日本シリーズの歴代MVP選手まとめ!賞金はスポンサーによって異なる?【プロ野球】
2019/10/19
今年のプロ野球ペナントレースが終了し、いよいよCSを勝ち上がったセとパの両チームが、日本シリーズという今年のプロ野球集大成の戦いに挑みます。
さて、この日本シリーズですが、歴史でいうと1950年までさかのぼります。もう半世紀以上行われているNPBの歴史的なものでもあるわけですね。また、近年では日本シリーズにスポンサー名がつくようにもなりました。
そこで、今回は改めてその半世紀以上にわたる日本シリーズの歴代MVPのまとめ、そしてスポンサーや賞金額に加えて日本シリーズの豆知識などにも触れてみたいと思います。
日本シリーズの歴代MVPまとめ
年度 | 選手名 | チーム名 | ポジション | 主な成績 | 対戦チーム |
1950 | 別当薫 | 毎日オリオンズ | 外野手 | 打率.500 3打点 | 松竹ロビンス |
1951 | 南村不可止 | 讀賣巨人軍 | 外野手 | 打率.562 | 南海ホークス |
1952 | 別所毅彦 | 讀賣巨人軍 | 投手 | 3勝 | 南海ホークス |
1953 | 川上哲治 | 讀賣巨人軍 | 内野手 | .481 5打点 | 南海ホークス |
1954 | 杉下茂 | 中日ドラゴンズ | 投手 | 3勝1敗 | 西鉄ライオンズ |
1955 | 別所毅彦 | 讀賣巨人軍 | 投手 | 3勝 | 南海ホークス |
1956 | 豊田泰光 | 西鉄ライオンズ | 内野手 | .481 1本塁打5打点 | 讀賣巨人軍 |
1957 | 大下弘 | 西鉄ライオンズ | 外野手 | 日本シリーズ首位打者 | 讀賣巨人軍 |
1958 | 稲尾和久 | 西鉄ライオンズ | 投手 | サヨナラ本塁打、5連投4勝 | 讀賣巨人軍 |
1959 | 杉浦忠 | 南海ホークス | 投手 | 4勝 | 讀賣巨人軍 |
1960 | 近藤昭仁 | 大洋ホエールズ | 内野手 | 第3戦で本塁打、第4戦で決勝打 | 大毎オリオンズ |
1961 | 宮本敏雄 | 讀賣巨人軍 | 外野手 | シリーズ首位打者、逆転サヨナラ安打など | 南海ホークス |
1962 | 土橋正幸/種茂雅之 | 東映フライヤーズ | 投手/捕手 | 2勝、防御率1.71/.357 7打点 | 阪神タイガース |
1963 | 長嶋茂雄 | 讀賣巨人軍 | 内野手 | .381 3本 8打点 | 西鉄ライオンズ |
1964 | スタンカ | 南海ホークス | 投手 | 3勝3完封 | 阪神タイガーズ |
1965 | 長嶋茂雄 | 讀賣巨人軍 | 内野手 | 2本塁打など | 南海ホークス |
1966 | 柴田勲 | 讀賣巨人軍 | 外野手 | 13安打2打点2本塁打 | 南海ホークス |
1967 | 森昌彦 | 讀賣巨人軍 | 捕手 | 1 本塁打4打点 | 阪急ブレーブス |
1968 | 高田繁 | 讀賣巨人軍 | 外野手 | 26打数10安打 | 阪急ブレーブス |
1969 | 長嶋茂雄 | 讀賣巨人軍 | 内野手 | 4本塁打など | 阪急ブレーブス |
1970 | 長嶋茂雄 | 讀賣巨人軍 | 内野手 | 4本塁打、打撃賞も受賞 | ロッテオリオンズ |
1971 | 末次利光 | 讀賣巨人軍 | 外野手 | 満塁ホームラン、打撃賞も受賞 | 阪急ブレーブス |
1972 | 堀内恒夫 | 讀賣巨人軍 | 投手 | 4登板2勝 | 阪急ブレーブス |
1973 | 堀内恒夫 | 讀賣巨人軍 | 投手 | 3試合2勝、2本塁打 | 南海ホークス |
1974 | 弘田澄男 | ロッテオリオンズ | 外野手 | 25打数10安打7打点 | 中日ドラゴンズ |
1975 | 山口高志 | 阪急ブレーブス | 投手 | 5試合に登板1勝2セーブ胴上げ投手 | 広島東洋カープ |
1976 | 福本豊 | 阪急ブレーブス | 外野手 | .407 2本塁打6打点 | 讀賣巨人軍 |
