【中日】歴代監督を成績と一緒に徹底解説!優勝回数最多は落合博満監督!
2018/05/31
本拠地をナゴヤドームに構える中日ドラゴンズ。
黄金期を経験しながらも2012年からは3年連続Bクラスと落ち込んでいます。
しかし2017年はメジャーからビシエド選手の獲得、そして主砲大橋選手の覚醒で今までとは一味違った新たなチームをみせてくれそうです。
そんな中日ドラゴンズの歴代の監督と成績をお伝えしていきますね。
目次
- 1 中日ドラゴンズの歴代監督
- 1.1 池田登監督(1936年)
- 1.2 桝喜一監督(1937年) 1期目
- 1.3 根本行都監督(1938年〜1939年)
- 1.4 小西得郎監督(1940年〜1941年)
- 1.5 本田親喜監督(1941年〜1942年)
- 1.6 桝喜一監督(1942年〜1943年)2期目
- 1.7 三宅大輔監督(1944年)
- 1.8 竹内愛一監督(1946年)
- 1.9 杉浦清監督(1946年〜1948年)1期目
- 1.10 天知俊一監督(1949年〜1951年)1期目
- 1.11 坪内道典監督(1952年〜1953年)
- 1.12 天知俊一監督(1954年)2期目
- 1.13 野口明監督(1955年〜1956年)
- 1.14 天知俊一監督(1957年〜1958年)3期目
- 1.15 杉下茂監督(1959年〜1960年)1期目
- 1.16 濃人渉監督(1961年〜1962年)
- 1.17 杉浦清監督 (1963年〜1964年)2期目
- 1.18 西沢道夫監督(1964年〜1967年)
- 1.19 杉下茂監督(1968年)2期目
- 1.20 水原茂監督(1969年〜1971年)
- 1.21 与那嶺要監督(1972年〜1977年)
- 1.22 中利夫監督(1978年〜1980年)
- 1.23 近藤貞雄監督(1981年〜1983年)
- 1.24 山内一弘監督(1984年〜1986年)
- 1.25 星野仙一監督(1987年〜1991年)1期目
- 1.26 高木守道監督(1992年〜1995年)1期目
- 1.27 星野仙一監督(1996年〜2001年)2期目
- 1.28 山田久志監督(2002年〜2003年)
- 1.29 落合博満監督(2004年〜2011年)
- 1.30 高木守道監督(2012年〜2013年) 2期目
- 1.31 谷繁元信監督(2014年〜2016年)
- 1.32 森繁和監督(2017年〜)
- 2 最も優勝回数が多いのは落合博満監督!
- 3 まとめ
中日ドラゴンズの歴代監督
初代監督から順に記載します。
出身チームについてはプロチームのみの記載です。
池田登監督(1936年)
生年月日:1893年9月24日
ポジション:三塁手
出身チーム:プロチーム経験なし
初代監督です。
「プロ野球選手は自前で養成しよう」との信念があり、少年野球から西沢選手などその後の大物選手を発揮しました。
桝喜一監督(1937年) 1期目
生年月日:1908年3月8日
ポジション:外野手
出身チーム:名古屋軍
選手兼任で監督を務めました。
根本行都監督(1938年〜1939年)
生年月日:1902年
ポジション:投手、遊撃手
出身チーム:プロチーム在籍なし
プロ経験は無いものの指導者としては有能で様々なチームを指導しました。
しかし名古屋軍の監督に就任した際はチーム状態が悪く結果を出せず終わります。
小西得郎監督(1940年〜1941年)
生年月日:1896年7月10日
ポジション:—
出身チーム:プロチーム経験なし
日本では稀なプロ野球経験なしの監督でした。
いくつもの球団で監督を務めましたが、いずれのチームも弱小球団です。しかしその中でも小西監督はトータル勝率5割という成績を残しました。
本田親喜監督(1941年〜1942年)
生年月日:1911年8月17日
ポジション:外野手、一塁手
出身チーム:名古屋軍
ハワイ出身のプロ野球、監督です。
名古屋軍で選手兼監督を務めます。
選手としては活躍しましたが、監督として結果を残せず1941年の現役引退と共に監督も退任しました。
桝喜一監督(1942年〜1943年)2期目
2期目も監督として成績をあげることはできませんでした。
1944年には監督を譲り選手専任に戻りますが、出場する機会がなく引退します。
三宅大輔監督(1944年)
生年月日:1893年4月16日
ポジション:捕手、内野手
出身チーム:東京倶楽部
現役時代は名選手として活躍しまし、読売ジャイアンツの初代監督を務めた監督です。
指導者としてだけでなく、野球に関する書物も多く出版されました。
竹内愛一監督(1946年)
生年月日:1903年
ポジション:投手
出身チーム:朝日軍
選手と監督を兼任し弱小だった朝日軍をAクラスまで引き上げました。
中日の監督に就任しましたが、お酒のトラブルで選手からの反感をかい7月に更迭されてしまいます。
杉浦清監督(1946年〜1948年)1期目
生年月日:1914年7月20日
ポジション:遊撃手
出身チーム:中日ドラゴンズ〜大洋ホエールズ〜国鉄スワローズ
更迭された竹内監督の代わりに選手兼監督を務めます。
ベストナインに選ばれチームを2位の成績まで引き上げる活躍をみせました。
翌年は成績不振で解任となります。
天知俊一監督(1949年〜1951年)1期目
生年月日:1903年12月30日
ポジション:捕手
出身チーム:プロチーム経験なし
明治大学の知将として活躍した選手です。
中日の監督に就任しますが、1952年には実権のない総監督に異動となりました。
坪内道典監督(1952年〜1953年)
生年月日:1914年4月7日
ポジション:外野手
出身チーム:大東京軍〜ライオン軍〜朝日軍〜金星スターズ〜中日ドラゴンズ
この時代のプロ野球選手としては珍しく戦地に行くことがありませんでした。
戦争に行った弟さんの代わりに住職を務めていたことと怪我をしていたためです。
中日ドラゴンズには助監督兼選手として移籍してきて、現役を引退すると共に監督に就任しました。
天知俊一監督(1954年)2期目
中日の監督時代にはチームを初の日本一に導きました!
