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四国アイランドリーグからプロ入りした選手は?その後の活躍も調査

最近では日本でも野球の裾野を広げていく目的で、各地域で野球独立リーグが存在しています。一昔前までは学生野球が高校、大学とありその先にはプロ野球、社会人野球のアマチュア野球という枠だけでした。徐々に上に進むにつれその門が狭くなってきます。

今現在、日本の人口自体も減少傾向にある上、様々なスポーツが日の目を浴びるようになってきています。そうなると野球人口も少なくなると人気もそうですが、そのレベルにも影響を及ぼしてきます。

そのようなことを避けるためにもアマチュア野球、プロ野球にも属さずにNPBを目指し各地域への貢献も考えた野球のリーグが増えはじめてきました。その一つが四国アイランドリーグになります。

今回はその四国アイランドリーグについてプロ入りを見事果たした選手についてその後の活躍も含めてまとめてみました。

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四国アイランドリーグって何?

四国アイランドリーグは2004年9月に設立の構想が発表されました。2005年から四国アイランドリーグというリーグ名で四国の4県に本拠地を置いたチームができリーグがはじまりました

2007年オフの11月に九州の福岡県からのチームの参加も決定し2007年12月に「四国・九州アイランドリーグ」に名称が変更されました。

その後、福岡のチームの撤退もあり、2010年位は三重県のチームがリーグに加わることになり2011年からは名称が「四国・アイランドリーグplus」に変更されました。

その後は、三重県のチームも撤退し現在では四国の4チームのみでリーグが行なわれています。この様に四国だけでなく隣県の参加も認めながら野球の活性化を目的に、将来NPB選手を目指す選手によるプロ、アマチュアに属さない地域に根差したリーグとして運営されています。

 

四国アイランドリーグからプロ入りした選手は?

ここでは四国アイランドリーグからNPB(プロ野球)入りした選手を一覧にまとめてみました。

プロ入り年度 氏名 守備 プロ指名球団 ドラフト
2005年 西山道隆 投手 ソフトバンク 育成2位
2005年 中谷翼 内野手 広島 育成1位
2006年 角中勝也 外野手 ロッテ 大学・社会人7位
2006年 深沢和帆 投手 巨人 大学・社会人5位
2006年 伊藤秀範 投手 ヤクルト 育成1位
2007年 三輪正義 内野手・外野手 ヤクルト 大学・社会人6位
2007年 小山田貴雄 捕手 ヤクルト 育成1位
2007年 宮本裕司 捕手・内野手・外野手 ロッテ 育成2位
2007年 小林憲幸 投手 ロッテ 育成3位
2007年 白川大輔 内野手 ロッテ 育成4位
2007年 梶本達哉 投手 オリックス 育成1位
2008年 西川雅人 投手 オリックス ドラフト5位
2008年 金無英 投手 ソフトバンク ドラフト6位
2008年 森田丈武 内野手 楽天 育成1位
2008年 塚本浩二 投手 ヤクルト 育成2位
2008年 生山裕人 内野手 ロッテ 育成4位
2008年 堂上隼人 捕手 ソフトバンク 育成5位
2009年 福田岳洋 投手 横浜 ドラフト5位
2009年 荒張裕司 捕手・内野手 日本ハム ドラフト6位
2009年 松井宏次 内野手・外野手 楽天 育成1位
2010年 大原淳也 内野手 横浜 ドラフト7位
2010年 弦本悠希 投手 広島 ドラフト7位
2010年 靏岡賢二郎 捕手 横浜 ドラフト8位
2010年 岸敬祐 投手 巨人 育成2位
2010年 安田圭佑 外野手 ソフトバンク 育成1位
2010年 上野啓輔 投手 ヤクルト 育成2位
2011年 冨田康祐 投手 横浜 育成1位
2011年 富永一 投手 広島 育成1位
2011年 亀澤恭平 内野手 ソフトバンク 育成2位
2011年 中村真崇 内野手・外野手 広島 育成2位
2011年 西森将司 捕手 横浜 育成2位
2011年 土田瑞起 投手 巨人 育成3位
2011年 飯田一弥 捕手 ソフトバンク 育成7位
2012年 星野雄大 投手 ヤクルト ドラフト5位
2012年 水口大地 内野手・外野手 西武 育成1位
2013年 又吉克樹 投手 中日 ドラフト2位
2013年 東弘明 内野手 オリックス 育成1位
2014年 寺田哲也 投手 ヤクルト ドラフト4位
2014年 入野貴大 投手 楽天 ドラフト5位
2014年 山本雅士 投手 中日 ドラフト8位
2014年 篠原慎平 投手 巨人 育成1位
2015年 松本直晃 投手 西武 ドラフト10位
2015年 大木貴将 内野手・外野手 ロッテ 育成1位
2015年 増田大輝 内野手 巨人 育成1位
2015年 赤松幸輔 捕手 オリックス 育成2位
2015年 吉田嵩 投手 中日 育成2位
2015年 松澤祐介 外野手 巨人 育成3位
2016年 福永春吾 投手 阪神 ドラフト6位
2016年 木下雄介 投手 中日 育成1位
2016年 松澤祐介 外野手 巨人 育成8位
2017年 伊藤翔 投手 西武 ドラフト3位
2017年 大藏彰人 投手 中日 育成1位

