2017年プロ野球合同トライアウトが11月15日（水）に広島のマツダスタジアムで行われました。3年前まではトライアウトは2日間の日程で行われていましたが、2年前からは1日しか行われていません。

この秋、所属球団から戦力外通告を受けた選手たちの中で、再度自分の野球人生に望みをつなぐ気持ちでアピールします。

もちろん結果も大事ですが、選手としてまだやれる内面的なアピールも重要です。このトライアウト後にどの球団からも声がかからない場合は、第2の人生を考えなければなりません。

今回はトライアウト2017に参加した選手の結果一覧や合格者などをまとめました。参加者のその後についても追跡していきますので、是非チェックしてみて下さいね。男達の戦いを皆で応援しましょう。

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「トライアウト」ルールのおさらいと2017年の参加選手をチェック

トライアウトのルールですが、「シートバッティング形式」というスタイルで、カウント1ボール1ストライクからスタートする形で行われます。

（参考）トライアウトのルール！テスト内容や厳しい合格基準とは？【プロ野球】

 

投手であれば基本的には打者4人、野手で4打席チャンスがあります。

カウントが最初から進んでいる状況ですので、打者も投手も初球から本気の勝負です。

また、守備や走者もこのトライアウト参加者が務めることになり、走塁の中では盗塁もあり、要所要所でアピールできる場面があると言えます。

ちなみに2017年のトライアウト参加者は当初53名の予定でしたが、飯原選手・武藤選手が当日欠場が決まり総勢51名のトライアウトの参加者となりました。

参加メンバーについては以下も合わせてチェックしてみてくださいね。

↓

トライアウト2017に参加する出場選手一覧！注目の目玉選手の雄姿を見逃すな！

 

トライアウト2017結果一覧まとめ

ここではトライアウトに参加した選手の中から、注目された7名の選手のプロフィールと当日における成績の結果を確認しましょう。

元ソフトバンクの大隣憲司選手

大隣投手は2017年トライアウトの目玉選手です。

成績の結果は打者4人に対し奪三振2、被安打1の好投で3人の打者を抑えました。

まだまだ希望入団枠で入団しただけの素材の高さがうかがえた結果と言えるでしょう。

 

元巨人の乾真大選手

日本ハムに入団し、巨人へ移籍した乾投手も大隣投手同様で貴重な左腕です。

今回のトライアウトの成績は打者4人に対し、奪三振3、被安打1と1本の安打は打たれたものの三振を3つ奪う好投を見せました！

ワンポイントや左の中継ぎとしての存在感は見せてくれました。

 

元横浜DeNAの林昌範選手

林投手は巨人、日本ハムではかつて貴重な左腕として活躍していました。

トライアウトの成績は打者4人に対し被安打3、四死球1と厳しい結果となりました。

今回は思うような結果は残せませんでしたが、経験はトライアウトを受けた選手の中でも豊富なので、その部分がどう評価されるかですね。

 

元横浜DeNAの柿田裕太選手

柿田投手は2013年のドラフト1位投手です。

社会人から入団し即戦力を期待されていましたが、一軍での登板機会はありませんでした。

トライアウトの結果は、打者4人に対し奪三振4と最高の成績を残しています。

ドラフト1位の潜在能力の高さを見せつけてくれました。まだまだ年齢も若いので、是非プロ野球に残って活躍して欲しいです！

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元西武の木村昇吾選手

木村選手は内外野を守れるユーティリティプレーヤーです。

トライアウトの成績は4打数1安打でした。しかも1本の安打は2塁打と存在感を見せつけてくれました。

ベテランの域に達している選手ですがまだまだやれる印象でしたね。是非プロに残ってベテランの意地を見せて欲しいです。

 

元ヤクルトの榎本葵選手

榎本選手は4打席で、3打数3安打1四球と素晴らしい成績を残しました。

しかも安打のうちの1本はホームランでした。この緊張感のあるトライアウトの中では素晴らしいバッティングを披露してくれました。

まだまだ若い選手なだけに、どこかの球団から声がかかって欲しいです！

 

元巨人の川相拓也選手

巨人2軍監督に就任した川相昌弘さんのご子息である川相拓也選手がトライアウトに出場しました。

育成枠ということで一度も支配下選手に上がれておらず、現状は厳しい環境にありました。

結果は4打席で3打数0安打、四球1となりました。結果は残すことができませんでしたが、まだまだ若いですし、諦めず結果を待ちたいところですね。

 

合格者と参加者のその後を調査！テレビ放送も！

先ほど挙げたとおり、良い成績が残せた選手、そうでない選手と分かれましたが、気持ちはどの選手も前面に出ていたと思います。

まだ結果が出ておりませんが、これから続々と球団から誘いがある選手も出てくることでしょう。

例年ですと、遅くともトライアウト当日から2週間以内には獲得意思のある球団から連絡がありますので、期日は11月末頃までと考えて良いと思います。

参加者のその後や合格者の情報などは情報が出次第、随時アップデートしていきますね。

ちなみに過去の合格者については、以下でも詳しく取り上げているので興味のある方は合わせて確認頂けたらと思います。

↓

トライアウトの歴代合格者（成功者）まとめ！その後の活躍を追ってみる【プロ野球】

 

また、12月の末には「クビを宣告された男達」というプロ野球を題材にしたテレビ番組が毎年放送されます。

この番組内で今回出場した選手にフォーカスした内容も放送されると思われますので、是非チェックしたいですね。

（参考）戦力外通告2017のテレビ放送「クビを宣告された男達」の日程や時間は？過去の出演者もチェック！

 

追記（トライアウト結果）

現時点で分かる範囲になりますが、トライアウト受験者の結果が出ている選手について、下記のとおりまとめてみました。

元所属球団	選手名	行先・進路等
DeNA	小林寛投手（２８）	ＪＦＥ西日本
DeNA	山崎憲晴内野手（３０）	阪神
DeNA	松本啓二朗外野手（３１）	新日鉄住金かずさマジック
巨人	乾真大投手（２８）	ＢＣ富山
巨人	坂口真規内野手（２７）	会社員
中日	金子丈投手（２４）	中日スコアラー
中日	岸本淳希投手（２１）	日立製作所
中日	野村亮介投手（２４）	中日打撃投手
中日	岩崎達郎内野手（３２）	楽天チームスタッフ
中日	武藤祐太投手（２８） ※当日トライアウトは欠席	ＤｅＮＡ
中日	赤坂和幸外野手（２８）	球団広報部
中日	古本武尊外野手（２６）	社会人野球
ヤクルト	原泉外野手（２５）	公務員試験受験
西武	田代将太郎外野手（２７）	ヤクルト

※選手の右の（）は年齢

 

赤字になっているものが他の12球団への入団が決まった選手になりますが、非常に少ないことがよく分かりますよね。トライアウト受験がいかに難しいものなのかがよく分かります。。。

いずれにせよ新天地が決まった方には頑張ってもらいたいですね。きっと誰かは見てくれているものです。今後の活躍期待したいです！応援しましょう。

 

まとめ

・2017年プロ野球合同トライアウトは53名の参加予定でしたが、当日の欠場が2名（飯原選手・武藤選手）いたので51名の参加者で行われました。

・2017年のトライアウト最注目の元ソフトバンク大隣憲司投手はその素材の高さを見せてくれました。左腕投手は何人いても重宝するので声がかかる可能性は高い予感がします!!

・当日の内容については、毎年年末に放送される「クビを宣告された男達」というテレビ番組内で取り上げられることが予想されます。

 

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