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慶應義塾大学出身の歴代プロ野球選手まとめ! 有名選手の出身校も確認!

2017/06/25


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東京六大学野球連盟に加盟している創立120年を誇る歴史ある伝統校です。プロ野球にも数多くの選手を輩出しています。

これまでに東京六大学野球リーグで12回も優勝しており、実力も兼ね備えた強豪校でもあります。早稲田大学と共に大学野球を牽引してきました。

今回はそんな慶應義塾大学出身のプロ野球選手を紹介すると共に、有名選手の出身高校、慶應義塾大学野球の豆知識についてもお伝えしていきますね。

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慶應義塾大学出身のプロ野球選手のまとめ

早速ですが、慶應義塾大学出身のプロ野球選手の一覧からみていきましょう。

1929 浜崎真二 阪急ブレーブス 投手 兵庫県立神戸商業学校
1931 宮武三郎 阪急軍 投手、一塁手 香川県立高松商業学校
1934 水原茂 東京巨人軍 三塁手 香川県立高松商業学校
1932 山下実 阪急軍 一塁手 神戸市立第一神港商業学校
1946 白木義一郎 セネターズ 投手 慶応義塾商工学校
1946 宇野光雄 読売ジャイアンツ 三塁手 旧制和歌山県立和歌山中学校   〇
1946 別当薫 大阪タイガース 外野手 旧制甲陽中学校   〇
1947 大島信夫 松竹ロビンス 投手 旧制岐阜県立岐阜商業学校
1956 花井悠 西鉄ライオンズ 外野手 岐阜県立岐阜高等学校
1956 佐々木信也 高橋ユニオンズ 二塁手 神奈川県立湘南高等学校   〇
1956 藤田元司 読売ジャイアンツ 投手 愛媛県立西条北高等学校
1957 衆樹資宏 毎日オリオンズ 外野手 神奈川県立湘南高等学校   〇
1957 中田昌宏 阪急ブレーブス 外野手 兵庫県立鳴尾高等学校
1961 渡海昇二 読売ジャイアンツ 外野手 芦屋高等学校   〇
1962 安藤統男 阪神タイガース 内野手、外野手 茨城県立土浦第一高等学校   〇
1963 石黒和弘 東京オリオンズ 内野手、右翼手 中京商業高等学校
1963 大橋勲 読売ジャイアンツ 捕手 土佐高等学校
1965 渡辺泰輔 南海ホークス 投手 慶応義塾高等学校
1965 江藤省三 読売ジャイアンツ 内野手 中京商業高等学校
1966 広野功 中日ドラゴンズ 内野手、外野手 徳島県立徳島商業高等学校
1968 藤原真 南海ホークス 投手 兵庫県立西脇高等学校
1974 山下大輔 大洋ホエールズ 遊撃手、二塁手 静岡県立清水東高等学校   〇
1978 堀場秀孝 広島東洋カープ 捕手 長野県丸子実業高等学校   〇
1981 青島健太 ヤクルトスワローズ 内野手 埼玉県立春日部高等学校   〇
1985 上田和明 読売ジャイアンツ 遊撃手 愛媛県立八幡高等学校
1989 鈴木哲 西武ライオンズ 投手 福島県立福島高等学校
1990 大森剛 読売ジャイアンツ 一塁手、外野手 香川県立高松商業学校
1990 小桧山雅仁 横浜ベイスターズ 投手 桐蔭学園高等学校
1992 大久保秀昭 近鉄バファローズ 捕手、外野手 桐蔭学園高等学校
1996 高木大成 西武ライオンズ 一塁手、左翼手、捕手 桐蔭学園高等学校
1998 高橋由伸 読売ジャイアンツ 外野手 桐蔭学園高等学校   〇
2001 山本省吾 阪近鉄バファローズ 投手 星陵高等学校
2002 三木仁 大阪近鉄バファローズ 内野手 上宮高等学校   〇
2002 喜多隆志 千葉ロッテマリーンズ 外野手 智辯学園和歌山高等学校
2008 加藤幹典 東京ヤクルトスワローズ 投手 神奈川県立川和高等学校
2012 伊藤隼太 阪神タイガース 外野手 中京大学付属中京高等学校
2017 加藤拓也 広島東洋カープ 投手 慶應義塾高等学校

