広島カープの歴代セカンド(二塁手)一覧まとめ!最強選手や最高年俸ランキングも合わせてチェック!
2021/12/03
「赤ヘル軍団」こと広島カープのセカンドをこれまで多くの選手が守ってきました。
今回はそんな広島カープのセカンド(二塁手)を守った歴代選手の成績や最高年俸などについてまとめ、広島カープ歴代最強のセカンドについてご紹介します。
懐かしい名前が登場するかもしれません。それでは見ていきましょう。
目次
広島カープの歴代セカンド(二塁手)一覧まとめ!
まずは1950年以降、そのシーズンの主にセカンドを守った選手を一覧にしてみました。
年 | 選手名 | 背番号 | 試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 | タイトル |
1950 | 坂井 豊司 | 23 | 102 | 0.166 | 1 | 19 | |
1951 | 磯田 憲一 | 24 | 96 | 0.218 | 2 | 21 | |
1952 | 武智 修 | 9 | 107 | 0.255 | 6 | 41 | |
1953 | 金山 次郎 | 6 | 117 | 0.236 | 5 | 27 | 盗塁王 |
1954 | 金山 次郎 | 1 | 104 | 0.225 | 7 | 31 | |
1955 | 金山 次郎 | 1 | 119 | 0.241 | 8 | 29 | |
1956 | 金山 次郎 | 1 | 108 | 0.204 | 0 | 15 | |
1957 | 金山 次郎 | 1 | 85 | 0.201 | 2 | 17 | |
1958 | 小坂 佳隆 | 4 | 128 | 0.235 | 4 | 41 | |
1959 | 小坂 佳隆 | 4 | 95 | 0.278 | 6 | 40 | |
1960 | 小坂 佳隆 | 4 | 112 | 0.237 | 5 | 32 | |
1961 | 小坂 佳隆 | 4 | 111 | 0.256 | 3 | 27 | |
1962 | 小坂 佳隆 | 4 | 126 | 0.251 | 5 | 33 | ベストナイン |
1963 | 小坂 佳隆 | 4 | 106 | 0.199 | 1 | 23 | |
1964 | 阿南 準郎 | 25 | 137 | 0.246 | 6 | 47 | |
1965 | 古葉 竹識 | 1 | 133 | 0.267 | 4 | 26 | |
1966 | 古葉 竹識 | 1 | 135 | 0.247 | 3 | 39 | |
1967 | 古葉 竹識 | 1 | 118 | 0.236 | 2 | 20 | |
1968 | 古葉 竹識 | 1 | 116 | 0.223 | 4 | 20 | 盗塁王 |
1969 | 古葉 竹識 | 1 | 68 | 0.211 | 2 | 13 | |
1970 | 井上 弘昭 | 25 | 113 | 0.209 | 13 | 29 | |
1971 | 国貞 泰汎 | 5 | 127 | 0.274 | 5 | 50 | ベストナイン |
1972 | 国貞 泰汎 | 5 | 113 | 0.293 | 2 | 22 | |
1973 | マクガイア | 3 | 103 | 0.276 | 9 | 42 | |
1974 | マクガイア | 3 | 104 | 0.253 | 2 | 26 | |
1975 | 大下 剛史 | 1 | 117 | 0.270 | 3 | 19 | 盗塁王、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞 |
1976 | 大下 剛史 | 1 | 80 | 0.266 | 3 | 23 | |
1977 | 大下 剛史 | 1 | 89 | 0.250 | 2 | 24 | |
1978 | 木下 富雄 | 25 | 99 | 0.283 | 3 | 27 | |
1979 | 三村 敏之 | 9 | 116 | 0.288 | 12 | 60 | |
1980 | 木下 富雄 | 25 | 123 | 0.219 | 4 | 10 | |
1981 | 木下 富雄 | 25 | 126 | 0.237 | 6 | 17 | |
1982 | 木下 富雄 | 25 | 117 | 0.268 | 10 | 40 | |
1983 | アイルランド | 4 | 96 | 0.293 | 12 | 44 | |
1984 | アイルランド | 4 | 108 | 0.254 | 6 | 23 | |
1985 | 小早川毅彦 | 6 | 98 | 0.290 | 14 | 45 | |
1986 | 正田 耕三 | 4 | 90 | 0.288 | 1 | 11 | |
