中日ドラゴンズの歴代キャプテン&選手会長一覧まとめ!最強選手や最高年俸ランキングも合わせてチェック!
今回は中日ドラゴンズの歴代キャプテンと選手会長の成績や最高年俸などをリサーチしました。
キャプテンは若きリーダーが現われ、選手会長は主力選手が多く務めました。
それでは早速チェックしていきましょう!!
目次
中日ドラゴンズの歴代キャプテン&選手会長一覧まとめ!
まずはキャプテンから見ていきましょう。
中日ドラゴンズではキャプテンを置くことが少なく、就任していた年がわかっている選手も多くいませんでした。
中日ドラゴンズのキャプテン一覧まとめ!
年 | 選手名 | 背番号 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | タイトル |
1972 | 高木 守道 | 1 | 118 | 0.251 | 10 | 42 | |
1973 | 高木 守道 | 1 | 122 | 0.273 | 5 | 31 | 盗塁王 |
1974 | 高木 守道 | 1 | 121 | 0.276 | 15 | 47 | ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞 |
1975 | 高木 守道 | 1 | 116 | 0.298 | 17 | 51 | |
1976 | 高木 守道 | 1 | 98 | 0.265 | 17 | 44 | |
1994 | 仁村 徹 | 5 | 99 | 0.258 | 4 | 30 | |
2016 | 平田 良介 | 1 | 78 | 0.296 | 15 | 40 | |
2019 | 高橋 周平 | 3 | 117 | 0.293 | 7 | 59 | ベストナイン、ゴールデングラブ賞 |
2020 | 高橋 周平 | 3 | 108 | 0.305 | 7 | 46 | ゴールデングラブ賞 |
2021 | 高橋 周平 | 3 | 137 | 0.259 | 5 | 39 |
古くは「ミスタードラゴンズ」と呼ばれた高木守道選手で、長年セカンドのレギュラーとして活躍しました。キャプテンは72年から6年務め、在任中は盗塁王やベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞する等チームを牽引しました。
94年に星野仙一監督から指名されたのは仁村徹選手でした。キャプテンを務めた94年は主にサードを守り、99試合に出場しました。
仁村選手以来のキャプテンに就任した平田良介選手、与田剛監督になり任命された高橋周平選手は期待された若手でした。特に高橋選手はキャプテン1年目の19年にベストナインとゴールデングラブ賞を受賞し、活躍しました。
中日ドラゴンズの歴代選手会長一覧まとめ!
ここでは84年以降の中日ドラゴンズの選手会長をチェックしていきましょう。
主力の選手たちが多く務めていることが傾向として見られます。
年 | 選手名 | 背番号 | 試合/登板 | 打率/防御率 | 本塁打/勝利 | 打点/奪三振 | タイトル |
1984 | 田尾 安志 | 2 | 130 | 0.310 | 20 | 49 | |
1985 | 鈴木 孝政 | 29 | 28 | 4.15 | 8 | 66 | |
1986 | 鈴木 孝政 | 29 | 26 | 3.15 | 9 | 78 | |
1987 | 平野 謙 | 3 | 90 | 0.268 | 4 | 26 | |
1988 | 宇野 勝 | 7 | 130 | 0.270 | 18 | 76 | |
1989 | 宇野 勝 | 7 | 119 | 0.304 | 25 | 68 | |
1990 | 小松 辰雄 | 20 | 18 | 4.11 | 6 | 87 | |
1991 | 小松 辰雄 | 20 | 23 | 4.42 | 5 | 69 | |
1992 | 川又 米利 | 23 | 84 | 0.269 | 5 | 15 | |
1993 | 川又 米利 | 23 | 98 | 0.236 | 6 | 24 | |
1994 | 川又 米利 | 23 | 85 | 0.269 | 2 | 12 | |
1995 | 川又 米利 | 23 | 85 | 0.232 | 2 | 16 | |
1996 | 中村 武志 | 39 | 115 | 0.271 | 12 | 37 | |
1997 | 中村 武志 | 39 | 102 | 0.232 | 8 | 36 | |
1998 | 中村 武志 | 39 | 128 | 0.236 | 5 | 42 | |
1999 | 立浪 和義 | 3 | 123 | 0.302 | 4 | 53 | |
