2.41 15 141.2 1 最優秀救援
1983 小林 繁 19 32 4.05 13 209.0 9
工藤 一彦 26 30 4.16 13 175.1 5
1984 池田 親興 18 20 3.90 9 152.1 4
1985 ゲイル 45 33 4.30 13 190.2 4
1986 山本 和行 25 1 1.67 11 86.0 0
1987 キーオ 4 27 3.80 11 168.0 6
1988 キーオ 4 26 2.76 12 179.2 7
1989 キーオ 4 28 3.72 15 201.0 8
1990 野田 浩司 1 10 4.90 11 108.1 0
1991 猪俣 隆 25 26 3.29 9 172.1 7
1992 仲田 幸司 34 30 2.53 14 217.1 13 最多奪三振
1993 湯船 敏郎 15 23 3.52 12 161.0 4
1994 藪 恵市 18 25 3.18 9 181.1 8 新人王
1995 竹内 昌也 26 15 4.02 10 130.0 2
1996 川尻 哲郎 59 27 3.32 12 192.2 8
1997 藪 恵壹 18 26 3.59 10 183.0 4
湯船 敏郎 15 21 3.56 10 136.2 3
1998 藪 恵壹 18 24 3.51 11 164.0 3
1999 藪 恵壹 18 27 3.95 6 173.1 4
メイ 42 18 4.25 6 112.1 0
2000 川尻 哲郎 19 21 3.17 10 136.1 1
2001 井川 慶 29 28 2.67 9 192.0 3
福原 忍 28 16 3.13 9 129.1 0
2002 井川 慶 29 29 2.49 14 209.2 8 最多奪三振
2003 井川 慶 29 29 2.80 20 206.0 8 最多勝利、最優秀防御率、最高勝率、沢村賞、MVP、ベストナイン
2004 井川 慶 29 29 3.73 14 200.1 6 最多奪三振
2005 下柳 剛 42 24 2.99 15 132.1 1 最多勝利
2006 井川 慶 29 29 2.97 14 209.0 8 最多奪三振
2007 下柳 剛 42 25 4.11 10 129.1 0
2008 安藤 優也 16 25 3.20 13 154.2 2
2009 能見 篤史 14 25 2.62 13 165.0 1
2010 久保 康友 17 29 3.25 14 202.1 4 最高勝率
2011 能見 篤史 14 28 2.52 12 200.1 5
メッセンジャー 54 25 2.88 12 150.0 1
2012 能見 篤史 14 27 2.42 10 182.0 3 最多奪三振
メッセンジャー 54 29 2.52 10 196.2 3
2013 メッセンジャー 54 29 2.89 12 196.1 6 最多奪三振
2014 メッセンジャー 54 31 3.20 13 208.1 3 最多勝利、最多奪三振
2015 藤浪晋太郎 19 28 2.40 14 199.0 7 最多奪三振
2016 メッセンジャー 54 28 3.01 12 185.1 2
2017 秋山 拓巳 46 25 2.99 12 159.1 2
2018 メッセンジャー 54 28 3.63 11 173.2 0
2019 西 勇輝 16 26 2.92 10 172.1 1
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1950年代

50年代は6人の投手が挙げられます。50年は内山清投手梶岡忠義選手の2人がチームトップの12勝を挙げ、翌年からは「ミスタータイガース」と呼ばれた藤村富美男選手の実弟である藤村隆男投手がエースの働きをしました。52年には25勝を記録し、翌53年も21勝を記録しました。

54年は藤村投手と2年目の小山正明投手が勝ち頭となり、小山投手はその後58年に24勝、59年には20勝を記録する活躍を見せました。55年はルーキーの西村一孔投手が22勝を挙げる活躍を見せましたが肩を痛め、56年と57年は大崎三男投手が抜群のコントロールを武器にチームトップの勝ち星を挙げました。

1960年代

小山投手は60年代も活躍して60年と62年、そして63年に20勝以上を記録し、62年は沢村賞を受賞しました。同時代に2本柱としてチームを牽引した村山実投手は61年に24勝をマークすると65年と66年には最多勝と最多奪三振、沢村賞を2年連続で獲得しました。