四国アイランドリーグからNPB(プロ野球)に入団した選手は2005年から2017年の13年間で52人(実数51人)となっています。プロ野球ドラフトも育成枠ができてからはその指名が安定してきていると言えると思います。

年間平均で4人前後が選ばれている実績になっていますから、四国の各4チームから1人は選ばれている計算になります。

そういう意味では毎年プロへ行っているというということは目的を果たしているリーグと言えるのかも知れませんね!!

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プロ入り後の活躍も調査

ここでは四国アイランドリーグからプロ入りを果たして活躍している選手を紹介してきます。

角中勝也 千葉ロッテ

独立リーグ出身では最高に活躍している選手ではないかと思います。今では千葉ロッテの中軸の選手として活躍しています。2006年に四国アイランドリーグに入団し、その年にはロッテからドラフト7位で指名されました。

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2007年のプロ1年目の7月には1軍昇格を果たしましたが、思うような活躍はできませんでした。ですが、2軍のイースタンではリーグ2位の打率.335を記録するなどその打撃センスは高い評価を受けていました。

2008年には1軍で公式戦初本塁打も記録していましたが、その後2010年までは1軍の試合には数試合しか出れない状況となっていました。

2011年の8月からその実力を見せつけはじめ、2012年には独立リーグからは初のオールスターへの出場や打率.312で首位打者を獲得し初のベストナインにも選ばれました。シーズンオフには日本代表にも選出されてまさに「独立リーグの星」と言われるような選手になりました。

独立リーグ出身者でもこのように素晴らしい活躍ができているのは努力を惜しまなかったことだとは思いますが、今後このような選手が多くでてくると、独立リーグの人気もでて野球全体が盛り上がってくるのだと思います。

 

亀澤恭平 中日

野球センスの高さが伺えるか亀澤選手です。2011年ソフトバンクから育成2位で指名されました。その後2012年から2014年地道にソフトバンクの育成選手として力をつけていきました。

2014年のオフにソフトバンクも育成枠として再契約の意向を示していましたが、中日から支配下登録選手として契約することを視野に入れたオファーがあり、それを受け承諾し中日への移籍が決まりました。

翌年の2015年には開幕1軍の座を掴み、ベテラン二塁手荒木雅博選手との併用ながらもアピールを続け、1年間1軍に帯同しました。今では中日の内野手に欠かせない選手になりはじめています

又吉克樹 中日

又吉投手は中日のリリーフ陣の中心選手でセットアッパーとして勝利の方程式の一人です。なんとドラフト2位で指名を受けています。四国アイランドリーグからはドラフトの最高指名順位で、契約金も6000万と高い評価を経てプロへ入団しました。

入団後の翌年から1軍を手にし2014年から2017年の4年間で全て50試合場も投げており、そのホールド数は91となっています。2017年にはオーバーエイジ枠で日本代表の投手としても選出されています。

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まとめ

・四国アイランドリーグは2004年に構想が発表され、2005年から本格的にはじまりました。設立の目的はプロ野球、アマチュア野球に属さずに、将来NPB選手を目標にしているリーグです。

・2005年から2017年の13年間で52人(実数51人)がNPBから指名されました。年間で4人平均が指名を受けている計算でそのリーグの目的は果たせていますが、後はどれだけNPBで残ることができる実力を兼ね揃えているのかが大事になります。

・四国アイランドリーグからNPBに入団した選手では又吉克樹投手が中日からドラフト2位指名を受けました。そのドラフト2位が最高指名順位で契約金も6000万となっています。今後もドラフト上位で指名される選手がどんどんでてきて欲しいですよね!!

 

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