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プロ野球殿堂入りの条件や基準は?歴代選手の一覧もまとめた!

2017/07/08

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プロ野球には様々な記録があります。それぞれシーズンが終了後に首位打者や本塁打王、最多勝利数や最多奪三振数などといった多くの記録が発表されます。

他にも一年の成績だけでなく「プロ野球殿堂入り」という言葉も聞きますよね。しかし、その野球殿堂という言葉が具体的にどういうものか分からない方は意外に多いのではないでしょうか?なんとなく凄いことをやリ遂げた方が選ばれるというのは言葉から読み取れるとは思いますが。。。

今回はそんなプロ野球殿堂入りについて調べてみました。野球ファンの方には特に面白い情報になると思いますよ!!

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プロ野球の殿堂入りって何?

早速ですが、プロ野球の殿堂入りについて調べてみました。野球殿堂とは日本のプロ野球などで活躍をした監督・コーチ・選手、また野球の発展に大きく貢献した人物に対してその功績を称え創設されたのが野球殿堂というものになります。

分かりやすく言うと「日本の野球に大きく影響を与えた人たちが受賞できる賞」と言うところになります。ちなみに、野球殿堂に選ばれると東京ドームに併設されている野球博物館に肖像のレリーフが展示されます。

野球殿堂博物館の料金や割引は?アクセスや所要時間もチェック!

 

条件・基準や資格は?

野球殿堂にはプレーヤー部門エキスパート部門特別表彰部門があります。この3つの部門で対象や選出方法が異なります。

プレーヤー部門

まずはプレーヤー部門から紹介します。対象者はプロ選手で引退後5年を経過してその後15年間の人物が対象となります。ただし、満65歳以上や故人は5年経過していなくても良いことになっています。選出委員は野球報道に関して15年以上の経験を持つ者となっております。ちなみに、2009年時は316人で選出しています。

選出方法は30人の候補を選び、選出委員1名につき7人以上の連記で投票し、3分の2の有効投票があれば75%以上の得票者が選出されることになっています。

エキスパート部門

エキスパート部門の対象者は引退したコーチ・監督・審判で引退後6ヶ月以上経過していることが必要です。選出委員は野球殿堂入りした競技者及び競技者表彰の幹事となっています。選出方法は10人以上の候補者を選び、選出委員が3人以内の連記で投票し、3分の2以上の有効投票で、75%以上の得票者が選出されることになっています。

特別表彰部門

最後の特別表彰はアマチュア野球の競技者を対象に、選手は引退後5年、監督・コーチ・審判員は引退後6ヶ月を経過していることが必要です。プロ、アマチュア野球の発展に大きく貢献した人物やしつつある人物が対象になります。なお2002年、2003年はは新世紀特別表彰として20世紀の日本野球界における基礎作りに貢献した野球に縁のある著名人に対しても表彰が行なわれました。

選出委員はプロ野球役員及び元役員、アマチュア野球役員、野球関係学識経験者計14人となっています。選出方法は選出委員1名につき3名以内の連記で投票し、3分の2以上の有効投票で、75%以上の得票者が選出されます。

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歴代受賞選手の一覧!