63年シーズン終了後に小山投手が大毎にトレードで移籍すると翌年はジーン・バッキー投手が29勝を挙げて最多勝を獲得、小山投手の穴を埋める活躍を見せました。

60年代後半からは豪腕サウスポーが力を発揮します。江夏豊投手はプロ2年目の68年に25勝挙げ最多勝を獲得すると69年には勝利数は減りましたが防御率1.81を記録して最優秀防御率に輝きました

1970年代

引き続き江夏投手がチームトップの勝ち星を挙げ、68年から5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得し、73年には再び最多勝を獲得しました。江夏投手は75年限りで阪神を去りますが、この時期に阪神先発陣を引っ張ったのは74年に15勝を挙げた古沢憲司投手と江夏投手とのトレードで南海から加入した江本孟紀投手でした。江本投手は移籍1年目に15勝マーク、翌77年は江本投手と並び古沢投手もチームトップの勝ち星を記録しました。

79年は「江川事件」で巨人から移籍してきた小林繁投手が22勝で最多勝と沢村賞を獲得しました。

1980年代

小林投手は80年、81年、83年とチームトップの勝ち星を挙げ阪神先発陣を牽引しました。80年はその小林投手と並び、サウスポーの山本和行投手も15勝を挙げ、徐々に中継ぎでの起用が増えていきますが82年と86年にもチーム最多勝となりました。

83年はプロ9年目の工藤一彦投手、84年はルーキーの池田親興投手、85年はリッチ・ゲイル投手が活躍しました。86年からはメジャーリーグで2桁勝利の経験があるマット・キーオ投手が獅子奮迅の活躍を見せ、入団1年目から開幕投手を務めて3年連続で2桁勝利をマークしました。

1990年代

90年代前半は様々なタイプの投手が活躍しました。サイドスローから落差の大きいフォークを武器に野田浩司投手が11勝を記録、ナックルボールの使い手だった猪俣隆投手が91年に9勝をマークしました。92年は変則サウスポーの仲田幸司投手が14勝を挙げ最多奪三振を獲得、93年は本格派左腕の湯船敏郎投手が12勝を挙げました。湯船投手は97年も10勝を挙げてチーム最多勝を記録しました。

94年はエースナンバーを背負ったルーキーの藪恵市投手が9勝を挙げ新人王に輝き、藪投手はその後もチーム最多勝を3回記録しました。95年は竹内昌也投手が10勝、96年はサイドスローの川尻哲郎投手が12勝を挙げる活躍を見せました。チームの低迷もあり先発投手の勝ち星が伸びなかったこともあり、99年は藪投手とダレル・メイ投手の6勝が最多でした。

2000年代

00年は川尻投手が10勝を挙げましたが翌年以降は低迷し、代わって若い力がチームを牽引しました。01年は4年目サウスポーの井川慶投手が3年目の福原忍投手と並び9勝挙げると翌年からは毎年2桁勝利を記録して、優勝した03年は20勝を挙げてMVP、沢村賞、最多勝、最優秀防御率を獲得しました。

2年ぶりの優勝を果たした05年は同じサウスポーの下柳剛投手が37歳シーズンで最多勝を獲得し、この最多勝獲得はプロ野球史上最年長記録でした。下柳投手は井川投手がメジャーリーグに挑戦した07年もチームトップの勝ち星を挙げ、08年は安藤優也投手、09年は能見篤史投手が13勝を記録しました。

2010年代

10年はロッテで新人王獲得経験のある久保康友投手が14勝を挙げ、11年と12年は能見投手とランディ・メッセンジャー投手がWエースとして活躍しました。メッセンジャー投手は毎年安定した成績を残し、阪神在籍10年で通算98勝を挙げ、14年は最多勝のタイトルを獲得、13年と14年は最多奪三振にも輝きました。

15年は藤浪晋太郎投手、17年は秋山拓巳投手の若い2人がチーム最多勝となり、19年はオリックスからFAで移籍してきた西勇輝投手が10勝を挙げました。

 

阪神タイガースの歴代投手(中継ぎ)一覧まとめ!

