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関根潤三監督の凄さが分かる名言・語録集!伝説的エピソードから人生哲学まで

2019/01/13


投手として勝ち星をあげ、打者として安打を積み重ねる、大谷翔平で話題となったいわゆる二刀流ですが、過去にも二刀流として知られる選手は何人か存在します。しかしそのほとんどが投手としてはそれほど成功はせず、ほどなく打者に転向しています。

ところが投手として65勝をあげ、打者として1137本の安打を放った二刀流選手がいます。
関根潤三です。

監督としても大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)とヤクルトスワローズを指揮し、かつてはプロ野球ニュースの解説者として、物腰の柔らかい好々爺のイメージからお茶の間でも愛されました。

今回は二刀流の先達でもあり、監督や解説者としても活躍した関根潤三の凄さが分かる名言や語録、伝説的エピソードからその人生哲学に迫っていきたいと思います。

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関根潤三について

まずは関根潤三の経歴を追ってみます。

1927年3月15日生まれ、東京府北豊島郡(現東京都豊島区)出身。本人によれば、実際の誕生日は前年の12月25日なのだそうです。その日は大正天皇崩御の日で、役場が休みになったため届けずにいて、3月まで忘れられていたとのこと。

旧制日本大第三中学校(現日本大学第三高校)から法政大学へ進学。卒業後、旧制中学時代の恩師である藤田省三が近鉄パールズ(後に近鉄バファローズ、現オリックスバファローズと合併)の監督に就任したことで勧誘を受け、同球団に入団。

入団後は弱小チームのエース格として、8年間で65勝をあげます。しかし肩の故障が限界に達して、野手に転向。今度は主軸として通算安打数1137本、通算打率.279を残し、移籍した読売ジャイアンツで引退します。

通算50勝以上で1000本安打以上という記録は、戦前の1リーグ時代を合わせても西沢道夫と関根しかいません。ちなみに大谷翔平は日本で42勝ですが296安打、かつて投手だったヤクルトの高井雄平が18勝で594安打ですから、いかに難しい記録なのがわかります。

引退後は大洋ホエールズで3年間、ヤクルトスワローズで3年間、監督として指揮をとりました。ヤクルト時代には広沢克己、池山隆寛、栗山英樹、内藤尚行、伊東昭光など、後にヤクルトの黄金期に中心となる選手を育てました。

【ヤクルト】歴代監督を成績と一緒に徹底解説!優勝回数最多は野村克也監督!

 

私が選ぶ、関根潤三の凄さがわかる名言・語録集

【名言語録その1】

「やりゃあいいじゃねえ。できるんだから」

大谷翔平の二刀流について、江本孟紀との対談でそう発言しています。
自身も二刀流として活躍しただけに、説得力があります。

現在だと怪我防止のために、あえて三振になる投手も多いのですが、かつては投手でも打席に立つと素晴らしい打撃を見せてくれる選手もいました。

堀内恒夫はノーヒットノーランと同時に3打席連続本塁打を放っていますし、江夏豊も11回ノーヒットノーランを自分のサヨナラ本塁打で決めました。桑田真澄は代打に出て安打を記録。近年でもベイスターズのウィーランドが代打で登場し、四球を選んでいます。
他にも金田正一、星野仙一、江川卓、平松政次など打撃の良かった投手は数えきれません。

確かに怪我のリスクはありますが、プロとして野球を面白くするためにも、もう少し投手に打撃も頑張ってほしいように思います。

穏やかな雰囲気の方ですが、実は親友で球界寝業師の異名をもつ根本陸夫が「関根は本当は怒らせてはいけない奴。あの底恐ろしさはインテリヤクザだよ」と言うほどの武闘派で、カープのコーチ時代には泥酔する衣笠祥雄に笑顔で「待ってたよ。素振りしようか」と練習させ、衣笠いわく「鬼に見えた」という人ですから、関根の東京人らしいべらんめえ口調でのこのひと言は、裏を返せば「できるんなら、やれよ」というようにも取れなくはありません

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【名言語録その2】

「ピッチャーにあと1イニングもってほしいとか、あと打者1人とか、いろいろ考えるでしょう。俺はこんなに欲深いのか、と感じてね」

実際は大正15年生まれで、多くの同輩が召集された中、出生届が遅れたせいで戦争にいかずに済んだそうです。

そんなことがあったせいか、監督としても達観していて、あまり欲とは縁のない放任主義者のイメージがあります。しかしスワローズの投手だった内藤尚行によると、ピンチで監督がマウンドに来ると、思い切り足を踏みつけてくるそうです。

また大洋ホエールズ時代、加藤博一外野手が最終回にエラーをして、怒られるのが嫌なのでベンチには戻らず、外野の入り口からロッカールームに行こうとしたそうです。しかし、そこにはすでに関根が待っていて、ひどく怒鳴られました。
関根の熱血感ぶりがわかります。

さて、この言葉には続きがあります。

「ネット裏にいると冷静に見れるけど、それがグラウンドだと・・・。やっぱり人間は欲が出ると目がかすむよ。なんとか近視眼的にならないように。そうなれるのは、いつかな」

年齢を重ねて、欲が無くなるというのは、おそらく嘘だと思います。
幾つになろうとも、人は欲を持ちます。
ただそれで近視眼的になってしまわぬように、というのは、欲を持ちながらもしっかりと公平でいられるよう、自戒を込めた言葉なのでしょう

含蓄があり、人間味あふれる言葉だと思います。

 

【名言語録その3】

「引退試合やろうって言った人がいたから、結構ですって。オレ、まだ人間引退してないから結構ですって言った記憶ある」

放任主義といっても、関根はしっかりと選手を見ていました。
しかし選手にここが悪いから直せとは言わないそうです。

「そうやってプレイヤーに自分の悪いところを悟らせちゃダメなんだ」
「プレイヤーが気づかない間に悪いところが消えるのがベスト」

気づかない間に修正させるのは至難の業だと思うのですが、意識するとすべてが崩れてしまうということもあります。確かに理想としては、本人さえ気づかないうちに変化しているのが一番いいのだろうと思います。

そう考えると、この言葉も選手たちに気づかれないように、さりげなくアドバイスを送っているようにも感じられます。

プロ野球選手にとって引退後の生活は、未知の世界だと言えます。しかしそうはいっても野球選手だったから野球に一生懸命で、世間知らずだったとか言ってしまうのは、世間への甘えですし、傲慢です。

プロ野球選手に限らず、誰でも生きていく中で、大きな変化に見舞われることはあります。

関根の言葉は、プロ野球選手である前に、ひとりの人間であることを、自覚させる言葉ではないかと感じます

 

名言からの学び

・できることは、やればいい。できないことを数えるよりも、できることからやればいい。

・人はそもそも欲深い。だからこそ広い視野を持とう。

・人は人である限り、引退はない。まずはひとりの人間としての自覚を持とう。

 

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