専修大学野球部出身の歴代プロ野球選手まとめ!有名選手の出身高校もチェック
専修大学の野球部は大学野球の中でも歴史が古くからある伝統のある大学野球部です。創部はなんと1925年ですから、あと7年ほどで創部100年を迎えるということになります。
間もなく1世紀を迎えるというところを考えると凄いですよね。そして、ただ歴史が長いだけでなく多くのプロ野球選手も輩出しています。
プロ野球選手を多く輩出しているということもあり、優勝回数も32回を数え歴代で1位となっています。しかし、長い期間があると良い時も悪い時もあるのは事実です。東都大学リーグは入れ替え制もあり、レベルも高いリーグとしても知られています。
今回はそんな、歴史と伝統のある専修大学野球部について、当野球部出身の歴代プロ野球選手をまとめてみました。有名選手については出身高校等にも触れていきますので、東都大学リーグの野球を見る上でも参考にして頂ければと思います。
目次
専修大学出身のプロ野球選手まとめ
ここでは専修大学野球部からプロ野球へ入団した選手を一覧でまとめてみました。
ドラフト年 | 選手名 | 入団チーム名 | ポジション | 出身高校 |
ー | 手塚勝巳 | 大東京軍 | 外野手 | 早稲田実業高校 |
ー | 畑福俊英 | 巨人軍 | 投手 | 横手中学 |
ー | 鈴木芳太郎 | 南海軍 | 投手 | 静岡中学 |
ー | 髙橋輝彦 | 大洋軍 | 内野手 | 神奈川県立商工 |
ー | 橋本正吾 | 大阪タイガース | 投手 | 呉港中学 |
ー | 加藤信夫 | 大阪タイガース | 捕手・内野手 | 中京商業高校 |
ー | 成田友三郎 | 巨人 | 投手 | 青森中学校 |
ー | 土肥省三 | 阪急 | 内野手 | 長野商業高校 |
ー | 福田勇一 | 国鉄 | 内野手 | 島田商業学校 |
ー | 梶岡忠義 | 大阪タイガース | 投手 | 成器商業学校 |
ー | 坂元義一 | 阪急 | 外野手 | 浪華商業学校 |
ー | 一言多十 | セネタース | 投手・外野手 | 島田商業学校 |
ー | 久保吾一 | 国鉄 | 内野手・外野手 | 島田商業学校 |
ー | 野崎泰一 | 大阪タイガース | 投手 | 呉港中学 |
ー | 永井洋二郎 | 巨人 | 捕手 | 秋田中学校 |
ー | 三村勲 | 中部日本軍 | 内野手 | 飯塚商業専修学校 |
ー | 杉山光平 | 近鉄 | 内野手・外野手 | 静岡師範学校 |
ー | 初岡栄治 | 国鉄 | 投手・外野手 | 下妻中学校 |
ー | 渡辺清 | 阪急 | 外野手 | 戸畑高校 |
ー | 岡本健一郎 | 阪急 | 内野手 | 済々黌高校 |
ー | 森永勝也 | 広島 | 外野手 | 柳井商工高校 |
ー | 坂本盛明 | 大洋 | 外野手 | 熊本商業高校 |
ー | 福田昌久 | 南海 | 投手・外野手 | 磐城高校 |
ー | 古葉竹識 | 広島 | 内野手 | 済々黌高校 |
ー | 興津立雄 | 広島 | 内野手 | 静岡商業高校 |
ー | 坂井勝二 | 大毎 | 投手 | 田川中央高校 |
ー | 山本兵吾 | 広島 | 投手 | 福山誠之館高校 |
ー | 小池兼司 | 南海 | 内野手 | 浜松商業高校 |
ー | 堀込基明 | 南海 | 外野手 | 小諸商業高校 |
ー | 寺岡孝 | 広島 | 捕手 | 宮崎商業高校 |
1965年 | 佐野真樹夫 | 広島 | 内野手 | 浜松商業高校 |
1969年 | 佐藤正治 | 阪神 | 外野手 | 名古屋商科大学附属高校 |
1965年 | 山本真一 | 広島 | 内野手 | 宮崎商業高校 |
1968年 | 芝池博明 | 近鉄 | 投手 | 滝川高校 |
1975年 | 大屋好正 | 太平洋 | 投手 | 海南高校 |
1980年 | 中尾孝義 | 中日 | 捕手・外野手 | 滝川高校 |
1983年 | 加藤正次 | ヤクルト | 投手 | 勝浦高校 |
1981年 | 山沖之彦 | 阪急 | 投手 | 中村高校 |
1982年 | 定岡徹久 | 広島 | 外野手 | 鹿児島実業高校 |
1986年 | 大野雄次 | 大洋 | 内野手・外野手 | 君津商業高校 |
1988年 | 畝龍実 | 広島 | 投手 | 広島工業高校 |
1986年 | 関清和 | ロッテ | 投手 | 鉾田第一高校 |
1989年 | 西俊児 | ダイエー | 内野手 | 大成高校 |
1988年 | 宮里太 | 大洋 | 捕手・外野手 | 都城高校 |
1991年 | 佐野心 | 中日 | 外野手 | 浜松商業高校 |
1990年 | 岡林洋一 | ヤクルト | 投手 | 高知商業高校 |
1992年 | 杉山賢人 | 西武 | 投手 | 沼津学園高校 |
1992年 | 武藤潤一郎 | ロッテ | 投手 | 吉原商業高校 |
1991年 | 町田公二郎 | 広島 | 内野手・外野手 | 明徳義塾高校 |
1997年 | 小林幹英 | 広島 | 投手 | 新潟明訓高校 |
1996年 | 黒田博樹 | 広島 | 投手 | 上宮高校 |
1997年 | 安藤正則 | 西武 | 投手 | 専大松戸高校 |
2001年 | 萩原多賀彦 | ヤクルト | 投手 | 伊東城ケ崎高校 |
2002年 | 酒井泰志 | ロッテ | 投手 | 大宮東高校 |
2003年 | 杉山春樹 | 西武 | 投手 | 竜ケ崎第一高校 |