続いて中継ぎ投手の一覧です。最優秀中継ぎのタイトルが創設された1996年からの表になります。05年にホールドポイント(ホールド+救援勝利)が導入されるまでは登板数が一番多い投手を掲載しています。

選手名 背番号 登板数(リリーフ) 防御率 勝利数 ホールドポイント タイトル
1996 葛西 稔 13 62 3.31 1 -
1997 伊藤 敦規 47 60 2.67 8 -
1998 弓長 起浩 14 57 1.69 1 -
1999 遠山 奨志 52 63 2.09 2 -
2000 伊藤 敦規 47 71 1.86 3 -
2001 遠山 奨志 52 52 4.88 0 -
伊藤 敦規 47 52 1.79 6 -
2002 金澤 健人 20 49 4.33 5 -
2003 ウィリアムス 54 52 1.54 1 -
2004 安藤 優也 16 57 3.58 5 -
2005 藤川 球児 22 80 1.36 7 53 最優秀中継ぎ
2006 藤川 球児 22 63 0.68 5 35 最優秀中継ぎ
2007 久保田 智之 30 90 1.75 9 55 最優秀中継ぎ
2008 久保田 智之 30 69 3.16 6 37 最優秀中継ぎ
2009 アッチソン 27 75 1.70 5 35
2010 久保田 智之 30 71 3.20 6 34
2011 榎田 大樹 13 62 2.27 3 36
2012 榎田 大樹 13 48 2.34 3 24
2013 安藤 優也 16 58 2.28 4 27
2014 福原 忍 28 60 4.05 4 42 最優秀中継ぎ
2015 福原 忍 28 61 3.02 6 39 最優秀中継ぎ
2016 髙橋 聡文 41 54 3.76 3 20
2017 マテオ 38 52 1.80 7 43 最優秀中継ぎ
桑原謙太朗 64 67 1.51 4 43 最優秀中継ぎ
2018 桑原謙太朗 64 62 2.68 5 37
2019 ジョンソン 52 58 1.38 3 43
 
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1990年代

90年代で6度の最下位を経験した阪神中継ぎ陣を支えたのは右のサイドスローの葛西稔投手、同じくサイドスローの伊藤敦規投手、スクリューボールが武器の弓長起浩投手、左のサイドスロー遠山奨志投手の4人でした。

特に葛西投手と遠山投手はピッチャーとファーストを交互に務める野村克也監督の秘策「遠山・葛西スペシャル」の当事者であり、プロ野球ファンを驚かせました。

2000年代

伊藤投手は00年に自己最多となる71試合に登板、01年は伊藤投手と遠山投手が最多登板となりました。遠山投手はサイドスローから繰り出すシュートを武器に巨人の四番だった松井秀喜選手を完全に抑え、「ゴジラキラー」として活躍しました。

02年は4年目の金澤健人投手が50試合に登板して5勝を記録、03年はオーストラリア出身で左のサイドスロー投手のジェフ・ウィリアムス投手がセットアッパーと守護神を務め、54試合で防御率1.54と抜群の安定感を誇りました。04年は前年に先発から転向した安藤優也投手が最多登板となりました。

ホールドポイントが採用された05年は勝利の方程式「JFK」の一角を担った「F」の藤川球児投手プロ野球記録となる17試合連続ホールドを記録するなど活躍し、最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。藤川投手が2年連続で最優秀中継ぎを獲得すると07年からは「K」の久保田智之投手最優秀中継ぎを獲得して、07年は現在でもプロ野球記録である90試合登板を果たし、「J」のウィリアムス投手も登板数を重ねていきました。

09年はスコット・アッチソン投手がセットアッパーを務め、藤川投手との勝利の方程式は鉄壁でした。

2010年代

11年はルーキーながら榎田大樹投手がセットアッパーを務めて62試合に登板し、36ホールドポイントを記録、翌年もチームトップのホールドポイントを挙げました。13年は安藤投手、14年からの2年は福原忍投手のベテラン2人が要所を締め、16年は中日からFAで入団した髙橋聡文投手が20ホールドポイントをマークしました。

17年は前年に守護神を務めたマルコス・マテオ投手がセットアッパーを務め、桑原謙太朗投手最優秀中継ぎのタイトルを分け合いました。桑原投手は翌年もチームトップの37ホールドポイントを記録、19年はピアース・ジョンソン投手が防御率1.38と抜群の安定感で抑えの藤川投手へ繋ぐ役割を果たしました。

 

阪神タイガースの歴代投手(抑え)一覧まとめ!

