つれづれベースボール。

野球にまつわる話題を楽しく気ままにお届けします

日本プロ野球

プロ野球の歴代連敗記録。いつどのチーム球団がマークしたのか確認

2020/03/20

umpire-1599593_640

今回はプロ野球における歴代の連敗記録について確認していきます。

野球はスポーツですので、今勢いがあるチームで比較的勝ち星が続いていても、一度負けが立て込むと連敗が重なり負の連鎖に陥ってしまうこともあります。何をしても結果が裏目にでてしまうなんてこともありますね。

日本プロ野球の連敗記録はもちろん、セリーグ・パリーグ別に加えて大リーグの連敗記録についてもご紹介しますので合わせてチェックしてみて下さいね。

連勝記録とは少し異なり、寂しい情報にはなりますが、野球ファンの方にとっては知っておきたい情報だと思いますよ。

スポンサーリンク

 

セ・リーグの歴代連敗記録はどのチーム?

セリーグの歴代連敗記録の1位は16連敗で2チームあります。

かなり昔の1936年の大東京軍と、1970年のヤクルトです。大東京軍は名前から連想すると巨人軍かヤクルトを思い浮かべる人もいるかも知れませんが、現在の横浜の前身のチームです。

大東京軍は1936年から発足しましたが、翌年1937年の春にはライオン軍と名称が変わりました。

1936年に16連敗した大東京

大東京はその年はチームができた年でした。1936年は現在のシーズンとは違い春季、夏季、秋季の3シーズン制でしたが、その年の秋季の9月28日から11月22日までで16連敗を記録しました。その時の監督は、1936年の秋まで伊藤勝三さんが務めていましたが、途中で小西得郎さんに変わりました。

結果として、1年を通しての成績は5勝34敗3分で終えました。勝率は.128と寂しい結果でしたが、まだ1年目の球団で他チームとの力の差が大きくあったものと考えられます。

もちろん、現在の1シーズン制との試合数は違いますが、1年間で5勝は悔しい気持ちだったでしょう。

1970年に16連敗したヤクルト

1970年からヤクルトアトムズと冠名にヤクルトがついた初めてのシーズンでした。監督は別所毅彦さんでしたね。

この年はドラフトで今でも解説者として活躍している大矢明彦(ドラフト7位)さんや、八重樫幸雄(ドラフト1位)さんを獲得した年でした。シーズンがはじまった4月は5勝7敗と善戦しましたが、5月に4連敗で最下位に転落し、6月には大洋の鬼頭洋にノーヒットノーランで敗れたりして不名誉な記録を残しました。

後半戦でも巻き返しができず、8月4日から8月25日で屈辱の16連敗となりました。11連敗した8月18日に監督の別所毅彦さんが解任され、小川善治コーチが監督代行を務めています。

今までのヤクルトの歴史の中で一番低い勝率の.264で、33勝92敗5分の成績で最下位でシーズンを終えました。やはり連敗がかさむと、監督は責任を取らされることになるんですね。本当にプロ野球は厳しい世界です。

【ヤクルト】歴代監督を成績と一緒に徹底解説!優勝回数最多は野村克也監督!

 

パ・リーグの歴代連敗記録はどのチーム?

パリーグの歴代連敗記録はロッテで、1998年と最近の出来事です。川崎から千葉へ本拠地を移動しファン層も変わり人気がではじめた頃でした。この年にセパの記録を更新した連敗記録となってしまいました。

1998年に18連敗したロッテ

1998年の監督は近藤昭仁さんの2年目のシーズンでした。6月13日から7月8日の間で18連敗をしました。間に引き分けを1つ挟んでいます。主力先発投手としては小宮山悟さん、黒木知宏さんがエースで活躍していました。

また、野手では小坂誠さんや現在でも現役の福浦和也さん、初芝清さんなどの選手もいました。これだけの選手がいながら18連敗の記録は悔しかったでしょう。エース級の2投手がいながら約1ヶ月間の勝利がないということは、本当に負の連鎖に陥っていたという風に考えざるを得ません

その年は18連敗もあり最下位でしたが、最終的には借金10の61勝71敗でシーズンを終えました。18連敗しながらも良く持ちこたえた成績と言ってよいかも知れませんね。

【ロッテ】歴代監督を成績と一緒に徹底紹介!優勝を経験した監督は計5人!

スポンサーリンク

 

大リーグの歴代連敗記録はクリーブランド・スパイダースの24連敗!

100年以上前の記録で1899年にクリーブランド・スパイダースが24連敗の記録を作りました。流石に、野球でなくとも中々聞かない連敗数です。

さすが長い歴史のあるアメリカならではの記録と言えるかも知れません。

それから、100年以上も更新されていないというのも凄いですが、それだけ凄い成績(不名誉な成績ですが・・・(^^)/)ということなのだということになります。

1899年に24連敗したクリーブランド・スパイダース

1887年にクリーブランド・ブルースの名称で結成され、1889年にクリーブランド・スパイダースに名称を変えナショナルリーグに移っています。

1899年の監督はレイブ・クロスでしたが、連敗の影響もありシーズン途中にジョー・クインに変わりました。
1898年は、スパイダースのオーナーが良い成績を上げながらも中々優勝に届かないことから苛立ち、セントルイス・ブラウンズのフランチャイズ権を獲得した年でした。

フランチャイズ権を取得後チーム名をセントルイス・パーフェクトズとしました。そして、主力選手をスパイダースからパーフェクトズへ移籍させ、主力選手を失ったスパイダースは1899年記録に残る24連敗を喫することになったのです。

成績も20勝134敗(勝率.130)とふがいない成績を残しました。ちょっとここまでくると選手のモチベーション維持も難しいですよね。

 

以上、国内外の歴代連敗記録でした。
ちなみにこうなってくると、連勝記録も気になりますよね。以下でまとめていますので、気になる方は合わせて確認してみて下さいね。

プロ野球の歴代連勝記録は?いつどのチーム球団が達成したのかチェック!

 

まとめ

・日本球界の連敗記録はロッテの18連敗(間に1分けあり)。エース級の投手がいながらも勝てない負の連鎖を象徴。

・大リーグは100年以上前の24連敗を喫したクリーブランド・スパイダース。

・大リーグの歴代連敗記録の背景にはオーナーの苛立ちから起きたのがはじまり!!

 

関連記事

【横浜DeNA】歴代の連勝・連敗記録まとめ!最多記録を確認しよう【プロ野球】

【巨人】歴代の連勝・連敗記録まとめ!最多記録を確認しよう【プロ野球】

【広島カープ 】歴代の連勝・連敗記録まとめ!最多記録を確認しよう【プロ野球】

【阪神タイガース】歴代の連勝・連敗記録まとめ!最多記録を確認しよう【プロ野球】

【中日ドラゴンズ】歴代の連勝・連敗記録まとめ!最多記録を確認しよう【プロ野球】

【ヤクルトスワローズ】歴代の連勝・連敗記録まとめ!最多記録を確認しよう【プロ野球】

スポンサーリンク

-日本プロ野球

こんな記事も読まれています