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則本昂大が三振取れるのは何故?凄さを3つの角度から検証してみる

2017/06/09

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2017年6月1日、対巨人戦で楽天イーグルスの則本昂大選手が7試合連続2ケタ奪三振の日本新記録を樹立しました。そして続く6月8日には8試合連続を達成し日本記録を更新すると共に、MLB記録にならんでいます。

実はルーキーイヤーから15勝を上げるなど新人離れしていた則本選手ですが、今年は例年より多いペースで三振を奪い取っています!

どうしてここまでたくさんの三振を奪えるのでしょうか?そこで、則本選手のピッチャーとしての凄さを探ってみました。また、則本選手が今後更に達成するであろう記録も合わせて記してみましたので確認していきましょう。

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則本昂大選手の奪三振記録が凄い!

ルーキーイヤーから当時楽天に在籍していた田中将大選手(現ニューヨークヤンキース)の弟分として期待されていた則本選手ですが、そもそも則本選手はどうしてあれだけ三振が取れるのでしょうか?則本選手の投手として凄いポイントを3つの角度から検証していきたいと思います。

 

何故あんなに三振が取れるのか?凄さを3つの角度から検証

凄さ① 速いだけではないストレート

則本選手のストレートは最高球速157kmで平均球速は148kmと球速だけでもなかなかバットの芯には当たらないのだろうなと思ってしまいますが、それに加えてストレートの回転数がとても多いのです。ストレートは回転数が多ければ多いほどスピンの効いた打者の手元でノビるストレートになります。

則本選手のストレートは何と1秒間に42回転もします!これはかつて火の玉ストレートと呼ばれ、ストレートを待っていてもバットに当たらなかった藤川球児選手のストレートとあまり変わりありません。対戦打者のバットがあれだけ空を切るのも頷けるというわけですね。

凄さ② ストレートの球威で活きてくる変化球

そして則本選手はストレートだけではなく、スライダー、フォーク、カーブ、チェンジアップと変化球も投げ分けることができます。

特にフォークボールはストレートの威力が大きいだけに、追い込まれると空振りしてしまう選手が本当に多いですよね。ストレートよりも奪三振数が多い傾向も出ており、素晴らしいウイニングボールとなっています。

凄さ③ ピンチになるとギアが上がる

更にランナーが溜まるなど点を取られたくない場面になると、投球のギアが上がりストレートの球速が3、4km上がり三振を取りに行く投球ができます。このようなギアチェンジができるピッチャーはWBCで活躍した巨人のエース菅野選手などエースと呼ばれるピッチャーが行える投球です。則本選手もまさに楽天のエースといっても過言ではないでしょうね。

以上3つの視点から則本選手が三振の取れるポイントを探ってみました。エースピッチャーと呼ばれる要素が全て揃っている選手だからこそ、あれだけ三振が取れるというわけです。これだけ素晴らしい投球ができれば他にも何か新しい記録が生まれるのでは?と考えてしまいますね。次は則本選手が今後達成するであろう記録についてまとめてみました。

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則本昂大選手が今後達成するであろう記録は?

プロ野球新記録を達成することができる則本選手ですので次はどのような記録を作ってくれるのだろうと、野球ファンなら期待してしまいますよね。そこで則本選手のポテンシャルなら達成が期待できる記録を予測してみましたので見ていきましょう。

岩隈久志、田中将大選手に続く球団20勝投手

楽天イーグルスで20勝以上を達成した選手は2008年に21勝を上げ沢村賞、最優秀選手、ベストナイン、最優秀バッテリー賞を獲得した岩隈久志選手と2013年、星野監督のもと24勝0敗1セーブでチームの絶対的エースとして日本一に貢献した田中将大選手の2名しかいません。しかし今年の則本選手の力ならば20勝以上を達成できる実力は十分にあります。

現在の成績は6月8日時点で8勝1敗と順調に勝ち星を上げており、更に今年の楽天はペゲーロ選手、アマダー選手をはじめ破壊力のある打線で、援護点をもらいやすい環境も整っており、則本選手が20勝を達成する絶好のタイミングであると考えられます。ひょっとすると球団3人目となる20勝投手が今年現れるかもしれません。

シーズン奪三振記録のランキング入り

現在の則本選手の奪三振数は日本記録を更新したこともあり、90個と12球団トップです。
このペースならばシーズン奪三振記録のランキング入りにも期待できるのでは?と考えてしまいますね。近年では日本ハムのダルビッシュ有選手が2011年に記録した276奪三振が29位と歴代記録の上位に位置しています。

ちなみに1位は阪神の江夏豊選手が1968年に記録した401奪三振ととてつもなく多い数字となっており日本記録の更新こそ難しいかもしれませんが、ダルビッシュ選手が記録した276奪三振の記録を更新することなら十分狙える可能性がありますね。

プロ野球で活躍した偉人たちがランクインしているシーズン奪三振記録のランキングに今年新たに則本昂大という名前が刻まれるかもしれません。

プロ野球日本記録の更新など名実ともに球界のエースに成長しつつある則本昂大選手。今後どういった活躍を見せてくれるのでしょうか?温かく行く末を見守ることにしましょう!

則本選手のプロフィールは以下でもまとめていますので、合わせて確認して下さいね。

則本昂大の年俸や成績!身長・体重や出身校などプロフィールも確認しよう

 

まとめ

・田中将大選手の弟分としてルーキーイヤーから期待されていた則本選手は球威、変化球、ギアチェンジなど奪三振をたくさん取れる3つの根拠がある。

・今年の則本選手ならば、打線の援護も期待できる環境にあり、球団史上3人目の20勝投手になれる期待が持てる。

・奪三振の日本記録更新の影響もあり、2011年にダルビッシュ有選手が達成した276奪三振の記録を更新する可能性が十分にある。

 

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