木下拓哉の凄さが分かる名言・語録集!強肩キャッチャーの伝説エピソードから努力論まで
近年のドラフトでもっとも多く指名されているポジションは投手です。そして2番目は意外なことに捕手です。ドラフトにおいては、内野手は4ポジション、外野手は3ポジションが、まとめて一括りにされているため、捕手の指名が多いとは感じませんが、どの球団も常に良い捕手を欲しがっていると言えます。特に木下拓哉のような強肩捕手は、期待され、注目されます。
2020年シーズン、落ちていたものを拾ったエピソードから愛娘の話などを披露して話題となり、プレイの方でも強肩ぶりと意外性のある打撃で、一躍名を売った木下。2021年にはチーム日本人選手最多となる11本塁打を記録し、正捕手の座を手中に収めました。
同じ姓で2021年8月に急逝した木下雄介の名前を、キャッチャーミットに記して試合に挑んだことも、彼の人柄を物語っています。
今回は中日ドラゴンズの強肩キャッチャー木下拓哉の凄さが分かる名言や語録を紐解き、その伝説エピソードから努力論にまで迫ります。
木下拓哉について
まずは木下拓哉の経歴を追ってみます。
1991年12月18日生まれ、高知県高知市出身。高知高校に進学し、2年生で正捕手となり、2008年と2209年の2年連続で夏の選手権大会に出場。甲子園のグラウンドに立ちます。その後、法政大学に進学し、3年の春にはベストナインに選出され、卒業後はトヨタ自動車に入社しました。2014年には日本選手権で優勝し、2015年のドラフト会議にて中日ドラゴンズに3位指名されて入団します。
ルーキーイヤーから1軍出場し、初スタメンで初ホームランを記録します。翌年以降も1軍に昇格はしますが、他の捕手ともども正捕手に座る決め手に欠けたシーズンが続きます。
2020年、開幕1軍を勝ち取ると、シーズン終盤にはレギューラー捕手の座をつかみ、両リーグトップとなる盗塁阻止率.455を記録。ホームランも6本と飛躍の年となります。
そして2021年、開幕からスタメンとなり、2年連続リーグ最多となる盗塁刺を記録し、打撃面でもチームの日本人選手最多となる11本のホームランを放ち、長打力不足のチームにとって大きな戦力となりました。
2021年シーズン終了まで、プロ野球通算6年間で205安打、21本塁打、打率.252。
木下はどのチームでも欲しがる打てる強肩捕手として、リーグを代表する選手になってくれそうです。
私が選ぶ、木下拓哉の凄さがわかる名言・語録集
【名言語録その1】
「ホテルで朝食を食べたあとのエレベーターです。傘を入れるビニール袋が落ちていて、それを拾って捨てたので、神様が味方してくれたと思います。神様、ありがとう」
始まりは2020年の9月。ナゴヤドームのシャワールームに落ちていた絆創膏を拾ったエピソードでした。その後は傘を入れるビニール袋を拾い、娘からもらった四葉のクローバーやどんぐり、アニメのキャラクターの人形など、ヒーローになる度に心温まるエピソードを披露した木下。その人柄が伝わってきます。
名監督であり、名捕手であった野村克也は、常々選手たちに「人間力」を説いていました。人は社会的動物ですから、チーム内でもチーム外でも必ず人と接します。そして評価もまた人の目によって行われます。だからこそ人間力はその人の土台となり、評価につながるのです。
プロ野球選手だからグラウンドで結果を出せばいい、と言う選手もいますが、プロだからこそ結果を出すのは当たり前だとも言えます。それは野球に限らず、どんな仕事でも同じです。
なので木下の人間力はプロ野球選手としてはもちろん、社会人としても評価されるものだと思います。
【名言語録その2】
「ドラゴンズの代表として試合に出させてもらっているので、恥ずかしくないプレーをしていきたい」
これは2021年4月にヒーローインタビューで木下が答えた言葉ですが、この時、彼は右肩故障で離脱していた同じ姓の投手、木下雄介の顔がプリントされたTシャツを、ユニフォームの下に着用していました。
その木下雄介は同年8月にわずか27歳でこの世を去りました。
チームメイトとして、バッテリーとして、同姓の仲間として、雄介の非業の死についていろいろ思うところがあった筈です。
その後、木下拓哉のキャッチャーミットにサインペンで書かれている文字があります。それは「雄介」の二文字です。
彼に限らずドラゴンズの選手たちは、今、自分たちが置かれている環境が、いかに脆く、それでいて幸せなものなのかを、心から実感しただろうと思います。
だからこそ、ここからドラゴンズは手強いチームになりそうです。
【名言語録その3】
「慢心することなく闘争心をもって頑張っていきたいと思います」
2020年10月24日、木下は6回に見事、決勝打を放ちました。この時、対戦相手だったヤクルトの捕手は楽天から移籍してきた嶋基弘でした。
嶋といえば野村克也の最後の愛弟子であり、楽天を日本一に導き、将来の監督候補と目されながらも、現役としてもうひと花咲かせようとヤクルトに移籍しました。
「捕手が嶋さんだったので、経験では勝てません。嶋さんと勝負しても負けるので、配球は読まずに思い切っていきました。打てるボールに対して、初球からいけました」
まさに慢心せず、謙虚でありながらも、闘争心を持った対応で、見事に結果を出した木下。
「もともと僕は結構楽しいことが好きなので、もうちょっとふざけたいんですけど、やっぱり勝つことが一番明るくなるんじゃないですかね」
是非とも試合では慢心せず、チームには勝ち続けてもらって、お立ち台ではもっと木下の楽しくふざけた姿を見てみたいものです。
名言からの学び
・評価は他者がするものである
・結束がチームを強くする
・慢心が油断になる
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