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野球のトレードとはどんな意味?仕組みやルールを理解しよう

プロ野球の各球団は毎年ペナントレースその先の日本シリーズで勝利を目標に毎年戦っていきます。各球団前年の戦い振りを見たうえでマイナス面を補うための補強やキャンプでそこを補うような練習を積み重ねて新たな一年の戦いに挑みます。

その補強では新人のドラフトの獲得、今となってはFAでの選手獲得、外国人選手で補強を考えるなど様々です。さらにもう一つ補強のポイントで考えられるのはトレードです。トレードシンプルに言えば各球団同士の話し合いにより選手同士がチームを変更することになります。

今回は野球のトレードについて詳しくまとめてみました。プロ野球を見る上で突然のトレードなどもあったりして驚くこともあるのでトーレ―どの情報の参考にして頂ければと思います。

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野球のトレードって?

野球のトレードにはいくつかの種類があります。一番オーソドックスなのは戦力面で同等な力を持つ選手同士を入れ替える交換トレードです。

その他に移籍元の球団に対して金銭を支払うことで行なわれる金銭トレード、交換選手に金銭を加えて交換のバランスをはかるトレードもあります。

また、日本プロ野球では何の代償もなく選手を譲渡する無償トレードもあります。

このように球団としては自球団の戦力を補うことが目的で行なわれるケースをトレードと言います。

 

仕組みやルールについて

トレードは基本的に選手の意思はあまりなく球団側の意向で話しが進む場合がほとんどです。

そして、トレードには期限が設けられています。各球団7月31日までであれば新規に支配下選手登録できるようになっているのでトレードで獲得する期限も同様になっています。

トレードは戦力補強が目的になるので即戦力として考える場合が多くなります。

ですから、毎年7月31日までにトレードを行なうことで移籍先でその年プレーができるということになっています。

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印象的なトレードをご紹介

ここでは今までの日本プロ野球での印象的なトレードを紹介していきます。

1986年 落合博満(ロッテ)⇔牛島和彦・上川誠二・平沼定晴・桑田茂(中日)

このトレードも印象的な出来事の一つでした。2年連続で三冠王を獲得していた落合博満さんがロッテからトレードで出されました。このトレードの原因はロッテ球団と落合の確執が原因と言われています。

当時監督をしていた稲生和久監督がこの年解任となり、落合は「稲生さんがいないのならロッテにいる必要はない」と発言しており、このことからトレードの話が浮上し中日とのトレードとなりました。

中日側はリリーフエースとして活躍していた牛島和彦さんに加え、3選手を放出しました。落合の価値の高さが伺えるトレードであったと言えますよね。

 

2003年 小久保裕紀(ダイエー)⇔無償トレード(巨人)

現役時代はケガに悩まされていた小久保裕紀さんですが、持ち前の長打力から放たれる滞空時間の長いホームランが魅力でした。

2003年オフダイエーが日本一に輝いた年に突然起きた無償トレードでした。2003年もケガで全試合出場できていませんでした。

しかも、その年右ひざの手術を行ない、約2000万を自腹で払ったことにより球団フロントとの確執が決定的になったようです。このことが原因で小久保の方から球団にトレードを申し出て巨人との無償トレードになりました。

 

2016年 大田泰示・公文克彦(巨人)⇔吉川光夫・石川慎吾(日本ハム)

最近の話しなので覚えている野球ファンも多いと思います。特に巨人の大田泰示選手はその長打力を期待されていましたが、巨人在籍時代8年間で9本塁打とその期待に応えることはできていませんでした。

ですが、日本ハムに移籍した2017年は多くの試合に出場することと結果も15本塁打と移籍して結果を残すことができました。巨人という重圧が大田選手を活かしきれていなかったのかも知れませんね・・・(^^)/

今後も伸び伸びとプレーして大砲として豪快なホームランを見せてほしいですよね。

このトレードは両球団、該当選手にも良かったと言えるトレードではないかと思います。

 

まとめ

・トレードにはいくつかの種類があります。同じような力の選手を交換する交換トレード。選手に対して金銭を支払うことで行なわれる金銭トレード。何の保証もなく行われる無償トレードがあります。

・トレードの期限はシーズンオフから7月31日までの期限となっています。各球団の補強ポイントを見たうえで球団同士が話し合い執り行なわれます。

・落合博満さんのトレードは驚きました。1対4のトレードです。しかも4人の中には当時リリーフエースとして活躍していた牛島和彦さんも含まれていました。

 

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