ここではその年一番多くのセーブを記録した投手を掲載しています。

74年からセーブがプロ野球に導入され、導入当初は現在のように最終回だけ投げる投手は少なく、ロングリリーフをして結果的にセーブを記録するケースが多くありました。また、先発の合間にリリーフをこなす選手も多く、そのため登板数に比べて投球回数が多い選手が目立ちました。

選手名 背番号 登板数(リリーフ) 防御率 勝利数 セーブ数 タイトル
1974 江夏 豊 28 18 2.73 12 8
1975 安仁屋宗八 18 66 1.91 12 7 最優秀防御率
1976 山本 和行 25 65 2.92 6 18
1977 山本 和行 25 54 3.71 9 9
1978 江本 孟紀 29 46 3.11 11 11
1979 池内 豊 12 33 3.67 5 13
1980 池内 豊 12 33 4.02 4 8
1981 中田 良弘 28 34 3.30 6 8
大町 定夫 18 50 1.91 7 8
1982 山本 和行 25 57 2.41 15 26 最優秀救援
1983 山本 和行 25 45 4.00 5 8
1984 山本 和行 25 52 3.55 10 24 最優秀救援
1985 中西 清起 19 63 2.67 11 19 最優秀救援
1986 山本 和行 25 48 1.67 11 15
1987 中西 清起 19 61 3.91 6 14
1988 中西 清起 19 44 4.45 8 15
1989 住友 一哉 24 44 3.41 3 7
1990 中田 良弘 28 44 3.51 10 6
1991 久保 康生 48 37 3.17 6 6
1992 田村 勤 36 24 1.10 5 14
1993 田村 勤 36 30 2.50 1 22
1994 古溝 克之 50 60 2.20 7 18
1995 古溝 克之 50 45 3.29 2 19
1996 郭李建夫 20 39 3.62 8 15
1997 葛西 稔 13 44 1.51 6 10
1998 リベラ 49 44 2.38 2 27
1999 リベラ 49 29 0.70 1 12
2000 葛西 稔 13 43 2.45 7 17
2001 成本 年秀 48 45 2.34 3 20
2002 バルデス 18 42 1.54 4 22
2003 ウィリアムス 54 52 1.54 1 25
2004 ウィリアムス 54 51 3.28 2 14
2005 久保田智之 30 68 2.12 5 27
2006 藤川 球児 22 63 0.68 5 17
2007 藤川 球児 22 71 1.63 5 46 最多セーブ
2008 藤川 球児 22 63 0.67 8 38
2009 藤川 球児 22 49 1.25 5 25
2010 藤川 球児 22 58 2.01 3 28
2011 藤川 球児 22 56 1.24 3 41 最多セーブ
2012 藤川 球児 22 48 1.32 2 24
2013 福原 忍 28 50 1.20 4 14
2014 呉 昇桓 22 64 1.76 2 39 最多セーブ
2015 呉 昇桓 22 63 2.73 2 41 最多セーブ
2016 マテオ 38 52 1.80 1 20
2017 ドリス 98 63 2.71 4 37 最多セーブ
2018 ドリス 98 55 2.85 1 32
2019 藤川 球児 22 56 1.77 4 16
 
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1970年代

導入初年度の74年は江夏豊投手が先発と兼任して8セーブを挙げ、75年はリリーフ専門で安仁屋宗八投手が66試合に登板して7セーブを記録、ロングリリーフもこなしたことから規定投球回に到達し最優秀防御率のタイトルを獲得しました。

76年と77年は山本和行投手、78年は10試合先発登板があった江本孟紀投手がチーム最多セーブ数を記録しています。79年は先発と兼任で池内豊投手が13セーブをマークしました。

