歴代の最多死球数ランキング!ちなみにメジャー記録は?【プロ野球】
今回は、当たった側も当てられた側も非常に痛い【死球】の最多死球数についてランキングを交えてまとめてみました!
歴代シーズン最多死球数と歴代通算最多死球数について、日本の記録とメジャーの記録をそれぞれ書き記していますので同時に確認していきましょう。
目次
歴代シーズン最多死球数ランキング!
それではまず、日本の歴代シーズン最多死球数のランキングのベスト5までを見てみましょう。一体どんな選手がランクインしているのでしょうか?
順位 | 選手名 | 所属チーム | 死球数 | 記録年度 | 試合数 |
1 | ラロッカ | オリックス | 28 | 2007年 | 136 |
2 | 岩本 義行 | 大洋 | 24 | 1952年 | 120 |
3 | ラロッカ | 広島 | 23 | 2004年 | 122 |
3 | ガイエル | ヤクルト | 23 | 2007年 | 142 |
5 | 城島 健司 | ダイエー | 22 | 2004年 | 116 |
日本人選手、助っ人選手が共にランキング入りしていますね!
1位にランキング入りしたグレッグ・ラロッカ選手は2007年に規定打席に到達し打率3割、17本塁打と結果を残しつつも、シーズン最多死球を55年ぶりに更新したことでとても話題になりました。
ラロッカ選手のバッティングスタイルは、常にボールに向かって打ちにいく打撃スタイルのため、内角の厳しいボールが来ても避けない事が多く、それが死球を誘発している原因となっているようです。
この死球記録の偉業?もあり、当時在籍していたオリックスでは死球新記録グッズの開運袋「当てたロッカ」という商品が発売されたり、ラロッカ選手自身の年俸の中に死球による怪我の「治療費」が盛り込まれたりもしました。
死球による痛い思いだけではなく、見返りがあったのが救いですね!
歴代の通算最多死球数ランキング!
それでは続いて歴代最多死球数のランキングを見てみましょう。
シーズンとは違いこちらは1軍の舞台で長い期間活躍することが前提となる記録になります。こちらはどんな選手がランクインしているでしょうか?
順位 | 選手名 | 死球数 | 実働期間 | 試合数 |
1 | 清原 和博 | 196 | 1986~2008年 | 2338 |
2 | 竹之内 雅史 | 166 | 1968~1982年 | 1371 |
3 | 衣笠 祥雄 | 161 | 1965~1987年 | 2677 |
4 | 村田 修一 | 150 | 2003~ | 1953 |
5 | 井口 資仁 | 146 | 1997~2017年 | 1915 |
5 | 阿部 慎之助 | 146 | 2001~ | 2092 |
こちらは清原和博選手が2位の竹之内雅史選手より死球数30個以上の差をつけて1位となりました!
清原選手も内角を攻められて、身体にボールが当たってしまうという過去の野球シーンのVTRがよくテレビで見受けられますよね。そして乱闘シーンへと発展し、お茶の間を賑やかにしてくれるというのがお約束です(笑)
【死球は強打者の証】と言われる通り、清原選手を始め、ランキング入りしている選手は全員バットで結果を残してきた選手たちがランクインしています。
バッターを抑えるためにピッチャーも内角を攻める必要がある以上、死球は強打者としての宿命と言っても過言ではないでしょう。
ランキングの中には村田修一選手、阿部慎之助選手とまだ現役で活躍している選手も存在します。これからどれだけ死球数を増やすか注目ですね!
メジャーの記録もチェックしよう
それでは続いてメジャーリーグに目を向けてみましょう。こちらはどんな強打者がランクインしてるでしょうか?確認してみましょう。
歴代シーズン最多死球数のメジャー記録はボルチモア・オリオールズで活躍したヒューイー・ジェニングス選手!
順位 | 選手名 | 所属チーム | 死球数 | 記録年 |
1 | ヒューイー・ジェニングス | ボルチモア・オリオールズ | 51 | 1896年 |
2 | ロン・ハント | モントリオール・エクスポズ | 50 | 1971年 |
3 | ヒューイー・ジェニングス | ボルチモア・オリオールズ | 46 | 1897年 |
3 | ヒューイー・ジェニングス | ボルチモア・オリオールズ | 46 | 1898年 |
5 | ダン・マッギャン | ボルチモア・オリオールズ | 39 | 1898年 |
こちらのランキングトップ5は、ヒューイー・ジェニングス選手が半分以上名前を占める形となりました。日本のシーズン死球数記録よりもはるかに多い死球数がランクインしていますね。
ヒューイー・ジェニングス選手は主に1800年代後半から、1900年代前半に活躍した選手で、死球数1位を記録した1896年は209安打、打率.401と驚異的な成績を残しています。
非常にアグレッシブだったプレースタイルにより死球数が多かったと言われており【当たり屋】とも呼ばれる選手でした。
ボールに向かっていく部分においては、日本のシーズン死球数トップのラロッカ選手と共通する部分がありますね。
歴代の通算最多死球数のメジャー記録はこちらもヒューイー・ジェニングス選手!
順位 | 選手名 | 死球数 |
1 | ヒューイー・ジェニングス | 287 |
2 | クレイグ・ビジオ | 285 |
3 | トミー・タッカー | 272 |
4 | ドン・ベイラー | 267 |
5 | ジェイソン・ケンドール | 254 |
歴代通算死球数のメジャー記録はこちらもヒューイー・ジェニングス選手がトップとなりました!
ヒューイー・ジェニングス選手の何よりも凄いところは、わずか1286試合でこの死球数を記録しているところです。計算してみるとほぼ4試合に必ず1回は死球をもらっていたことになります。
現役通算打率も.311と好成績を残しながら287個の死球をもらっているので、通算出塁率も.391と高いアベレージを残しました。ピッチャーからしてみれば、とても嫌らしいバッターに映ったことは間違いありませんね。
ヒューイー・ジェニングス選手は選手を引退して監督としても結果を残しており、デトロイト・タイガースを3連覇に導く偉業を成し遂げています。選手時代、監督時代ともに活躍する素晴らしい野球人でした。
まとめ
・日本のシーズン最多死球数の1位はグレッグ・ラロッカ選手の28個で、死球数の記念グッズの発売や、年俸に死球による怪我の治療費が盛り込まれたりした。
・日本の歴代最多死球数の1位は清原和博選手の196回であり、ランキング入りしている選手には現役の選手も存在する。
・メジャーのシーズン最多死球数のトップはヒューイー・ジェニングス選手の51回であり、アグレッシブなプレースタイルにより死球数が多かった。
・メジャーの歴代最多死球数のトップもヒューイー・ジェニングスであり、わずか1286試合で287個の死球を記録した。
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