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佐藤輝明の凄さが分かる名言・語録集!天才スラッガーの伝説エピソードから人生哲学まで


よく打球の飛距離は天性のものだといいます。単純にウエイトトレーニングなどでパワーをつけても、打球速度は大幅に上がっても、飛距離はそれほどでもないというケースもあるし、190cmの大男でも170cmの者より、遠くに飛ばせるとは限りません。そんな天性のセンスで、キャンプでは150mの大飛球を放ち、プロ第1号を派手に130m弾で飾ったのが、佐藤輝明です。

阪神タイガース期待の和製大砲として、2021年のルーキーシーズンを華々しい幕開けでスタートした佐藤。その恵まれた体格から放たれる強烈な打球は、キャンプやオープン戦を通して多くの虎ファンを虜にしてしまいました。

2021年シーズン開幕から約1ヶ月を経た時点では、三振も多く、まだプロのボールに苦戦しているようですが、横浜スタジアムの場外に消えた3号本塁打の衝撃やオープン戦で12球団最多となる6本の本塁打を放ったポテンシャルは、虎ファンでなくとも注目していることでしょう。

今回は虎ファン期待の天才スラッガー佐藤輝明の凄さが分かる名言や語録を紐解き、その伝説エピソードから人生哲学にまで迫ります。

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佐藤輝明について

まずは佐藤輝明の経歴を追ってみます。

1999年3月13日生まれ、兵庫県西宮市出身。小学1年生から野球を始め、6年生では阪神タイガースジュニアに選抜されました。仁川学院高校では甲子園出場はならず、近畿大学短期大学部に進学。更に短大から4大へと転入します。1年の春からレギュラーを獲得し、すぐに中軸を任されます。2年の時には学生の国際大会で日本代表に選出。

その後も関西大学野球リーグを代表するスラッガーとして、二岡智宏が持っていた通算本塁打記録を更新するなど、2度のMVPを獲得。

2020年のドラフト会議では、4球団から1位指名を受け、阪神タイガースが指名権を引き当て、入団します。2021年シーズン前のオープン戦では12球団の選手で最多となる6本塁打を放ち、見事に開幕一軍入りを果たし、初安打を本塁打で飾りました。

4月9日の横浜スタジアムで放った第3号は、浜風も関係なく、ライトスタンド場外へと消える140m弾で、改めて脅威のパワーを見せつけ、本当にこれからが楽しみな選手です。

 

私が選ぶ、佐藤輝明の凄さがわかる名言・語録集

【名言語録その1】

「これまで敵わないと思った選手はいません。もちろん、抑えられたピッチャーはたくさんいますし、悔しい思いもしましたけれど、敵わないなんて思ったら一生打てないでしょう。とにかく野球に関しては自信があります」

2021年のオープン戦では、1972年に佐々木恭介が残した新人最多の5本塁打を上回る6本塁打を放った佐藤。学生時代にも数々の逸話を残しています。

仁川学院高校の時、木製バットでレフト方向に流し打ちした打球が、防護ネットを越え、推定150メートル先の道路に落下。危険なので学校側は佐藤にロングティーの禁止を命じました。そこで彼は自主練習の際、道路側ではなくライトに向ってこっそりロングティーを決行。しかも反発力を抑えるため、折れた木製バットにテーピングを巻いて打つという周到ぶりでしたが、結果は校舎3階の窓ガラスを直撃しました。

木製バットでの飛距離というだけでも凄いのですが、更に折れたバットで大飛球というのは、単にパワーがあるだけでなく、しっかりとしたスイングが出来た証拠と言えます。

また大学時代には遅刻常習犯として有名で、それでもマイペースを崩さない図太さがあったそうです。松井秀喜も遅刻魔として有名でしたし、どこか共通点があるのかもしれません。

佐藤の父親によれば、3歳くらいの時から、おもちゃの自動車をこぐスピードが尋常ではなく早くて驚いたそうです。

これから、そんな怪物ぶりを地元甲子園で見せつけてくれそうな選手です。

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【名言語録その2】

「子どもの頃から応援歌に憧れがあった。期待に応える活躍ができるように頑張ります」

阪神甲子園球場のある西宮市出身の佐藤。タイガースへの思いを聞かれても「特別な思いがあるわけではありません」と答え、ドラフトでタイガースの他に、福岡ソフトバンクホークス、オリックスバファローズ、読売ジャイアンツと競合の末、タイガースの指名が決まってもあまり表情を変えませんでした。

特別ではないとは言いつつも、やはり甲子園のアルプススタンドから響き渡る「応援歌」には憧れがあったようです。味方なら鼓舞され、敵なら萎縮するという甲子園の応援を選手として体感すれば、より心を震わすことでしょう。

甲子園球場近くの西宮市で過ごしていた頃の佐藤は、食が細くて、父親は兄弟3人に対して8人前を用意させたりしていたそうです。パワーはもちろん集中力の維持のためにも、まず基礎的な体力が必要です。親の愛情が溢れるささやかな思いが、今のパワーに結びつく原点だったのかもしれません。

 

【名言語録その3】

「浜風にも負けない強い打球を打ちたい。将来的には40本、50本と本塁打を打って、走ることもできて、トリプルスリーを狙える選手になりたい」

これまで日本プロ野球でトリプルスリーと言われる打率3割、本塁打30本、盗塁30をすべて越える成績を残した選手は、2020年シーズン終了時点で計10名です。しかも山田哲人は3度も達成しています。

であれば、佐藤にはいまだ誰も達成していない、本塁打40本と盗塁40の「40-40」を目指して欲しいものです。50メートルを6秒0という走力の佐藤。俊足といわれる選手の多くが5秒代のタイムとはいえ、盗塁王を獲得した聖澤諒は同じ6.0秒で54盗塁、片岡易之は6.3秒で59盗塁を記録しています。つまり盗塁は単純な走力だけではないということです。

将来はタイガースのクリーンナップを打つ選手になるでしょう。しかし主軸は走らないというイメージは秋山幸二、山田哲人、柳田悠岐などの出現で、すでに過去のものとなっています。佐藤には是非ともスケールの大きい選手になって欲しいなと思います。

 

名言からの学び

・本物は伝説を塗り替え続ける。

・家族の支えが力になる。

・常識を疑え。

 

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