優勝した際、天知監督は大泣きしたそうです。
唯一中日を優勝に導いた名将でした。
1955年に球団副代表となり監督を退任します。
野口明監督(1955年〜1956年)
生年月日:1917年8月17日
ポジション:捕手、投手
出身チーム:東京セネタース〜大洋軍〜西鉄軍〜阪急軍〜中日ドラゴンズ
現役時代はベストナインに選ばれ捕手として中日ドラゴンズ初の日本一に貢献しました。
選手兼監督として就任しますが、選手としては2試合しか出場せず、1956年に退団します。
天知俊一監督(1957年〜1958年)3期目
日本一に導いた名将の復帰です。
2年で退任するとはヘッドコーチを務めるなど野球界に貢献し、野球殿堂入りしました。
杉下茂監督(1959年〜1960年)1期目
生年月日:1925年9月17日
ポジション:投手
出身チーム:中日ドラゴンズ〜毎日大映オリオンズ
現役時代フォークの神様と言われノーヒットノーランを達成した名選手です。
投手兼監督として就任しますが、登板が一度もなく毎日大映オリオンズに移籍し選手専任に戻りました。
濃人渉監督(1961年〜1962年)
生年月日:1915年3月22日
ポジション:内野手
出身チーム: 名古屋金鯱軍 〜大洋軍〜西鉄軍 〜広島鯉城園〜グリーンバーグ〜結城ブレーブス 〜金星スターズ
アメリカと日本の二重国籍の選手です。
選手時代は戦時中で濃人監督は故郷の広島で被爆してしまいますが、幸いにも無傷でした。
終戦後プロ野球選手として活躍し、監督になります。
中日就任時にはチームカラーをカラフルな色に変更し話題を集めます。
主力選手と馬が合わなかったこと、成績不振を理由に解任されました。
杉浦清監督 (1963年〜1964年)2期目
就任した1年目は読売ジャイアンツと優勝争いをする好成績を収めますが、2年目は最下位となり休養後退任しました。
西沢道夫監督(1964年〜1967年)
生年月日:1921年9月1日
ポジション:投手、一塁手
出身チーム:中日ドラゴンズ
初代ミスタードラゴンズ!
182センチという当時では珍しいほどの長身を生かしたピッチングで文ちゃんの愛称で親しまれていました。
ノーヒットノーランを達成するなど素晴らしい選手です。
現役引退後に中日の監督に就任すると3年連続2位の好成績でしたが、十二指腸潰瘍悪化の為退任しました。
杉下茂監督(1968年)2期目
2期目の就任ですが1年で退任しました。
退任後も臨時コーチとしてキャンプに参加するなどしてチームを支えていました。
水原茂監督(1969年〜1971年)
生年月日:1909年1月19日
ポジション:三塁手
出身チーム:東京巨人軍
言わずとしれた名将水原茂監督!