1980年代

池内投手は80年もチーム最多セーブを記録し、81年は中田良弘投手大町定夫投手の2人が8セーブをマークしました。82年からはリリーフ専門で山本投手が活躍し、82年と84年には最優秀救援のタイトルを獲得しました。山本投手とダブルストッパーとして中西清起投手も活躍し、85年に19セーブで最優秀救援に輝きストッパーの役割を果たしました。

中西投手が先発に転向した89年は近鉄から加入した住友一哉投手が7セーブを挙げました。

1990年代

90年は中田投手、91年は久保康生投手が6セーブを挙げました。92年はルーキーイヤーに50試合に登板した2年目の田村勤選手がリリーフの一角を担い、翌年には22セーブを記録しました。94年は故障の田村投手に代わり前年オフに阪急からトレードで移籍した古溝克之投手が抑えを務め、2年間で37セーブをマークしました。

96年は台湾出身の郭李建夫投手が抑えを務め、97年は葛西稔投手が中継ぎと兼任で起用され、98年からの2年は150キロを超える速球が武器のベン・リベラ投手が抑えに定着し、98年はチームが低迷する中27セーブを記録しました。

2000年代

00年は葛西投手が抑えを務めることが多く、01年はロッテ時代に最優秀救援のタイトルを獲得した経験のある成本年秀投手が務め、20セーブを記録しました。翌年はマーク・バルデス投手が加入し、22セーブを挙げましたがジェフ・ウィリアムス投手の加入により1年で退団し、そのウィリアムス投手はセットアッパーと抑えの両方で起用されました。

05年は久保田智之投手、06年からは藤川球児投手がチーム最多セーブを記録し、藤川投手は07年に最多セーブを獲得しています。

2010年代

10年代前半も引き続き藤川投手が起用され、11年に2度目の最多セーブを獲得、藤川投手がメジャーリーグに挑戦すると13年は久保康友投手の不振によりシーズン途中から福原忍投手が務めました。
14年からは韓国出身の呉昇桓投手が起用され、石直球と称された回転速度の速いストレートを武器に2年連続で最多セーブを獲得しましたが15年シーズン終了後にメジャーリーグに挑戦することを表明し退団しました。

16年は新外国人のマルコス・マテオ投手、17年からの2年をラファエル・ドリス投手が務めて外国人守護神のシーズンが続きましたが、19年は再び藤川投手が最終回のマウンドに上がり、19年シーズン終了時点で通算250セーブまであと9セーブに迫っています。

 

【阪神タイガース】歴代投手の年俸ランキング!歴代最高年俸は藤川球児投手の4億円!

ここでは阪神タイガース歴代投手を年俸で順位付けしてみました。投手の年俸は先発投手が高くなる傾向がありますが、阪神タイガースのトップ5には先発投手もリリーフ投手のどちらもランクインしました。

順位 年度 選手名 年俸 防御率 勝利数 登板数
1 2009 藤川 球児 4億0000万円 1.25 5 49
1 2014 呉 昇桓 4億0000万円 1.76 2 64
3 2017 R.メッセンジャー 3億5000万円 2.39 11 22
4 2006 井川 慶 2億3000万円 2.97 14 29
4 2007 J.ウィリアムス 2億3000万円 0.96 1 60

1位は2人が並びました。1人目は藤川球児投手で、2009年の4億円が歴代最高年俸となりました。勝利の方程式「JFK」の一角を担い、火の玉ストレートを武器にリリーフ投手として圧倒的な成績を残してきました。自己最高年俸で迎えた09年も防御率1.25で25セーブを挙げ、守護神として活躍しました。

藤川球児の凄さが分かる名言・語録集!メジャーから復活した阪神の天才セーブ王の伝説エピソードから人生哲学まで

 

同じく1位は抑えを2年務めた呉昇桓投手です。韓国球界から4億円の年俸で入団し、来日1年目から39セーブを挙げ最多セーブに輝きました。翌年も41セーブを挙げ2年連続で最多セーブを獲得、2年間の在籍で80セーブを記録しました。