数多くのプロ選手を輩出している言わば野球選手の登竜門ですね。野球推薦のない学校なので文武両道の選手たちが揃っています。

別当薫さん、宮武三郎さん、山下実さん、そして記憶に新しいところですと、現読売ジャイアンツの監督高橋由伸監督など数々のスター選手を輩出してきました。しかし近年ではスター選手は出ておらず、期待外れなんて言われてしまっています。今の現役選手には是非頑張って頂き、球界を代表するスタープレイヤーになってもらいたいですね。

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プロ入りした有名選手のプロフィールをチェック!

続いて慶應義塾大学出身の何人かの有名な選手についてまとめていきますね。

高橋由伸監督 (読売ジャイアンツ)

生年月日:1975年4月3日
出身:千葉県
身長/体重:180㎝/87Kg
ポジション/投打:外野手、一塁手/右投左打
経歴:桐蔭学園高等学校-慶應義塾大学-読売ジャイアンツ-読売ジャイアンツ一軍監督

2016年のオフに現役引退し、読売ジャイアンツの監督に就任した高橋由伸監督。現役時代は巨人一筋の大人気選手でした!

小学生の頃から少年野球を初めた高橋選手はエースとして活躍していました。大のお父さんっ子で二人三脚で野球の練習をしていたようです。中学卒業と同時で野球を辞めようとした高橋選手でしたが、父の希望により高校で甲子園を目指し野球を続けることを決意します。

高校時代には投手から野手へ転向し、1年生の頃からレギュラーで活躍し甲子園出場も決めた高橋選手。このころから強肩、好守そして勝負強さが高橋選手にはありました。

高校卒業後は元々慶應義塾大学の進学を目標としていたため、プロの道は選ばず進学します。大学でも野球部に入部し1年生の頃からレギュラーで活躍。4年生の時には主将としてチームを東京六大学野球優勝に導きました。

卒業後は逆指名で巨人に入団します。高橋の現役時代については記憶に新しい方も多いと思います。

長嶋監督から21世紀のスターと言われ、1年目から天才として活躍した高橋選手。その活躍ぶりとは裏腹に怪我に苦しめられ無冠の天才とも言われました。もし怪我さえなければさきっと数多くのタイトルを総なめにしていたのではないでしょうか。

そして2016年のオフまだまだ十分に現役としてやっていける実力を持ちながらも、原監督の後任として監督に就任をします。人気監督の後釜、野球賭博問題の後という重たいもの引き受けた高橋監督の男気はかっこいいですよね!

監督就任後1年目のシーズンを2位とAクラスで終えましたが、やはり常勝ジャイアンツの監督はプレッシャーなのか素敵な笑顔が印象的だった高橋監督に笑顔が見られません。ファンにとっては少し寂しいですよね。

高橋監督は父のために野球を続ける道を選んだり、チームの為に現役を引退したり、自分の為ではなく誰かの為に決断できる器の大きい方だと思います。誰かの為に何かできる人は名監督になっていくと思います。そして、今後は由伸スマイルを沢山みれることを楽しみにしています。

別当薫 (大阪タイガース)

生年月日:1920年8月23日
出身:兵庫県
身長/体重:180㎝/75Kg
ポジション/投打:外野手/右投右打
経歴:旧制甲陽高等学校-旧制慶應義塾大学-選手/全大阪-大阪タイガース-毎日オリオンズ-監督/毎日オリオンズ-近鉄バファローズ-大洋ホエールズ-広島東洋カープ-大洋ホエールズ

慶應義塾大学の大スター!!

