【中日】2017ドラフト候補と指名予想!年齢分布図から補強ポイントや注目選手を考える
2017/09/29
今季も6年連続Bクラスが確定しそうな中日ドラゴンズ。
かつての黄金期を知るファンとしては、やきもき感がたまらないと思います。
そこで今回は中日の2017年ドラフト戦略について、年齢分布図から補強ポイントを踏まえた上で、大胆に指名予想をしてみました。注目の候補選手の紹介に加えて、過去3年間のドラフトも振り返りますので、ドラフトが始まる前にしっかりチェックしてみて下さいね。
目次
中日の過去3年ドラフトについて
さて、まずは2014年から2016年までの過去3年の中日のドラフトについて、まず振り返ってみましょう。
2014年ドラフト
順位 | 選手名 | ポジション | 出身 |
1 | 野村亮介 | 投手 | 静清高→ 三菱日立パワーシステムズ横浜 |
2 | 浜田 智博 | 投手 | 宮崎工高→九州産業大 |
3 | 友永翔太 | 外野手 | 東海大相模高→国際武道大→日本通運 |
4 | 石川駿 | 内野手 | 北大津高→明治大→JX-ENEOS |
5 | 加藤 匠馬 | 捕手 | 三重高→青山学院大 |
6 | 井領 雅貴 | 外野手 | 桐蔭学園高→JX-ENEOS |
7 | 遠藤 一星 | 内野手 | 駒場学園高→中央大→東京ガス |
8 | 山本 雅士 | 投手 | 安芸南高→徳島インディゴソックス |
9 | 金子 丈 | 投手 | 大阪学院大高→大阪商業大 |
第2次(育成)
順位 | 選手名 | ポジション | 出身 |
1 | 佐藤 雄偉知 | 投手 | 東海大相模高 (※入団拒否) |
2 | 石垣 幸大 | 投手 | いなべ総合学園高(※引退) |
3 | 藤吉 優 | 捕手 | 秀岳館高 |
4 | 近藤 弘樹 | 外野手 | 享栄高→名城大 |
2015年ドラフト
順位 | 選手名 | ポジション | 出身 |
1 | 小笠原 慎之介 | 投手 | 東海大相模高 |
2 | 佐藤 優 | 投手 | 古川学園高→東北福祉大 |
3 | 木下 拓也 | 捕手 | 高知高→法政大→トヨタ自動車 |
4 | 福 敬登 | 投手 | 神戸西高→JR九州 |
5 | 阿部 寿樹 | 内野手 | 一関第一高→明治大→ホンダ |
6 | 石岡 諒太 | 内野手 | 神戸国際大付高→JR東日本 |
第2次(育成)
順位 | 選手名 | ポジション | 出身 |
1 | 中川 誠也 | 投手 | 伊勢工高→愛知大(※引退) |
2 | 吉田 嵩 | 投手 | 海星高→徳島インディゴソックス |
3 | 三ツ間 卓也 | 投手 | 健大高崎高→高千穂大→武蔵ヒートベアーズ |
4 | 西浜 幹紘 | 投手 | 南伊勢高→星城大 |
5 | 呉屋 開斗 | 投手 | 八戸学院光星高 (※引退) |
6 | 渡辺 勝 | 外野手 | 東海大相模高→東海大 |
2016年ドラフト
順位 | 選手名 | ポジション | 出身 |
1 | 柳 裕也 | 投手 | 横浜高→明治大 |
2 | 京田 陽太 | 内野手 | 青森山田高→日本大 |
3 | 石垣 雅海 | 内野手 | 酒田南高 |
4 | 笠原 祥太郎 | 投手 | 新津高→新潟医療福祉大 |
5 | 藤嶋 健人 | 投手 | 東邦高 |
6 | 丸山 泰資 | 投手 | 東邦高→東海大 |
第2次(育成)
順位 | 選手名 | ポジション | 出身 |
1 | 木下 雄介 | 投手 | 生光学園高→駒沢大(中退)→徳島インディゴソックス |
以上が、過去3年間の中日のドラフトの結果です。
ざっと見てみると、特に2014年は殆どが即戦力を求めたのか、社会人出身者が多数を占めました。ですが、即戦力を求めるということはそれだけ余裕がないということに繋がるとも言えます。結果がそう裏目に出てしまっているのが事実です。
