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原辰徳監督の名言・格言全集!名将のリーダーシップ論や人生哲学とは?

2019/11/03

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今回は、今もなお根強い人気と高い知名度を誇る原辰徳監督の名言を3つピックアップ。名将のリーダーシップ論や人生哲学に迫ります。

名選手であり名監督であるという、日本プロ野球の長い歴史においても稀有な存在だった原氏。彼から学べることは非常に多いはず。

是非明日の活力にして下さいね!

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原辰徳氏について

はじめに簡単に原辰徳氏について簡単におさらいしておきましょう。

高校野球の名門・東海大相模高校時代は甲子園の主役として爆発的な人気を博し、その後、東海大学から1980年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。甘いルックスと爽やかな佇まいで“若大将”のニックネームで親しまれた原辰徳氏。卓越した技量を礎に、新人王をはじめとして、打点王、MVP、ベストナイン、ゴールデングラブ賞など数多くのタイトルや表彰を手にし、ジャイアンツはもとより、プロ野球界を代表するスーパースターとして名を馳せました。

1995年の現役引退後は野球解説者、評論家、スポーツキャスターとして活躍し、1999年に野手総合コーチとして古巣に復帰。その後、2001年シーズンオフに長嶋茂雄監督が勇退すると共に監督就任しました。

新監督初年度の2002年にチームを日本一に導き、2003年までの第一次政権時と2006年から2015年の第二次政権時の計12シーズンで、リーグ優勝7回、日本一3回という輝かしい実績を残しています。また、2009年に行われた第2回ワールド・ベースボール・クラシックでは、監督として日本チームを大会2連覇に導く偉大な功績も残していますね。

巨人監督を引退後はプロ野球解説者としても本格的にカムバックし、爽やかな語り口で明瞭簡潔な解説を提供してくれています。

 

特選!私が選ぶ「原辰徳監督の三大名言」

「最強のメンバーを育て、チームを日本一に導くことが監督としての私の最大の目標です」

現場を授かる最上位の立場として、これほど潔い言葉はないでしょう。問答無用で、名将・原辰徳の生き様を具現化する名言だと思います。

最強のメンバーを育てることは、すなわち、チーム力の向上と勝利に直結することですし、結果を残すことによってファンはもちろん、選手個々が幸せになれる。「ジャイアンツ愛」を信条とし、勝つことを貪欲に求めてきた指揮官にふさわしい言葉といって間違いありません。

原監督といえば、卓越した求心力の持ち主としても高く評価されてきましたが、このような言葉を発することによって選手個々の意識は抜群に高まり、チームとしての一体感や団結力も格段に強まります。一般社会で組織のリーダーとして活躍する人たちにとっても、明確な目標を力強い言葉で掲げることは、大いに見習うべき点ではないでしょうか。

 

「いいことは引きずらない。悪い結果が出たときは引きずらなきゃいけない。そして、方針、対策を立てて次への道を見つける」

この名言もまた、原氏のリーダーとしての信念を如実に物語っているといえます。

「引きずる」という言葉は一見、マイナス的な要素を孕んでいるように感じられますが、決してそんなことはありません。悪い結果によって浮き彫りになった反省点や課題を、次の道に向けて生かしていく。後ろ向きに「引きずる」のではなく、あくまでもポジティブに、新たな方針や対策のために役立てていくということですね。そういった作業を綿密に繰り返してきたことで、原ジャイアンツの数々の栄光が誕生したのは想像に難くありません。

いいことを素直に喜ぶことは必要でが、そのことを「引きずる」…つまり、いつまでも余韻に浸っていてはいけないということも、この名言から見て取れます。原氏が厳しいプロの世界で長年、選手として、指導者として第一線で活躍し続けてきた秘訣が、とてもよくわかる言葉だと思います。

 

「野球選手になりたい。ジャイアンツに入りたい。その夢を持って頑張りました」

これは、現役引退セレモニーで発せられた名言。原氏の純粋で真っすぐな生き方が凝縮されたフレーズだと思います。

明確な目標や夢を持ち、それを叶えるために、ただひたすら最大限の努力を積み重ねていく。人生においては時に、運・不運に左右されることが出てきますが、自分が決めたことに対して真正面から向き合い、ぶれない心で精進していく姿勢は、特に若い世代には不可欠なことではないでしょうか。

原氏の名言は、いずれもシンプルで筋が通ったものばかりですが、これほど実直な名言はないと感じられます。将来また、子供のころから愛し続けているジャイアンツのユニホームを身にまとうことがあるのか…ファンならずとも気になるところですね。

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その他の原辰徳氏の気になる名言・格言の全て!

ここでは、その他の原辰徳氏の名言のうち、気になるものを全てご紹介いたします。あなたの心に響く名言を見つけて下さいね。

目標の定まった人というのは、波風があったとしてもブレない。

 

背伸びをしたって、たかが知れている。背伸びをしたまま生活したら、つまずくだけ。

 

消極的な成功よりも積極的な失敗を。

 

言葉はもっと大きな武器になる。

 

勝負に近道なし、勝負に失望なし、勝負に待ったなし

 

背伸びをしたって、たかが知れている。背伸びをしたまま生活したら、つまずくだけ。

 

結果は、出た瞬間に過去のもの。僕の宝物は目標に向かうプロセス。

 

野球が楽しい!心底からそう実感できるのは勝ったときです。

 

正々堂々と世界の強者と戦って勝ち抜くことができた。覚悟と潔さを持って「日本力(にほんぢから)」を見せ付けた。

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組織の和というのは、競争原理が働く実力主義でないと保てないんです。レギュラーを獲得するのに遠慮なんかしていられません。

 

私にとってのジャイアンツ、ジャイアンツにとっての彼(松井)の位置づけ。お互いに築き上げてきたものがある。これからも築き上げていかなければならない。

 

プロの打者との戦いを楽しめないと。

 

俺はいいことは引きずらないんだ。でも、悪い結果が出たときには引きずらなくちゃいけない。

 

必要なら主軸バッターでもバントをさせます。勝つためなら、有無をいわせない。

 

最下位ということは、これ以下はないということ。逆説的に言えば、まだ前半戦。のたうち回るようなことはない。

 

勝った時も負けた時と同じように考えた方がいい。

以上、原氏の名言について3つ見てきました。どれも野球人のみならず、心に留めておきたい金言ばかりだと思います。

更に原氏について知りたい方は以下もおススメです。興味がある方は是非手にとってみて下さいね。


原点 勝ち続ける組織作り [ 原辰徳 ]

 

名言からの学び

・選手個々の意識を高め、チームとしての一体感や団結力を強める言葉は、一般社会で組織のリーダーとして活躍する人たちにとっても大いに参考になる。

・後ろ向きに「引きずる」のではなく、あくまでもポジティブに、新たな方針や対策のために役立てていく姿勢も見習うべき点。

・自分が決めた目標や夢に対して真正面から向き合い、ぶれない心で精進していく姿勢は、特に若い世代には不可欠なこと。

 

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