2位は17年のランディ・メッセンジャー投手3億5000万円です。球団史上最長の10シーズン在籍した右腕は入団2年目の11年に2桁勝利を達成するとその後も勝利を重ねました。16年に5度目の2桁勝利を達成し、自己最高年俸で迎えた17年も11勝を挙げる活躍を見せました。

4位は2人がランクインしました。1人目は06年の井川慶投手です。00年代前半の阪神のエースとして毎年活躍し、03年には20勝を挙げました。05年も4年連続2桁勝利を達成すると年俸は2億3000万円となり、06年も14勝を記録して3回目の最多奪三振のタイトルを獲得しました。

同じく4位にランクインしたのは07年のジェフ・ウィリアムス投手です。「JFK」の一員として投げ続け、150キロ超えるストレートと切れ味鋭いスライダーで勝ち試合の終盤に登板しました。最高年俸で迎えた07年も60試合に登板して43ホールドポイント記録、防御率は驚異の0.96でした。

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私が思う最強の阪神タイガースの歴代投手は江夏豊投手!

阪神タイガースではこれまで多くの名投手が活躍しましたが、歴代最強の投手は江夏豊投手だと考えます。

ここで、江夏豊投手のプロフィールを確認していきましょう。

職業:元プロ野球選手・野球評論家
生年月日:1948年5月15日
身長:179cm
出身:兵庫県
最終学歴:大阪学院大学高等学校
血液型:A型

1948年(昭和23年)5月15日生まれ、兵庫県尼崎出身。大阪学院大学高校を経て、1966年のドラフト会議で4球団から1位指名を受け、抽選の結果交渉権を獲得した阪神タイガースに入団しました。

阪神に在籍した9年で424試合に登板し、先発として276試合マウンドに上がりました。防御率2.45、159勝、14セーブを記録しています。先発やロングリリーフとして投げ続け、70年の投球回数は337.2回でした。また、68年には26完投を記録するなど在籍した9年で147完投を記録しています。

豪速球と小さく鋭く曲がるカーブを武器に活躍し在籍9年で最多勝2回、最優秀防御率1回、当時表彰はなかったもののリーグトップの奪三振数を6年連続で記録しています。73年には今でもプロ野球の歴史で唯一となる延長戦ノーヒットノーランを達成しています。

71年のオールスターゲームでは9者連続奪三振を記録し、その試合で本塁打を放っている江夏投手。記録にも記憶にも残るサウスポーが阪神タイガース史上歴代最強の投手ではないでしょうか。

江夏豊の凄さが分かる名言・語録集!天才投手の努力論や人生哲学にも迫る!

 

阪神タイガースの歴代投手に関する豆知識

00年代に阪神のエースとしてシーズン20勝を挙げるなど活躍した井川慶投手には様々なエピソードがあります。

連勝中は髪を切らない験担ぎを実行したところ20勝を挙げた03年は夏場に12連勝を記録し、帽子から溢れんばかりの長髪になり、同級生のヤクルト・五十嵐亮太投手に「いい加減切れば」と説教をされました。

趣味が多く将棋やラジコン、パソコン、アニメなど多趣味であり、将棋は親善大使に任命されました。サッカーも好きで、スポーツ番組で昭和の怪物・江川卓さんに目標とする選手を聞かれサッカーブラジル代表のロナウジーニョ選手と答えたこともありました。

その他にも不思議なエピソードが多い井川投手ですが、阪神在籍時には86勝を挙げてMVPや沢村賞を受賞するなど球界を代表する左腕エースでした。

 


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まとめ

・阪神タイガースの先発投手は小山正明投手や江夏豊投手、井川慶投手が多くのシーズンでチーム勝ち頭だった。

・中継ぎでは藤川球児投手や久保田智之投手、抑えでは藤川投手がチームトップの成績を複数シーズンで記録している。

・歴代で一番年俸が高かったのは、09年シーズンの藤川球児投手と14年シーズンの呉昇桓投手の4億円。

・江夏豊投手は先発完投型の投手で、阪神在籍9年で通算159勝を記録している阪神タイガース歴代最強の投手である。

 

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