【ソフトバンク】ドラフト1位指名の歴代選手一覧!その後の成績や活躍もチェック
2019/10/05
福岡ソフトバンクホークスは今ではパ・リーグだけでなく球界を代表する人気球団です。
昔は南海、ダイエーが保有する球団で人気が芳しくない時期もありましたが、2005年にソフトバンクが親会社になってからはファンを今まで以上に引き付ける球団となっています。
本拠地での試合はいつも満員で、多くのファンに支えられているイメージがあります。そして同時に実力もうなぎ上りで、今では常に上位球団です。
2017年も圧倒的な戦力を保ちながらその強さを見せつけてくれました。戦力補強やドラフトでの選手獲得も上手な球団と言えると思います。
今回はそんなソフトバンクホークスの歴代ドラフト1位指名の選手をまとめると共に、注目選手のその後についても触れてみたいと思います。ソフトバンクファンならずとも、歴史を感じることが出来ますので、プロ野球ファンの方は是非チェックしてみて下さいね。
目次
ソフトバンクドラフト1位の歴代選手一覧
それでは早速ですが、ソフトバンクからドラフト1位指名された歴代選手を紹介していきます。
年度 | 選手名 | ポジション | 出身校 | 背番号 | 獲得タイトル等 |
1965年 | 巻憲二郎 | 投手 | 高鍋高 | ー | ー |
1966年(第1次) | 上田卓三 | 投手 | 三池工高 | 11 | ー |
1966年(第2次) | 中村之保 | 内野手 | 法政大 | 24 | ー |
1967年 | 藤原真 | 投手 | 慶応大 | ー | 入団拒否 |
1968年 | 富田勝 | 内野手 | 法政大 | 5 | ー |
1969年 | 佐藤道郎 | 投手 | 日本大 | 14 | 最優秀防御率2回(1970年・1974年)、最多セーブ2回(1974年・1976年)、最高勝率(1972年)、新人王(1970年) |
1970年 | 島本講平 | 投手 | 箕島高 | 8 | ー |
1971年 | 野崎恒男 | 投手 | 富士重工 | 21 | 最優秀救援投手2回(1982年・1984年) |
1972年 | 石川勝正 | 投手 | 東洋紡岩国 | ー | 入団拒否 |
1973年 | 藤田学 | 投手 | 南宇和高 | 26 | 新人王(1976年) |
1974年 | 長谷川勉 | 投手 | 日産自動車 | 21 | ー |
1975年 | 森口益光 | 投手 | 近畿大 | 22 | ー |
1976年 | 武藤一邦 | 外野手 | 秋田商高 | ー | 入団拒否 |
1977年 | 中出謙二 | 捕手 | 新日鉄堺 | 10 | ー |
1978年 | 高柳秀樹 | 外野手 | 国士舘大 | 23 | ー |
1979年 | 名取和彦 | 投手 | 日産自動車 | 24 | ー |
1980年 | 山内和宏 | 投手 | リッカー | 18 | 最多勝利(1983年) |
1981年 | 金城信夫 | 投手 | 市川高 | 14 | ー |
1982年 | 畠山準 | 投手 | 池田高 | 11 | ー |
1983年 | 加藤伸一 | 投手 | 倉吉北高 | 17 | ー |
1984年 | 田口竜二 | 投手 | 都城高 | 28 | ー |
1985年 | 西川佳明 | 投手 | 法政大 | 21 | ー |
1986年 | 田嶋俊雄 | 投手 | 日本生命 | 26 | ー |
1987年 | 吉田豊彦 | 投手 | 本田技研熊本 | 11 | ー |
1988年 | 篠田淳 | 投手 | 大垣商高 | 16 | ー |
1989年 | 元木大介 | 内野手 | 上宮高 | ー | 入団拒否 |
1990年 | 木村恵二 | 投手 | 日本生命 | 20 | ー |
1991年 | 若田部健一 | 投手 | 駒沢大 | 14 | ー |
1992年 | 大越基 | 投手 | 早稲田大中退 | 19 | ー |
1993年 | 渡辺秀一 | 投手 | 神奈川大 | 13 | 新人王(1994年) |
1994年 | 城島健司 | 捕手 | 別府大付高 | 2 | 最優秀選手(2003年)、ベストナイン6回(1999年~2001年・2003年~2005年)、ゴールデングラブ賞8回(1999年~2005年・2010年) |
