2017年の21世紀枠で選抜高校野球大会の出場を決めた岩手県不来方高校。不来方の読み方ですが、コズカタと読みます。古くから岩手県の盛岡市を指し示す言葉のようです。現在の学校の場所は紫波郡矢巾町という所で盛岡市の隣の町にあります。盛岡市からすぐの場所です。不来方高校はなんと部員数は10名で全て地元の出身です。それだけで応援したくなる方も多くいるのではないでしょうか？そんな気になる不来方高校の偏差値・学費や寮に加え甲子園の記録などをまとめてみました。これから不来方高校を目指す学生さんや親御さんはもちろん、高校野球ファンは要注目です！

不来方高校について

不来方高校といえば県立高校ですが、部活動も盛んな学校です。ハンドボール部、ホッケー部は全国優勝したこともあります。カヌー部は全国3位になったこともあります。音楽部においても素晴らしい成績をおさめています。バレーボールは伝統校と言われています。メジャーな競技ではないのであまり知られていませんが、県立高校でありながら多方面で結果を残している学校といえるでしょう。

国公私立別：公立
設立年月日：1988年4月1日
共学・別学：共学
都道府県：岩手県

設立は1988年と比較的新しい学校です。21世紀枠で今年の春の選抜高校野球大会出場が決まりました。本当にうれしい限りでしょう。不来方高校は音楽部が全国的に有名です。甲子園に出場する前に甲子園で流す校歌を、音楽部が録音を行いました。高校の音楽部で最高賞の文部科学大臣賞を2年連続6回も受賞しています。
甲子園で選手が躍動する姿はもちろん楽しみですが、不来方高校の校歌が流れる時も楽しみですね。

偏差値

偏差値は45-52の数値となっています。詳細を記載すると学科は普通科で、5つの専門学系に分かれています。「理数・52（偏差値）」、「人文・52（偏差値）」、「外国語・49（偏差値）」、「芸術・48（偏差値）」、「体育・45（偏差値）」と分かれています。全て普通科ではありますが、選考が分かれており、勉学とクラブ活動を両立することを考えている文武両道の学校です。

学費

そして気になる学費ですが、以下のとおりになります。

〈1年生〉合計：〈約14万〉
入学金：　　5,650円
入学選考料：2,200円　　
寄宿舎料：　8,400円　　
授業料：　118,800円　　　　

〈2年生/3年生〉
合計：〈約13万〉
寄宿舎料：　8,400円　　
授業料：　118,800円
（参考）http://www.pref.iwate.jp/kyouiku/ippan/gyousei/007064.html

やはり学費は私立学校とは一目瞭然です。比べてしまうとキリがないですが、公立高校でも様々なクラブで成果を残しています。文武両道が実際に示されていることが受け取れます。勉学だけでなく、クラブ活動を通して生徒の成長をサポートしていこうという学校の方針が感じ取れます。

施設や寮

私立学校と比べても特別な施設が揃っているわけではありません。野球部においても室内練習場がないので岩手県の冬場で練習する環境か限られています。トレーニング室なども他の部と併用して使用するようです。環境としては良いとは言えないでしょうが、工夫して練習することなどが見えない力になっていることでしょう。

寮はありません。野球部員も全て地元の選手です。強豪校とは違い、郷土愛が感じられるのも21世紀枠ならではでしょうか。

野球部ＯＢは？

残念ながらプロ野球選手のＯＢはいません。
しかし野球部出身で、ボートレーサーで活躍する菊池孝平選手がいます。進んでいる道は違いますが、母校初の甲子園の土を踏む姿、楽しみなことでしょう。

甲子園での記録

春・夏と通じて2017年が初の出場です。岩手県では盛岡大付属・花巻東・専大北上など強豪校がひしめいています。そこそこ上位までは勝ち進めますが、その先まで進むことができませんでした。今回の21世紀枠出場で不来方高校野球部に新たな歴史、旋風を巻き起こしていけるきっかけになることを期待します。

まとめ

・野球部員10名でも実力があるチーム。自慢の打力で甲子園でも「不来方旋風」を！！

・甲子園での音楽部作成の効果に注目。

・部員数の少ない公立高校に勇気を与える戦いを期待。
 

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