走塁ランナーコーチのやり方やコツは?練習方法から教え方も確認!
2019/02/11
今回は走塁ランナーコーチを任された方や、やってみたいけどどうすればいいのかわからない!という方のために走塁ランナーコーチのやり方、コツについてまとめてみました。
ランナーコーチの練習方法、教え方についても記していますので確認してみましょう!
目次
走塁ランナーコーチとは?
それではまずそもそも走塁ランナーコーチとは?という方の為に走塁ランナーコーチの意味から確認してみましょう!
走塁ランナーコーチとは、1塁と3塁の側にあるコーチボックス内で攻撃側の打者と走者に対して指示・伝令を送る人のことです。
ベースコーチは原則としてチーム内から2名指名して配置します。プロ野球では走塁コーチなどが務めることが多いですが、アマチュアの野球では特にその縛りはありません。
2007年にアメリカのマイナーリーグでベースコーチを務めていたマイク・クールボー選手が打球を頭に受け亡くなるという痛ましい事故が起き、それ以来ランナーコーチもヘルメットの着用が義務付けられています。バッターの鋭い打球が向かって飛んでくる可能性もあるため注意しましょう。
成功させるやり方・コツは?
続きまして走塁ランナーコーチをするにあたって必要なこと、成功させるためのコツを確認していきます。具体的な練習方法に入る前の前提知識として頭に入れておきましょう。
1.球場の広さ、風の強さなど試合環境の確認をしておこう!
まずは、走者を少しでも次の塁へ進めるチャンスを見つけるために
・球場の広さ…球場が広ければ、外野を超えれば次の塁へ進める可能性が生まれる
・風向き、風の強さ…フライの方向が風によって変わり、エラーなどで次の塁へ進塁できる可能性が生まれる
・グラウンドコンディションの確認…地面が雨でぬかるんでいれば、外野の前にゴロで打球が飛ぶと、ボールの勢いが弱まり追いつくのに時間がかかり、進塁できるチャンスが生まれる
この上記のポイントをしっかり把握しておきましょう。
そしてこの状況を出塁したランナーへしっかりと伝え、好走塁を生むきっかけを作ってあげましょう!
2.ゴー、ストップの判断は適切なタイミングで。ランナーとの意思疎通が大事!
こちらは主に3塁ベースコーチの役割となりますが、ゴー、ストップは適切なタイミングでランナーへ指示してあげることが重要になります。
あまりに判断が早いと、中継プレーが乱れたときに指示が送れなくなり、あまりに遅すぎるとランナーに迷いが生まれて進塁できる機会を失ってしまう可能性があります。
特に3塁ベースコーチですと本塁へ行けるかどうかは、ランナーの独断で判断せず、より打球処理の状況を把握しているベースコーチがしっかり指示を出してあげることも重要です。
冷静に指示に従うようにランナーと意思の疎通を図りましょう。
次に、具体的なランナーコーチのジェスチャー方法や練習方法(教え方)を記していきますね。
ランナーコーチのジェスチャーについて
ランナーコーチにまず必要なものは、走っているランナーにわかりやすいように大きなジェスチャーで指示を伝達することです。
・次の塁へ行くサインの場合…腕を大きくグルグル回してランナーに【回れ】という指示をします。
・止まれの指示を出す場合…両手を大きく広げて(手を前後に動かしてアクションを加えるのも良し)ランナーに今の塁で静止するように伝達します。
・塁へ到達時にスライディングが必要な場合…両手を広げて腕を上下に振って塁へ向かってくるランナーにスライディングが必要な際どいタイミングであることを伝えます。
以上が、走塁中のランナーに伝える基本のジェスチャーとなります。
重要なポイントはランナーにきちんと伝わるように大きめのアクションを加えることです。点差が拮抗した場面ですと尚更大切なポイントですね。
上記を状況に応じて出来るように、日頃の練習から今はどんな状況かを意識しつつ、どういったジェスチャーが必要なのかをシミュレーションしておくといいですね。
ランナーコーチとなった選手への教え方・練習方法について
ランナーコーチの選手に教えて覚えてほしいことは上記のジェスチャーもありますが、打球の行方、野手の捕球のタイミングでランナーを止めるor進塁させるかの判断をすることです。
これは、何度もランナーコーチを経験させてタイミングを覚えることが重要です。
いきなり実戦で覚えるのではなく、走塁練習中や実戦形式の練習中に模擬練習としてコーチスボックス内に立ち、コツを掴んでいくのが良いでしょう。
チェックポイントとしては
・外野手が深めに守っている場合の判断
・外野手の肩の力、送球の強さを把握し、止めるか行かせるかの判断
・内野手の前進守備、中間守備などの状況と打球の行方により進塁させるか止めるかの判断
上記のとおり相手の野手を見て判断する場合や、
・風向き、風の方向によって、フライの距離を把握しタッチアップできるかどうかを判断
・試合前に外野の深さ、広さを実際に確認し左中間、右中間に飛んだ場合に進塁できるかどうかの判断
などのような試合環境によって判断する場合があることをしっかり頭に入れておきましょう!
以上、走塁ランナーコーチのやり方・コツや練習方法等について見てきましたがいかがだったでしょうか?
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まとめ
・走塁ランナーコーチとは、1塁と3塁の側にあるコーチボックス内で攻撃側の打者と走者に対して指示を送ること人のことであり、チームから2名を指名して配置する。
・走塁ランナーコーチは走塁を成功させるために、球場の広さ、風の強さなどの試合環境を把握することや、ランナーへサインを出すタイミングをできるだけ早めにするなどのポイントが重要である。
・走塁ランナーコーチは、ゴーサイン、止まれのサイン、スライディングのサインなどが存在し、ランナーに伝えるために大きめにアクションすることが重要である。
・ランナーコーチの経験を積むために、いきなり実戦で試すのではなく、走塁練習中や実戦形式の練習中にコーチスボックスに立って慣れていくのがオススメである。
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