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稲葉篤紀の名言!尊敬されるレジェンドのリーダーシップと努力論

2019/07/14

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走攻守、三拍子そろった好選手としてヤクルトスワローズ、そして北海道日本ハムファイターズで各10年間――通算20年間に渡って躍動し続けた稲葉篤紀選手。2014年シーズン限りで惜しまれつつ第一線を退きましたが、打席時に多くのファンによって繰り広げられる、あの有名な“稲葉ジャンプ”に象徴されるように、人気面でもトップクラスのプレーヤーとして球史に深く名を刻みました。

2007年には首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、ベストナインとゴールデングラブ賞をそれぞれ5回受賞。また、2006年には日本シリーズMVPに輝き、その6年後には超一流打者の証となる2000安打を達成するなど、数多くの輝かしい実績を積み重ねました。

「全力疾走」をモットーとして駆け抜けた現役引退後は、野球解説者として明快な解説をする傍ら、北海道日本ハムファイターズのスポーツ・コミュニティ・オフィサーを務め、第二の故郷である北海道への恩返しのために社会貢献・地域還元プロジェクトを行うAIプロジェクトを展開。そして“本職”の野球の現場では日本代表の打撃コーチを務め、直近では、東京五輪までを視野に入れた侍ジャパンの次期監督就任確実と報道されています。

現役時代はもちろん、真のレジェンドとして今なお根強い人気を誇り、近未来のさらなる活躍が大いに期待されている稲葉氏。今回は、同氏がこれまでに残してきた幾多の名言の中から3つをピックアップし、リーダーシップや努力論にアプローチしてみたいと思います。

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特選!私が選ぶ「稲葉篤紀の三大名言」

「個人成績は二の次ですから」

強烈なカリスマ性を持つ濃いキャラクター…とは決して言えない稲葉氏。外見も含めて全体的なイメージは、どちらかと言えばスマートな部類に入るかもしれません。

そんな稲葉氏ですから、影響力の大きい言動でチームメイトを鼓舞するのではなく、自らの仕事を黙々とこなし、その姿を見せることでリーダーシップを発揮していたのだと思います。いわゆる、“背中で語る”“背中で引っ張る”タイプ。“男は黙って勝負する”スタイルとも言えそうですね。

そういった基本姿勢のもとで、卓越した技術をフルに生かして実績を構築。そして、この名言から見て取れるように、献身的な姿勢が仲間の共感を呼び、ごく自然にリーダー格として認知されていったと想像します。

そう言えば2000安打達成間近のときにも、「個人記録のためにプレーしているのではない」と発言をしていましたし、あくまでもチームの勝利が優先。立場的には個人事業主のプロ野球選手ですが、周囲の共感と尊敬を集める人物は、やはり一味違いますね。

 

「どれだけ野球が好きで、どれだけうまくなりたいか。
そこで差がつくのがプロの世界」

プロの世界に身を投じる人は、よほど突出した才能の持ち主は別として、それぞれに優れた能力を持っています。そのレベルは、一般人の想像を遥かに超えるもの。大多数の選手は、プロ入りした時点では、ほぼ横一線のスタートと言って良さそうです。

だからこそ必要になるのが、地道に努力を重ねること。そして、この稲葉氏の名言からは、野球に対する考え方が、努力の成果を左右するということがわかります。すなわち、スタート地点は同じであっても、努力をしていく上での意識の高さや意思の強さによって、その後の成否が変わってくる――。

例えば、学業にしても会社での仕事にしても、自らの対象や目的に向けて、いかに高い意識を持って取り組めるか。そのことによって結果は大きく変わってきそうです。ぜひとも、肝に銘じておきたい言葉ですね。

 

「人間は失敗して、その悔しさを糧に成長する」

数々の輝かしい実績を残してきた稲葉氏ですが、20年間というプロの長いキャリアにおいて、すべてがうまくいっていたわけではありません。故障や不振で出場試合数が減り、満足いく成績を残せないシーズンもありましたし、不振から脱出するために試行錯誤した時期もありました。そこで、心が折れなかったのは、この名言に凝縮される考え方があったからではないでしょうか。

至ってシンプルな言葉ではありますが、苦しい時期ほど忘れがちになることかもしれません。失敗して後ろ向きの気持ちになり、それが起点となって負のスパイラルに陥る。日常生活や一般社会でも、こういったことはよくあると思います。

失敗を悔やみ続けても道は開けません。そうではなく、それを良い経験として昇華させ、その時に抱いた悔しさをバネに次のステップを目指す。雌伏のときを経て新たな自分を見せるという意味でも、この名言から浮かび上がる前向きな思考は実に素晴らしいと思います。

 

以上、稲葉篤紀氏の名言いかがだったでしょうか?どんなことに取り組みにせよ、重要な考え方ばかりですよね。
もっと稲葉さんの考え方に触れたい方は以下もおススメです。興味のある方は合わせてチェックしてみて下さいね。


HOP STEP稲葉JUMP! いつも心に太陽を [ 稲葉篤紀 ]

 

名言からの学び

・稲葉氏は個人成績よりもチームへの献身的な姿勢を見せることで仲間の共感を呼び、尊敬を集め、ごく自然にリーダー格となった。

・努力をしていく上での意識の高さや意思の強さによって、その後の成否が変わってくる。これは、学業にも仕事にも参考になる名言。

・失敗も良い経験として昇華させる。そして、その時に抱いた悔しさをバネに次のステップを目指すことが大事。

 

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