【広島】ドラフト1位指名の歴代選手一覧!その後の成績や活躍は?
近年チーム力をつけてきている印象の広島東洋カープです。選手を育てるというところでは定評がある球団ですよね。そういう意味では12球団の中でもキャンプ期間などの練習も厳しいとも言われています。
巨人や阪神、ソフトバンク球団と違い少し地味な印象がある球団かも知れませんが、最近では「カープ女子」と言われる女性ファンも増え、多くのファンに支えられている地元に密着している球団と言えます。
今回はそんな広島の歴代ドラフト1位選手についてまとめると共に、その後の活躍について確認していきましょう。
ドラフト1位選手なだけに名前が豪華だなあと感じると思います。是非チェックしてみてくださいね!!
目次
広島ドラフト1位の歴代選手一覧
それでは早速ですが、広島の歴代ドラフト1位の選手を紹介していきます。
年度 | 選手名 | ポジション | 出身校 | 背番号 | 獲得タイトル等 |
1965年 | 佐野真樹夫 | 投手 | 専修大 | 4 | ー |
1966年(第1次) | 須山成二 | 捕手 | 広陵高 | 50 | ー |
1966年(第2次) | 西本明和 | 投手 | 松山商高 | 20 | ー |
1967年 | 井上弘昭 | 外野手 | 電電近畿 | 25 | 最多安打・ベストナイン(1975年) |
1968年 | 山本浩二 | 外野手 | 法政大 | 27 | 首位打者(1975年)、本塁打王4回(1978年・1980年・1981年・1983年、打点王3回(1979年~1981年)、最多出塁3回(1979年・1980年・1983年) |
1969年 | 千葉剛 | 投手 | 日鉱日立 | 13 | ー |
1970年 | 佐伯和司 | 投手 | 広陵高 | 21 | ー |
1971年 | 道原裕幸 | 捕手 | 芝浦工大 | 10 | ー |
1972年 | 池谷公二郎 | 投手 | 日本楽器 | 11 | 最多勝利(1976年)、最多奪三振2回(1976年・1977年)、最優秀投手(1976年)、沢村賞(1976年)、ベストナイン(1976年) |
1973年 | 木下富雄 | 内野手 | 駒沢大 | 25 | ー |
1974年 | 堂園喜義 | 投手 | 鹿児島商高 | 38 | ー |
1975年 | 北別府学 | 投手 | 都城農高 | 20 | 最多勝利2回(1982年・1986年)、最高勝率3回(1985年・1986年・1991年)、最優秀防御率(1986年)、 |
1976年 | 山崎隆造 | 内野手 | 崇徳高 | 23 | ベストナイン3回(1984年・1985年・1991年)、ゴールデングラブ賞4回(1984年・1985年・1987年・1988年) |
1977年 | 田辺繁文 | 投手 | 盈進高 | 12 | ー |
1978年 | 木田勇 | 投手 | 日本鋼管 | ー | 入団拒否 |
1979年 | 片岡光宏 | 投手 | 府中東高 | 14 | ー |
1980年 | 川口和久 | 投手 | デュプロ | 34 | 最多奪三振3回(1987年・1989年・1991年) |
1981年 | 津田恒美 | 投手 | 協和醗酵 | 15 | 最高勝率(1983年)、最優秀救援投手(1989年)、新人王(1982年) |
1982年 | 西田真二 | 外野手 | 法政大 | 28 | ー |
1983年 | 川端順 | 投手 | 東芝 | 13 | 最高勝率(1987年)、新人王(1985年) |
1984年 | 杉本正志 | 投手 | 箕島高 | 35 | ー |
1985年 | 長冨浩志 | 投手 | NTT関東 | 16 | 新人王(1986年) |
1986年 | 栗田聡 | 投手 | 三菱重工神戸 | 17 | ー |
1987年 | 川島堅 | 投手 | 東亜学園高 | 21 | ー |
1988年 | 野村謙二郎 | 内野手 | 駒沢大 | 7 | 盗塁王3回(1990年・1991年・1994年)、最多安打3回(1991年・1994年・1995年)、ベストナイン3回(1991年・1995年・1996年)ゴールデングラブ賞(1995年) |
