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イチローの年俸推移や生涯年収総額は?選手としての特徴や性格が分かるエピソードも!


日米通算28年を第一線でプレーし続けたイチローさんは、2019年惜しまれつつ現役を引退しました。
深夜に行われた突然の引退会見は日本の野球ファンのみならず、大リーグファンにも衝撃を走らせました。

そんなイチローさんの生涯年収はなんと約194億円

オリックス在籍中は驚異の7年連続首位打者を記録し、「安打量産機」などと呼ばれる活躍っぷりでファンを魅了していました。

評価の厳しいメジャーにおいてもその実力は健在で、10度のゴールデングラブ賞に輝くなど功績を残しています。
イチローさんのこれまでの活躍のおかげで、日本人野手のメジャー挑戦も夢物語ではなくなったと言えます。

今回はそんなイチローさんの年俸推移や生涯年収総額と、選手としての特徴や性格がわかるエピソードをご紹介します。

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イチローさんのプロフィールや選手としての特徴

まずはイチローさんの基本情報を見ていきましょう。

職業:元プロ野球選手、シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター
生年月日:1973年10月22日
身長:180.3cm
出身:愛知県
最終学歴:愛知工業大名電高校
血液型:B型

1973年10月22日愛知県にて誕生します。

小学生の時には地元の少年野球チームにてエースで4番を務め、中学の野球部では主軸を任され、全日本少年軟式野球大会で3位に入賞しています。また、学業の方も非常に優秀でまさに文武両道な少年期だったようです。

高校は数多くのプロ野球選手を輩出する愛知工業大名電高校に進学しています。
当初は投手としても名を馳せていたイチローさんですが、怪我によって野手転向となりました。
結果、高校通算536打席、269安打、打率.501という驚異的な数字を残すことになります。

そして、91年ドラフト会議でオリックス・ブルーウェーブから4位指名を受け入団し、
その後9年間を外野手として活躍。持ち前の身体能力を発揮し、数々のタイトルを獲得することになります。

2000年、シアトル・マリナーズとの契約合意にいたり、日本人野手初のメジャーリーガーが誕生することとなります。
また、日本人ではじめてポスティングシステムを導入した交渉が行われたことでも注目を集めました。
ここから約11年半もの間、第一線での活躍を続けメジャーでも屈指のスター選手となります。

40歳で名門ニューヨーク・ヤンキースへトレードにて移籍。年齢を感じさせないプレーで移籍直後の12年7月30日にはメジャー通算100本塁打に到達しています。

15年にFAでマイアミ・マリーンズと契約し、翌年にはアジア人初となるMLB通算3000安打を達成。シーズン最終打率も.291と、まさに衰えを知らない選手でした。

18年、メジャーの古巣マリナーズに復帰します。イチローさんの登場を待ち望んでいたファンで球場は歴代最多の観客動員数を記録したんだとか。

そして、19年東京ドームでのアスレチックス戦にて9番ライトとして先発出場。3月21日の試合終了後に引退会見を開きます。

現役最終打席はショートゴロに倒れましたが、グラウンドを一周し、詰めかけたファンに何度も大きく手を振っていたイチローさんは印象的でしたね。

ちなみに、イチローさんの引退により「オリックス・ブルーウェーブ」に在籍した全ての選手が引退したことになりました。

一人の選手としてだけでなく、一つの野球の歴史に幕が下りたとも言えますね。

 

イチローさんの年俸推移と生涯年収総額は?

