最多セーブ数の歴代記録ランキング!メジャー記録もチェック【プロ野球】
2017/09/03
野球にはゲームを締めくくる守護神(クローザー)と呼ばれる選手が存在します。守護神を任されている選手の登場曲が流れ始めると、ゲームの終わりと、チームの勝利を予感するファンたちが大きな盛り上がりをみせます。
今回はゲームを締めくくるセーブ数について歴代ランキングのご紹介です。シーズン・通算別はもちろん、日本だけではなくメジャーリーグのセーブ数についても記していますので、同時に確認してみましょう。
目次
歴代シーズン最多セーブ数ランキング!
それでは、最初にシーズンにおける歴代最多セーブ記録についてランキングトップ5までをまとめてみました。一体どんな選手がランクインしているのでしょうか?
順位 | 選手名 | 所属:記録達成時 | セーブ数 | 達成年度 | 登板数 |
1 | 岩瀬 仁紀 | 中日 | 46 | 2005年 | 60 |
1 | 藤川 球児 | 阪神 | 46 | 2007年 | 71 |
3 | 佐々木 主浩 | 横浜 | 45 | 1998年 | 51 |
4 | 岩瀬 仁紀 | 中日 | 43 | 2007年 | 61 |
4 | サファテ | ソフトバンク | 43 | 2016年 | 64 |
最近の野球ファンならば、聞いたことのある守護神たちがランクインしていますね!
1位は中日の守護神で【死神】の呼び名でも知られる岩瀬仁紀選手と、火の玉ストレートを投げる阪神の藤川球児選手が同率でランクインしています。
特に岩瀬選手は4位にもランクインしており、守護神を任されていた時代は、毎年安定してセーブ数を重ね続けた実績を持っています。2017年、42歳で球界最年長となった岩瀬選手は未だ現役で活躍しており、同じ中日で50歳まで現役を続けた山本昌選手のようなレジェンド選手としての活躍を今後も期待されています。
歴代通算最多セーブ数ランキング
順位 | 選手名 | 所属チーム | セーブ数 | 実働期間 | 登板数 |
1 | 岩瀬 仁紀 | 中日 | 404 | 1999~2017年 | 953 |
2 | 高津 臣吾 | ヤクルト、ホワイトソックスなど | 286 | 1991~2007年 | 598 |
3 | 佐々木 主浩 | 横浜、マリナーズなど | 252 | 1990~2005年 | 439 |
4 | 小林 雅英 | ロッテ、巨人など | 228 | 1999~2011年 | 463 |
5 | 藤川 球児 | 阪神、カブスなど | 223 | 2000~2017年 | 643 |
続いて、歴代通算でのセーブ数ランキングですが、こちらも現役の岩瀬選手、藤川選手がランクインしています!
歴代でセーブ数を重ね続けた選手たちは、失敗が許されない状況で試合の最後を締めくくる強い精神力を持っていますが、これを投げられたらわかっていてもなかなか打てない、いわゆる【伝家の宝刀】も共通して持ち合わせています。
1位の岩瀬選手は【死神の鎌】とも呼ばれるスライダー、2位の高津選手にはシンカー、3位の【大魔神】こと佐々木選手にはフォーク、4位の小林選手には高速シュート、5位の藤川選手には火の玉ストレートがあります。
ランクインしている選手たちの全盛期は「○○が出てきた、これで勝ったな!」と思わせるぐらいの安心感がありましたよね。
メジャー記録もチェック!
それでは、続いてメジャーの記録を確認していきましょう。メジャーでは岩瀬選手のセーブ数以上を達成した選手は果たして存在するのでしょうか?
歴代シーズン最多セーブ数のメジャー記録はエンゼルスのF・ロドリゲス選手!
順位 | 選手名 | 所属チーム | セーブ数 | 達成年度 |
1 | F・ロドリゲス | エンゼルス | 62 | 2008年 |
2 | B・シグペン | ホワイトソックス | 57 | 1990年 |
3 | E・ガニエ | ドジャース | 55 | 2003年 |
3 | J・スモルツ | ブレーブス | 55 | 2002年 |
5 | M・リベラ | ヤンキース | 53 | 2004年 |
5 | R・マイヤーズ | カブス | 53 | 1993年 |
5 | T・ホフマン | パドレス | 53 | 1998年 |
ランキングをざっと見ると、日本の選手たちよりも更に多いセーブ数を積み上げた選手がランクインしていますね。
これは日本のプロ野球の試合数が約143試合なのに対して、メジャーではおよそ162試合の試合数があり、セーブ機会が日本よりも少し多く存在することが挙げられます。
しかしながら、それを差し引いても1位にランクインしているF・ロドリゲス選手の62セーブは、約2.6試合に1回セーブを記録している計算であり、物凄い記録であることが伺えます。
歴代通算最多セーブ数のメジャー記録はヤンキースのM・リベラ選手!
順位 | 選手名 | 所属チーム | セーブ数 | 実働期間 |
1 | M・リベラ | ヤンキース | 652 | 1995~2013年 |
2 | T・ホフマン | マーリンズ、パドレスなど | 601 | 1993~2010年 |
3 | L・スミス | カブス、レッドソックスなど | 478 | 1980~1997年 |
4 | F・ロドリゲス | エンゼルス、メッツなど | 430 | 2002~2017年 |
5 | J・フランコ | レッズ、メッツなど | 424 | 1984~2005年 |
続いて、メジャーの通算最多セーブ数ランキングですが、M・リベラ選手、T・ホフマン選手、F・ロドリゲス選手がシーズン最多セーブ数ランキングと同様にランクインしていますね。
特に1位のリベラ選手は150kmを超えるカットボールを操り、バットの芯を外すことに長けており、長年ヤンキースの守護神として君臨し続けていました。2位のホフマン選手の記録を抜いた際は、メジャー最多記録を更新したことによりギネス記録に認定されています。
力みのない投球フォームからボールを投げていたため、腕の故障もほとんどなく、投げる球種がほぼカットボールだけなので、腕に負担もかかりませんでした。
日本のプロ野球選手と同様に、伝家の宝刀と呼ばれる球種を持ち合わせ、ケガが少なく、長年クローザーを勤め続けたことによりここまでのセーブ数を積み上げることができたわけですね!
以上、セーブ数について見てきましたがいかがだったでしょうか。素晴らしい記録の数々に驚かされますよね。
ちなみに投手についての記録については他にも以下のような偉大な記録をまとめていますので、興味のある方は合わせてチェックしてみて下さいね。
↓
最多勝利数の歴代記録ランキング!世界記録(メジャー記録)もチェックしてみた【プロ野球】
まとめ
・日本の歴代シーズン最多セーブ数ランキングの1位は岩瀬仁紀選手と藤川球児選手の46セーブであり、両選手とも2017年時点では現役として活躍し続けている。
・日本歴代通算セーブ数ランキングの1位は岩瀬仁紀選手の404セーブであり、ランクインしている選手は全員【伝家の宝刀】と呼ばれる球種を持ち合わせている。
・メジャーのシーズン最多セーブ数ランキングの1位はF・ロドリゲス選手の62セーブであり、約2.6試合に1回のペースでセーブを積み上げている。
・メジャーの歴代最多セーブ数ランキングの1位はM・リベラ選手の652セーブであり、メジャー記録としてギネス記録に認定されている。
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