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甲子園の歴代優勝高校一覧まとめ!私が選ぶ印象的な決勝戦TOP3も!

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今年も、また熱い夏がやってくる――。

8月は各地で様々なスポーツの全国大会が行われますが、その中で毎年、特に大きな注目を集めるのが『全国高等学校野球選手権大会』。今年は8月7日から14日間(雨天順延・休養日を除く)行われますが、その開幕まで、いよいよファイナル・カウントダウンとなりました。

“夏の甲子園”や“夏の高校野球”として長きに渡って広く親しまれ、この時季の風物詩とも言える一大イベント。「じぶん史上、最高の夏」をキャッチフレーズとして99回目の開催を迎える今大会では、どんなドラマが生まれるか、今からとてもワクワクしますね。

そこで今回は、本番前の気分をさらに高めるために、全国高校野球選手権の歴代優勝校を一挙公開! さらに、これまでに繰り広げられた決勝戦の中から、私的に特に印象的だった3試合をレビューしてみたいと思います。

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夏の甲子園大会の歴代優勝高校一覧!

では早速、第1回大会から昨年の第98回大会までの優勝校を、決勝戦の相手(準優勝校)、ならびにスコアと共にご紹介します。甲子園でお馴染みの高校はもちろん、懐かしい学校名も見つかるはず。また、思い出深い決勝戦の名場面も、次々と鮮やかに甦るのではないでしょうか。