1989年 | 佐々岡真司 | 投手 | NTT中国 | 18 | 最優秀防御率(1991年)、最多勝利(1991年)、最優秀選手(1991年)、最優秀投手(1991年)、沢村賞(1991年)、ベストナイン(1991年) |
1990年 | 瀬戸輝信 | 捕手 | 法政大 | 2 | ー |
1991年 | 町田公二郎 | 外野手 | 専修大 | 5 | ー |
1992年 | 佐藤剛 | 投手 | 本田技研 | 17 | ー |
1993年 | 山根優仁 | 投手 | 岡山南高 | ー | ー |
1994年 | 山内泰幸 | 投手 | 日本体育大 | 16 | 新人王(1995年) |
1995年 | 長谷川昌幸 | 投手 | 市立銚子高 | 19 | ー |
1996年 | 沢崎俊和 | 投手 | 青山学院大 | 14 | 新人王(1997年) |
1997年 | 遠藤竜志 | 投手 | NTT関東 | 21 | ー |
1998年 | 東出輝裕 | 内野手 | 敦賀気比高 | 46 | ベストナイン2回(2008年・2009年) |
1999年 | 河内貴哉 | 投手 | 国学院久我山高 | 24 | ー |
2000年 | 横松寿一 | 投手 | 戸畑高 | 11 | ー |
2001年 | 大竹寛 | 投手 | 浦和学院高 | 17 | ー |
2002年 | 永川勝浩 | 投手 | 亜細亜大 | 20 | ー |
2003年 | 白濱裕太 | 捕手 | 広陵高 | 12 | ー |
2004年 | 佐藤剛士 | 投手 | 秋田商高 | 29 | ー |
2005年 | 鈴木将光 | 外野手 | 遊学館高 | 50 | ー |
2006年 | 前田健太(高校ドラフト) | 投手 | PL学園高 | 34 | 最優秀防御率3回(2010年・2012年・2013年)、最多勝利2回(2010年・2015年)、最多奪三振2回(2010年・2011年)、最優秀投手(2016年)、沢村賞2回(2010年・2015年)、ベストナイン3回(2010年・2013年・2015年)、ゴールデングラブ賞5回(2010年・2012年~2015年) |
2007年 | 安部友裕(高校ドラフト) | 内野手 | 福岡工大城東高 | 60 | ー |
2007年 | 篠田純平(大学・社会人ドラフト) | 投手 | 日本大 | 14 | ー |
2008年 | 岩本貴裕 | 外野手 | 亜細亜大 | 10 | ー |
2009年 | 今村猛 | 投手 | 清峰高 | 16 | ー |
2010年 | 福井優也 | 投手 | 早稲田大 | 11 | ー |
2011年 | 野村祐輔 | 投手 | 明治大 | 19 | 最多勝利(2016年)、勝率第1位投手(2016年)、新人王(2012年)、ベストナイン(2016年) |
2012年 | 高橋大樹 | 投手 | 龍谷大平安高 | 25 | ー |
2013年 | 大瀬良大地 | 投手 | 九州共立大 | 14 | 新人王(2014年) |
2014年 | 野間峻祥 | 外野手 | 中部学院大 | 37 | ー |
2015年 | 岡田明丈 | 投手 | 大阪商大 | 17 | ー |
2016年 | 加藤拓也 | 投手 | 慶応大 | 13 | ー |
1970年、1980年代はかつて投手王国と言われただけあり、特に素晴らしい投手陣が目立つ印象がありますよね。
2000年以降も投手陣を中心に素晴らしい選手を獲得している印象を受けます。やはり野球は守りから徹底することが重要だということが感じ取れます。
注目選手のその後について
続いてドラフト1位の注目選手を紹介していきます。
活躍出来た選手と、無念にも戦力外通告を受けてしまった選手など幅広く見ていきましょう。
前田健太選手
言わずとしれたマエケンの愛称で親しまれている投手です。
現在はメジャーリーグで活躍していますね。高校野球の名門・大阪PL学園高校の出身で2006年の高校生ドラフト1巡目で広島から指名されました。もちろん投手として指名されましたが、高校時代から打撃にも定評があり高校通産の本塁打数は27本となっています。