2000 | 立浪 和義 | 3 | 126 | 0.280 | 9 | 58 | |
2001 | 立浪 和義 | 3 | 139 | 0.308 | 9 | 65 | |
2002 | 立浪 和義 | 3 | 137 | 0.302 | 16 | 92 | |
2003 | 立浪 和義 | 3 | 135 | 0.280 | 13 | 80 | ゴールデングラブ賞 |
2004 | 井端 弘和 | 6 | 138 | 0.302 | 6 | 57 | ベストナイン、ゴールデングラブ賞 |
2005 | 井端 弘和 | 6 | 146 | 0.323 | 6 | 63 | ベストナイン、ゴールデングラブ賞 |
2006 | 井上 一樹 | 9 | 108 | 0.311 | 11 | 39 | |
2007 | 井上 一樹 | 9 | 71 | 0.292 | 3 | 28 | |
2008 | 荒木 雅博 | 2 | 130 | 0.243 | 4 | 28 | ゴールデングラブ賞 |
2009 | 荒木 雅博 | 2 | 140 | 0.270 | 2 | 38 | ゴールデングラブ賞 |
2010 | 森野 将彦 | 30 | 144 | 0.327 | 22 | 84 | ベストナイン |
2011 | 森野 将彦 | 30 | 142 | 0.232 | 10 | 45 | |
2012 | 吉見 一起 | 19 | 19 | 1.75 | 13 | 76 | |
2013 | 吉見 一起 | 19 | 6 | 4.71 | 1 | 29 | |
2014 | 大島 洋平 | 8 | 141 | 0.318 | 2 | 28 | ゴールデングラブ賞 |
2015 | 大島 洋平 | 8 | 142 | 0.260 | 6 | 27 | ゴールデングラブ賞 |
2016 | 大野 雄大 | 22 | 19 | 3.54 | 7 | 85 | |
2017 | 大野 雄大 | 22 | 24 | 4.02 | 7 | 117 | |
2018 | 福田 永将 | 55 | 133 | 0.261 | 13 | 63 | |
2019 | 福田 永将 | 55 | 105 | 0.287 | 18 | 66 | |
2020 | 京田 陽太 | 1 | 120 | 0.247 | 5 | 29 | |
2021 | 京田 陽太 | 1 | 113 | 0.257 | 3 | 24 |
84年は外野の一角を担った巧打の田尾安志選手、85年からの2年は本格的に先発に転向して4年の鈴木孝政投手が務めました。
87年はセンターのレギュラーを務めていた平野謙選手が任されますが、怪我で離脱する等苦しいシーズンを送り、同年オフに西武へ移籍することとなり、翌年からの2年は右の強打者・宇野勝選手が務めて89年は25本塁打を放ちました。
90年代に入り、先発を務めていた小松辰雄投手が2年務め、92年からの4年はファーストやライトのレギュラー経験がある川又米利選手が担い、主に代打として試合に出場しました。
96年からの3年間はキャッチャーのレギュラーだった中村武志選手、99年にはルーキー時代の88年からレギュラーとして出場し、実績十分の立浪和義選手が就任しました。
立浪選手は最長となる5年務め、01年からショートのレギュラーだった井端弘和選手に譲りました。その井端選手が就任して1年目の04年はプロ野球初のストライキが行われ、井端選手も他球団の選手会長と連携して問題に対処しました。
井端選手が2年務めた後、ライト・レフトで活躍していた井上一樹選手が2年会長職に就き、08年からの2年は井端選手と二遊間を組み、好プレーを連発した守備の名手・荒木雅博選手が務め、選手会長就任時も連続でゴールデングラブ賞を受賞しました。
10年からの2年は強打のユーティリティプレーヤーの森野将彦選手が務め、選手会長1年目の10年は打率.327、22本塁打、84打点の好成績を残し、ベストナインを受賞する等チームを牽引しました。
12年に先発の柱だった吉見一起投手が就任し、1年目は13勝を挙げましたが翌年はわずか6登板で1勝に終わりました。
吉見投手の後も主力選手が務め、14年からの2年をヒットメーカーの大島洋平選手、16年からの2年をエースの働きが期待されていた大野雄大投手が任されました。18年に就任した福田永将選手は、選手会長を務めた2シーズンで二桁本塁打を記録しました。
20年からはショートのレギュラーを務めている京田陽太選手が務め、22年シーズンも続投することが決まっています。
【中日ドラゴンズ】歴代キャプテン&選手会長の年俸ランキング!歴代最高年俸は吉見一起投手の2億9000万円!