中学生の頃からエースとして活躍、高校時代には甲子園も経験した別当薫さんは大学では4番を任されます。そして主将としてチームを優勝に導きました。野球のセンス抜群で慶應の大スター選手でした。

卒業後は大阪タイガース(現・阪神)にプロ入りした別当薫さんはダイナマイト打線の中核を担います!そして毎日オリオンズ(現・ロッテ)に引き抜かれてからは、史上初のトリプルスリー、本塁打王、打点王を獲り初代パリーグMVPに輝きました。

その後選手兼監督を務め始め現役引退後、渡米しメジャーリーグを学びます。誰がみても野球の天才の別当薫さんですが、才能だけでなく渡米してまで野球の勉強をしにいくんです。努力が出来ることや野球への情熱も彼の武器なんですね。

帰国後いくつかのプロチームの監督を務め名将と呼ばれる監督になり、野球殿堂入りしました。慶應義塾大学出身のプロ野球選手の話をするときにはかかせない方と言えるでしょう。

加藤拓也選手 (広島東洋カープ)

生年月日:1994年12月31日
出身:東京都
身長/体重:176㎝/88Kg
ポジション/投打:投手/右投右打
経歴:慶應義塾高等学校-慶應義塾大学-広島東洋カープ

カープの名スカウト宛田さんに惚れ込まれ、2016年ドラフト1位で広島カープに入団した加藤選手!プロ初登板で勝利し話題になりましたね。

そんな加藤選手は小学生の時リトルリーグで野球を始めます。中学生の時には関東選抜入りするほどの実力でした。

高校は付属校である慶應義塾高校に進学します。そして1年生の時には捕手から投手へ転向しエースとして活躍しますが、甲子園出場はありませんでした。卒業後は慶應義塾大学に進学し1年生の頃からチームに貢献します!4年生時にはノーヒットノーランを記録していますね。そしてドラフト1位でカープに入団することになりました。

加藤選手の魅力はなんといっても緩急の使い方が上手いこと、そして気持ちが強く闘争心がある事です。デビュー戦を見事白星で決めた加藤選手。近年では慶應義塾大学出身のスター選手が出ていないので活躍を期待したいですね!

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慶應義塾大学野球部の豆知識エピソード

伝統の早慶戦!初勝利は?

大学野球の大人気カード早慶戦!

東京六大学野球の起源ともなった伝統ある早慶戦は1903年に第一回目の試合が行われました。その結果初勝利したのはどちらのチームだったかご存知ですか?

そもそも試合の始まりはまだ設立間もない早稲田大学野球部が慶應義塾大学に教えを請いたいとしていう事で申し込み、実現した試合だったのです。早稲田の選手たちは朝から下駄で早稲田から三田までの13キロの道のりを歩いてきたと言われています。

気になる結果は、11対9で慶應義塾大学の勝利!!設立間もない早稲田大学が慶應義塾大学相手に接戦に持っていけた実力が認められライバルとなったそうです。

慶應義塾大学野球部卒の就職先がすごい!

慶應義塾大学野球部のメンバーたちは毎年就職先がすごいです!!

プロ野球や大学院進学の道に進む方もいますが、なんといっても企業への就職が多いです。それもサントリー、三井物産、日本郵船、日本放送協会など大企業に就職している方が大半!

よくよく考えてみれば慶應ボーイですもんね。彼らは文武両道で頭もいいんです。それに加え運動部でしかも伝統の慶應義塾大学野球部。勝利は努力なしには得られないという事実を身をもって体験している、そして努力する事の大変さに打ち勝つ事ができた人材はやはりどこの企業も欲しいと考えるでしょう。

プロ野球選手の道に進まなくても野球経験を生かし企業で素晴らしい人材として活躍するんですね。

 

まとめ

・慶應義塾大学野球部は伝統ある名門校でプロ選手、大企業へ多くの人材を輩出している。

・早慶戦の初めての戦いを制したのは慶應義塾大学。

・歴代OBには別当薫さんや高橋由伸監督をはじめ、最近では広島カープドラフト1位の加藤拓也選手がいる。

 

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