歴代の最多試合登板数ランキング!ちなみにメジャー記録は?【プロ野球】
今回は主に中継ぎ投手たちの記録になる歴代最多試合登板数のランキングについてまとめてみました。シーズンにおける最多試合登板数と、歴代最多の最多試合登板数についてランキングを交えて書き記しています。
日本だけではなく、メジャーリーグの最多試合登板数についても記していますので同時に確認してみましょう。
目次
歴代シーズン最多試合登板数ランキング!
それではまず、日本プロ野球における歴代シーズン最多試合登板数のランキングのベスト5までをみてみましょう。一体どんな選手がランクインしているのでしょうか?
順位 | 選手名 | 登板数 | 所属チーム | 達成年度 |
1 | 久保田 智之 | 90登板 | 阪神 | 2007年 |
2 | 藤川 球児 | 80登板 | 阪神 | 2005年 |
3 | 久保 裕也 | 79登板 | 巨人 | 2010年 |
3 | 浅尾 拓也 | 79登板 | 中日 | 2011年 |
5 | 稲尾 和久 | 78登板 | 西鉄 | 1961年 |
ランキング入りしている選手の名前をみると、全盛期に中継ぎ投手としてチームに大きく貢献した選手たちがランク入りしていますね!
1位の久保田智之選手、2位の藤川球児選手は阪神タイガースの勝利の方程式、JFKとしても有名でしたね。
両選手とも球威のある150Kmを超えるストレートで打者をねじ伏せる投球はまさに圧巻でした。2005年、阪神タイガースのリーグ優勝に大きく貢献した立役者でもあります。
同率3位の浅尾拓也選手は、落合監督時代の中日ドラゴンズの鉄壁リリーフ陣の一人です。特に2011年は、他のリリーフのケガもありロングリリーフを任されたり、当時の守護神であった岩瀬仁紀選手に代わって守護神を任されたりと大車輪の活躍を残しました。
更にシーズン防御率は0.41という驚異的な数字を残しており、まさに最強のリリーバーという呼び方が相応しい選手です。
歴代の通算最多試合登板数ランキング!
続きまして、歴代の通算最多試合登板数を確認してみましょう。
シーズン記録とは違い、現役通算の登板数ですので、長い期間一軍の舞台で活躍し続ける必要があります。こちらはどんな選手がランクインしているでしょうか?
順位 | 選手名 | 登板数 | 実働期間 | 投球回 |
1 | 岩瀬 仁紀 | 954 | 1999~2017年 | 950 |
2 | 米田 哲也 | 949 | 1956~1977年 | 5130 |
3 | 金田 正一 | 944 | 1950~1969年 | 5526.2 |
4 | 梶本 隆夫 | 867 | 1954~1973年 | 4208 |
5 | 小山 正明 | 856 | 1953~1973年 | 4899 |
こちらは球界の歴史に名を残しているレジェンド選手たちがたくさんランクインしていますね。
1位の岩瀬仁紀選手を除いては少し昔の記録となっており、投球回数も岩瀬選手よりも4、5倍多い投球回数となっています。これは中継ぎとしての登板だけではなく、昔の選手は先発として登板することがあったり、登板間隔を空けずに試合に出場したりと、今と比べると投手事情に少し違いがあるためです。
岩瀬仁紀の凄さを年俸や成績・記録で振り返る!完全復活で引退はまだ早い!
しかしながらランキング入りしている選手は、全員20年近く投手としてチームに貢献していますので、どれも偉大な記録であることには間違いありません。
1位の岩瀬仁紀選手は中日の不動の守護神、3位の金田正一選手は伝説の400勝投手など野球ファンなら一度は耳にしたことのある選手ですよね。特に岩瀬選手はまだ現役で活躍している選手ですので、是非とも前人未到の1000試合登板を目指してほしいですね!
メジャーの記録もチェックしよう
それでは続いてメジャーリーグに目を向けてみましょう。メジャーリーグの試合数は日本のプロ野球に比べて多いため、登板回数も多くなっている可能性があります。それを踏まえて記録をチェックしてみましょう。
歴代シーズン最多試合登板数のメジャー記録はドジャースのマイク・マーシャル選手!
順位 | 選手名 | 所属チーム | 登板数 | 達成年度 |
1 | マイク・マーシャル | ロサンゼルス・ドジャース | 106 | 1974年 |
2 | ケント・テカルヴ | ピッツバーグ・パイレーツ | 94 | 1979年 |
2 | サロモン・トーレス | ピッツバーグ・パイレーツ | 94 | 2006年 |
4 | マイク・マーシャル | モントリオール・エクスポズ | 92 | 1973年 |
4 | ペドロ・フェリシアーノ | ニューヨーク・メッツ | 92 | 2010年 |
予想通り試合数が日本より多いこともあり、日本の選手よりも試合登板数が多い選手がランクインしました!
特に1位に輝いたマイクマーシャル選手は、106試合登板と何と100試合を超える登板を達成しています。
マーシャル選手は登板数の多さだけではなく、1974年は15勝12敗21セーブ、防御率2.42の好成績を残し、メジャー初のリリーフ投手としてサイヤング賞を受賞しています。同時にこの年に記録したリリーフ投球イニング208回1/3、13試合連続登板はメジャー記録でもあります。
登板数がただ多いというわけではなく、しっかり好成績を残してチームに貢献しているというところが素晴らしいポイントですよね。チームの首脳陣からすればとても頼りになる存在であったことに間違いありません。
歴代の通算最多試合登板数のメジャー記録はメッツなどで活躍したジェシー・オロスコ選手!
順位 | 選手名 | 所属チーム | 登板数 |
1 | ジェシー・オロスコ | ニューヨーク・メッツなど | 1252 |
2 | マイク・スタントン | アトランタ・ブレーブスなど | 1178 |
3 | ジョン・フランコ | シンシナティ・レッズなど | 1119 |
4 | マリアノ・リベラ | ニューヨーク・ヤンキース | 1115 |
5 | デニス・エカーズリー | クリーブランド・インディアンスなど | 1071 |
歴代通算最多試合登板のランキングは以上のようになりました。こちらも日本のランキングよりも更に多い試合数となっていますね…。
1位のジェシー・オロスコ選手は日本の岩瀬選手よりも約300試合多い1252試合の登板を成し遂げています。
オロスコ選手の凄いところは試合登板数もさる事ながら、現役の晩年でも好成績を残しているところです。オロスコ選手は46歳まで現役を続けていましたが、40歳で自己最多の71試合に登板し、6勝3敗、防御率2.32の好成績を残しているのです。
ベテランの域に達しても好成績を残す左腕投手、まさに日本球界の山本昌選手を彷彿させる選手ですね!
山本昌の名言!球界レジェンドのトレーニング方法や姿勢から学ぶ努力論
まとめ
・日本の歴代シーズン最多登板数ランキングの1位、2位には阪神タイガースの久保田智之選手、藤川球児選手がランクインしており、2005年の阪神のリーグ優勝の立役者でもある。
・日本の歴代最多登板のランキング1位は岩瀬仁紀選手の954試合(2017年現在)であり、日本球界初の1000試合登板が期待される。
・メジャーの歴代シーズン最多登板のランキング1位はマイク・マーシャル選手の106試合であり、唯一100試合以上登板を成し遂げている選手である。
・メジャーの歴代最多登板数ランキングの1位はジェシー・オロスコ選手の1252試合であり、晩年でも好成績を残し続けた選手である。
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