また試合前の独特の体操も有名で肩を回して行なう「マエケン体操」とも呼ばれています。これからも田中将大投手、ダルビッシュ有投手と共にアメリカの地でさらなる活躍を期待したいですね。
野村祐輔選手
前田健太選手がアメリカに行った後にエースの座を継いだ投手と言ってよいと思います。
高校時代は地元広島の広陵高校出身で、最後の夏は惜しくも甲子園の決勝戦で敗れ準優勝となりました。高校時代は現在巨人の正捕手の小林誠司選手とバッテリーを組んでいました。凄いバッテリーですよね。
野村投手はコントロールが良く丁寧なピッチングを特徴としています。まさに打者を翻弄して打ち取る投球術が素晴らしい投手の印象です。日本を代表する投手になる日も近いと思います。
安部友裕選手
今の広島には欠かせない選手の一人です。内野であればどこでも守れる選手で、俊足好打がウリな選手ですよね。2007年の高校生ドラフト1位ですが、実は唐川侑己選手の外れ1位で指名を受けました。野村祐輔選手とは同級生で同じ誕生日で同じ病院で生まれたことでも有名ですよね。
よく考えるとその病院も本当にすごいですよね、将来の広島を背負う二人が同じ日に生まれているわけですから・・・(^^♪
佐藤剛士選手
2004年のドラフト1位で指名されました。秋田商業高校のエースで、甲子園にも出場しダルビッシュ有選手も同期で東北ビッグ3と言われていました。将来を期待されていた投手です。最速は150kmのストレートを投げ込み、高校時代は力でねじ伏せる投球だけでも抑えることができていました。
プロでもそのストレートにさらに磨きをかけていき期待されていました。ですが、プロ入り後は肩やひじの故障に苦しみ2010年に戦力外通告を受けました。今では野球界を離れ建設関係の仕事をしているようです。
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河内貴哉選手
大型左腕として期待され1999年ドラフト1位で指名され広島に入団しました。甲子園には出場していませんが、東京の国学院久我山高校でエースとして活躍していました。ドラフトでも広島・近鉄・中日の3球団から1位で指名されるほどの注目を集めていました。
プロ入り後の1年目には巨人戦で初勝利を挙げるなど華々しいデビューを飾りました。2004年には自己最高の成績を残すも、それ以降は思ったような活躍ができず育成選手に落ちるなど苦労をし、2015年に戦力外通告を受けました。
期待値が高かった選手なだけに思うようなプロ野球生活を送ることができなかったともいます。今では広島球団職員として活躍しているようです。
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広島ドラフト会議の豆知識エピソード
2013年ドラフト会議で大瀬良大地投手を指名した際のエピソードです。大瀬良大地選手は注目されていた投手で、ヤクルト、阪神も指名して3球団の競合となりました。指名が重複し場合はクジをひくことになります。
大体は監督が選手を引く場合が多いですが、広島はスカウトの方が引くことになっているようです。この年も田村スカウトがクジをひきました。ヤクルトの小川監督、阪神の和田監督の両監督に挟まれていました。
大瀬良大地投手も身近なスカウトが自分を引き当ててくれて嬉しそうな中継が流れていました。
スカウトの田村さんもインタビューでは声が震えて感動が伝わってきました。誇らしいシーンとして忘れられないですよね。
まとめ
・投手王国と言われた広島だけあってさすがドラフト1位は好投手がずらり並んでいる印象を受けます。本格派の良い投手が多いですよね。
・やはりドラフト1位で期待されて入団した選手もケガなどに悩まされると思うように活躍はできません。特に佐藤剛士投手などは高校時代注目されており、将来を期待されていましたが、ケガには勝てませんでした。
・大瀬良大地投手のドラフトは微笑ましい光景です。田村スカウトの心から嬉しい感情が忘れられません。
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