チャレンジ制度のルール!メジャー式ビデオ判定の回数は何回まで?【プロ野球】
メジャーリーグで審判の判定に異議があるときに行われるチャレンジ制度、この制度が来シーズンから日本プロ野球にも導入されることが決定しました。
今回はそもそも「チャレンジ制度とは何?」という方のために、そのチャレンジ制度のルールについてまとめてみました。チャレンジ制度の意味やビデオ判定の回数、チャレンジ制度を行うことによって発生するメリット、デメリットについても記していますので確認してみましょう。
目次
チャレンジ制度ってどんなルール?
それではまずチャレンジ制度のルールについて見てみましょう。
チャレンジ制度とは、2014年にメジャーリーグで初めて行われた制度であり、審判の判定に異議がある場合、プレーのビデオ判定を要求できる制度です。
メジャーリーグではニューヨークにチャレンジ用のスタジオを設けて、30球場に7台から12台ほど設置したカメラの映像を管理し、その映像を見ながらビデオ判定を行います。
ビデオの検証によっては判定が覆ることがあるルールなのです。
通常のビデオ判定との違いについて
それでは、通常のビデオ判定とチャレンジ制度の違いを確認しましょう。
通常のビデオ判定では以下の3つが対象になっています。
〇本塁でのコリジョン(衝突)を含むクロスプレー
〇二塁などでの併殺阻止の危険なスライディング
〇フェンス際への本塁打性の打球
一方チャレンジ制度は、ストライク、ボールの判定以外のほとんどのプレーがチャレンジ制度の対象となっています。
一部、対象外のプレーもあり、ハーフスイング、自打球、ボーク、守備走塁妨害、インフィールドフライの判定が対象外となっています。
チャレンジ制度は何回まで?
チャレンジ制度ですが、何度も要求できる…というわけではなく、チャレンジの要求には制限があります。
チャレンジ制度は、1試合に2回だけビデオ判定を要求できます。チャレンジを要求し、判定が覆った場合、回数がそのまま継続されます。延長に入った場合は、回数がリセットされ、それまでの使用回数にかかわらず1回使えることができます。
試合の序盤のうちにチャレンジを要求し、覆ることなく回数を消費し、終盤の微妙な判定になった時にチャレンジの要求ができなくなる…という展開も有り得ますので、各チームの監督のチャレンジの使いどころにも注目が集まりそうですね。
チャレンジ制度のメリット・デメリット
それでは、ここからチャレンジ制度によって発生するメリット、デメリットについて確認してみましょう。チャレンジ制度は日本のプロ野球にどのような効果をもたらすのでしょうか?
メリット 判定がより正確になる!!
試合には必ず審判が存在しますが、審判も人間ですので、曖昧なジャッジになることは少なからず存在します。
チャレンジ制度を導入することによって、判定が怪しいプレーに待ったをかけることができ、ジャッジによって試合を壊すことなくプレーできるという利点があります。これは試合を観るファンにとっても不満を持つことなく観戦ができるので良いですね!
デメリット 試合がストップしてしまう…
チャレンジ制度に存在するデメリットですが、リプレイ検証によって時間がかかりすぎてしまい、試合自体がストップしてしまうケースがあることです。
時間がかかるだけなら…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、時間が経つことによって【試合の流れが変わってしまう恐れがある】というリスクが生まれてしまいます。
せっかく試合を優位に進めていたのに、試合がストップすることによって流れが変わってしまうことは、勝っている側からすれば絶対に避けたいですよね。
リプレイ検証は何分までに終わらせるなど、あらかじめ決まりごとを作って試合をスムーズに進めるための対策を練ることが必要になってくるかもしれませんね。
日本ではどの試合に採用される?
日本ではいつ、どの試合から採用されるかですが、2018年の本拠地開催のオープン戦から実施され、公式戦になると本拠地、地方球場の試合関係なく適用されます。
日本のプロ野球ではリプレイ検証には野球の中継映像を利用して判断されます。各球場に映像機器を設置して、中継映像を録画し、チャレンジのリクエストがあった場合は審判団がその場で録画映像をチェックして判定し、確証のある映像がない場合、審判団の判断となります。
来シーズンは試合の内容だけではなく、このチャレンジ制度がどのタイミングで使われるかを注目しながら観戦してみるのも面白いかもしれませんね!
まとめ
・チャレンジ制度とは、2014年にメジャーリーグで初めて行われた制度であり、プレーのビデオ判定を審判に要求できるルールである。
・チャレンジ制度は、ストライク、ボールの判定、ハーフスイング、自打球、ボーク、守備走塁妨害、インフィールドフライの判定以外のプレーにチャレンジの要求ができる。
・チャレンジ制度は判定がより正確になるメリットもあるが、リプレイ検証に時間がかかってしまい、試合がストップしてしまうデメリットも存在する。
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