開催年 優勝校 決勝スコア 準優勝校
1 1915年 京都二中(京都) 2 - 1 秋田中(秋田)
2 1916年 慶応普通部(東京) 6 - 2 市岡中(大阪)
3 1917年 愛知一中(愛知) 1 - 0 関西学院中(兵庫)
4 1918年 ※米騒動で中止 - - - -
5 1919年 神戸一中(兵庫) 7 - 4 長野師範(長野)
6 1920年 関西学院中(兵庫) 17 - 0 慶応普通部(東京)
7 1921年 和歌山中(和歌山) 16 - 4 京都一商(京都)
8 1922年 和歌山中(和歌山) 8 - 4 神戸商(兵庫)
9 1923年 甲陽中(兵庫) 5 - 2 和歌山中(和歌山)
10 1924年 広島商(広島) 3 - 0 松本商(長野)
11 1925年 高松商(香川) 5 - 3 早稲田実(東京)
12 1926年 静岡中(静岡) 2 - 1 大連商(満州)
13 1927年 高松商(香川) 5 - 1 広陵中(広島)
14 1928年 松本商(長野) 3 - 1 平安中(京都)
15 1929年 広島商(広島) 3 - 0 海草中(和歌山)
16 1930年 広島商(広島) 8 - 2 諏訪蚕糸(長野)
17 1931年 中京商(愛知) 4 - 0 嘉義農林(台湾)
18 1932年 中京商(愛知) 4x - 3 松山商(愛媛)
19 1933年 中京商(愛知) 2 - 1 平安中(京都)
20 1934年 呉港中(広島) 2 - 0 熊本工(熊本)
21 1935年 松山商(愛媛) 6 - 1 育英商(兵庫)
22 1936年 岐阜商(岐阜) 9 - 1 平安中(京都)
23 1937年 中京商(愛知) 3 - 1 熊本工(熊本)
24 1938年 平安中(京都) 2x - 1 岐阜商(岐阜)
25 1939年 海草中(和歌山) 5 - 0 下関商(山口)
26 1940年 海草中(和歌山) 2 - 1 島田商(静岡)
27 1941年 ※日華事変激化に伴い中止 - - - -
28 1946年 浪華商(大阪) 2 - 0 京都二中(京都)
29 1947年 小倉中(福岡) 6 - 3 岐阜商(岐阜)
30 1948年 小倉(福岡) 1 - 0 桐蔭(和歌山)
31 1949年 湘南(神奈川) 5 - 3 岐阜(岐阜)
32 1950年 松山東(愛媛) 12 - 8 鳴門(徳島)
33 1951年 平安(京都) 7 - 4 熊谷(埼玉)
34 1952年 芦屋(兵庫) 4 - 1 八尾(大阪)
35 1953年 松山商(愛媛) 3 - 2 土佐(高知)
36 1954年 中京商(愛知) 3 - 0 静岡商(静岡)
37 1955年 四日市(三重) 4 - 1 坂出商(香川)
38 1956年 平安(京都) 3 - 2 岐阜商(岐阜)
39 1957年 広島商(広島) 3 - 1 法政二(神奈川)
40 1958年 柳井(山口) 7 - 0 徳島商(徳島)
41 1959年 西条(愛媛) 8 - 2 宇都宮工(栃木)
42 1960年 法政二(神奈川) 3 - 0 静岡(静岡)
43 1961年 浪商(大阪) 1 - 0 桐蔭(和歌山)
44 1962年 作新学院(栃木) 1 - 0 久留米商(福岡)
45 1963年 明星(大阪) 2 - 1 下関商(山口)
46 1964年 高知(高知) 2 - 0 早鞆(山口)
47 1965年 三池工(福岡) 2 - 0 銚子商(千葉)
48 1966年 中京商(愛知) 3 - 1 松山商(愛媛)
49 1967年 習志野(千葉) 7 - 1 広陵(広島)
50 1968年 興国(大阪) 1 - 0 静岡商(静岡)
51 1969年 松山商(愛媛) 0 - 0 三沢(青森)
                ※再試合 4 - 2
52 1970年 東海大相模(神奈川) 10 - 6 PL学園(大阪)
53 1971年 桐蔭学園(神奈川) 1 - 0 磐城(福島)
54 1972年 津久見(大分) 3 - 1 柳井(山口)
55 1973年 広島商(広島) 3x - 2 静岡(静岡)
56 1974年 銚子商(千葉) 7 - 0 防府商(山口)
57 1975年 習志野(千葉) 5x - 4 新居浜商(愛媛)
58 1976年 桜美林(西東京) 4x - 3 PL学園(大阪)
59 1977年 東洋大姫路(兵庫) 4x - 1 東邦(愛知)
60 1978年 PL学園(大阪) 3x - 2 高知商(高知)
61 1979年 箕島(和歌山) 4 - 3 池田(徳島)
62 1980年 横浜(神奈川) 6 - 4 早稲田実(東東京)
63 1981年 報徳学園(兵庫) 2 - 0 京都商(京都)
64 1982年 池田(徳島) 12 - 2 広島商(広島)
65 1983年 PL学園(大阪) 3 - 0 横浜商(神奈川)
66 1984年 取手二(茨城) 8 - 4 PL学園(大阪)
67 1985年 PL学園(大阪) 4x - 3 宇部商(山口)
68 1986年 天理(奈良) 3 - 2 松山商(愛媛)
69 1987年 PL学園(大阪) 5 - 2 常総学院(茨城)
70 1988年 広島商(広島) 1 - 0 福岡第一(福岡)
71 1989年 帝京(東東京) 2 - 0 仙台育英(宮城)
72 1990年 天理(奈良) 1 - 0 沖縄水産(沖縄)
73 1991年 大阪桐蔭(大阪) 13 - 8 沖縄水産(沖縄)
74 1992年 西日本短大付(福岡) 1 - 0 拓大広陵(千葉)
75 1993年 育英(兵庫) 3 - 2 春日部共栄(埼玉)
76 1994年 佐賀商(佐賀) 8 - 4 樟南(鹿児島)
77 1995年 帝京(東東京) 3 - 1 星稜(石川)
78 1996年 松山商(愛媛) 6 - 3 熊本工(熊本)
79 1997年 智弁和歌山(和歌山) 6 - 3 平安(京都)
80 1998年 横浜(東神奈川) 3 - 0 京都成章(京都)
81 1999年 桐生第一(群馬) 14 - 1 岡山理大付(岡山)
82 2000年 智弁和歌山(和歌山) 11 - 6 東海大浦安(千葉)
83 2001年 日大三(西東京) 5 - 2 近江(滋賀)
84 2002年 明徳義塾(高知) 7 - 2 智弁和歌山(和歌山)
85 2003年 常総学院(茨城) 4 - 2 東北(宮城)
86 2004年 駒大苫小牧(南北海道) 13 - 10 済美(愛媛)
87 2005年 駒大苫小牧(南北海道) 5 - 3 京都外大西(京都)
88 2006年 早稲田実(西東京) 1 - 1 駒大苫小牧(南北海道)
 -  -                 ※再試合 4 - 3
89 2007年 佐賀北(佐賀) 5 - 4 広陵(広島)
90 2008年 大阪桐蔭(北大阪) 17 - 0 常葉菊川(静岡)
91 2009年 中京大中京(愛知) 10 - 9 日本文理(新潟)
92 2010年 興南(沖縄) 13 - 1 東海大三(神奈川)
93 2011年 日大三(西東京) 11 - 0 光星学院(青森)
94 2012年 大阪桐蔭(大阪) 3 - 0 光星学院(青森)
95 2013年 前橋育英(群馬) 4 - 3 延岡学園(宮崎)
96 2014年 大阪桐蔭(大阪) 4 - 3 三重(三重)
97 2015年 東海大相模(神奈川) 10 - 6 仙台育英(宮城)
98 2016年 作新学院(栃木) 7 - 1 北海(南北海道)