1995年 | 斉藤和巳 | 投手 | 南京都高 | 66 | 最優秀防御率2回(2003年・2006年)、最多勝利2回(2003年・2006年)、最多奪三振(2006年)、最優秀投手3回(2003年・2005年・2006年)、沢村賞2回(2003年・2006年)、ベストナイン2回(2003年・2006年) |
1996年 | 井口忠仁 | 内野手 | 青山学院大 | 7 | 盗塁王2回(2001年・2003年)、ベストナイン3回(2001年・2003年・2004年)、ゴールデングラブ賞3回(2001年・2003年・2004年) |
1997年 | 永井智浩 | 投手 | JR東海 | 19 | ー |
1998年 | 吉本亮 | 内野手 | 九州学院高 | 5 | ー |
1999年 | 田中総司 | 投手 | 立命館大 | 21 | ー |
2000年 | 山村路直 | 投手 | 九州共立大 | 61 | ー |
2001年 | 寺原隼人 | 投手 | 日南学園高 | 20 | ー |
2002年 | 和田毅(自由獲得枠) | 投手 | 早稲田大 | 21 | 最多勝利2回(2010年・2016年)、勝率第1位投手(2016年)、最優秀選手(2010年)、新人王(2003年)、ベストナイン(2010年) |
2002年 | 新垣渚(自由獲得枠) | 投手 | 九州共立大 | 18 | 最多奪三振(2004年) |
2003年 | 馬原孝浩 | 投手 | 九州共立大 | 14 | 最多セーブ投手(2007年) |
2004年 | 江川智晃 | 投手 | 宇治山田商高 | 8 | ー |
2005年 | 荒川雄太(高校生ドラフト) | 捕手 | 日大高 | 22 | ー |
2005年 | 松田宣浩(大学・社会人ドラフト) | 内野手 | 亜細亜大 | 5 | ゴールデングラブ賞5回(2011年・2013年~2016年) |
2006年 | 福田秀平(高校生ドラフト) | 内野手 | 多摩大聖ヶ丘高 | 37 | ー |
2006年 | 大隣憲司(大学・社会人ドラフト) | 投手 | 近畿大 | 28 | ー |
2007年 | 岩嵜翔(高校生ドラフト) | 投手 | 市船橋高 | 41 | 最優秀中継ぎ投手(2017年) |
2007年 | 大場翔太 | 投手 | 東洋大 | 17 | ー |
2008年 | 巽真悟 | 投手 | 近畿大 | 20 | ー |
2009年 | 今宮健太 | 内野手 | 明豊高 | 2 | ゴールデングラブ賞4回(2013年~2016年)、ベストナイン(2014年) |
2010年 | 山下斐紹 | 捕手 | 習志野高 | 22 | ー |
2011年 | 武田翔太 | 投手 | 宮崎日大高 | 30 | ー |
2012年 | 東浜巨 | 投手 | 亜細亜大 | 16 | 最多勝利(2017年) |
2013年 | 加治屋蓮 | 投手 | JR九州 | 14 | ー |
2014年 | 松本裕樹 | 投手 | 盛岡大付高 | 66 | ー |
2015年 | 高橋純平 | 投手 | 県岐阜商高 | 47 | ー |
2016年 | 田中正義 | 投手 | 創価大 | 25 | ー |
2017年 | 吉住晴斗 | 投手 | 鶴岡東高 | 26 | ー |
2018年 | 甲斐野央 | 投手 | 東洋大 | 20 | ー |
ここ数年は将来を期待できる投手を多く獲得しています。
2014年、2015年は高校生からドラフト1位を指名しています。近い将来エースとして期待できる投手です。先々を見据えたドラフトができるのも現状の戦力が安定していると言えるところもあります。
また1994年から1996年(城島選手、斎藤選手、井口選手)の3年間のドラフト1位選手の記録を見ると本当に凄いですよね。戦力補強が上手くできている証だと思います。
注目選手のその後について
ここではソフトバンクドラフト1位の注目選手を5名ほど紹介します。
城島健司選手
高校時代から打って守れる捕手として注目を集めていました。
高校時代は1年生の時から4番を任され高校通算70本塁打の記録も残しています。プロ入り後2年間は守備がプロの投手に対して対応していないことなどから、出場機会も多くはありませんでした。
