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森下翔太の凄さが分かる名言・語録集!若き阪神の主砲の伝説エピソードから努力論まで

「ミスタータイガース」の称号は初代の藤村富美男に始まり、ファンが認めたチームを代表する選手に贈られるものです。誰もが認めるミスタータイガースは今のところ掛布雅之が最後で、岡田彰布も金本知憲も鳥谷敬も「候補」で終わりました。2024年現在、その「候補」となり得るのは大山悠輔、佐藤輝明、そして森下翔太でしょう。

ドラフト1位で入団し、ルーキーイヤーからクリーンアップを打ち、チームの日本一に貢献するなど、期待の若虎として評価されている森下。長打力のある打撃だけではなく、強肩で好守、更に足も速く、まだまだ伸びしろが期待できる若武者です。

森下はアジアプロ野球チャンピオンシップでは日本代表にも選ばれ、台湾戦では見事にホームランを放ち、日本全国だけでなく、アジアにもその名をとどろかせました。

今回は若き阪神の主砲として、日本代表にも選ばれた森下翔太の凄さが分かる名言や語録を紐解き、その伝説エピソードから努力論にまで迫ります。

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森下翔太について

まずは森下翔太の経歴を追ってみます。

2000年8月14日生まれ、神奈川県横浜市出身。小学1年生で野球を始め、中学ではリトルシニアのチームに所属。高校は強豪の東海大学付属相模高校に入学。1年の夏からセンターで4番に座り、3年春の選抜大会で甲子園を経験します。高校通算57本塁打の実績を引っ提げて中央大学に進学。すぐにレギュラーを獲得し、日米大学野球の日本代表にも選ばれました。2022年のドラフト会議では外れ1位で阪神タイガースに指名され、入団します。

ルーキーイヤーはオープン戦で好成績を残し、見事に開幕1軍スタメン入りを果たします。しかし20打席連続無安打など調子を落とし、2軍で再調整となりますが、5月に再昇格。サヨナラ安打を放つなど力の一端を見せたものの6月にまたも2軍落ち。ところがすぐに1軍に返り咲き、骨折で離脱した近本光司の代役として出場機会を増やすと、持前の長打力で活躍します。近本の復帰後も右翼手として出場を続け、3番に座り、タイガース38年ぶりの日本一に貢献しました。

オフにはアジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表に選ばれ、台湾戦では先制決勝弾となるホームランを放ちました。

2023年シーズン終了までプロ通算1年、79安打、10本塁打、1盗塁、打率.237。

2024年のキャンプでは50メートル6.1秒の俊足を生かすため、岡田彰布監督の指示で臨時走塁コーチの赤星憲広から盗塁技術を学びました。更なる武器を磨いて、フルシーズンの活躍が期待されます。

 

私が選ぶ、森下翔太の凄さがわかる名言・語録集

【名言語録その1】

「プロは野球に対する意識が全く違う」

プロになる前は「同じ人間がやっているスポーツなのでそこまで差はないだろう」と前向きに捉えていたという森下。長い目で見るとそのポジティブさが幸いしているところもあるでしょう。しかしルーキーシーズンの4月から5月は打率1割台に終わり、シーズン序盤は2度の2軍落ちを経験しました。

そこで森下は二つのことを変えました。ひとつは技術。寝かせて構えていたバットを立てるようにしました。そもそもは大学時代に打率を意識して、より確実にミートできるようにバットを寝かせるようにしました。それを捨て、プロの球威に負けないよう再び強く振るようにしたのです。

もうひとつは対戦する投手の配球を読むようにしました。長年プロで飯を食っている投手や捕手ならば、当然「野球に対する意識が全く違う」ものです。打てないと判断されたコースはシンプルに、厳しく、しつこく攻められますし、それを生かす配球をしてきます。

配球を読み、強く振る。プロなら当然で、シンプルなように感じますが、だからこそ難しいし、奥深い。それが技術と肉体を極めるプロの世界なのでしょう。

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【名言語録その2】

「もう鬼みたいというか、ちょっと身震いするくらいでした」

佐藤輝明と「アイブラック兄弟」として愛嬌を振りまく姿からは想像できませんが、かつては「感情の制御ができない部分がずっとありました」という森下。しかし高校でも大学でもそれを注意してくれる人に恵まれました。

高校では監督だった門馬敬治。「大事なタイミングといいますか、自分がこのままいったらダメだろうという時に声をかけてくださった」そうです。恩師の言葉は厳しいけれど「すぐに回復できるような」ものでした。

そして大学では試合中のベンチで暴言を吐いた森下に注意したのは、2年先輩の牧秀悟でした。「怒鳴られたといいますか、結構強く言われました」「普段、牧さんはとても優しい方。そういう人があそこまで言うというのは相当だったのだと思います」と反省する森下。その時の牧の顔は「鬼みたいというか、ちょっと身震いするくらい」だったのだそうです。

それでも悪癖はプロになってからもたまに顔を出すようで、打撃の不調を気にするあまり守備につくのが遅れ、コーチに怒られ、更に落ち込んでしまったことがありました。その時、彼に声をかけ、夕食に誘ってくれたのはヨハン・ミエセスでした。

監督、先輩、助っ人と、さまざまな立場の多くの人に助けてもらえることも、才能のひとつなのだと思います。

【名言語録その3】

「子どもたちには、楽しみながら練習することが大切と伝えたい」

森下に野球を教えたのは彼の父です。父の善文さんは息子をプロ野球選手にすると心に決め、独学でさまざまな知識を学び、毎日定時に帰宅して、練習相手になりました。自宅も練習できる公園に近いという理由で購入したそうです。森下は父が考えた色の違う3種のボールを同時に投げ、指定された色だけを打つという練習を「やってよかった」と今も感じているそうです。

その頃の経験から「子どもたちには、楽しみながら練習すること」で、野球の面白さを感じて欲しいと考えています。

岡田監督からは「アホの子」と呼ばれ、村上頌樹には「話してて会話が続かない」とか「難しい言葉を使おうとして」わけのわからない内容になるとツッコまれていますが、「データを振り返れば、森下が結果を残せば、チームの勝利確率がグンと上がる」と岡田監督は期待を寄せています。

楽しみを伝える次は、結果で子どもたちに夢を与える選手になると期待しています。

 


 

 

名言からの学び

・シンプルだからこそ、奥深く、難しい。

・さまざまな人に助けられることも才能である。

・楽しみ、そして結果を残す。

 

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