1987 | 正田 耕三 | 4 | 123 | 0.333 | 0 | 26 | 首位打者、ベストナイン、ゴールデングラブ賞 |
1988 | 正田 耕三 | 4 | 104 | 0.340 | 3 | 23 | 首位打者、ベストナイン、ゴールデングラブ賞 |
1989 | 正田 耕三 | 4 | 128 | 0.323 | 1 | 25 | 盗塁王、ゴールデングラブ賞 |
1990 | 正田 耕三 | 4 | 124 | 0.301 | 3 | 39 | ゴールデングラブ賞 |
1991 | 正田 耕三 | 4 | 132 | 0.291 | 8 | 52 | ゴールデングラブ賞 |
1992 | 正田 耕三 | 4 | 89 | 0.301 | 4 | 33 | |
1993 | 正田 耕三 | 4 | 121 | 0.257 | 7 | 24 | |
1994 | 正田 耕三 | 4 | 122 | 0.280 | 5 | 34 | |
1995 | 正田 耕三 | 4 | 124 | 0.274 | 3 | 38 | |
1996 | 正田 耕三 | 4 | 124 | 0.235 | 2 | 35 | |
1997 | 正田 耕三 | 4 | 117 | 0.241 | 6 | 34 | |
1998 | 正田 耕三 | 4 | 110 | 0.274 | 1 | 17 | |
1999 | 東出 輝裕 | 46 | 78 | 0.227 | 0 | 7 | |
2000 | 木村 拓也 | 0 | 136 | 0.288 | 10 | 30 | |
2001 | ディアス | 49 | 136 | 0.304 | 32 | 85 | ベストナイン |
2002 | 木村 拓也 | 0 | 130 | 0.238 | 5 | 27 | |
2003 | 木村 拓也 | 0 | 131 | 0.285 | 13 | 38 | |
2004 | ラロッカ | 43 | 122 | 0.328 | 40 | 101 | 最高出塁率、ベストナイン |
2005 | ラロッカ | 43 | 80 | 0.303 | 18 | 56 | |
2006 | 東出 輝裕 | 2 | 138 | 0.282 | 0 | 23 | |
2007 | 東出 輝裕 | 2 | 132 | 0.269 | 0 | 15 | |
2008 | 東出 輝裕 | 2 | 138 | 0.310 | 0 | 31 | ベストナイン |
2009 | 東出 輝裕 | 2 | 142 | 0.294 | 0 | 26 | ベストナイン |
2010 | 東出 輝裕 | 2 | 108 | 0.267 | 1 | 40 | |
2011 | 東出 輝裕 | 2 | 137 | 0.278 | 0 | 27 | |
2012 | 東出 輝裕 | 2 | 91 | 0.247 | 0 | 6 | |
2013 | 菊池 涼介 | 33 | 141 | 0.247 | 11 | 57 | ゴールデングラブ賞 |
2014 | 菊池 涼介 | 33 | 144 | 0.325 | 11 | 58 | ゴールデングラブ賞 |
2015 | 菊池 涼介 | 33 | 143 | 0.254 | 8 | 32 | ゴールデングラブ賞 |
2016 | 菊池 涼介 | 33 | 141 | 0.315 | 13 | 56 | 最多安打、ゴールデングラブ賞 |
2017 | 菊池 涼介 | 33 | 138 | 0.271 | 14 | 56 | ベストナイン、ゴールデングラブ賞 |
2018 | 菊池 涼介 | 33 | 139 | 0.233 | 13 | 60 | ゴールデングラブ賞 |
2019 | 菊池 涼介 | 33 | 138 | 0.261 | 13 | 48 | ゴールデングラブ賞 |
2020 | 菊池 涼介 | 33 | 106 | 0.271 | 10 | 41 | ベストナイン、ゴールデングラブ賞 |
1950年代
球団創設1年目の50年から坂井豊司選手、磯田憲一選手、武智修選手と1年ずつレギュラーが代わり、初めて定着したのは53年から5シーズン起用された金山次郎選手でした。自身5球団目となった広島でも俊足を武器に活躍し、53年は58盗塁で盗塁王を獲得しました。55年には史上初となる400盗塁を達成し、57年限りで引退しました。
翌年からはルーキーの小坂佳隆選手が守り、以降チームを支えていきました。
1960年代
小坂選手はコンスタントに出場して63年まで守り、62年には抜群の守備力を披露し、ベストナインを受賞する活躍を見せました。64年は故障もあり出場試合数が激減し、代わって阿南準郎選手が起用されて規定打席に到達しますが、翌年はショートから古葉竹識選手が回りレギュラーを務めました。
古葉選手は68年に自身2度目となる盗塁王に輝くなど、俊足を見せつけました。
1970年代
