松坂大輔の凄さが分かる名言・語録集!天才投手の復活までの努力論や人生哲学まで
「平成の怪物」という異名は、高校野球ファンではない人でも耳にしたことがある人が多いと思います。甲子園を大いに湧かし、プロ1年目から活躍、メジャーリーグへの挑戦、日本球界復帰後は苦しい時間を過ごしましたが、2018年中日ドラゴンズで見事復活。ご存知、松坂大輔投手です。
今回は、そんな松坂大輔投手が残した数多くの名言の中から3つをピックアップします。
老若男女が知っている天才投手の努力論や人生哲学に迫ってみようと思います。
松坂大輔投手について
まずは、松坂投手の経歴についておさらいしましょう。
・1980年9月13生・東京都江東区出身
・183cm・93kg・右投げ右打ち
・横浜高校→西部ライオンズ(1999-2006)→ボストン・レッドソックス(2007-2012)
→ニューヨーク・メッツ(2013-2014)→福岡ソフトバンクホークス(2015-2017)
→中日ドラゴンズ(2018-)
松坂投手は横浜高校時代、高校最後の夏に全国制覇、決勝戦でノーヒットノーランを達成。「平成の怪物」と呼ばれ注目を浴びていたことはあまりにも有名です。また、松坂投手と同学年の世代が、多くプロ入りしたことや、芸能界にも人材を多く輩出したことから「松坂世代」と呼ばれています。
1998年のドラフト会議で3球団(日本ハム・横浜・西武)が競合の末、西武ライオンズが交渉権を獲得、入団をします。1年目から18歳らしからぬ堂々としたマウンド捌きをみせ、順調に勝ち星を積み上げていきました(2002年は右ひじ痛のためシーズン途中から離脱)。
2006年には第1回ワールド・ベースボール・クラシックに出場、3勝、防御率1.38の成績を残し、大会の最優秀選手に選ばれました。同年オフにポスティングシステムの行使が認められ、レッドソックスが交渉権を獲得、契約合意に至りました。
移籍1年目の2007年はチームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献します。翌年は日本人シーズン最多勝の18勝をあげます。2009年は、ワールド・ベースボール・クラシックに日本代表として参戦、2大会連続でMVPを受賞しますが、シーズンは肩、股関節の故障により、結果として不本意な1年となりました。2010年は日米通算150勝を日本プロ野球2リーグ制以降最速で達成します。
2011年以降は、トミージョン手術を決断するなど、故障と戦い続ける日が続きました。
レッドソックスをフリーエージェントとなってから、2013年にニューヨーク・メッツとメジャー契約を結びますが、2年でフリーエージェントとなります。
2014年に福岡ソフトバンクホークスと3年契約を結び、日本球界に復帰します。
しかし、右肩の手術による影響もあり、3年間で一軍登板はわずか1試合と非常に苦しい結果となり、ホークスを退団します。
このまま引退という可能性も囁かれますが、松坂投手は現役続行を強く希望します。
2017年12月に中日ドラゴンズの入団テストに合格、入団します。2018年6月時点で7試合に登板、3勝をあげています。オールスターファン投票では、2位に15万票の差をつけて1選出されました。
特選!私が選ぶ「松坂大輔選手の三大名言」
「野球は充実しているのに、人生はおもしろくない。」
松坂選手が18歳の時に語った名言です。
甲子園でのあの活躍、鳴り物入りで入ったプロ野球の世界。1年目からの躍動。
普通の18歳では到底味わえない経験を多くしています。
であるのにもかかわらず、人生はおもしろくない。恐らく原因は、マスメディアにあると考えられます。行く先々にメディアがついてくる。一般人も知らない人はいない。18歳の「少年」にとっては精神的には辛いものがあるでしょう。
しかし、そこは並みの男ではない松坂選手。年を重ねるにつれマスメディア、世間との向き合い方も理解し、現在では野球・人生ともに充実しているのではないでしょうか。
「僕は同世代の選手たちがどんなに活躍しても、霞んで見えないくらい先に行くつもり」
1980年4月2日から1981年4月1日までに生まれた世代のプロ野球選手を、甲子園の春夏連覇の原動力となった松坂選手の名前を冠して「松坂世代」と呼んでいます。
松坂選手と同世代には、藤川球児投手、実松一成選手、杉内俊哉投手、久保裕也投手、村田修一選手など活躍した選手が多くいます。これだけの選手たちが同世代にいながらも、このような名言が語れるところに松坂選手の強さを感じます。
プロ1年目のときから、マウンド上での立ち振る舞いはとても高卒1年目ルーキーのそれではありませんでした。若いときから先のビジョンを見据えて、同世代の当然のことながらプロ野球界で最高峰の評価を得ようと努力していたのではないでしょうか。
「夢って言葉、好きじゃないです。色んなことは夢じゃなくて、目標ですから。」
夢を具現化しようと頑張っている人は世の中にたくさんいます。ただ大抵の夢は非現実的なことに使われてしまう場合があります。それが、松坂選手が夢という言葉が好きではない理由かもしれません。
松坂選手の場合はというと、新人王から始まり、最多勝利、沢村賞、WBC最優秀選手、メジャーリーグへの挑戦など数々の偉業を達成しています。
夢といってしまうと大きすぎます。目標といえば現実感がでてきます。松坂選手は色々なことを現実的に捉えているからこそ、この名言が生まれたのでしょう。
名言からの学び
・仕事が上手くいっても、人生が楽しくなければ意味がない。
・先のビジョンを見据え、周りを気にせず絶えず前進することが重要。
・理想的なことを言うより、現実的なことを目標として捉え行動することが大事。
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