つづいて、イチローさんの年俸推移と生涯年収総額を確認していきましょう。

年度 年齢 所属チーム 年俸 打率 試合数
1992 19歳 オリックス 430万円 .253 40
1993 20歳 オリックス 800万円 .188 43
1994 21歳 オリックス 800万円 .385 130
1995 22歳 オリックス 8000万円 .342 130
1996 23歳 オリックス 1億6000万円 .356 130
1997 24歳 オリックス 2億6000万円 .345 135
1998 25歳 オリックス 4億3000万円 .358 135
1999 26歳 オリックス 5億円 .343 103
2000 27歳 オリックス 5億3000万円 .387 105
2001 28歳 シアトル・マリナーズ 5億6666万円 .350 157
2002 29歳 シアトル・マリナーズ 3億6960万円 .321 157
2003 30歳 シアトル・マリナーズ 4億6666万円 .321 159
2004 31歳 シアトル・マリナーズ 6億5000万円 .372 161
2005 32歳 シアトル・マリナーズ 12億5000万円 .303 162
2006 33歳 シアトル・マリナーズ 12億5000万円 .322 161
2007 34歳 シアトル・マリナーズ 12億5000万円 .351 161
2008 35歳 シアトル・マリナーズ 18億円 .310 162
2009 36歳 シアトル・マリナーズ 18億円 .352 146
2010 37歳 シアトル・マリナーズ 18億円 .315 162
2011 38歳 シアトル・マリナーズ 18億円 .272 16
2012 39歳 シアトル・マリナーズ 18億円 .261 95
2013 40歳 ニューヨーク・ヤンキース 6億5000万円 .283 160
2014 41歳 ニューヨーク・ヤンキース 6億5000万円 .262 143
2015 42歳 マイアミ・マリーンズ 2億4000万円 .284 153
2016 43歳 マイアミ・マリーンズ 2億4000万円 .229 143
2017 44歳 マイアミ・マリーンズ 2億4000万円 .291 136
2018 45歳 シアトル・マリナーズ 8000万円 .255 15
2019 46歳 シアトル・マリナーズ 7500万円 .000 2
小計(NPB) 19億8030万円 .353 951
小計(MLB) 174億 .311 2653
合計(1991年の契約金4000万円を含む) 約194億円 .322 3604

イチローさんはドラフト4位ということもあり、430万円からのスタートだったのですが、95年に5つのタイトルを同時獲得すると翌年には1億円の王台を突破し、年俸は右肩上がりに上昇し始めます。メジャー時代には最高年俸18億円にまで到達しました。

2年目までは1軍と2軍を行き来していまいたが、イチローさんの代名詞でもある「振り子打法」が評価されたことで94年よりレギュラーに定着しました。
なお同年、登録名を「鈴木一朗」から「イチロー」に変更しています。

99年日本球界最速となる757試合目で1000安打に到達しました。
ちなみに、トリプルスリーでお馴染みのヤクルト山田哲人選手でさえ1000安打を達成するのに897試合かかっていますから、やはりイチローさんの打撃センスは類稀なものと言えますね。

2000年、ポスティングシステムを行使し、メジャー挑戦の意向を表明します。
惜しまれつつ日本球界を発つこととなったイチローさんですが、この年はシーズン打率.387で終了。6年連続首位打者・最多敬遠、7年連続ベストナイン、ゴールデングラブ賞獲得、NPB通算1278安打など数々の功績を残していきました。

そんなイチローさんを射止めたのは日本でも人気のシアトル・マリナーズ。日本人野手初のメジャーリーガーが誕生しました。

当初日本人野手に対する期待値は低く、イチローさんも例外ではありませんでした。
しかし、持ち前の打撃力でシーズン242安打を記録し、チームの地区優勝にも大きく貢献しています。

さらに、アジア人打者初の新人王、首位打者、盗塁王、シーズンMVP、シルバースラッガー賞、ゴールデングラブ賞とタイトルを総なめにし、アメリカにおける日本人野手のイメージを一転させたと言っても過言ではありません。

再び首位打者に立った04年は日米通算2000安打を達成し、84年間破られることのなかったメジャー歴代シーズン最多安打記録を上回る262安打を記録しています。

イチローさんの特徴は高いバッティングセンス、安定した守備、そして怪我をしない頑丈な肉体にあると言えます。
大きな故障等なく、確実に試合に出続け結果を残していたことで35歳にして年俸18億円にまで上り詰めることができたのではないでしょうか。

現在の日本球界ではここまでの高額年俸は考えられません。
メジャー志向の日本人野手は増加傾向にありますが、イチローさんの活躍や年俸推移を見ると夢に抱くのも頷けますよね。

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イチローさんの特徴や凄すぎる成績について

ドラフトまで

あのレジェンドイチローさんがドラフト4位というのも意外に感じるかもしれませんが、この年のドラフトは「豊作」と言われていたこともあり、イチローさん以外にも注目選手が重なっていました。また、小柄で軽量な体付きを不安視され上位指名とはいきませんでした。