ですが、3年目からは主に正捕手の座を掴み大きな成長を見せてくれました。2004年には捕手でありながら36本塁打も放つなど、当初の期待通り打って守れる捕手へと成長していきました。その後はメジャーリーグのシアトルマリナーズ、阪神タイガースでもプレーされました。
斉藤和巳選手
気迫のこもった投球が持ち味の投手でした。真のエースという印象を受ける方も多いのではないかと思います。
身長192cmを活かした本格派右腕です。1995年に南京都高からドラフト1位で指名されました。
2003年には20勝、2006年には18勝をあげるなど素晴らしい成績を残しています。2007年以降はケガに泣かされ投げる姿はなくなりました。
あの落合博満さんも「斉藤こそが球界で最も優秀な投手。斉藤がいる限り、日本球界はなんとか保つ」と高く評価もしていました。
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今宮健太選手
ソフトバンクのチームリーダーと言っても良いと思います。
高校時代は投手としても素晴らしい実力を見せていました。プロ入り後はショートを任され2年目からはレギュラーに定着しました。
一番の魅力はその肩を活かした守備力です。ショートの見せ場である深い位置からの捕球後の送球は目を見張るものがあります。
また、守備範囲も広く三遊間、二遊間の難しい打球も難なく処理してアウトを積み重ねます。ソフトバンク投手陣が安心して投げられるのも今宮選手がいるからと言っても過言ではないかも知れません。
吉本亮選手
高校時代から持ち前の長打力が魅力的な選手でした。九州学院高時代は通算66本塁打の記録を残しプロでも長打を期待されていました。
しかし、ソフトバンクの中での層が厚いこともあり思うように試合に出場する機会に恵まれず、2008年に戦力外通告を受けました。その後トライアウトでヤクルトに入団するも、結果を残すことができずに2011年に2度目の戦力外通告を受け引退しました。
2012年からはソフトバンクのチーム運営部のスタッフに就任して活躍しています。
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巽真悟選手
2008年のドラフトで外れ1位で指名され入団しました。
大学時代は近畿大学でノーヒットノーランを記録するなど安定した投球術が持ち味で即戦力として期待されていました。ですが、プロ入団後は思うような活躍ができずに二軍で過ごす時間が多く、1軍での勝利は1勝にとどまり2016年に戦力外通告を受けました。
その後のトライアウトにも参加しましたがどの球団からもオファーがなく現役を引退しました。引退後は人材派遣会社のエイジェックという会社へ入社し、ロッテの本拠地であるZOZOマリンスタジアムに関連する業務のアルバイトの方などに指示する仕事をされています。
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ソフトバンクドラフト会議の豆知識エピソード
1989年。ドラフトで注目を集めていた大阪の上宮高の元木大介選手が、巨人入りを熱望していました。ですが、巨人はドラフト1位で大森剛選手を指名。当時のダイエーは野茂英雄選手の外れ1位で元木大介選手を指名しました。
ですが、本人は巨人入り以外はプロへの入団は考えてなく入団することはありませんでした。ですが、元木大介選手の幼少時代は前身の南海ホークスファンでホークスの友の会にも入会をしていたようです。
少年野球チームのジュニアホークスにも入っていたようですが、小学校6年の時に当時巨人の監督だった王貞治さんと写真を撮り「プロ野球に入るなら巨人に来いよ」と言われそれ以来巨人ファンになりその言葉の通りに考えていたようです。
まとめ
・ソフトバンクのドラフト位1位の中でも1994年から1996年の3年間の選手は本当に素晴らしい選手ばかりです。捕手、投手、内野手の一流選手を獲得した黄金期です。
・城島健司選手は打って守れる今では中々巡り合えない捕手です。2017年甲子園でも活躍した中村奨成選手(広陵高)がこのような捕手になるの期待したいですね。
・元木大介選手はダイエーの前身南海ホークスのファンだったとは少し驚きますよね。それだけ王貞治さんから言われた言葉が嬉しく心の中に残っていたのでしょうね(^^♪
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