歴代最多奪三振数ランキング!世界記録も調査した【プロ野球】
2017年、楽天の則本昂大選手がメジャー記録に並ぶ8試合連続2桁を達成し、野球ファン全体の注目の的となりました。
今回はそんなピッチャーの見せ場と言っても過言ではない奪三振数についてまとめてみました。シーズン内でどれだけ三振を取ったかをカウントする【歴代シーズン最多奪三振数】、現役の間に通算してどれだけ三振を取ったかをカウントする【歴代通算最多奪三振数】について、ランキングも交えてご紹介していきます。
両記録の世界記録についても調査しましたので、同時に確認してみましょう。
目次
歴代シーズン最多奪三振数ランキング!
それではまず、日本国内の歴代シーズン最多奪三振のランキングトップ3までまとめてみましたので確認してみましょう。
順位 | 投手 | 所属チーム | 奪三振数 | 達成年度 |
1 | 江夏豊 | 阪神~南海~広島~日本ハム~西武 | 401 | 1968年 |
2 | 稲尾和久 | 西鉄~中日~日本航空~ロッテ | 353 | 1961年 |
3 | 金田正一 | 国鉄~読売 | 350 | 1955年 |
どの選手も、過去に名投手として活躍してきた選手がランクインしていますね!
第1位は江夏豊選手が阪神時代の1968年に達成した401奪三振がランクインしています。サウスポーで豪速球を武器に三振の山を築き上げていた江夏選手は、奪三振記録だけではなく、ノーヒットノーランや23イニング連続奪三振といった記録も達成しており、まさしく【伝説の投手】と呼ばれるに相応しい選手でした。
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ちなみに近年では、2011年に達成したダルビッシュ有選手の276奪三振の29位が最高で、なかなか記録を塗り替えるような選手が現れません。
これはバッターの技術、対応力が年々向上してきたなどの理由が挙げられますので、ベスト3にランキング入りすることすらも困難な時代になったと言えますね。
しかし最近は楽天の則本選手、ソフトバンクの千賀選手、西武の菊池選手、そして日本ハムの大谷選手といったキレのあるボールで三振を奪える選手が各チームに存在するので、近いうちに2011年のダルビッシュ選手の記録を超える選手が現れる可能性は十分にあります!
歴代通算最多奪三振数ランキング!
続きまして歴代通算最多奪三振のトップ3をみていきましょう。
順位 | 選手名 | 所属チーム | 奪三振数 | 現役年数 |
1 | 金田正一 | 国鉄~読売 | 4490 | (1950-1969) |
2 | 米田哲也 | 阪急~阪神~近鉄 | 3388 | (1956-1977) |
3 | 小山正明 | 阪神~ロッテ~大洋 | 3159 | (1953-1973) |
1位の金田正一選手は、2位の米田哲也選手を大きく引き離し4490奪三振でトップとなっています。
金田選手はシーズン最多奪三振記録の3位にもランクインしており、いかに三振を奪う技術が高かったのかが伺えますね。金田選手はこの記録だけではなく、なんとノーヒットノーランを2回、沢村賞を3回も達成しています!
江夏選手に負けず劣らずの名投手であることが、獲得した賞を見るだけでも伝わってきますね。
世界記録もチェックしよう!
それでは続いて世界に目を向けてみましょう。日本国内より三振を奪う技術の高い投手は、果たして存在するのでしょうか?それも含めてまとめましたので確認してみましょう。
歴代シーズン最多奪三振数の世界記録はM・キルロイ選手!オリオールズ所属で1886年に達成!
順位 | 選手名 | 奪三振数 | 所属チーム | 達成年度 |
1 | M・キルロイ | 513奪三振 | オリオールズ | 1886年 |
2 | T・ラムジー | 499奪三振 | カーネルズ | 1886年 |
3 | H・デイリー | 483奪三振 | ブラウンズ | 1884年 |
シーズン最多奪三振の世界記録は1886年に記録したM・キルロイ選手の513奪三振がトップとなっております。
世界記録の達成年度も一昔前の記録となっており、日本のプロ野球と少し似ていますね。1973年にN・ライアン選手が記録した8位の383奪三振以来、こちらも記録が更新されていません。
2001年にはサウスポーのR・ジョンソン選手が372奪三振を記録しましたが、N・ライアン選手には少し届かず10位のランキング入りに終わっています。
現役では、2015年に301奪三振を記録したドジャースのC・カーショウ選手や、2016年に284奪三振を記録したナショナルズのM・シャーザー選手など、R・ジョンソン選手の記録に挑戦できるポテンシャルを持った選手が存在します。
R・ジョンソン選手、N・ライアン選手の記録を更新できるようなレジェンド選手が是非とも現れてほしいですね!
歴代通算最多奪三振数の世界記録はN・ライアン選手!アストロズをはじめ27年にわたりMLBで活躍した名投手!
順位 | 選手名 | 奪三振数 | 所属チーム | 実働年数 |
1 | N・ライアン | 5714 | メッツ~エンゼルス~アストロズ~レンジャーズ | 1966~1993 |
2 | R・クレメンス | 4317 | レッドソックス~ブルージェイズ~ヤンキース~アストロズ~ヤンキース~ | 1984~2007 |
3 | R・ジョンソン | 4161 | エクスポズ~マリナーズ~アストロズ~ダイヤモンドバックス~ヤンキース~ダイヤモンドバックス~ジャイアンツ | 1988~2009 |
続いて歴代通算最多奪三振の世界記録ですが、こちらはシーズン最多奪三振でも触れましたN・ライアン選手が、5714奪三振で1位になっております。
独特の投球フォームから初めて160kmの壁を破った選手とも言われています。ヤクルト・小川泰弘選手の投球フォームがよく似ており、″ライアン小川″というニックネームはこのN・ライアン選手の名前からきています。
N・ライアン選手をはじめ、トップ3にランキング入りした選手に共通することは、全員が実働20年以上と長い間メジャーで活躍し続けているのです!1年ずつ地道に三振を築き上げながらも、年齢を重ねてもなお三振を奪う技術を意地しつづけるというのが、通算最多奪三振の世界ランキング入りに必要になってくるというわけですね。
現役ではヤンキースのCC・サバシア選手が、2016年終了時に2726奪三振を記録しており22位にランクインしています。今年37歳を迎えるCC・サバシア選手ですが、これからどのぐらいランキングの上位にいけるか、注目しながら試合を観戦すると更に楽しく観戦できるかもしれませんよ。
まとめ
・日本の歴代シーズン最多三振記録の1位は江夏豊選手で、奪三振記録だけではなくノーヒットノーラン、23イニング連続奪三振などの記録も達成している。
・日本の歴代通算最多奪三振の1位は金田正一選手で、ノーヒットノーラン2回、沢村賞3回など江夏豊選手に負けず劣らずの大記録を保持している。
・歴代シーズン最多奪三振の世界記録は、M・キルロイ選手が1886年に達成した513奪三振だが、100年以上昔の記録であり、なかなか更新されにくい記録である。
・歴代通算最多奪三振の世界記録は、N・ライアン選手が記録した5714奪三振であり、ランキング3位までの選手全員が、実働20年以上にわたりメジャーで活躍し続けていた。
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