トリプル100とはどんな意味?歴代達成者から難易度まで【プロ野球】
プロ野球には多くのタイトルが存在しています。プロ野球の各選手はチームの優勝日本一を目指して1年間ペナントレースを戦います。もちろん、その日本一がチームの選手の共通目標であることは間違いないと思います。
ですが、プロ野球選手である以上その目標を達成するために個人の成績もとても重要になってきます。個人の成績とチームの結果が結び付けば高く評価され自身の年俸にもつながってきます。また、チームから必要とされることにより、自分の思うように現役も続けていくことができるからです。
今回はそんなプロ野球のタイトルの中でトリプル100というものがあります。トリプル3(3割・30本塁打・30盗塁)なら聞いたことがあるという人もいると思います。
そのトリプル100についてまとめてみました。プロ野球を見る上で参考にして頂ければと思います。
トリプル100って何?意味から確認していこう
トリプル100というのはトリプル3と違い、一年で達成するのは不可能なものになっています。トリプル100というのは投手が達成できるもので、その意味は「100勝・100セーブ・100ホールド」となっています。100勝、100セーブは分かる人も多いと思います。
ホールドとは一定の条件を満たした救援投手に与えられる記録になっています。要は中継ぎ投手に送られる記録になっています。プロ野球の分業化(先発・中継ぎ・抑え)があたりまえになったことでこのホールドの記録も残されるようになりました。
ですので、このトリプル100は投手の中で多くの役割を果たした証にもなるということになります。
歴代達成者について
ここではトリプル100の歴代達成者についてまとめました。
氏名 | 勝 | セーブ | ホールド |
トム・ゴードン | 138勝 | 158セーブ | 110ホールド |
上原浩治 | 134勝 | 128セーブ | 100ホールド |
※上原浩治選手の記録は2018年7月20日時点の成績です。
このようにメジャーと日本プロ野球の歴史の中でも二人しかいないのがトリプル100です。トム・ゴードン選手は2008年にトリプル100を達成しました。1987年から2009年まで現役を続けていました。
トム・ゴードン選手は最初は先発で起用、その後はクローザー、そして中継ぎと役割を変え長くメジャーで活躍しました。その結果、トリプル100を獲得したというのが分かります。
上原浩治選手も同じように日本プロ野球にはじめて入団した頃は先発として多くの勝ち星を積み、エースとして活躍しました、その後メジャーに渡り、抑え投手としてその地位を築き今に至っています。
難易度は?どこが難しい?
このトリプル100の難易度はかなり高いと言えます。もちろん前提として長い間現役を続けるということが必要であるということと、投手の役割を変えていくということで、良い投手は基本的に先発か抑えを任されることが多くなります。
そうなると難しいタイトルはやはりホールドになります。良い投手の場合は自分の最大のパフォーマンスができなくなると引退の道を考えることもあり、中継ぎでも頑張るという選手もあまりいません。
このように、中継ぎ投手のタイトルホールドが難しいと言えるのではないかと思います。
まとめ
・トリプル100は投手が獲得できるもので100勝、100セーブ、100ホールドを獲得した投手に送られるものになっています。
・今までトリプル100を獲得した選手は2名で、メジャー一筋のトム・ゴードン選手と上原浩治選手の二人となっています。
・トリプル100で一番難易度が高いのは100ホールドです。良い投手は先発か抑えに回るケースが多く中継ぎとして長く役割を担うケースは少ないからです。
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