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歴代完投回数ランキング一覧まとめ!ちなみにメジャーは?【プロ野球】


今回は、先発投手として大役を果たした勲章でもある完投回数についてまとめてみました。日本の歴代完投回数ランキングや最多回数記録を持っている選手のことについても触れています。

メジャーの完投回数についても日本と同様に書き記していますので一緒に確認してみましょう!

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歴代完投回数ランキング一覧まとめ!

それでは、まず日本の歴代完投回数のランキングトップ5までを見てみましょう。

順位 選手名 所属チーム 完投回数 実働期間
1 金田 正一 国鉄スワローズなど 365 1950~1969年
2 ヴィクトル・スタルヒン 東京巨人軍 350 1934~1955年
3 鈴木 啓示 近鉄バファローズ 340 1966~1985年
4 別所 毅彦 南海ホークスなど 335 1942~1961年
5 小山 正明 大阪タイガースなど 290 1953~1973年

ランキングのトップ5までを見てみますと、どの選手も50年近く昔の記録となっていますね。

昔のプロ野球は今と違い、先発、中継ぎ、抑えの分業が成り立っておらず、チームのエースは先発すれば完投するのが当たり前という風習があり、必然的にエース格の選手は完投回数が増える…という流れになっているのです。

この風習を理解していれば、ランキングの上位に食い込んでいる選手は当時チームのエース格の選手だった、ということが理解できてしまいます(笑)

 

最多回数は国鉄スワローズなどで活躍した金田正一選手!

そして、歴代完投回数のトップに輝いたのは国鉄、巨人などで活躍して金田正一選手の365完投が最多となりました!

金田選手といえば日本プロ野球唯一の通算400勝、沢村賞3回、ベストナイン3回など数々の投手としての記録を打ち立てている選手でもあります。絶対的なエースであった金田選手が歴代完投回数のトップであることも納得ですね!

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投手として有名ではある金田選手ですが、現役期間で38本のホームランを放っており、現役通算打率も.198を記録しています。投手は自分の身長と同じぐらい打率を残すことができれば御の字と呼ばれていますので、投手としてだけではなく、時にはバッターとしてチームに貢献していたとういうことが伺えますね。

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ちなみにメジャーは?

それでは続いて、メジャーリーグの歴代完投回数についてトップ5までを見てみましょう。果たして日本を上回る記録だったのでしょうか?

歴代完投回数ランキング一覧まとめ!

順位 選手名 所属チーム 完投回数
1 サイ・ヤング クリーブランド・スパイダーズなど 749
2 ジム・ガルヴィン セントルイス・ブラウンストッキングスなど 646
3 ティム・キーフ トロイ・トロージャンズなど 554
4 キッド・ニコルス ボストン・ビーンイーターズなど 531
4 ウォルター・ジョンソン ワシントン・セネタース 531

ランキングのトップ5までを掲載してみました!回数だけを見ると、日本のおよそ2倍の完投回数が並んでいますね(笑)

更にどの選手も日本と共通して一昔前の選手たちの記録であり、中には1800年代の選手も存在しています。こちらも日本と同様に先発に抜擢されたら最後まで投げ抜く風習があり、先発すればほぼ9割以上完投している選手ばかりです。

中でも3位のティム・キーフ選手は、1883年のシーズンは先発で68回登板し、何と68回全て完投しているという記録が残っています!防御率も1883年は2.41と上々の成績を残しており、今の時代ではなかなか考えられない起用方法です。それでもなお好成績を残すところは、ティム・キーフ選手の投手としての凄さが感じ取れるポイントとなっていますね。

 

最多回数はクリーブランド・スパイダーズなどで活躍したサイ・ヤング選手!

そしてメジャーの歴代最多完投回数を記録したのは、クリーブランド・スパイダーズなどで活躍したサイ・ヤング選手の749完投がトップとなりました!ちなみに本名はデントン・トゥルー・ヤングであり、選手名の【サイ】は、速球がサイクロンのようにうなりをあげていたことから付けられた名前です。

日本のレジェンド投手が金田正一選手ならば、メジャーのレジェンド投手はまさしくこのサイ・ヤング投手です。通算勝利数はメジャー歴代1位の511勝、シーズン最多勝5回、ノーヒットノーラン2回など、投手として野球の神様と呼ばれてもおかしくないほどの成績を残しました。

この偉大な功績もあり、1937年には野球殿堂入りを果たし、1955年に死去したサイ・ヤング投手の名誉を称え、サイ・ヤング賞という賞も制定されています。これだけでもサイ・ヤング選手がどれほどの大投手だったかが伝わるかと思います。

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今の時代では金田選手やサイ・ヤング選手のような完投回数を記録することは不可能かもしれませんが、昔の投手たちはこれだけのことをやってのけていた、ということを思い出すにはもってこいの記録であることは間違いありませんね!

 

まとめ

・昔の日本の野球には先発、中継ぎ、抑えの分業制が成り立っておらず、日本の歴代最多完投回数のランキングにはエース格の選手たちがランクインしている。

・日本の最多完投回数のトップは金田正一選手の365完投が最多であり、通算400勝、沢村賞3回、ベストナイン3回など投手として堂々の成績を残している。

・メジャーの歴代完投回数のランキングは日本のランキングの2倍以上の完投回数が並んでおり、シーズンに先発した試合を全て完投した選手も存在する。

・メジャーの最多完投回数のトップはサイ・ヤング選手の749完投がトップであり、通算勝利数メジャー歴代1位の511勝、シーズン最多勝5回、ノーヒットノーラン2回などレジェンド選手と呼ばれるに相応しい成績を残した。

 

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