つれづれベースボール。

野球にまつわる話題を楽しく気ままにお届けします

タイトル・賞・記録

最高打率の歴代ランキング!4割超えの首位打者は今後現れるか?

2017/07/28

baseball-ball-1481809_640
2017年のシーズン序盤、日本ハムの近藤健介選手のバッティングが絶好調で、常に打率4割をキープするほどの素晴らしいバッティングを見せてくれました。しかし、椎間板ヘルニアと診断され、惜しくも戦線離脱となってしまい、シーズン終了まで高い打率を残してくれるのでは…と期待していたファンには、とても残念な形となってしまいました。

今回はそんなシーズンにおいて歴代で高い打率を残した【歴代最高打率】についてまとめてみました。歴代トップの打率を達成した選手のことや、今後4割打者が果たして現れるのかどうか?についても記していますので、同時に確認してみましょう。

スポンサーリンク

 

最高打率の歴代ランキング

それではまず、これまでにプロ野球で高い打率を残した選手たちのベスト10までをランキングにしてまとめてみましたので、確認してみましょう。

順位 選手 所属チーム(記録達成時) 達成年度 打率 打数 安打数
1 バース 阪神 1986年 .389 453 176
2 イチロー オリックス 2000年 .387 395 153
3 イチロー オリックス 1994年 .385 546 210
4 張本 勲 東映 1970年 .3834 459 176
5 大下 弘 東急 1951年 .3831 321 123
6 クロマティ 巨人 1989年 .3781 439 166
7 内川 聖一 横浜 2008年 .378 500 189
8 川上 哲治 巨人 1951年 .377 374 141
9 中根 之 名古屋 1936年秋 .376 93 35
10 ブルーム 近鉄 1962年 .374 401 150

ざっと見てみますと、ほとんどが一回り以上前の記録となっていますね。

今やメジャーリーグのレジェンドとなったイチロー選手も、日本で活躍していた時代には高打率を残しており、何と2位、3位にイチロー選手が同時にランクインしています。これだけの記録を残してメジャーリーグへ移籍したわけですから、メジャーでの大活躍も頷けるというわけですね。

しかしながら、近年ではなかなかこの最高打率ランキングを更新できるような記録がなかなか出ていません。理由としては、150kmを越えるボールを当たり前のように投げる投手が増え、フォーシーム(ストレート)だけではなく、打者の手元で少し変化するツーシームなど昔に比べ投げる球種が増加し、ピッチャーの質が一昔に比べ向上したことが要因に挙げられます。

そんな中でも2008年に横浜の内川聖一選手(現ソフトバンク)が達成した.378が7位、2015年にソフトバンクの柳田悠岐選手が.3625で19位にランクインしたりと、今の投手のレベルに対応できる選手も存在しますので、最高打率の更新は難しくても、ランキング入りする選手ならば近いうちに出てくるかもしれませんね。

 

歴代最高打率はランディ・バース選手の.389!

ランキングの中でもトップに名を連ねた選手は、阪神タイガースの歴代最強助っ人でファンの間では「神様」とも呼ばれているランディ・バース選手がトップとなっており、何と.389もの打率を残しています!これだけ高い打率ですと、どのストライクコースを投げていいかわからなくなりそうですね…

バース選手は、甲子園の強い浜風(ライトからレフト方向に吹く風)に対応するため、レフト方向へ流し打つ技術を当時のチームメートである掛布雅之選手(現阪神2軍監督)から教わり、どの方向にも強い打球が打てる隙のないバッターでした。左右関係なくヒットコースに飛ばせることもあり、この高打率をマークできたというわけですね。

しかし、日本のプロ野球では未だ打率4割以上を達成した選手は存在しません。次はその打率4割超えについて少し触れてみようと思います。

スポンサーリンク

 

4割超えの首位打者は今後現れるか?

打率4割を残すには、ボールをミートする技術が非常に高く、左右関係なくヒットコースに飛ばす技術が求められ、打ち損じた当たりでも内野安打をもぎ取る走力も必要になってくると考えられます。

そして、打率が下がらないように、ボール球をしっかり見極めてフォアボールを選べる選球眼を持ち、更にそれをシーズン通して持続させることも必要になってくるので、投手のレベルが向上しつつある近年では少し難しい記録であると言えますね。

最初の方でも触れましたが、日本ハムの近藤健介選手がまさにこの条件がほぼ合致しており、交流戦の途中まで打率4割をキープしていたのですが、残念ながら怪我による離脱のため4割の挑戦も途中で断念となってしまいました。もし達成できていればプロ野球史上初の偉業となっていただけに非常に残念ですね…。

しかし、近藤選手のミート技術があれば、来シーズン以降も4割の記録が狙えるチャンスが訪れると考えられますし、ひょっとすればこれから近藤選手と同じぐらいのバットコントロール技術を持った選手が、新しく現れるかもしれません。

私たちが生きている間に、この前人未到の大記録に是非お目にかかりたいですね!

 

いかがでしたでしょうか?シーズン中の野球中継でも、打率のランキングが度々クローズアップされますが、その中でも4割に近いバッターが現れると更に注目度が増え、周囲の期待が高まります。その選手の打席内容に注目しながら野球を観戦すると、今より更に野球が楽しめるかもしれませんね!

 

まとめ

・最高打率ランキングはほとんどが一回り以上前の記録となっており、投手のレベルの向上と共にランキング入りのハードルが高くなっている。

・ランキングの7位に内川選手、19位に柳田選手など、近年の投手にも対応できる打者も少しずつ現れているので、新たなランキング入りの選手が期待される。

・最高打率ランキングトップはランディ・バース選手であり、左右関係なくヒットコースに打球を飛ばせる阪神の最強助っ人である。

・打率4割を達成するには、打球をミートする技術や、きっちりフォアボールを見極めることができる選球眼など、打者として最高のポテンシャルが求められる。

 

関連記事

2000本安打の歴代達成者まとめ!最速と最年少は誰でいつ?【プロ野球】

歴代最多安打数ランキング!世界記録もチェックしよう【プロ野球】

サイクルヒットの歴代達成者!意味・内容や最多記録も確認しよう

歴代ホームラン記録ランキング!最多本塁打や世界記録は何本?【プロ野球】

三冠王の歴代達成者を一覧にまとめた!ちなみにメジャーは?【プロ野球】

スポンサーリンク

-タイトル・賞・記録

こんな記事も読まれています