オリックスのスカウトもまさか4位まで残っているとは思っておらず、舞い込んできたチャンスを見事ものにし、イチローさんの獲得に成功したという経緯があります。

父からは大学進学を望まれていましたが、より高いレベルで練習ができると考え高卒でプロ入りを志願しています。

結果として28年という長い期間プロとして活躍することができたので、高卒でのプロ入りは大正解だったと言えますね。

 

NPB時代

首位打者7回、打点王1回、盗塁王1回、最高出塁率5回、最多安打5回のタイトルを獲得し、ベストナイン、ゴールデングラブ賞共に7年連続受賞を達成しています。

95年の首位打者、打点王、盗塁王、最高出塁率、盗塁王の同時獲得という偉業はNPB史上初の快挙でした。

 

MLB時代

マリナーズでの背番号はオリックス時代と同じ「51」でしたが、かつてランディ・ジョンソンが付けていた番号であることから非難の声もあったと言います。

それほどまでにメジャーの日本人野手対する当時の評価は厳しいもので、日本国内からも「通用するのか」といった声が多方面から上がっていまいた。

しかし、蓋を開けてみれば新人王とシーズンMVPの同時獲得など、それまでの日本時野手のイメージでは到底叶わなかったであろう記録を次々に打ち立て、多くのファンから愛される選手になっていきました

 

イチローさんのことが更に好きになる豆知識

投手としても一流だった

高校時代はピッチャーだったイチローさんですが、通学中の自転車と車の接触事故による怪我が影響しフォームが崩れたことで野手に転向しています。

イチローさんは「(投手への未練は)むちゃくちゃある」と語っていて、マリーンズ時代に公式戦で初めて投手として登板することが叶いました。
この時は1回を投げ2安打1失点で交代となってしまいましたが、現役投手顔負けの最速143kmにはファンも大いに湧きました。

やるからには徹底的にやるという妥協を許さない性格が分かるエピソードと言えますね。

 

熱いファンの存在とそれに応える素敵なイチローさん

次々と記録を作っていくイチローさんに大リーグファンからの人気もどんどん上昇して行きました。
「イチメーター」で知られる熱狂的なファンがいますが、イチローさんの記録を手作りのボードでカウントしていく応援スタイル。

イチローさん本人もそんな応援を励みにしながら打席に立っていたと話しています。
マリナーズからヤンキースに移籍する際は感謝を込めて実際に使用していたスパイクをプレゼントするというサプライズも行っていたそうで、イチローさんらしい大胆なファンサービスですね。

 

大舞台でも期待に応える精神力

イチローさんは06年、09年と2度WBCの代表選手に選ばれています。

2回目のWBCは大会開幕前から調子が上がらず、まさに絶不調でした。
それでも当時の代表監督だった原辰徳監督は根気よく1番で起用を続け、決勝の韓国戦では6打数4安打と原監督の気持ちに応えるプレーを見せてくれました。
そして、延長10回に2点タイムリーを放ち日本のWBC連覇に大きく貢献しました。

しかし、国際大会のプレッシャーはやはり凄まじいようで、WBC終了後は疲労から胃潰瘍を患い、自身初の故障者リスト入りとなってしましました。

身体を壊すほどのプレッシャーの中で、監督やファンの期待にしっかり応えるイチローさんは強靭な精神力を持っていることがよくわかりましたね。


FOREVER LEGEND イチロー(2020年1月始まりカレンダー)

 

まとめ

・イチローさんの生涯年収総額は194億4千万円、最高年俸は18億円。

・学生時代から非凡な打撃センスを見せていたが、ドラフトは4位、年俸430万からのスタート。

・オリックス時代は7年連続首位打者、ベストナイン、ゴールデングラブ賞受賞。

・マリナーズ移籍後は新人王、首位打者、盗塁王、シーズンMVP、シルバースラッガー賞、ゴールデングラブ賞とアジア人初となるタイトルを次々に獲得している。

・投手としての才能も高く、メジャーのマウンドでの登板経験もあり。

 

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