いかがだったでしょうか。それぞれで印象深い試合があることでしょう。しかしこうして並べてみると、その歴史の凄さを改めて感じますよね。

続いて私が印象的だった決勝戦についてその試合内容と共に、ご紹介していきますね。

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私が選ぶ印象的な決勝戦TOP3

夏の甲子園は、その長い歴史の中で幾多の名勝負が繰り広げられてきましたが、特に決勝戦ともなれば注目度が最も高いだけに、独特の緊張感の中で様々なドラマが生まれます。

重みのある98回の歴史を振り返った上で、印象的な決勝戦をわずか3つに絞る作業は困難を極めましたが、私的な印象度に基づいてTOP3を決定させていただきました。

1位 2006年 早稲田実(西東京)VS 駒大苫小牧(南北海道)

何と言っても、早稲田実・斎藤佑樹投手と駒大苫小牧・田中将大投手のピッチングが圧巻でした。ともに超高校級の実力者で、まずは延長15回、両校相譲らず引き分け。

そして迎えた再試合は早稲田実が、1回・2回に1点ずつを挙げて幸先よく滑り出し、6回にソロ本塁打で1点を返されるも、すかさずその裏に適時二塁打で突き放しました。さらに、8回裏にも適時打で4点目。斎藤投手が9回表にツーラン本塁打を許して1点差に詰め寄られましたが、後続を断ち、歓喜の胴上げの瞬間を迎えました。

斎藤投手の壮絶な連投が感動的でした。また、田中投手は2試合とも早い回からリリーフで登板し、気迫あふれるマウンドさばき。お互いの力投に刺激される形で非常に締まった試合展開となり、最後の最後まで手に汗握る、どちらにも勝ってほしいと心底から思える決勝戦でした。

2位 1969年 松山商(愛媛)VS 三沢(青森)

1位に選んだ早稲田実vs駒大苫小牧に負けず劣らずの名勝負。松山商・井上明投手、三沢・太田幸司投手の投げ合いは、まさに意地と意地のぶつかり合い、そして極限までの我慢比べで4時間16分、延長18回の末にスコアレス・ドロー。

再試合は松山商が初回にツーラン本塁打で試合の主導権を掌握し、その裏に1点を献上しましたが、活発な打線が確実に好機を作り、6回表に2点を追加。その後の失点を7回裏の1点のみに抑え、真紅の優勝旗を手にしました。

壮絶な持久戦で引き分けに終わった試合では、特に延長15回裏、一死満塁という絶体絶命のピンチをしのいだ松山商の驚異的な粘り強さが印象的でした。

そして、このマッチメイクの感動の色をより濃くした主役が、2試合とも完投した太田投手。端正な顔立ちも相まって一躍、人気選手となり、“コーちゃん”の愛称で元祖・高校球児のアイドルと呼ばれる存在になりました。また、戦後初めて東北勢が夏の決勝の舞台を踏んだことも、心に強く残った要素です。

3位 2009年 中京大中京(愛知)VS 日本文理(新潟)

日本文理は9回表を迎えて4-10と、6点のビハインド。もはや勝負ありの雰囲気も漂い始めていましたが、なんと、この回の二死から猛追を開始したのです。四球と暴投で得点圏へ進み、二塁打、三塁打、死球・四球後の単打の3連続適時打で1点差に。さらに一・三塁と、一発長打が出れば土壇場での大逆転…という場面を作ります。

しかし残念ながら、驚異的な反撃もここまで。最後は痛烈なライナーが三塁手のグラブに収まり、ゲームセットとなりました。

どんなときでも最後まで諦めないことの大切さを、日本文理の選手たちが教えてくれました。それと同時に、苦しい場面でも我慢して凌ぎ切る中京大中京の選手たちの心の強さも多くの感動を呼びましたし、「甲子園には魔物が棲んでいる」という言葉も思い起こさせてくれました。

 

まとめ

・超高校級の早稲田実・斎藤投手と駒大苫小牧・田中投手の投げ合いは、今も鮮明に思い出されるベストマッチ。

・決勝戦初の引き分け再試合となった松山商vs三沢も、後世に語り継がれる名勝負。

・日本文理の諦めない気持ちと、中京大中京の我慢強さが現れた決勝戦も感動大の一戦。

 

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