ここでは全ての歴代受賞者を一覧にしてみました。

年度 選手名 チーム名 ポジション
1959年 正力松太郎 特別
1959年 平岡煕 特別
1959年 青井鉞男 特別
1959年 安部磯雄 特別
1959年 橋戸信 特別
1959年 押川清 特別
1959年 久慈次郎 特別
1959年 沢村栄治 特別
1959年 小野三千麿 特別
1960年 ウ゛ィクトルスタルヒン 巨人 投手
1960年 飛田忠順 特別
1960年 河野安通志 特別
1960年 桜井彌一郎 特別
1962年 池田豊 審判 審判
1962年 市岡忠男 特別
1963年 中島治康 巨人 外野手
1964年 若林忠志 阪神 投手
1964年 宮原清 特別
1965年 川上哲治 巨人 内野手
1965年 鶴岡一人 南海 内野手
1965年 井上登 特別
1965年 宮武三郎 特別
1965年 景浦将 特別
1966年 守山恒太郎 特別
1967年 越本寿 特別
1968年 鈴木惣太郎 特別
1968年 田辺宗秀 特別
1968年 小林一三 特別
1969年 苅田久徳 巨人 内野手
1969年 三宅大輔 特別
1969年 田部武雄 特別
1969年 森岡二朗 特別
1969年 島田善介 特別
1969年 有馬頼寧 特別
1970年 天知俊一 中日 監督
1970年 二出川延明 審判 審判
1970年 田村駒次郎 特別
1970年 直木松太郎 特別
1970年 中馬庚 特別
1971年 小西得郎 特別
1971年 水野利八 特別
1972年 石本秀一 広島 監督
1972年 中野武二 特別
1972年 太田茂 特別
1973年 内海弘蔵 特別
1973年 天野貞祐 特別
1973年 広瀬謙三 特別
1974年 藤本定義 大映・阪急・阪神 監督
1974年 藤村冨美男 阪神 内野手
1974年 野田誠三 特別
1976年 中上英雄 巨人 投手
1976年 小泉信三 特別
1977年 水原茂 巨人 内野手
1977年 西沢道夫 名古屋 投手
1977年 森茂雄 特別
1977年 西村幸生 特別
1978年 松木謙治郎 大阪 内野手
1978年 浜崎真二 広島 投手
1978年 伊丹安広 特別
1978年 吉原正喜 特別
1978年 岡田源三郎 特別
1979年 別所毅彦 巨人 投手
1979年 平沼亮三 特別
1979年 谷口五郎 特別
1980年 大下弘 セネタース・西鉄 外野手
1980年 小鶴誠 名古屋・急映・大映・松竹・広島 内野手・外野手
1980年 千葉茂 特別
1981年 飯田徳治 南海 内野手
1981年 岩本善行 南海・松竹・東映 外野手
1981年 佐伯達夫 特別
1981年 小川正太郎 特別
1982年 鈴木龍二 特別
1982年 外岡茂十郎 特別
1983年 三原脩 巨人・西鉄・大洋・近鉄・ヤクルト 監督
1983年 内村祐之 特別
1984年 桐原眞二 特別
1985年 杉下茂 中日 投手
1985年 白石勝巳 巨人・広島 内野手
1985年 荒巻淳 毎日 投手
1985年 田中勝雄 特別
1985年 山内以九士 特別
1986年 中河美芳 特別
1986年 松方正雄 特別
1987年 藤田信男 特別
1987年 山下実 特別
1988年 長嶋茂雄 巨人 内野手
1988年 別当薫 阪神・毎日 外野手
1988年 西本幸雄 大毎・近鉄 監督
1988年 金田正一 国鉄・巨人 投手
1988年 横沢三郎 特別
1988年 芥田武夫 特別
1988年 永田雅一 特別
1989年 島秀之助 審判 審判
1989年 野村克也 南海 捕手
1989年 野口二郎 セネタース 投手
1989年 池田恒雄 特別
1989年 伊達正男 特別
1990年 真田重蔵 ロビンス・阪神 投手
1990年 張本勲 東映・巨人・ロッテ 外野手
1990年 佐伯勇 特別
1991年 牧野茂 中日 内野手
1991年 筒井修 審判 審判
1991年 島岡吉郎 明治大学 監督
1991年 中澤良夫 特別
1992年 廣岡達朗 巨人 内野手
1992年 坪内道則 大東京 外野手
1992年 吉田義男 阪神 内野手
1992年 吉田正男 特別
1993年 稲尾和久 西鉄 投手
1993年 村山実 阪神 投手
1994年 王貞治 巨人 内野手
1994年 与那国要 巨人 外野手
1994年 廣岡知男 特別
1995年 杉浦忠 南海 投手
1995年 石井藤吉郎 全日本監督 監督
1995年 呉昌征 特別
1995年 村上實 特別
1996年 藤田元司 巨人 投手
