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200勝の歴代達成者まとめ!最速と最年少は誰でいつ?【プロ野球】

2019/03/09

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2017年9月14日、ニューヨークヤンキースの田中将大選手が、278試合目にして日本投手最速の日米通算150勝を達成しました。このまま順調にいけば、200勝達成で名球会入りなるか!?という想像も膨らんでしまいますね。

さて今回は、そんな200勝の歴代達成者についてまとめてみました。最速で200勝を達成した選手や、最年少で200勝を達成した選手なども記していますので合わせて確認してみましょう。どれだけ凄い記録なのかがよく分かると思いますよ。

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200勝の歴代達成者まとめ!

それではまず、200勝を達成した選手を勝利数の多い選手から順番に表にしてまとめてみました。どんな選手が200勝を達成しているのか確認してみましょう。

順位 所属チーム 選手名 勝利数 実働期間 登板数 達成年月日
1 巨人 金田正一 400 (1950-1969) 944 1958.06.05
2 近鉄 米田哲也 350 (1956-1977) 949 1966.08.14
3 大洋 小山正明 320 (1953-1973) 856 1964.08.13
4 近鉄 鈴木啓示 317 (1966-1985) 703 1977.04.26
5 巨人 別所毅彦 310 (1942-1960) 662 1954.06.05
6 トンボ スタルヒン 303 (1936-1955) 586 1946.10.20
7 阪急 山田久志 284 (1969-1988) 654 1982.04.29
8 西鉄 稲尾和久 276 (1956-1969) 756 1962.08.25
9 阪急 梶本隆夫 254 (1954-1973) 867 1967.06.06
10 西武 東尾修 251 (1969-1988) 697 1984.09.15
11 阪急 野口二郎 237 (1939-1952) 517 1948.09.03
11 毎日 若林忠志 237 (1936-1953) 528 1947.10.25
13 西武 工藤公康 224 (1982-2010) 635 2004.08.17
14 阪神 村山実 222 (1959-1972) 509 1970.07.07
15 南海 皆川睦雄 221 (1954-1971) 759 1968.10.06
16 中日 山本昌 219 (1986-2015) 581 2008.08.04
17 大毎 杉下茂 215 (1949-1961) 525 1957.10.23
17 ロッテ 村田兆治 215 (1968-1990) 604 1989.05.13
19 広島 北別府学 213 (1976-1994) 515 1992.07.16
20 巨人 中尾碩志 209 (1939-1957) 516 1955.08.11
21 西武 江夏豊 206 (1967-1984) 829 1982.07.02
22 巨人 堀内恒夫 203 (1966-1983) 560 1980.06.02
23 大洋 平松政次 201 (1967-1984) 635 1983.10.21
24 巨人 藤本英雄 200 (1942-1955) 367 1955.10.11

合計で24名もの選手が200勝を達成しています。プロ野球では投手は200勝、もしくは250セーブを達成すれば、プロ野球選手の超一流であった証の名球会に入会することができ、上記の選手たちは見事名球会入りを果たしています。

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山本昌選手が2008年に200勝を達成してからは達成した選手は現れていませんが、最初にも記した通り、ニューヨークヤンキースの田中将大選手が150勝、シアトルマリナーズの岩隈久志選手が170勝と、メジャーリーガーの投手たちが着々と200勝に近づいており、記録の達成が待ち望まれています。

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単純に考えて10勝を20年間、15勝を13、4年間とコンスタントに勝ち星を重ね続けなければなかなか達成できない記録ですので、球界を代表するような投手でなければ達成することが困難な記録と言えますね。

それでは、続きまして200勝を最も速く達成した選手と、最年少で達成した選手について見てみましょう。上記の表の中から一体どの選手が達成することができたのでしょうか?

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最速達成者は西鉄ライオンズの【鉄腕】こと稲尾和久選手!

プロフィール
名前 稲尾和久
生年月日 1937年6月10日
出身地 大分県別府市
身長・体重 180cm 80kg
投球・打席 右投右打
経歴 大分県立別府緑丘高等学校~西鉄ライオンズ(1956~1969年)
達成年月日 1962年8月25日 (プロ入り7年目)

200勝の歴代最速達成者は稲尾和久選手でした!先発、リリーフと連投続きでありながらも、好成績を残し続けたことにより【鉄腕】の異名でも知られている選手です。

当時の西鉄のエースで、プロ入りから8年連続で20勝などの大記録を打ち立てる選手でありながら、先発とリリーフの連投でシーズン60~70試合に登板するというタフさも持ち合わせた選手でした。

この功績から、25歳と86日でプロ入り7年目で200勝を達成しています。これはプロ野球史上最速となり、プロ野球の歴史に名を刻みました。

しかし連投、多投の無理がたたってしまい、晩年では全盛期のような活躍ができず、実働14年で現役を引退する形となってしまいました。これは、名投手たちの中では少し短命の実働年数となっています。

 

最年少達成者は巨人にも在籍した金田正一選手!

プロフィール
名前 金田正一
生年月日 1933年8月1日
出身地 愛知県中島郡平和村(現:稲沢市)
身長・体重 184cm 73kg
投球・打席 左投左打
経歴 享栄商業高等学校(中退)~国鉄スワローズ(1950~1964年)~読売ジャイアンツ(1965~1969年)
達成年月日 1964年6月5日 (当時24歳)

最年少で200勝を達成した選手は、【伝説の400勝投手】でもある金田正一選手でした!金田選手は高校を1年早く入学し、高校3年の夏の甲子園大会が終わった後にスカウトされ国鉄に入団しているため、17歳でプロ野球選手となっているのです。

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金田選手は途中入団した17歳のシーズンで8勝、翌年にはノーヒットノーランも含め22勝と入団から大車輪の活躍をみせ、14年連続20勝という偉業を成し遂げています。

この入団からの活躍もあり、1958年6月5日、若干24歳で通算200勝を達成しています。金田選手の最年少での達成は、プロデビューが少し早く、1年目からコンスタントに勝ち星を重ね続けた結果、達成された記録であるということがいえますね。

現代のプロ野球では、先発は先発のみ、リリーフはリリーフのみと役割分担がきっちりなされているため、最年少記録などの更新は困難と言えます。

しかし、将来的に200勝を狙えるような有望な選手たちは存在するので、その選手たちの投球に期待しつつ、未来の200勝投手の誕生を待ちましょう。

 

まとめ

・200勝投手は、2008年に山本昌選手が達成して以来現れていないが、メジャーの田中将大選手が150勝、岩隈久志選手が170勝と記録の達成に少しづつ近づいている。

・200勝の歴代最速達成者は、【鉄腕】こと稲尾和久選手であり、先発、リリーフを両方こなしながらも、好成績を残し続けた選手である。

・200勝の最年少達成者は、【伝説の400勝投手】の金田正一選手であり、17歳でプロ野球選手となり、入団から大車輪の活躍で、24歳にして200勝を達成している。

 

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