かつて黄金期もあった中日ですが2016年は最下位に終わっていて最近は低迷期にはいったとも言われてしまいました。
そんなチームを優勝へ導くべく2017年から森繁和監督が就任します。
森監督は現役時代どんな選手だったのか年俸や成績を交えながら振り返ると共に、監督としての采配への評価についてもお伝えします。
合わせて家族構成についてもご紹介しますね。

監督の現役時代の年俸や成績は？

森繁和監督のプロフィール

生年月日:1954年11月18日
ポジション:投手
出身学校:駒澤大学高等学校〜駒澤大学
出身チーム:住友金属〜西武ライオンズ
監督経歴:一軍監督経験なし

高校時代は甲子園出場はありませんでした。
卒業後は、駒澤大学に進学します。
完全試合を遂げるなどチームの中心メンバーとして活躍しました。
卒業すると社会人野球の住友金属に就職した後、社会人ドラフトで西武ライオンズに入団したのです。

続いて年俸、成績を見ていきましょう。

年俸推移について

１９７９年      ３６０万円　
１９８０年　   ６８０万円　
１９８１年　   ９８０万円　
１９８２年   １５６０万円　
１９８３年　２３１０万円　
１９８４年　３５１２万円
１９８５年　３４００万円
１９８６年　３０００万円
１９８７年　１５００万円
１９８８年　２４００万円

成績推移について

※右から順に年俸、勝敗数、セーブ数、防御率です。

１９７９年   ５勝１６敗 ７セーブ 防御率４.５１
１９８０年　１０勝１４敗 7セーブ 防御率４.７１
１９８１年　１４勝１１敗　防御率３.７７
１９８２年   １０勝２敗 １０セーブ 防御率３.１9
１９８３年　５勝5敗 ３4セーブ 防御率１.４８
１９８４年　６勝７敗 １３セーブ 防御率２.８１
１９８５年　６勝６敗 ８セーブ 防御率４.３０
１９８６年　１軍出場なし
１９８７年　１勝０敗 １セーブ 防御率１.５７
１９８８年　０勝 １２セーブ 敗防御率３.８１

獲得タイトル

最優秀救援投手 1回

森繁和監督は選手時代に抑えの切り札として西武の黄金期を支えました。
入団当時は先発選手として二桁勝利をコンスタントにあげてチームの中心となる選手でした。

1982年には広岡監督に開幕投手に抜擢されますが負けてしまいます。その後も先発として結果が出せず広岡監督に命じられリリーフへ転向します。
ここが森監督のターニングポイントでした！

リリーフとして所沢移転後の初優勝に貢献し、翌年には34セーブもあげリリーフ王となります。
森監督はリリーフピッチャーとして、成功を収めたのです。
その後は肩を痛め成績も落ち込み現役を引退しました。

森繁和監督の監督としての采配の評価は？

森監督は現役引退後、いくつかのチームでコーチを経験しました。厳しく指導するだけでなく、強面な外見とは違って温和な性格で選手からも慕われています。

谷繁監督の休養をうけ2016年には監督代行、そして2017年に自身初の監督就任となりました。
落合監督時代には名参謀者として投手陣を任せられていた森監督ですが、監督としてはどうなのでしょう。

森監督といえば、外国人選手の活用には定評がありますね。ヘッドコーチ時代にアンダー・ソンエルナンデス選手、リガルド・ナターニ選手らの主力メンバーを発掘し、主力選手として活躍しています。

また、森監督には試合の流れを読める目があり、それは監督代行時にもコーチ時代にも証明されています。
森監督の投手の状態に合わせ常にベストな対策を立てることができた試合はこれまで何度もありました。
この試合の流れを読み取る力でベストな采配をしてくれるはずです。恐竜復活なるか期待ですね！

森繁和監督の家族構成

森繁和監督の家族についてはあまり情報が公開されておらず、気になりますよね。
年齢的はお子さんもお孫さんもいそうですが、奥様の情報すらありません。

結婚しているかどうかも確かな情報が掴めないプロ野球の監督や選手はとても珍しいですよね。
そんなミステリアスなところも人気の要因なのだと思います。

（追記）
娘さんがおられて、2017年8月に亡くなられました。

中日・森繁和監督（６２）の長女・矢野麗華さんが乳がんのため７日、神奈川・川崎市内の病院で死去した。３５歳の若さだった。

引用元：長女死去も気丈に指揮　中日・森監督が見せた勝負師の覚悟

お父様のことが大好きな娘さんだったようです。ブログで闘病生活についても綴られていて、森監督の優しい人柄も時折垣間見れました。娘想いの優しいお父様だったのでしょうね。

球団から休むことも勧められましたが、森監督は気丈に振る舞い、この後も監督としてしっかり試合をこなしています。

なかなか出来ることではありませんね。その気丈に振る舞う姿は本当に敬服します。でも無理はしないで欲しいですね。陰ながら応援しています。

しかし35歳の若さとは本当に言葉になりません。ご冥福をお祈りいたします。

まとめ

・森繁和監督は西武ライオンズの黄金時代を作った選手の一人であり、選手時代のはじめは先発投手だったが、リリーフに転向し最優秀救援投手を獲得するなど大成功を収めている。

・一軍監督は中日ドラゴンズが初めてだが、コーチ、監督代行時代から試合の変化を見極める目があるのでいい采配が期待できる。

・強面な外見とは違って温和な性格であり、選手から慕われていると共に、娘想いの優しい父親である。

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