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豆知識

プロ野球のイップスとは?原因や克服した選手について

野球を実際に経験してきた人であれば、「イップス」という言葉は聞いたことがある人も多くいると思います。

野球はもちろん体を動かして行なうスポーツですが、その一連の中で思った通りに全てが上手くいくわけではありません。

日々の厳しい練習を通じてミスが起きないように鍛錬します。

ですが、突然上手くいっていたものが上手くいかなくことがあります。守備の面で必ず投げる動作が入ってきますが、野手であれば基本は相手の胸に目掛けて送球するわけです。しかし、その送球がバラつき暴投を連発してしまうことがイップスと言われています。

まさか、プロ野球まで上り詰めた選手がそんなことあるのと思う方もいるかも知れませんが、プロ野球選手でもイップスになってしまった選手もいます。今回はそんなプロ野球選手のイップスについてまとめてみました。今学生で野球をやっている方などには特に参考にして頂ければと思います。

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プロ野球におけるイップスとは?

イップスは野球で言えば投げる動作の際に思うようなところにボールがいかないということです。野球というスポーツはインプレーの場合は全て一連の流れでプレーしなければいけません。内野手で言えばゴロが飛んできたら、とってファーストに投げて打者をアウトにするということです。

正確にファーストまで投げれなければ打者を打ち取ることができなくなり失点につながるケースも多くなります。

投手の場合は常にコントロールが乱れていることでイップスというように言われています

 

イップスの原因は?

イップスになってしまう原因としては内面的な問題が多いとされています。

プロ野球選手までなった人達が普通では考えられないことかも知れませんが、一つのミスでそれがトラウマになってしまうことが多いようです。

特に緊迫した場面では緊張感も高まります。普通の心理状態では問題なくこなせるプレーもいつもの平常心が乱れるとプレーに影響し平凡なミスがでてしまうことがあります。

内面にそのことが常に残ってしまうことからまた同じような状況で平凡なミスを繰り返してしまいイップスに陥ってしまいます。

 

イップスに悩まされた・克服した選手について

ここではイップスを克服した選手を紹介します。

内川聖一選手(福岡ソフトバンクホークス)

今日本球界を代表する右打者のヒットメーカーである内川聖一選手も若い頃にはイップスを経験したようです。内川選手は高卒から内野手としてプロへ入団しました。当初は内野手(セカンド・ショート)を守っていましたが、送球が不安定でした。

セカンドはファーストに一番近い位置の内野ですが、上手くいかないことが多く、持ち前の打撃もまだ影をひそめていました。ですが、その後外野手に転向し送球の不安から解放され持ち前の打撃力が開花し一流の打者に成長しました。

今ではソフトバンクで一塁手を主に守り、イップスを克服した一流選手の一人と言えます。

 

荒木雅博選手(中日ドラゴンズ)

荒木選手がイップス!?と思う方もいるかも知れません。守備職人という印象がありますよね。かつては中日の二遊間ショートが井端選手、セカンドが荒木選手のアライバコンビは最強の二遊間とも言われていたほどです。

ですが、落合監督時代の2010年にその二遊間の守備位置を変更するコンバートがありました。2004年から2009年のセカンドの時の年間平均の失策は9.3で6年連続ゴールデングラブ賞を獲得しました。2010年はショートにコンバートされなんと失策が20を記録してしまいました。

2011年もショートで失策が17とコンバートによりイップスとなったのではと言われています。本人が明かしているわけではないですが、コンバートが原因のイップスと考えられます

ですが、チームにとっては必要な選手として今なお現役でプレーしておりチームには欠かせないベテラン選手の一人です。

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松井稼頭央選手(埼玉西武ライオンズ)

松井稼頭央選手は走攻守兼ね揃えた選手で西武からメジャーリーグにも挑戦しました。ですが、メジャーリーグ時代に一つのエラーからイップスとなってしまい失策を重ねてしまうことがありました

日本の環境とは違うこともあると思いますが、一つのエラーが内面に影響を与えてしまいイップスになったと言われています。日本球界に復帰して楽天では外野手も守るようになりイップスを克服したと言われています。

2018年からは古巣の西武に復帰するので、昔のように活躍する姿を見せてほしいですよね。

 

まとめ

・イップスは守備の際野手であれば送球、投手であれば投球が思うようにいかなくなることです。プロ野球選手であれば普通にすればできる動作も思うようにいかなくなることだと言われています。

・イップスは精神的な影響が多いと言われています。緊迫した場面での一度のエラーがトラウマになることが多い様です。

・多くの一流選手がイップスを経験しています。ソフトバンクホークスの内川選手もその一人で内野手から外野手にコンバートされイップスを克服し打撃が大きく開花した選手の一人です。

 

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