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埼玉大会2017の優勝予想!見どころや注目選手等のデータもチェック【夏の甲子園】

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今年も多数の高校が参加し、全国屈指の激戦区となりそうな全国高等学校野球選手権埼玉大会。

実力上位校がどんな戦いを見せてくれるか、あるいは、新進気鋭のチームが台頭して旋風を巻き起こしてくれるのか等、様々な楽しみがありますが、大会プレビューとして最もきになるのは、やはり優勝争い。

ここでは、開幕までカウントダウンに入った埼玉県予選について、優勝候補校や注目選手の紹介を中心として、今回の覇権争いを占ってみます!

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埼玉県大会2017の優勝候補高校から見どころをチェック!

それでは早速、今年の全国高等学校野球選手権埼玉大会の優勝争いを牽引すると見られる強豪校を挙げていきましょう。同県はズバリ、以下の3校が甲子園に近い存在と言えます。

優勝候補1:浦和学院

今年4月に行われた春季埼玉県高校野球大会で5年連続14回目の優勝。初戦(2回戦)こそ実力校の聖望学園に5‐4と苦戦したものの、その後の3試合は失点わずか1という快勝で勝ち進み、決勝では昨年夏の代表校・花咲徳栄に延長10回、7‐6でサヨナラ勝ち。粘り強さ、勝負強さを存分に発揮しました。

そして、翌月の春季関東地区高校野球大会では、横浜(神奈川)、前橋育英(群馬)という強豪校に対して連続完封勝ちを収め、準決勝で日大三(東京)を6‐4で撃破。決勝では伝統校の東海大相模を3‐2で振り切って、2年ぶり6回目の栄冠に輝きました。ハイレベルな関東大会を制したことで、夏に向けての加速力は充分です。

甲子園にはこれまで夏12回、春10回出場。4年前のセンバツ制覇は、いまだ記憶に新しいところです。1991年からチームを率いる森士監督の名采配、超早朝練習をはじめとした質・量ともに抜群の練習とトレーニングを誇る通称“ウラガク”。問答無用で近年の埼玉県高校野球界のリーダー的存在であり、今年の埼玉県予選の優勝大本命と言えます。

優勝候補2:花咲徳栄

春季埼玉県高校野球大会では浦和学院に惜敗して2位。続く春季関東地区高校野球大会で初戦の2回戦で早稲田実(東京)ら延長10回、タイブレークの末に9‐10で惜敗しました。

夏に向けて勢いをつけるために勝っておきたい両大会でしたが、無念の結果を巻き返しのパワーに変換するチーム力はあるはず。3年連続の夏の甲子園出場を目指し、強い決意、意気込みと共に埼玉県予選に臨むと思われます。

夏・春、各4回の甲子園出場。いずれも最高成績はベスト8ですが、2年前の夏は県勢として12年ぶりに準々決勝進出を果たし、校名をより鮮明に知らしめました。浦和学院とのライバル対決を制し、今年の夏はさらに上位の成績を残したいところです。

優勝候補3:春日部共栄

春季埼玉県高校野球大会では花咲徳栄に7回コールド、2‐10というまさかの結果でベスト4止まり。関東地区高校野球大会への出場権を逃しました。

3年ぶりの夏の甲子園出場を叶えるためにはオフェンス、ディフェンス共に立て直しが必要ですが、春の悔しさが選手たちのモチベーションの高さに繋がっているのは間違いありません。

甲子園には夏5回、春2回の出場。もう14年前になりますが、1993年には県勢として1951年の熊谷以来、実に42年ぶりの準優勝を果たしています。好敵手の浦和学院、あるいは花咲徳栄との直接対決が今からとても楽しみです。

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注目選手のご紹介!

次に、上記の3校それぞれの注目選手をご紹介しましょう。真夏の晴れ舞台に立つことを見据える各チームの太い柱になる選手たちです。

浦和学院:渡邊勇太朗 投手(2年)

清水洋炳(3年)、近野佑樹(2年)というエース格の存在とともに、潜在能力の高さをアピールする成長株。188cmの長身から柔らかいフォームで投げ下ろすキレのいいストレートと、カーブ、スライダー、チェンジアップなどの多彩な変化球を武器とします。

今年の関東地区高校野球大会・横浜戦で先発し、5回無失点の好投。夏の甲子園の長丁場を制するには手厚い投手力が必須ですが、その中の貴重な1人として寄せられる期待はかなり大きいでしょう。

花咲徳栄:清水達也 投手(3年)

1年から控えとしてベンチ入りした実力派。昨夏の甲子園では最速143kmのストレートを投げ込む等、本格派右腕として多くの注目を集めた。

身長178cm、体重80kg。これまでのストレートの最速は149kmですが、まだまだ発展途上中にあるということで、さらなるスピードアップが見込まれます。右肘を柔らかく使うスリークウォーターの腕の振りから、スライダー、フォーク、チェンジアップ等の変化球でも相手打者を翻弄。コントロールの精度アップで、もう一殻むけそうな楽しみがあります。

春日部共栄:鷹休翔 投手(3年)

176cm、67kgのやや細身の体ながら、しなやかなフォームから安定感のある投球を披露する実戦派投手。癖のないオーソドックスな投げ方が持ち味で、ストレートのスピードや威力よりもスライダーを巧みに織り交ぜた抜群の制球力で勝負するタイプ。大崩れしないピッチャーだけに、監督やチームメイトからの信頼も厚いと言えそうです。

 

優勝予想は浦和学院!

どのスポーツでもそうですが、勝負事は何が起こるか分かりません。
それは高校野球も然りで、特に夏の甲子園への出場権が懸かる一発勝負のトーナメントの上位ラウンドともなれば、選手たちの緊張感は極限にまで達すると思います。

もちろん、下位ラウンドで大番狂わせが起きる可能性も…。
それでも、この夏の埼玉予選では、近年の県内の雄・浦和学院が頂点に立つと予想します。

何よりも、春季関東地区大会を接戦で制した自信が選手たちに宿っていると思いますし、同大会で4試合無失点の佐野涼弥(2年)ほか、清水洋炳(3年)近野佑樹(2年)、そして前述の渡邊勇太朗(2年)の投手陣は、質量ともに手厚いメンバー。

また、家盛陽介(3年)、蛭間拓哉(2年)、山本晃大(3年)という、同大会でクリーンナップを組んで優勝に貢献した3選手は強力な布陣で、打線全体としても、スクイズで決勝点をもぎ取った同大会決勝に象徴されるように、とても粘り強い印象があります。

ライバルの花咲徳栄と春日部共栄も、“打倒・ウラガク”を大命題に掲げて立ち向かってくるはずですから、頂点へ道程は決して平坦ではありませんが、最終的には総合力で、浦和学院が栄冠に輝くのではないでしょうか。

そんな注目の2017年の埼玉大会の日程等については、以下でも確認して下さいね。

埼玉大会2017決勝の日程はいつ?場所やテレビ放送時間も!【夏の甲子園】

 

まとめ

・今夏の埼玉県予選は、浦和学院、花咲徳栄、春日部共栄が優勝候補。

・上記の3校の中でも、春季関東地区大会で優勝した浦和学院がリード。

・手厚い投手陣、そして粘り強さも兼ね備えた攻撃力など総合力の高さで、優勝校は浦和学院と予想。
 

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