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作新学院高校の偏差値・学費や寮を確認!野球部OBや甲子園での記録は?

2017/03/18

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2016年(平成28年)の第98回全国高等学校野球選手権大会において、54年ぶり2回目の栄冠に輝いた作新学院高校。元プロ野球選手の江川卓さんの母校として全国的にも知名度がありますね。野球ファンの間では、栃木で野球と言えば作新学院が思い浮かんでくるのではないでしょうか。
そんな作新学院高校の気になる偏差値や学費、学校施設などを、甲子園大会の成績を交えながら紹介していきます。作新学院高校で甲子園を目指したい球児や一般受験生、ご家族の参考になれば幸いです。

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作新学院高校について

作新学院高校と言えば、やはり真っ先に思い浮かぶのは野球でしょう。硬式、軟式野球とも全国制覇の経験がある名門校です。野球以外では、自転車、陸上競技、水泳などが強豪校として知られています。因みに、リオデジャネイロオリンピックで競泳で金メダルを取った萩野公介選手は作新学院OBです。学校のプロフィールをまとめてみました。

・ 国公私立別:私立学校
・ 設立年月日:1885年5月28日
・ 創立者:船田兵吾
・ 共学・別学:男女共学

学校は、2015年に創立130周年を迎えた伝統校で、中高一貫校でもあります。高校にはトップ英進部、英進部、総合進学部、情報科学部の4つのコースがあり、約4000名の在校生を擁し日本一の生徒数を誇る学校でもあります。全国平均1校の生徒数が約672人(文部科学省:学校基本調査(平成28年))ですから、その数たるや想像を絶しますね。

創立者は船田兵吾氏で、男女共学校になります。教育方針は、「自学自習」、「誠実勤労」、校風は「一校一家」をモットーに発展し、OB、OGがそれぞれの世界で活躍しています。

部活動といえば、やはり野球を無くしては語れないでしょう。甲子園大会史上初の春夏連覇、そして、オールドファンにとっては「江川の作新」として有名になりましたね。ユニフォームの左袖には、春夏の甲子園出場回数の星が表現されています。

偏差値

作新学院高校の偏差値です。4つのコースによって偏差値が異なります。コース別の偏差値を紹介します。

・ トップ英進部 70
・ 英進部    55
・ 総合進学部  45
・ 情報科学部  42~39

となっています。平均の偏差値はおおよそ62あたりになります。推薦はなく、一般入試のみです。

学費

学費は以下のとおりとなります。

<1年生>合計:654,200円
入学手続金:120,000円
授業料:288,200円
施設費:120,000円
その他:126,000円

<2年生/3年生>合計:534,200円
授業料:288,200円
施設費:120,000円
その他:126,000円

(参考)https://school.js88.com/scl_h/22002010?page=5

全国私立高校の平均学費額が約56万円であるので、作新学院高校の学費はおおよそ平均と言っても良いのではないでしょうか。私立の学校なので、どうしても公立よりは学費がかかってしまいます。授業料の他、施設費に加え、その他の経費、例えば寄付金などは私立校では当たり前といってよいでしょう。その分、質の高い教育と設備の行き届いた施設が充実・使用できるので、そのあたりのメリットは得られますね。

(参考)http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/006/1317006.htm

施設や寮

作新学院高校において特質する施設は、2016年12月に完成した作新アカデミア・ラボです。

・作新アカデミア・ラボ
⇒ 「年齢、文化、民族の違いを越えて様々な分野の人々が集い、真に豊かな地球の未来を創造する自由で多様な“知の実験場”をめざす」ことをコンセプトとして建てられた多目的施設です。
 (参考)http://www.sakushin.ac.jp/academia/academia.html

・図書館
⇒ 蔵書数は約6万5000冊

・硬式野球グランド
⇒ 特にOBの冠がついた名称はなく、通常の学校のように硬式野球グランドと呼称しています。
  両翼91m、センター119m、可もなく不可もなくといったところでしょうか。
  硬式野球の専用グランドですが、ソフトボールの授業でも利用されているようです。

ちなみに寮はなく、県内でも遠隔な地域から通学する場合は学校近辺にアパートなどを借りることになるでしょう。

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野球部OBは?

なんと言っても甲子園史上初春夏連覇のOBを挙げないわけにはまいりません。他プロ野球で活躍した主なOBを紹介します。

・八木沢壮六⇒ 元ロッテ監督、西武、横浜、巨人、阪神投手コーチ 第34回(1962年)春の甲子園優勝投手 1963年卒

・島野育夫⇒ 元中日、南海、阪神ヘッドコーチ 1962年卒

・加藤 斌⇒ 元中日投手 第44回(1962年)夏の甲子園優勝投手 1963年卒

・江川 卓⇒ 元巨人投手 日本プロ野球史上初の投手5冠王 1974年卒

・岡田幸文⇒ 千葉ロッテマリーンズ外野手 2003年卒

・今井達也⇒ 第98回(2016年)夏の甲子園優勝投手 2016年埼玉西武ライオンズドラフト1位指名 2017年卒

作新学院と言えば、江川卓さんを抜きには語れないほどの存在ですね。プロ入団前も高校・大学で数々の記録を打ち立てたのは有名な話です。

 

甲子園での記録

甲子園には春夏併せて22回出場しています。(2017年現在)
内訳は、春10回、夏12回となっています。甲子園春夏連覇を最初に達成した学校として現在までも語り継がれています。甲子園の全国制覇は次のとおりです。

<春の選抜高校野球>
10回出場しており、八木沢壮六さんが在籍されていた1962年の大会で初優勝

<夏の甲子園大会>
春より2回多い12回の出場です。1962年、春の選抜高校野球大会を制した八木沢さんが赤痢のため出場できず、控え投手だった加藤斌さんが在籍した1962年に初優勝、史上初の春夏連覇の偉業を達成

 

まとめ

・作新学院高校の偏差値はコースによって異なり、その値は39~70である。学費は年間約53万円であり、おおよそ全国私立高校の平均額。

・作新アカデミア・ラボという多目的施設が2016年12月に完成、“知の実験場”をめざすことをコンセプトにしている。

・野球部OBには、甲子園春夏連覇に貢献した八木沢壮六さんをはじめ、高校・大学・プロ野球で活躍した江川卓さんといった大物OBが存在する。

・春のセンバツ、夏の甲子園大会を初めて連覇した伝統校。
 

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