古葉選手の後をサードでもレギュラーを務めた経験のある井上弘昭選手や国貞泰汎選手が守り、73年と74年はミッキー・マクガイア選手が起用されましたが、74年は思うように打率が上がらず同年限りで引退しました。
75年からは日本ハムからトレードで移籍してきた大下剛史選手が務め、開幕戦から1番打者として起用され、盗塁王とベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝きチームを牽引しました。
大下選手は3年レギュラーを務め、78年は木下富雄選手、79年は長らくショートを守っていた三村敏之選手が起用されました。
1980年代
78年にレギュラーを務めた経験のある木下選手は80年代に入ると3年連続でレギュラーとして起用されました。
83年と84年はティム・アイルランド選手が守りますが、84年のシーズン終盤に骨折し、そのまま自由契約となりました。85年は前年にファーストで起用され新人王を獲得した小早川毅彦選手が務め、86年からは正田耕三選手が起用されました。
正田選手はレギュラー2年目の87年に首位打者を獲得すると翌年も打率.340のハイアベレージを残し、2年連続で首位打者に輝きました。89年には盗塁王を獲得し、セリーグを代表するセカンドに上り詰めました。
1990年代
90年代も引き続き正田選手が起用され、91年まで5年連続でゴールデングラブ賞を受賞する等活躍し、引退する98年までレギュラーを務めました。
99年は高卒ルーキーで俊足の東出輝裕選手が、プロ1年目ながら78試合に出場しました。
2000年代
00年代は4人の選手が起用され、スイッチヒッターの木村拓也選手が00年、02年、03年の3シーズンで年間130試合以上に出場しました。01年のエディ・ディアス選手は本塁打32本、85打点の好成績を残し、ベストナインを受賞しました。
04年と05年の2年はグレッグ・ラロッカ選手が打撃力を見せつけ、打撃主要タイトルの獲得はならなかったものの04年に40本塁打を記録しました。
06年からは再び東出選手がポジションを掴み、課題だった打撃面が向上して、08年には打率.310をマークしてベストナインを受賞しました。
2010年代
東出選手は12年までレギュラーを務め、13年からは忍者・菊池涼介選手がレギュラーの座を掴みました。抜群の身体能力で攻守にわたり活躍を見せ、13年から8年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、16年には最多安打に輝きました。
20年にはセカンドとしては史上初となるシーズン守備率10割を記録し、投手陣を助けました。
広島カープの歴代セカンド(二塁手)年俸ランキング!歴代最高年俸は菊池涼介選手の3億円!
ここでは広島カープの歴代セカンドを年俸で順位付けしてみました。なお、年俸と成績はセカンドのレギュラーとして出場したシーズンの数字を記載しています。
順位 | 年度 | 選手名 | 年俸 | 打率 | 試合数 |
1 | 2020 | 菊池 涼介 | 3億0000万円 | 0.271 | 106 |
2 | 2005 | G.ラロッカ | 1億1300万円 | 0.303 | 80 |
3 | 1996 | 正田 耕三 | 1億1000万円 | 0.235 | 124 |
4 | 2009 | 東出 輝裕 | 1億0000万円 | 0.294 | 142 |
5 | 2002 | 木村 拓也 | 4800万円 | 0.238 | 130 |
広島カープのセカンドは堅守好打の選手が多く起用されてきました。1位は菊池涼介選手の3億円でした。13年からセカンドのレギュラーを務め、広大な守備範囲を誇る「忍者」は19年オフの契約更改で3億円に到達しました。
2位は1億1300万円のグレッグ・ラロッカ選手で、来日1年目の04年に40本塁打を記録すると年俸はアップしました。迎えた05年は80試合の出場に終わりましたが、打率.303をマークしました。
3位は96年の正田耕三選手の1億1000万円です。80年代後半からレギュラーとして起用され、赤ヘルのヒットメーカーとして長年活躍し、96年シーズンで自己最高年俸となりました。
4位は東出輝裕選手でした。俊足を武器に活躍し、00年代後半から10年代前半までレギュラーを務めました。打率.310で自身初となるベストナインを受賞した08年にオフに大台1億円に到達しました。
5位にランクインしたのは木村拓也選手で、02年の4800万円です。内外野に加えてキャッチャーも守れる万能野手としてチームを支え、セカンドのレギュラーとしても3シーズン起用されました。打率は低かったもののチームの欠かせない選手の一人でした。
菊池涼介の凄さが分かる名言・語録集!守備の天才の考える練習方法・取り組み方から伝説エピソードまで
私が思う歴代最強の広島カープのセカンド(二塁手)は菊池涼介選手!
