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最多盗塁数の歴代記録ランキング!メジャー記録もチェック【プロ野球】

2017/09/09

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投手の投球と同時にランナーがスタートして、次の塁を勝ち取る盗塁ですが、最近では巨人の鈴木尚広選手や阪神の赤星憲広選手など、走塁のスペシャリストが各チームに存在していましたね。

盗塁はヒットや四球を一瞬にして二塁打と同様のものにしますから、チームの戦術としては非常に有効です。今回はそんな盗塁について、歴代シーズン最多盗塁数と歴代通算最多盗塁数をランキングにまとめました。

日本にもメジャーにも、他とは一桁異なる凄まじい記録を樹立した選手がいるのだとか。一体誰なのか?予想しながら読み進めてみて下さいね。

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歴代シーズン最多盗塁数ランキング!

それではまず、シーズン最多盗塁ランキングをトップ5まで表にしてまとめました。一体どんな瞬足の選手がランクインしているのでしょうか?

順位 選手 所属チーム 盗塁数 達成年度 試合数
1 福本 豊 阪急ブレーブス 106 1972年 122
2 福本 豊 阪急ブレーブス 95 1973年 123
3 福本 豊 阪急ブレーブス 94 1974年 129
4 河野 旭輝 阪急ブレーブス 85 1956年 144
5 木塚 忠助 阪急ブレーブス 78 1950年 116

ランキングを見ると、全て阪急ブレーブスに所属していた選手たちがランクインしていますね。阪急ブレーブスとは、今のオリックスの前身ですね。

ここまで上位が独占されるとチーム方針として足を上手く取り入れた戦略をとっていたことが分かります。直接関係はないのかもしれませんが、オリックスといえばイチロー選手を輩出したチームですもんね。後述しますが、イチロー選手の盗塁記録も素晴らしいものがあり、メジャーでは現役最多となっています。

その中でも今も「もっさん」の愛称で親しまれている、福本豊選手が1~3位を独占しており、どれだけ足の速い選手だったのだろうか?と気になってしまいますね。

しかし、福本選手は当初から特別足が速かったわけではなく、東京オリンピックの400m走の代表選手が春季キャンプの臨時コーチとして招かれたときに、「走るコツ」を教わったことがきっかけとなり、走力が増したのだそうです。

更に足の速さだけではなく、投手の投球の癖をきっちり研究したり、盗塁の3要素とも言われている3S【スタート、スピード、スライディング】が全てにおいて研磨されていたことにより、プロ野球の歴史に名を残す選手となりました。

単純に足が速いだけでは盗塁は成功しない、というわけですね。

 

歴代通算最多盗塁数ランキング!

続いて、歴代通算での最多盗塁数ランキングについてトップ5までを見てみましょう。シーズンランキングで独占していた福本選手は果たしてこちらでもランクインしているのでしょうか?

順位 選手名 盗塁数 実働期間 試合数
1 福本 豊 1065 1969~1988年 2401
2 広瀬 叔功 596 1956~1977年 2190
3 柴田 勲 579 1962~1981年 2208
4 木塚 忠助 479 1948~1959年 1288
5 高橋 慶彦 477 1976~1992年 1722

ランキングを見ると、一人桁外れの数字を叩きだしている選手がいますね。。。そう、福本選手の1065盗塁です。流石としか言いようがないです笑

ランキング表だけで、福本選手がどれだけ現役の間、盗塁を成功させてチームの得点に貢献してきたかが伺えてきます。

ちなみに、福本選手は足の速さだけではなく、現役通算2534安打、208本塁打を放った巧打者でもあり、足の速さを生かした三塁打もたくさん打っており、現役通算三塁打記録のトップである115本の三塁打を放っています。

思わず「今自分が応援しているチームにこんな選手がいたらなぁ…。」と思ってしまいますね。

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メジャー記録もチェック!

さて、続きましてメジャーリーグにおいてのランキングをチェックしていきましょう。メジャーでは一体どんな足のスペシャリストが存在するのでしょうか?

歴代シーズン最多盗塁数のメジャー記録はレッドストッキングスのH・ニコル選手!

順位 選手名 所属チーム 盗塁数 達成年度
1  H・ニコル レッドストッキングス 138  1887年
2  R・ヘンダーソン アスレチックス 130  1982年
3  A・レイサム ブラウンズ 129  1887年
4  L・ブロック カージナルス 118  1974年
5  C・コミスキー ブラウンズ 117  1887年

ランキングを見ると日本よりも更に古い年代の記録がランクインしていますね。

1位にランクインしているH・ニコル選手は、メジャーデビューしたホワイトストッキングス(現カブス)では目立った活躍はできませんでしたが、レッドストッキングス(現カージナルス)に移籍した年に、138盗塁という驚異的な記録を残しています。その翌年にも103盗塁を記録しており、2年連続100盗塁以上という大記録を残してメジャーの歴史に名を残しました。

これだけ盗塁数が多いと、日本の福本選手とどちらが盗塁能力が高いか気になってしまいますね。

 

歴代通算最多盗塁数のメジャー記録はアスレチックスなどに所属したR・ヘンダーソン選手!

順位 選手名 所属チーム 盗塁数 達成期間
1 R・ヘンダーソン アスレチックスなど  1406盗塁 1979~2005年
2 L・ブロック カブス、カージナルスなど  938盗塁 1961~1979年
3 ビリー・ハミルトン カウボーイズ、フィリーズなど  912盗塁 1888~1901年
4 タイ・カッブ タイガースなど  892盗塁 1905~1926年
5 ティム・レインズ エクスポズなど  808盗塁 1979~2002年

続きまして、歴代通算の最多盗塁数のランキングをみてみましょう。こちらは比較的新しい年代の選手たちがランクインしていますが、こちらにも一人桁違いの成績を残している選手がいますね笑

なんと1406盗塁も記録しているR・ヘンダーソン選手です。

R・ヘンダーソン選手は盗塁数、出塁率が共に高く(現役通算出塁率.401)「メジャーリーグ最高のリードオフマン」と呼ばれ、メジャーの野球殿堂入りを果たしています。ヘンダーソン選手も2年連続100盗塁以上を記録し、シーズン100盗塁以上を果たしたのが3度あり、25年間の現役で1406盗塁という前人未踏の記録を成し遂げました。

日本の福本選手と同様に、なかなかこの記録を塗り替えることは難しく、他を全く寄せ付けない大記録といっても過言ではありません。

ちなみに、日本からメジャーに渡ったレジェンド、イチロー選手も508盗塁で35位にランクインしており、現在メジャーでの現役選手のなかでは最多となっています。

 

以上、盗塁数について日本とメジャーの歴代記録を見てきましたがいかがだったでしょうか。

数が凄すぎて途方もない記録に思えてしましますが、是非これらの大記録に挑戦できる選手たちが現れて欲しいですね。野球観戦がますます面白くなることは間違いありませんので期待しましょう!

 

まとめ

・日本の歴代シーズン最多盗塁数のトップは福本豊選手であり、ランキングの1~3位を独占している。

・日本の歴代通算最多盗塁数のトップも同じく福本豊選手であり、福本選手だけ通算盗塁数が1000回以上を達成している。

・メジャーの歴代シーズン盗塁数のトップはH・ニコル選手で、メジャーデビューした時には活躍できなかったが、移籍した年に138盗塁という驚異的な成績を記録している。

・メジャーの歴代通算盗塁数のトップはR・ヘンダーソン選手であり、25年間で1406盗塁を達成し、出塁率も高く「メジャーリーグ最高のリードオフマン」と呼ばれている。

 

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