いくつもチームを優勝に導きましたが、中日の監督時代は優勝はなりませんでした。
ですが、今後の中日の主力選手となる谷沢選手、星野選手、鳥谷選手を育てた功績は大きいと言えます。
与那嶺要監督(1972年〜1977年)
生年月日:1925年6月24日
ポジション:外野手
出身チーム:読売ジャイアンツ〜中日ドラゴンズ
現役時代、戦後初の外国人選手として活躍しました。
引退後、中日ドラゴンズの監督なると常勝軍団読売ジャイアンツのV10を阻止し20年ぶりのリーグ優勝へ導きました。
中日の監督にしては長い期間務めた監督です。
中利夫監督(1978年〜1980年)
生年月日:1936年4月28日
ポジション:外野手、一塁手
出身チーム:中日ドラゴンズ
現役時代頭脳派な野球をし、ちょうちん打法や長嶋監督、王監督も認める俊足で活躍した選手です。
引退後コーチを経て待望のチーム生え抜き監督となりました。
就任3年目で3位と下降し退任しました。
近藤貞雄監督(1981年〜1983年)
生年月日:1925年10月2日
ポジション:投手
出身チーム:西鉄軍〜読売ジャイアンツ〜中日ドラゴンズ
選手としても監督としても才能がありました。
中日では選手、コーチ、監督として優勝を経験しています。
監督として投手分業制を確立し、奇策を用いた名将でした。中日時代にはチームをリーグ優勝へ導いています。
山内一弘監督(1984年〜1986年)
生年月日:1932年5月1日
ポジション:外野手
出身チーム:毎日オリオンズ〜阪神タイガース〜広島東洋カープ
現役時代は打撃の職人と呼ばれ活躍した選手です。
引退後、コーチや監督になりました。
徹底した指導っぷりから「やめられない、とまららい」のCMにちなんでかっぱえびせんとあだ名がつけられます。
趣味はコーチと自身でおっしゃるほどの熱心ぶりで打者を何人も育てた名コーチでした。
中日の監督に就任すると優勝は逃したものの、巨人に勝つほど強打線を作り上げました。
星野仙一監督(1987年〜1991年)1期目
生年月日:1947年1月22日
ポジション:投手
出身チーム:中日ドラゴンズ
現役時代は中日の主力投手としてチーム20年ぶりの優勝に大きく貢献します。巨人キラーとして名を馳せた中日黄金期を代表する選手でした。
監督としては誰もが知る名将でいくつものプロチームそしてオリンピックの監督を務めました。
そんな星野監督が初めて監督に就任したのが中日です。
熱血指導で、1988年にリーグ優勝へ導きました。
高木守道監督(1992年〜1995年)1期目
生年月日:1941年7月17日
ポジション:二塁手
出身チーム:中日ドラゴンズ
2代目ミスタードラゴンズ!名打者として活躍しました。
引退後監督に就任します。
1期目は選手の故障が相次ぎ結果を出すことができずに退任しています。
星野仙一監督(1996年〜2001年)2期目
2期目の就任をし長期で務めました。
中日ファンからも最高の監督と言われた人気ぶりです。
山田久志監督(2002年〜2003年)
生年月日:1948年7月29日
ポジション:投手
出身チーム:阪急ブレーブス
史上最高のサブマリン!
引退後、中日の投手コーチとして星野監督の下でチームを支えました。
星野監督の意向により監督に就任します。
成績不振を理由に2年で解任となりました。
落合博満監督(2004年〜2011年)
生年月日:1953年12月9日
ポジション:内野手
出身チーム:ロッテオリオンズ〜中日ドラゴンズ〜読売ジャイアンツ〜日本ハムファイターズ
プロ野球史上唯一、三度も三冠王に輝いた名選手でした。
監督としても就任期間中全ての年でAクラス入りし、4度のリーグ優勝、1度の日本一にチームを導くという素晴らしい結果を残しています。
監督退任後2013年〜2016年まで中日のGMを務めました。
高木守道監督(2012年〜2013年) 2期目
大きな功績を残した監督の後ということもあり、大きな意気込みをもっての就任でした。
2012年は2位とよい結果でしたが、2013年に12年ぶりにBクラスとなったことを受け退任しました。
谷繁元信監督(2014年〜2016年)
生年月日:1970年12月21日
ポジション:捕手
出身チーム:横浜ベースターズ〜中日ドラゴンズ
強肩であり、攻撃的なリードで中日の正捕手として活躍していた谷繁監督は2014年より選手兼任監督となりました。
チームの若手に席を譲り、2016年からは監督専任となりますが、成績不振で8月から休養し退任となります。
森繁和監督(2017年〜)
生年月日:1954年11月18日
ポジション:投手
出身チーム:西武ライオンズ
現役時代はリリーフ王として活躍した選手でした。
引退後幾つかのチームのコーチを経験し2017年からは自身初の一軍監督として中日の監督に就任します。
投手の起用の仕方はコーチ時代から定評がありますし、自身で築いたドミニカラインもあるので良い助っ人選手を連れてこれそうで期待ですね。
最も優勝回数が多いのは落合博満監督!
歴代監督の中で最も優勝回数が多いのは4度のリーグ優勝を達成した落合博満監督です。
そのうち1度は日本一に輝きました。
勝つことにこだわった采配をし中日の黄金期を作った監督ですね。
まとめ
・中日ドラゴンズの監督は短期政権が多く、また中日生え抜きの監督が少ない。
・歴代監督で優勝回数が最も多いのは日本一を1回、リーグ優勝4回成し遂げた落合博満監督である。
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