2002年 | 江草仁貴 | 阪神 | 投手 | 盈進高校 |
2006年 | 芦沢明 | 巨人 | 内野手 | 日本航空高校 |
2006年 | 松本哲也 | 巨人 | 外野手 | 山梨学院大学附属高校 |
2006年 | 長谷川勇也 | ソフトバンク | 外野手 | 酒田南高校 |
2009年 | 土本恭平 | 巨人 | 投手 | 土岐商業高校 |
2016年 | 池田駿 | 巨人 | 投手 | 新潟明訓高校 |
2016年 | 森山恵佑 | 日本ハム | 外野手 | 星稜高校 |
2017年 | 高橋礼 | ソフトバンク | 投手 | 専大松戸高校 |
一覧にしてみるとドラフトの制度がはじまる前にも、多くの選手がプロ野球に入団していることが分かります。
もちろんドラフト後も各世代において有名になった選手もいるのが印象的です。
特に投手はインパクトのある選手がいますね。メジャーリーグでも活躍し、日本では広島一筋の黒田博樹選手や、ヤクルトのエースとして活躍した岡林洋一選手などです。
ですが、その前後は少しプロへ指名されている選手も少ないのは事実なので、チーム力と少し比例しているというのもあるのかも知れませんね。
プロ入りした有名選手のプロフィールをチェック
ここではプロ入りした有名選手のプロフィール等をチェックしていきます。
古葉竹識(広島)
生年月日:1936年4月22日
出身:熊本県
ポジション/投打:内野手/右投右打
経歴:済々黌高校→専修大学(中退)→日鉄二瀬→広島→南海
古葉竹識さんは選手としても素晴らしかったですが、どちらかと言えばプロ野球の監督としての印象が強い人が多いのではないかと思います。
選手時代は熊本の済々黌高校でプレーし春の選抜大会にも出場していました。そして専修大学に進学しましたが、社会人の日鉄二瀬の監督がたまたま後輩のプレーを見に来ていた時に、その監督の目に留まったのが古葉竹識さんでした。
そして、大学を中退し日鉄二瀬の社会人でプレーすることになりました。その後広島へ入団しベストナインにも選出されています。
現役引退後は南海のコーチを経て広島、大洋の監督を務め、広島では球団史上初のリーグ優勝、日本一にもなっています。
【広島カープ】歴代監督を成績と一緒に徹底紹介!優勝回数最多は古葉竹識監督!
小林幹英(広島)
生年月日:1974年1月29日
出身:新潟県
ポジション/投打:投手/右投右打
経歴:新潟明訓高校→専修大学→プリンスホテル→広島
小林幹英さんは1997年社会人野球の当時の強豪プリンスホテルからドラフト4位で指名されました。ドラフト4位ながらも社会人を経ていたこともあり即戦力として期待されていました。
1年目から中継ぎのエースとして活躍し、開幕戦では勝利投手にもなっています。そして1年目はセットアッパーやクローザーを任されるまでになりました。
1年目の成績は54試合に登板し9勝6敗18セーブで素晴らしい成績を残しました。
その後はプロの世界で伸び悩んだこととケガなども重なり、プロ野球選手としては8年間で現役を引退しています。
そして、現在は広島の投手コーチとして安定した広島の投手を裏で支えています。
黒田博樹(広島)
生年月日:1975年2月10日
出身:大阪府
ポジション/投打:投手/右投右打
経歴:上宮高校→専修大学→広島→ロサンゼルス・ドジャース→ニューヨーク・ヤンキース→広島
黒田博樹さんはまさに男気溢れる選手でした。広島で活躍しメジャーへ移籍してドジャース・ヤンキースという名門でプレーしており、アメリカでも成績を残していました。
ですが、メジャーからの高い金額のオファーよりも最後は自身を育ててくれた広島へ戻りました。
その後引退となりましたが、黒田博樹さんの決断に多くの野球ファンが感動しました。今の現役選手ではこのように気持ちを前面に出してプレーする選手が少なくなったような気がします。
近い将来、指導者としてプロ野球を支えてほしいと思います。そして気持ちが伝わる選手をどんどん育ててほしいと思います。
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専修大学野球部の豆知識エピソード
専修大学は東都大学リーグ1部で32回の優勝回数を誇っています。そして、大学野球の中ではじめて野球部のGMという役職をおいたのも初の大学となっています。
長谷高成泰監督が2004年に監督と兼任してGMになりました。
アメリカメジャーリーグなどでは当たり前になっている役職で、チームを作り上げる土台を考えます。学生野球の中でも常にチーム力の向上を考えると選手を集める上では必要な分野なのかも知れません。
そういう意味では専修大学野球部は新しい風を大学野球に取り入れた先駆者とも言えるかも知れませんね・・・(^^♪
まとめ
・専修大学野球部は歴史が古く伝統のある東都大学リーグに所属している野球部です。東都大学リーグでも優勝回数32回と歴代1位の記録を持っています。
・専修大学は良い投手が育つ印象があります。中でも広島のエースとして活躍した黒田博樹さんやヤクルトで活躍した岡林洋一さんなどはプロ球界でもエース級の投手として活躍していました。
・大学野球の中でGMの制度をいち早く取り入れたのが専修大学です。長年強いチームを作り上げるのは長期的に物事をみれるGMの役割も重要なのかも知れませんね。
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