つれづれベースボール。

野球にまつわる話題を楽しく気ままにお届けします

名言

松本剛の凄さが分かる名言・語録集!天才バッターの伝説エピソードから努力論まで

帝京高校野球部といえば、何と言ってもとんねるずの石橋貴明が有名ですが、古くは甲子園の優勝投手でプロ通算131本塁打の吉岡雄二、ピッコロ大魔王そっくりメイクで人気だった森本稀希の他、芝草宇宙、奈良原浩、三澤興一、近年では中村晃、原口文仁、山崎康晃、杉谷拳士など多くのプロ選手を輩出しています。そして2022年、帝京高校からプロ入り11年目にして才能を開花させたのが松本剛です。

2017年には115試合に出場し、規定打席にも到達して、ほぼレギュラーを手中におさめかけていた松本ですが、課題だった守備の問題やチーム事情などから、それを逃してしまいましたが、再び遅咲きのヒットメーカーとして活躍しています。

2022年の7月20日の時点で、松本はパリーグの首位打者を独走中です。もし首位打者のタイトルを取るとすれば、2004年にプロ10年目に開花して首位打者に輝いた嶋重宣を彷彿とさせる快挙です。残念ながら2022年7月19日の試合で左膝蓋骨下極骨折と診断され、全治4週間の見通しとなった松本ですが、まだ首位打者の可能性は残されています。

今回は遅咲きの天才バッター松本剛の凄さが分かる名言や語録を紐解き、その伝説エピソードから努力論にまで迫ります。

スポンサーリンク

 

松本剛について

まずは松本剛の経歴を追ってみます。

1993年8月11日生まれ、埼玉県川口市出身。小学1年生から野球をはじめ、中学時代にはリトルリーグ世界大会で準優勝し、帝京高校に入学します。1年の春からベンチ入りし、夏の選手権大会で甲子園のグラウンドに立ち、その後も2年の春、3年の夏に甲子園の土を踏みました。特に3年夏の選手権大会では、花巻東高校のエース大谷翔平からタイムリーヒットを放っています。2011年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズに2位指名を受けて入団。

ルーキーイヤーは2軍で規定打席に達しますが、リーグ最多の失策も記録します。2013年には初の1軍出場もヒットはなし。2014年は再び2軍で経験を積み、2015年に1軍で初安打を記録。2016年には初打点をあげます。

2017年4月に千賀滉大から初本塁打を放つと、そのまま波に乗り、115試合に出場し、規定打席にも到達。内野手登録でしたが、外野手としてほぼレギュラーをつかみかけます。しかし2018年にはチーム事情もあり、再び内野手に挑むと難のある守備に引っ張られるように成績は低迷。
その後も怪我や不調により、控えに甘んじました。

しかし2022年、外野陣から西川遥輝、大田泰示が放出され、再び外野手として「ビッグボス」新庄剛志監督の起用に応え、開幕戦でまたも千賀滉大から2安打を放ち、7月中旬現在でパリーグの首位打者を独走中。見事にレギュラーへの道を切り拓きました。

2021年シーズン終了まで、プロ通算10年で198安打、7本塁打、通算打率.248。2022年は7月半ばすでに100安打を越える活躍を見せていましたが、7月19日の試合で左膝蓋骨下極骨折。早期復帰が望まれます。

 

私が選ぶ、松本剛の凄さがわかる名言・語録集

【名言語録その1】

「休むような選手じゃない」

2022年にブレイク中の松本。4月にダイビングキャッチを試みて右膝を痛め、水がたまった状態になりましたが、2試合のみ欠場しただけで復帰しました。

「出ないと、他の選手が活躍したらその選手が試合に出る事になる。そういう世界だと重々承知している。休んでいる場合ではないし、やれることはやりたい」

2017年に球界を代表する投手の千賀滉大から2本の本塁打を放ち、規定打席にも達して、打率はパリーグの十傑に入ったことで、2018年にはレギュラーを期待された松本ですが、守備力の問題はともかく、アピールすべき肝心の打撃の方も不振に陥り、それを取り逃してしまいます。

再び巡ってきたチャンスですが、ここでダメならば、年齢的にも次のチャンスはほぼありません。かつての苦い経験をバネに松本はがむしゃらに戦い続ける努力を見せつけています。

スポンサーリンク

 

【名言語録その2】

「さすがですね。それに尽きます」

同じ帝京高校出身で先輩である杉谷拳士が見せた「きつねダンス」の動画についてのコメントです。大きな話題となっているファイターズチアの「きつねダンス」ですが、好調の原因について聞かれた松本も「きつねダンスですかね」とお茶目に答えています。

もちろん真面目にも答えていて「しっかり整理して打席に入っている」ことを要因としてあげています。そこには自主トレで杉谷が率いるチームに参加し、野手の「間を低く強く抜く打球」を目指し、体の使い方やスイングを変えたことが大きかったようです。

西川と大田という外野手のレギュラークラスが抜け、「僕含め選手にとってはチャンス。今年やってやるという気持ち。必ずレギュラーを取ります」と語る松本。高校の先輩と共に磨きあげた打撃力で、今度こそがっちりとレギュラーをつかみ取ってくれるでしょう。

 

【名言語録その3】

「今は一打席一打席無駄にせずやっていきたいなと、それだけです」

「打率などの数字は年間を通しての成績だと思うので、あまり気にせず、終わった時にいい数字が残ればいい」と言う松本ですが、2022年7月中旬の時点でパリーグの首位打者を独走中です。特に投高打低と言われているシーズンだけに、その打撃には注目が集まっています。

ビッグボス新庄監督は常々、失敗を恐れるなと選手に語りかけ、基本的に打ってヒーローになれという方針のため、余計なことは考えずに「この投手なら、こういうふうに打とうとかイメージしながら打席に入れている」そうです。ビッグボスの信頼感は高く、時に4番を任される時もあります。

俊足でもあり、首位打者だけでなく、盗塁王も狙える成績を残している松本ですが、このふたつのタイトルのW受賞となれば、過去に達成しているのは広瀬叔功、佐々木誠、イチローの3ニンのみであり、27年ぶりの快挙でしたが、左膝蓋骨下極骨折により、盗塁王は難しい状況になりました。しかし首位打者は規定打席に足りなくても、不足分を打席数に加えて、なお打率1位ならば首位打者となります。つまりまだタイトル獲得の可能性は残されているのです。一日も早い復帰を期待しましょう。

娘さんが生まれたばかりで、父親が野球選手なのを理解してくれるであろう5歳くらいまでは、最低でも頑張りたいという松本。ここから遅咲きの逆襲が始まります。

 

名言からの学び

・ライバルはいつも万全で待っていると思え

・先人から吸収できるものは貪欲に学べ

・大切な者のために戦う人間は強い

 

関連記事

野村克也監督の名言!苦労人の努力やリーダー論など人生哲学に迫る

王貞治の名言・格言全集!尊敬され続ける天才打者の努力論やリーダー論とは?

稲葉篤紀の名言!尊敬されるレジェンドのリーダーシップと努力論

黒田博樹の名言!尊敬を集めるレジェンドの努力論と座右の銘に迫る

山本昌の名言!球界レジェンドのトレーニング方法や姿勢から学ぶ努力論

スポンサーリンク

-名言

こんな記事も読まれています