ここでは中日ドラゴンズ歴代キャプテンと選手会長を年俸で順位付けしてみました。在任期間中最も高かった年俸を記載しています。まずはキャプテンから見てみましょう。
【中日ドラゴンズ】歴代キャプテンの年俸ランキング!歴代最高年俸は高橋周平選手の8000万円!
順位 | 年度 | 選手名 | 年俸 | 打率 | 試合 |
1 | 2021 | 高橋 周平 | 8000万円 | 0.259 | 137 |
2 | 2016 | 平田 良介 | 7000万円 | 0.296 | 78 |
3 | 1994 | 仁村 徹 | 4800万円 | 0.258 | 99 |
キャプテンを務めた選手のうち、高木守道選手はデータがなく3人のみのランキングです。
1位は高橋周平選手で21年の8000万円が歴代最高になりました。24歳の若さで就任し、着々と成績を残してきた若きキャプテンは、キャプテン3年目の21年も137試合に出場しました。
2位は16年の平田良介選手の6000万円で、前年はベストナインを受賞しましたが、キャプテンに就任した16年は本塁打こそ前年を上回ったものの出場試合数と打率は落ち込みました。
3位にランクインしたのは94年の仁村徹選手。星野仙一監督の指名により就任し、99試合に出場したこの年の年俸は4800万円でした。
【中日ドラゴンズ】歴代選手会長の年俸ランキング!歴代最高年俸は吉見一起投手の2億9000万円!
順位 | 年度 | 選手名 | 年俸 | 打率/防御率 | 試合/登板 |
1 | 2013 | 吉見 一起 | 2億9000万円 | 4.71 | 6 |
2 | 2003 | 立浪 和義 | 2億5000万円 | 0.280 | 135 |
3 | 2011 | 森野 将彦 | 2億2500万円 | 0.232 | 142 |
4 | 2009 | 荒木 雅博 | 1億5000万円 | 0.270 | 140 |
5 | 2005 | 井端 弘和 | 1億4000万円 | 0.323 | 146 |
主力が務めることの多かった選手会長で、1位に輝いたのは吉見一起投手で、13年の2億9000万円でした。最多勝の獲得経験のあった竜のエースでしたが、選手会長2年目の13年は右肘の手術もあり、6試合で1勝に終わりました。
2位は「ミスタードラゴンズ」の1人である立浪和義選手でした。5年務めた選手会長最終年の03年に年俸は2億5000万円に到達し、135試合に出場してゴールデングラブ賞を受賞しました。
3位にランクインしたのは11年の森野将彦選手で、内外野守れるユーティリティプレーヤーでありながら、打力のあった森野選手は10年にベストナインを受賞し、選手会長2年目の年俸が2億2500万円になりました。
4位と5位には鉄壁の二遊間コンビがランクインしました。4位の荒木雅博選手は選手会長2年目だった09年に1億5000万円でプレーし、ゴールデングラブ賞を受賞しました。
5位の井端弘和選手は05年の選手会長2年目に1億4000万円でプレーし、こちらもゴールデングラブ賞を受賞しており、「アライバ」は選手会長就任時も華麗な守備を披露していました。
私が思う最強の中日ドラゴンズのキャプテンは高木守道選手!