1977 | 山田久志 | 阪急ブレーブス | 投手 | 2勝 防御率.1.80 | 讀賣巨人軍 |
1978 | 大杉勝男 | ヤクルトスワローズ | 内野手 | .310 4本塁打10打点 | 阪急ブレーブス |
1979 | 高橋慶彦 | 広島東洋カープ | 内野手 | .444 1本塁打 2打点 | 近鉄バファローズ |
1980 | ライトル | 広島東洋カープ | 外野手 | .400 3本塁打 6打点 | 近鉄バファローズ |
1981 | 西本聖 | 讀賣巨人軍 | 投手 | 防御率0.50 2勝 | 日本ハムファイターズ |
1982 | 東尾修 | 西武ライオンズ | 投手 | 防御率0.00 2勝1敗1S | 中日ドラゴンズ |
1983 | 大田卓司 | 西武ライオンズ | 外野手 | .429 1本塁打3打点 | 讀賣巨人軍 |
1984 | 長嶋清幸 | 広島東洋カープ | 外野手 | .333 3本塁打10打点 | 阪急ブレーブス |
1985 | バース | 阪神タイガーズ | 内野手 | .368 3本塁打9打点 | 西武ライオンズ |
1986 | 工藤公康 | 西武ライオンズ | 投手 | 防御率1.20 1勝1敗2S | 広島東洋カープ |
1987 | 工藤公康 | 西武ライオンズ | 投手 | 防御率0.48 2勝1敗1S | 讀賣巨人軍 |
1988 | 石毛宏典 | 西武ライオンズ | 内野手 | .389 3本塁打6打点 | 中日ドラゴンズ |
1989 | 駒田徳広 | 讀賣巨人軍 | 外野手 | .522 1本塁打5打点 | 近鉄バファローズ |
1990 | デストラーデ | 西武ライオンズ | 内野手 | .375 2本塁打8打点 | 讀賣巨人軍 |
1991 | 秋山幸二 | 西武ライオンズ | 外野手 | 4本塁打 8打点 | 広島東洋カープ |
1992 | 石井文裕 | 西武ライオンス | 投手 | 防御率0.48 2勝 | ヤクルトスワローズ |
1993 | 川崎憲次郎 | ヤクルトスワローズ | 投手 | 防御率1.20 2勝 | 西武ライオンズ |
1994 | 槙原寛巳 | 讀賣巨人軍 | 投手 | 防御率0.50 2勝 | 西武ライオンズ |
1995 | オマリー | ヤクルトスワローズ | 内野手 | .529 2本塁打4打点 | オリックスブルーウェイブ |
1996 | ニール | オリックスブルーウェイブ | 内野手 | 6打点 | 讀賣巨人軍 |
1997 | 古田敦也 | ヤクルトスワローズ | 捕手 | .316 1本塁打3打点 | 西武ライオンズ |
1998 | 鈴木尚典 | 横浜ベイスターズ | 外野手 | .480 1本塁打 8打点 | 西武ライオンズ |
1999 | 秋山幸二 | ダイエーホークス | 外野手 | .300 2本塁打 3打点 | 中日ドラゴンズ |
2000 | 松井秀喜 | 讀賣巨人軍 | 外野手 | .381 3本塁打 8打点 | ダイエーホークス |
2001 | 古田敦也 | ヤクルトスワローズ | 捕手 | .500 1本塁打 3打点 | 近鉄バファローズ |
2002 | 二岡智宏 | 讀賣巨人軍 | 内野手 | .474 1本塁打 5打点 | 西武ライオンズ |
2003 | 杉内俊哉 | ダイエーホークス | 投手 | 2勝 | 阪神タイガース |
2004 | 石井貴 | 西武ライオンズ | 投手 | 防御率0.00 2勝 | 中日ドラゴンズ |
2005 | 今江敏晃 | 千葉ロッテマリーンズ | 内野手 | .667 1本塁打4打点 | 阪神タイガース |
2006 | 稲葉篤紀 | 日本ハムファイターズ | 外野手 | .353 2本塁打 7打点 | 中日ドラゴンズ |
2007 | 中村紀洋 | 中日ドラゴンズ | 内野手 | .444 4打点 | 日本ハムファイターズ |
2008 | 岸孝之 | 西武ライオンズ | 投手 | 防御率0.00 2勝 | 讀賣巨人軍 |