数々の名選手が守りについた広島カープのセカンドですが、歴代最強のセカンドは菊池涼介選手だと考えます。
ここで、菊池涼介選手のプロフィールを確認していきましょう。
職業:プロ野球選手
生年月日:1990年3月11日
身長:171cm
出身:東京都
最終学歴:中京学院大学
血液型:A型
1990年(平成2年)3月11日生まれ、東京都東大和市出身。武蔵工業大学第二高校から中京学院大学に進み、11年のドラフト会議で2位指名を受け、広島カープに入団しました。
プロ1年目の夏場に東出輝裕選手が怪我で離脱するとスタメンで起用されるようになり、13年からレギュラーに定着しました。20年シーズン終了時点でプロ通算1153試合に出場し、打率.271、95本塁打、420打点を記録しています。
抜群の身体能力を活かした驚異的な守備範囲を誇り、数々のヒット性の当たりを好捕してアウトにしてきました。レギュラーに定着した13年から8年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、20年シーズンはセカンドとして史上初となる守備率10割を達成しました。
打撃面でも小柄ながらパンチ力とバットコントロールに優れ、15年以外の年で二桁本塁打を記録し、16年には最多安打に輝いています。
WBC等、世界の舞台でも好守備を見せ、「忍者」の如く現れて打者をアウトにする菊池選手が、広島カープ歴代最強のセカンドだと考えます。
菊池涼介の凄さが分かる名言・語録集!守備の天才の考える練習方法・取り組み方から伝説エピソードまで
広島カープの歴代セカンド(二塁手)に関する豆知識
多くの選手が守りについた広島カープの歴代セカンドですが、生え抜きの選手として長年レギュラーを務めた正田耕三選手や東出輝裕選手、菊池涼介選手には共通点があります。それは、プロ1年目から出場機会を得ていたことです。
正田選手はプロ1年目の85年に57試合に出場し、同年秋にスイッチヒッターに挑戦して翌年からのレギュラー定着のきっかけを掴みました。
東出選手は高卒1年目ながらレギュラーとして起用され、78試合に出場して一軍経験を積んでいきました。
菊池選手はレギュラーとして出場していた東出選手が離脱した12年夏以降に出場機会を増やし、63試合に出場しました。
三選手とも、1年目から一軍で起用されており、首脳陣から期待されていたことがわかります。そして、その期待に応える活躍を見せ、広島カープを代表する名セカンドへと成長していきました。
まとめ
・金山次郎選手や正田耕三選手、東出輝裕選手や菊池涼介選手が長くレギュラーを務めている。
・ディアス選手やラロッカ選手等、外国人選手もレギュラーを務めて活躍した。
・歴代で一番年俸が高かったのは、2020年シーズンの菊池選手の3億円。
・菊池選手は広大な守備範囲を誇り、ゴールデングラブ賞を8年連続で受賞し、史上初となる守備率10割を達成した広島カープ歴代最強のセカンドである。
関連記事
【広島カープ】歴代4番打者の一覧まとめ!印象的な4番打者もご紹介
【広島カープ 】歴代の連勝・連敗記録まとめ!最多記録を確認しよう【プロ野球】
【広島カープ】歴代監督を成績と一緒に徹底紹介!優勝回数最多は古葉竹識監督!
■プロ野球中継の視聴方法を確認したい!
2020年プロ野球の中継を無料でネット視聴する方法は?動画配信サービス別に全球団を徹底解説!■野球関係のお仕事がしてみたい!
球団職員になるには?仕事内容や向いている人の経歴や特徴も確認【体育会系の方必見!】 球団職員の年収や給料・待遇は?就職・転職を考えるならここから始めよう【体育会系の方必見!】 ビール売り子になるには?年齢制限やバイト募集・応募方法まとめ ビール売り子バイトの給料や時給は?面接内容もチェック!■野球漫画を楽しみたい!
野球漫画の人気ランキング一覧!私がおススメするTOP3!