務めた選手が少ない中日ドラゴンズのキャプテンですが、歴代最強のキャプテンは昭和の中日ドラゴンズのセカンドを代表する高木守道選手だと考えます。
ここで、高木守道選手のプロフィールを確認していきましょう。
職業:元プロ野球選手・元プロ野球指導者
生年月日:1941年7月17日
身長:174cm
出身:岐阜県
最終学歴:岐阜県立岐阜商業高校
血液型:O型
1941年(昭和16年)7月17日生まれ、岐阜県岐阜市出身。60年に中日ドラゴンズに入団し、高卒1年目ながら51試合に出場しました。
翌年は80試合出場し、メインのセカンドとして起用され、63年から本格的にレギュラーとしてプレーしました。プロ通算21年で2282試合に出場して打率.272、236本塁打、813打点を記録し、盗塁王を3回、ベストナインを7回、守備の名手に贈られたダイヤモンドグラブ賞を3回受賞しました。
72年から76年までの5年間キャプテンを務め、攻守にわたりチームを牽引し、74年には巨人のV10を阻止して20年ぶり2度目の優勝へ導きました。
中日ドラゴンズのお膝元である岐阜県出身の名プレーヤーが、歴代最強キャプテンで間違いありません。
私が思う最強の中日ドラゴンズの選手会長は森野将彦選手!
主力選手が務めることの多かった中日ドラゴンズの選手会長ですが、歴代最強の選手会長は10年と11年に務めた森野将彦選手だと考えます。
まずは、森野将彦選手のプロフィールを確認していきましょう。
職業:元プロ野球選手・プロ野球指導者
生年月日:1978年7月28日
身長:180m
出身:神奈川県
最終学歴:東海大相模高校
血液型:AB型
1978年(昭和53年)7月28日生まれ、神奈川県横浜市保土ケ谷出身。1996年のドラフト会議で2位指名を受けて、東海大相模高校から中日ドラゴンズに入団しました。
プロ1年目の夏に初スタメンを飾り、この試合で打ったプロ初安打は本塁打で、高卒1年目の本塁打はミスタードラゴンズ・立浪和義選手以来の記録でした。00年代に入るとスタメン起用が増え、サードやファースト、レフト等多くのポジションでレギュラーとしてプレーした経験があります。
選手会長に就任した10年は3番サードでの出場が多く、打率.327は自己最高をマーク、22本塁打で84打点の成績を残して自身初となるベストナインを受賞しました。クリーンアップをともに務めた和田一浩選手とチームを引っ張り、4年ぶり8回目のリーグ優勝に大きく貢献しました。
11年は大きく成績を残しましたが、主力でありながらバント等のチームプレーに徹し、球団初となる連覇を達成し、選手会長を退きました。
球団初の連覇を達成し、東日本大震災への対応に奔走した森野将彦選手が、中日ドラゴンズ最強の選手会長の1人でしょう。
中日ドラゴンズの歴代キャプテン&選手会長に関する豆知識
「ミスタードラゴンズ」と呼ばれ、ファンから就任を期待する声が大きかった立浪和義監督が誕生した22年の中日ドラゴンズで、2人の選手がキャプテンを務めることが決まりました。
野手キャプテンに不動のセンター・大島洋平選手、投手キャプテンにエース・大野雄大投手が立浪監督から任命されました。立浪監督は就任当初、キャプテン制度に前向きではありませんでしたが、球団初となるキャプテン2人制を採用し、ベテラン2人に託すことを決めました。
2人とも選手会長を務めた経験もあり、タイトル獲得経験も豊富なことから、伸び盛りの若手選手や実績のある中堅選手をまとめ、チームを牽引する役割が期待されています。
まとめ
・中日ドラゴンズのキャプテンを務めた選手は少なく、高木守道選手が長く務めた。
・選手会長は立浪和義選手が一番長く務めている。
・歴代で一番年俸が高かったのは、キャプテンは高橋周平選手の8000万円、選手会長は吉見一起投手の2億9000万円。
・高木選手はキャプテン在任時に巨人のV10を阻止する活躍を見せ、森野選手はベストナインを受賞し、球団初の連覇を達成した選手会長である。
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