2015年は、引退者が多く出たために若返りを図り、競争を促したと言えますが、これも現状まだ2軍レベルでの争いで、1軍のレギュラー陣を脅かすには至っていません。
昨年の2016年は割に「当たり年」ではなかったでしょうか。新人王を獲るのではないかといわれている京田選手をはじめ、怪我はしましたがローテの一角にも入ったドラ1の柳投手、先日先発で初勝利を挙げた笠原投手、ファームで何かと話題になっているのが石垣選手で高卒のいきのいい内野手として注目を集めています。
尚、育成から昇格した近藤弘樹選手や、三ッ間投手は1軍にも昇格し、結果を残しつつあるので今後が楽しみと言えるでしょう。
ちなみに中日の過去のドラフト1位選手については、以下でも詳しくまとめていますので、合わせてチェックしてみて下さいね。
↓
【中日】ドラフト1位指名の歴代選手一覧!その後の成績や活躍は?
中日の現状と補強ポイント
では、次に中日の現状を確認してみたいと思います。
※クリックすると拡大します
この表は、2017年の中日の選手の年齢分布図です。
ポジションごとに色分けしてありますが、これを見ると投手ではかなり20代の若手が充実してきて、1軍にも台頭してきているのがうかがえます。
ですが、若手の捕手を始めとして、20代の若い選手が余り1軍で活躍していない事がこの表を見るとお分かりいただけるのではないでしょうか。
特に外野手の若手は、なかなか結果が出ていません。大島、平田の両選手が過度期に入り、この2人の後継者が未だに育っていないのも現実です。
また投手も、今年は先発要員に苦しみました。先発完投型の投手が、やはりもう少しは欲しいところです。
2017年ドラフト注目選手から中日の指名選手を大予想!
それでは、過去のドラフトや現在の中日の現状を踏まえた上で、中日の補強ポイントとなるべき指名選手を予想してみたいと思います。
中村奨成選手(捕手・広陵高)
恐らくどの球団も1位指名で狙うのではないかと言われている、いうまでもない存在の中村選手ですが、捕手でありながら打撃が一級品であることは既に証明されていますし、まだ伸びしろがあります。
中日も捕手はそれなりにいるのですが、やはり少しずつ高齢化が進んでいます。若い高卒の捕手を獲得することで育てながら、将来正捕手になってくれそうな逸材として楽しみです。
増田珠選手(外野手・横浜高)
中日は長らく高卒の外野手をドラフトで獲得していません。増田選手のバッティングセンスは光るものがあるので、後は守備力を磨けば広いナゴヤドームにも対応でき、パワーもある選手なので期待が持てます。
守備の育成には定評のある中日ですから、将来センターラインとして現在の石垣選手や、増田選手の姿がナゴヤドームで見たいという夢が膨らみますね。
鈴木博志投手(ヤマハ・磐田東高)
まだ20歳ながら、181センチ90キロの体格で、ワインドアップから投げ下ろすMAX150㎞を超える直球が武器の本格派右腕。
当然どの球団もリストアップしていますが、どうしても先発完投型の投手が欲しい中日とすれば、投手は即戦力を取るべきではないでしょうか。
スライダーやフォークも切れ味が良く、先発に向いていると言えるでしょう。都市対抗で東海地区で戦っているだけあって、お膝元としても獲りたいところです。
まとめ
・中日の過去3年間のドラフトは、即戦力を重視するあまりにチームの余裕をなくしてしまっている。
・現状戦力としては投手は若手が揃ってはいるものの、特に外野手に若い年齢の選手がいない。
・ドラフトでは思い切って高卒の野手を獲っていくべき!
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