1996年 衣笠祥雄 広島 内野手
1996年 牧野直隆 特別
1996年 保坂誠 特別
1997年 大杉勝男 東映・ヤクルト 内野手
1997年 山本英一郎 特別
1998年 中尾碩志 特別
1998年 井口新次郎 特別
1999年 中西太 西鉄 内野手
1999年 広瀬叔功 南海 外野手
1999年 古葉竹識 広島 監督
1999年 近藤貞雄 中日 監督
1999年 吉國一郎 特別
2000年 福島慎太郎 特別
2000年 米田哲也 阪急 投手
2001年 根本隆夫 西武・ダイエー 指導者
2001年 小山正明 阪神・東京オリオンズ 投手
2001年 武田孟 特別
2001年 長谷川良平 特別
2002年 山内一弘 毎日・阪神 外野手
2002年 鈴木啓示 近鉄 投手
2002年 福本豊 阪急 外野手
2002年 田宮謙次郎 阪神・大毎 投手・外野手
2002年 中澤不二雄 特別
2002年 生原昭宏(アイク生原) 特別
2002年 フランクオドール 特別
2002年 正岡子規 特別
2003年 上田利治 阪急 監督
2003年 関根潤三 近鉄・巨人 投手・外野手
2003年 松田耕平 特別
2003年 ホーレスウィルソン 特別
2003年 鈴鹿栄 特別
2004年 仰木彬 オリックス 監督
2004年 秋山登 大洋 投手
2005年 村田兆治 東京オリオンズ 投手
2005年 森祇昌 西武 監督
2005年 志村正順 特別
2006年 門田博光 南海・オリックス・ダイエー 外野手
2006年 髙木守道 中日 内野手
2006年 山田久志 阪急 投手
2006年 川島廣守 特別
2006年 豊田泰光 特別
2007年 梶本隆夫 阪急 投手
2007年 松永怜一 特別
2008年 山本浩二 広島 外野手
2008年 堀内恒夫 巨人 投手
2008年 嶋清一 特別
2009年 若松勉 ヤクルト 外野手
2009年 青田昇 巨人・阪急・大洋 外野手
2009年 大社義規 特別
2009年 君島一郎 特別
2010年 東尾修 西武 投手
2010年 江藤慎一 中日・ロッテ・大洋 捕手・内野手・外野手
2010年 古田昌幸 特別
2011年 落合博満 ロッテ・中日・巨人・日本ハム 内野手
2011年 皆川睦雄 南海 投手
2012年 北別府学 広島 投手
2012年 津田恒実 広島 投手
2012年 長船騏郎 特別
2012年 大本修 特別
2013年 大野豊 広島 投手
2013年 外木場義郎 広島 投手
2013年 福島一雄 特別
2014年 野茂英雄 近鉄 投手
2014年 秋山幸二 西武・ダイエー 外野手
2014年 佐々木主浩 横浜 投手
2014年 相田暢一 特別
2015年 古田敦也 ヤクルト 捕手
2015年 林和男 特別
2015年 村山龍平 特別
2016年 斎藤雅樹 巨人 投手
2016年 工藤公康 西武・ダイエー・巨人・横浜 投手
2016年 榎本喜八 毎日・西鉄 内野手
2016年 松本瀧蔵 特別
2016年 山中正竹 特別
2017年 伊東勤 西武 捕手
2017年 星野仙一 楽天 監督
2017年 平松正次 大洋 投手
2017年 郷司裕 特別
2017年 鈴木美嶺 特別

今までの野球殿堂入りした人物は197人もいます。凄い数ですよね。少し驚きました(^^)/

また、最近受賞された方でも古い人物もいることもあるのだと感じられると思います。2002年の正岡子規も選ばれているなんて意外にも思う方もいますが、この時は新世紀特別表彰と言う形で野球に関連した短歌や俳句を多く詠んだことから選ばれたようです。

この一覧をみると、今までの日本野球界を盛り上げてくれた方がこれだけ多くいるのだということを実感させられますよね。

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まとめ

・日本プロ野球殿堂入りの人数は197名(2017年現在)。これだけ、日本野球の発展に貢献した人物が多くいることになります。

・なんと2002年には正岡子規も選ばれています。直接野球に関わりはないですが、詩人として野球についての言葉が多かったことから新世紀特別表彰で選ばれています。

・殿堂入りした人物の肖像が東京ドームに併設している野球博物館に飾られています。野球好きな方は一度行ってみる価値はある場所になります!!

 

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