2009 | 阿部慎之助 | 讀賣巨人軍 | 捕手 | .304 2本 5打点 | 日本ハムファイターズ |
2010 | 今江敏晃 | 千葉ロッテマリーンズ | 内野手 | .444 6打点 | 中日ドラゴンズ |
2011 | 小久保裕紀 | 福岡ソフトバンクホークス | 内野手 | 320 2打点 | 中日ドラゴンズ |
2012 | 内海哲也 | 讀賣巨人軍 | 投手 | 防御率1.20 15奪三振 2勝 | 日本ハムファイターズ |
2013 | 美馬学 | 東北楽天イーグルス | 投手 | 防御率0.00 2勝 | 讀賣巨人軍 |
2014 | 内川聖一 | 福岡ソフトバンクホークス | 外野手 | 打率.350 2本の決勝打 | 阪神タイガース |
2015 | 李大浩 | 福岡ソフトバンクホークス | 内野手 | 2本塁打 8打点 | ヤクルトスワローズ |
2016 | レアード | 日本ハムファイターズ | 内野手 | 3本塁打 | 広島東洋カープ |
2017 | サファテ | 福岡ソフトバンクホークス | 投手 | 第2、3戦でセーブ・第6戦リリーフ | 横浜DeNAベイスターズ |
2018 | 甲斐拓也 | 福岡ソフトバンクホークス | 捕手 | シリーズ新記録となる6連続盗塁阻止 | 広島東洋カープ |
この表を見ますと、日本シリーズはとても長い歴史があることが分かります。
日本シリーズは短期決戦なので、MVPに選ばれる選手の中には長嶋茂雄氏に代表されるように後年まで長く名を残す名選手の他にも、現役時代がとても短く、短命で引退した選手もいるので、ほぼ名前に記憶のない選手も皆さんの中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
日本シリーズに出場するだけでも大変なことですが、その中でMVPを獲得することはとても難しいですよね。運も必要になるかなと思います。
その長い歴史の中でも、MVPを複数回受賞した選手は、長嶋茂雄氏をはじめ、元巨人の堀内恒夫氏、現福岡ソフトバンク監督の秋山幸二氏、工藤公康氏、元ヤクルトスワローズの古田敦也氏、そして現楽天の今江敏晃選手だけとなっています。
歴代スポンサーと賞金金額について
近年では、日本シリーズにもメインスポンサーがつくようになり、これは2011年にKONAMIがメインスポンサー(NPB特別協賛)となり「コナミ日本シリーズ」と冠名がつくようになりました。
コナミは2013年限りでメインスポンサーから撤退し、2014年からNPB特別協賛として三井住友銀行(SMBC)がメインスポンサーとなり、「SMBC日本シリーズ」として2019年の本年まで開催されています。
では、日本シリーズのMVP受賞者に贈られる賞金はいくらなのでしょうか?
日本シリーズのMVP受賞者には、メインスポンサーをはじめ協賛会社の計6社から合計600万円の賞金が贈られます。一流の選手の年俸よりは安いかもしれませんが、それでも短期決戦で600万円も手にしてしまうのは夢のようですよね。
また、日本プロ野球機構(NPB)からトロフィーが授与されます。
日本シリーズMVPに関する豆知識エピソード
日本シリーズは正式には「日本選手権シリーズ」との名称になっています。また「日本」は「にっぽん」と読みます。
日本シリーズについては予告先発について特別に規定はなく、互いのチームの監督が了承すれば予告先発制度もありになっています。昔はほぼ予告先発がなく、腹の探りあいな部分が大きかったですが、近年ではチームの監督によって違ってくるようですね。
MVPを獲っていない意外な名選手と言えば、王貞治氏や野村克也氏などでしょうか。過去幾度となく日本シリーズに出場していますが、意外と受賞していないのですね。
まとめ
・日本シリーズは日本選手権シリーズが正式名称で、約半世紀以上の歴史を持つ。
・日本シリーズのMVPを複数回以上受賞した選手は過去6人しかいない。
・日本シリーズのMVPの賞金は600万円。
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